六華 snow crystal 4

なごみ

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同居から解放されて

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*遼介*

アパートから一番近い心療内科に沙織を連れて行くと、やはり鬱病と診断され、薬を処方された。


仕事に行けるような状態ではなかったので、しばらく休みを取るように説得する。


そんなわけで、不安定な沙織を一人マンションへ帰すわけにはいかず、彩矢ちゃんの承諾を得て、しばらく一緒に暮らして様子を見ることにした。


彩矢ちゃんが心から納得してくれたとは思わないけれど、自殺などされたらまた深い傷を負うことになる。


沙織は食欲がなく、夜もまだよく眠れていないようだった。


同居して一週間も過ぎて、やっと一人ベッドで寝られるようになったけれど。


シングルの布団で一緒に寝なければいけないという苦痛から、やっと解放された。


狭くて寝にくいという以上に、嫌いになって別れたわけでもない沙織が隣で寝ているという誘惑は、想像以上に辛いものがあった。


でもここで沙織を抱いてしまったら、元も子もなくなり、別れることは益々難しくなる。


俺を信じて待ってくれている彩矢ちゃんにだって、顔向けができない。


クソ真面目と思われている俺だけれど、所詮は普通の男だ。悶々とした気持ちで寝つかれずに、この一週間を過ごした。


そんな色々な葛藤と戦いながらの同居に、ひどくストレスを感じた。






アパートに一人いて暇な沙織は、俺の洗濯物を勝手に洗ったり、掃除や炊事をこまめにやっていた。


鬱病は何もしないで休んでいたほうがいいはずだ。


恩着せがましいことをされるのも、病状が悪化するのも嫌だったから、つい沙織の気持ちも考えずに怒鳴ってしまった。


癒してあげるはずの同居だったことを忘れていた。俺がこんなじゃ沙織の病気は逆に悪くなってしまうのに。


一日も早くマンションへ帰ってもらいたかったけれど、今の状態のまま出て行かれるのは不安だった。


これで沙織になにかあったら、一生後悔するハメになる。


ボストンバッグに荷物をつめて、泣きながら出て行こうとした沙織を必死で引き止めた。






沙織のことにかまけてばかりもいられなかった。彩矢ちゃんをほったらかしにしておくつもりはなかったけれど、この一週間は沙織のことが心配で、会っている余裕などなかった。


ちょっと落ち着いてきたようにも見えたので、少しくらい帰宅が遅れてもいいだろう。


彩矢ちゃんに仕事が終わったら会えるか聞いたところ、” 子供たちに早く帰ると言ったから会えない ” との返信があった。


翌日誘っても無理だと言う。


やはり怒っているのだろう。それは無理もないことだけれど。


仕事を終えた彩矢ちゃんを、職員出入り口付近で待ち伏せしていたけれど、すげなく断られた。






がっかりしてアパートへ帰った俺を、沙織が夕食を作って待っていた。


沙織のお節介を疎ましく思いながらも、喜んであげたほうが鬱病の改善には良いと思った。


正直、コンビニの弁当にはウンザリしていたので、最近は沙織の好意に甘えている。


居候だからと肩身のせまい思いをしなくて済むなら、そのほうが沙織の精神状態にはいいのではないかと。


食器を洗うのが面倒なのか、沙織の料理はワンプレートや丼物が多い。


今日はソテーした豚肉とアボカドに白髪ねぎを散らした丼もので、中々美味しい。


手の込んだものなど作らないけれど、簡単で美味しいメニューならかなり知っている。


ずっと一人暮らしをして来ただけのことはある。




「美味いな、これ。どうやって作るんだい?」


「簡単よ、焼肉のたれを使って焼いただけ」


「そうか、じゃあ、俺にでも作れるな」


「そうよ、コンビニのお弁当より安くて美味しいでしょ。体にもいいし」


少し料理を覚えてみようかという気にもなれそうな簡単メニュー。


昨日のまぐろ漬け丼も、この間食べたワンプレートのロコモコ丼っていうのも美味かった。


彩矢ちゃんと結婚したら家事を手伝わないといけなくなるだろう。簡単で美味しい料理は覚えていたほうがいいと思いながら食べる。


洗い物が少ないというのも嬉しい。


これなら悠李も喜んで食べてくれそうだな。ママのよりパパの作ったご飯のほうが美味しいって言うかもな。


「なにニヤニヤしながら食べてるのよ。思い出し笑い? 気持ち悪っ!」


沙織に指摘されて、にやけながら食べていたことに気づく。


「仏頂面で食べるより、ニコニコ食べてくれたほうが嬉しいだろう」


慌てて取り繕ってはみたものの、一体どんなマヌケ面で食べていたのかと思う。


それにしても不機嫌なままの彩矢ちゃんをどうしたらいいのだろう。


沙織は元気になったらアパートを出て行ってくれるだろうか。


出て行けと言わなければ、いつ迄も居座るつもりなのだろうか。


食べたあとの食器は俺が洗うことにしている。沙織は後片づけもやりたいようだったけれど、なんでもかんでも押しつけて、快適さに慣れてしまうわけにはいかなかった。


沙織と暮らしているのは、早く精神が安定するように助けるためだ。そのことを忘れてはいけない。






風呂に入ったあと、スマホを覗くと彩矢ちゃんからLINEが来ていた。


『今日はごめんなさい。遼くんの立場を理解しようとは思ってるの。わかってるけど、だけど、どうしようもなく寂しくて……』


メッセージを読んで胸にギュッとつかまれたような痛みを覚えた。彩矢ちゃんに逢いたくてたまらなくなる。


やっぱり彩矢ちゃんは俺にとって、特別な存在なのだなと思う。


沙織と一緒にいて楽しく幸せな気持ちにはなれても、こんな風に甘く切ない気持ちにはどうしてもなれない。


沙織はいま風呂に入っているから逢えないかと返信してみると、実家にいるから少しなら逢えるという。




” コンビニへ行って来る ” テーブルの上にメモを置き、素早くアパートを出た。


これまでもストーカーじみたマネをして、彩ちゃんの実家には何度か行ったことがある。


あと半年もすれば、義父母の家ということになるのだろう。





ラフな服装の彩矢ちゃんが俺の車を見つけて走ってきた。




この一週間分のモヤモヤを吹き飛ばすかのように、夢中でキスをした。


全ての欲求を解消できるわけもなかったけれど、それでも幾分気は晴れた。


わだかまりを捨てきれていなかった彩矢ちゃんも、俺の葛藤と沙織のことを理解してくれたような気がして、ホッとした。



そう思っていたけれど……。


その後なにがいけなかったのかが全くわからない。


コンビニから出たあと、何も言わずに駆けて行ってしまった。



これから沙織が待つアパートへ帰らなければいけないのだから、不快に思うのは無理もない。理性だけでは納得できないことも沢山あるだろう。



だけど……。


遼くんは何味のアイスを食べたの? と聞かれ、” 沙織が抹茶を選んだから、俺はバニラ ”  と返信した。



『嫌いよ、遼くんなんて、大っ嫌い!!』


バニラ味のアイスを食べる男は嫌いだということか?  抹茶だったら大丈夫だったのか?


彩矢ちゃんの気持ちが全くわからなくて、せっかくの高揚した気分がすっかり萎んでしまった。



一体なにが言いたいんだよ……。






翌日、外来受付の前を通り過ぎた彩矢ちゃんを見かけ、追いかけて「おはよう!」と言ったのに無視された。



まだ、怒ってるのか。


バニラのアイスを食べたくらいで、何故そこまで嫌われなければいけないのだろう。


沙織と暮らしているうちは、些細なことも許せないのだろうと自分なりに解釈をして納得した。


彩矢ちゃんの機嫌が直っていたら、帰りは一緒に食事をしようと思っていたのに。そして、出来ることならその後ホテルにも行きたかったけれど……。


LINEをしても返信はもらえず、仕方なくアパートへ帰った。


珍しく沙織は出かけたようで居なかった。


外出ができるくらい回復できたのなら喜ばしいことだ。だけどLINEもなく置き手紙もないとなると心配で仕方がない。


鬱病者の自殺は重症のときより回復期に多い。


『今どこにいる? 何時ごろ帰ってくる?』


メッセージを送信してから余っていた鮭でお茶漬けを作り、簡単な夕食を済ませた。






沙織に送ったLINEはまだ既読されていなかった。


電話をしてみたけれど何をしているのか出ない。


落ち着かない気持ちで待っていたら、九時近くになってやっと玄関の鍵がまわる音がした。


無事に帰ってきてくれてホッとしたけれど、なんの連絡もよこさない沙織に腹が立った。


「た、ただいま」


迎えにでた俺に驚いたのか沙織は戸惑ったように、視線をそらせた。


「何やってたんだよ!  なんで電話に出ないんだよっ、心配するだろう!」


「ごめんなさい。マナーモードにしてたから……」


ああ言えばこう言う沙織なのに、意外と素直に謝った。


「今まで何してたんだよ。どこに行ってたんだ?」



「そんなことまで聞く必要ってある?」


「………心配して待ってたんだぞ。こっちの身にもなってみろ!」


確かにそこまで詮索するつもりもなかったけれど、ずっと心配して待っていたのだ。


「ごめんね。……遼ちゃん、私そろそろマンションに戻るわ。もう大丈夫だから」


ちょっと注意しただけではないか。すぐにそうやって拗ねるのはやめてもらいたい。


「だから、そういう別れ方は嫌なんだよ。そんなに怒ることないだろう」


「ううん、怒ってないわ。すごく感謝してる。本当に大丈夫だから、マンションへ送ってくれない?  ダメならタクシーで帰るわ」



「……沙織」



引き止めなくていいのか。本当に大丈夫なのか。


「晩飯は食べたのか? 」


「ええ、お腹いっぱい」


一人で外食をしたのか。それとも誰かと一緒に食事をしたのだろうか。



ひょっとして橋本か?


沙織と食事するような相手は橋本くらいしか思い当たらないけれど。


もしかしたら東京から兄さんが来ているのかもしれない。


沙織は早速ボストンバッグに荷物を詰めはじめた。


「沙織、急に言われると心配なんだよ。明日心療内科に行って本当に良くなってるのか聞いてからにしろよ」


「精神科なんて行く必要ないわ。薬は飲んでなかったもの」


「なんだって? なんでちゃんと飲まないんだよっ!」


「いいじゃないの、元気になったんだから。もう死んだりしないったら!」


……本当に出て行くつもりか?






沙織を引き止める理由が見つけられず、結局車でマンションへ送った。


「本当にお世話になりました。来週から私も仕事に戻るから。じゃあ、ありがとう。気をつけて帰ってね」


確かに沙織はとても落ち着いて良くなっているように感じられた。


「なにかあったら連絡くれ。無理するなよ、沙織。戻って来たかったら、また戻って来い」



バカだ、俺は。



一体なにを言っているのか………。


「ううん、もう戻らないわ。松田さんとお幸せにね。じゃあ、来週病院で!」


沙織は明るく微笑んでマンションへ帰っていった。


やっと重荷から解放されたというのに誰も待っていないアパートへ帰ることが、ひどく寂しく感じられた。


だけどこれで彩矢ちゃんの機嫌もなおるだろう。でも報告をするのはまだ早い気がした。


もしかしたら沙織がまた ” やっぱり一人でいられない ”  などと言って戻ってくるかもしれない。


ちゃんと立ち直ってくれるといいけれど……。







『今日仕事が終わったら逢いたい。俺はもう慌てて帰る必要もないんだ。彩矢ちゃんの都合に合わせるけど、出来るだけ早く逢って欲しい』


昼休み送ったLINEは既読されていたけれど、彩矢ちゃんから返事はなかった。


まだ怒っているんだな。彩矢ちゃんは意外と執念深いタイプなのかも知れない。


食堂で昼食を食べ、レントゲン室へ戻ると、橋本がなにか言いたげに俺の顔をジッと見つめた。


「あ、あの、佐野さん」


「えっ、どうした? なにかあったのか?」


「いえ、あの、沙織さんのことなんですけど……。」


「ああ、沙織か。沙織ならずいぶん回復したよ。昨日マンションへ帰るって突然言いだすからびっくりした」


「佐野さんはもう沙織さんのことを特に想ってはいないんですよね?」



一体なにが言いたいんだ?


橋本にしては歯切れの悪い言い方に、鈍感な俺でもピンと来るものがあった。



「もしかして、沙織と付き合ってるのか?」


「い、いえ、まだ、これからなんですけど、佐野さんがどう思ってるのかがわからなくて」


「そ、そうか、だから慌ててマンションへ帰ったんだな。沙織の奴、なにも言わないから……。良かったよ、橋本がついていてくれたらなんの心配もないな。そうか、そうだったのか」



明るく言ったつもりだったけれど、なぜか顔がひきつった。


「じゃあ、僕、沙織さんとつき合っても大丈夫ですか? 佐野さんは松田さんと再婚するって聞いたので、それならいいのかなって思って」


「いいに決まってるだろ。初めから俺は橋本を薦めていたくらいなんだから」


「じゃあ、良かったです。同じ職場で、しかも同じ技師でギスギスはしたくないですからね。安心しました」


橋本はホッとしたのか本当に嬉しそうに微笑んだ。


「沙織のこと頼むよ。これであいつも幸せになれるな。本当に良かったよ」


俺は浮気など決してしないタイプだと思っていた。なのに、この喪失感はなんなのだろう。


あんなに疎ましく思っていた沙織だったのに……。






結局、彩矢ちゃんからは全く返事がもらえないまま週末を迎えた。


土曜の今日、半日の仕事を終え、彩矢ちゃんの実家まで車を走らせた。


なんの約束もしてはいないけれど、実家近くの保育園へ通っている悠李と雪花ちゃんをのぞいて見たかった。


車をいつもの公園に停め、そこから調べておいた保育園を目指して歩いた。グーグルマップを使って五分もかからずに到着した。


保育園や幼稚園はいつも賑やかで、騒がしいイメージがあるけれど、そばまで行っても子供の声は聞こえなかった。


園の門からそっとのぞいて見ても、園庭で遊んでいる子供はいない。


お昼寝の時間なのかも知れない。


悠李に見つかって


” あっ、宅配のおじちゃん! ”


なんて呼ばれたらヤバいな、などと心配していたけれど。


門を開けて入って行くわけにもいかず、仕方なく帰ろうとしたら、


「あのう、中に入りたいんですけど」


振り向くと、保護者なのか職員なのか、ショートボブの若い女性が後ろに立っていた。



「すみません。出入り口を塞いでしまって」


慌ててよけて鉄扉の門を開けてあげた。


「あら、お入りにならないんですか?」


きょとんとした顔でその女性は俺を見つめた。


「あ、いや、ちょっと見に来ただけなんだけど、な、なんか、、昼寝しているみたいだから」


不審者だと思われたくなくて、保護者であることをほのめかす。


「そうですね。この時間帯はいつもお昼寝だけど、年中さんや年長さんなら絵本を読んでたり、お絵描きしていることもありますよ。うちの子は熱を出してるってさっき連絡があって、、呼んで来てあげましょうか?  お子さんのお名前は?」


「だ、大丈夫です。家近いのでまた後で来ます」


「わぁ、ご近所なんですか?  じゃあ、聡太くんのお父さん?  違うわね。佳菜子ちゃんパパの顔は知ってるし、、あ~っ   わかった!  悠李くんのパパでしょ、だってそっくりだもの!」


確信したように見つめられて狼狽する。







「違います!  じゃあ、これで」


バカなことをしてしまった。彩矢ちゃんにバレたら大変なことになる。


「明日の運動会、見に来られますよね? 」


「えっ、運動会?」


「もう場所とりしたんですか? うちの子こんな時に熱なんか出してしまって、明日出られるかしら?」


「運動会はどこでやるんですか?」


「えっ?  ○○小学校のグラウンドですけど、知らないんですか?  あっ、ご、ごめんなさい、そういえば最近、離婚されたんでしたよね」


俺の不可解な行動をやっと納得したかのように女性は頷いた。


誤解を訂正することさえ面倒に思えて、足早に園を後にした。


振り返ると、その女性はまだ俺を見つめていて、にこやかに手を振った。


「さようなら。じゃあ、また明日~!」


園で変な噂でも流れたら、一体どうすればいいのだろう。



レイバンのサングラス。


有紀が誕生日にプレゼントしてくれた。


「遼介に絶対似合うよ、これ!」


サングラスなどしたこともなく、伊達男みたいであまり好きではなかった。


有紀はなにかと俺を飾り立てたいようとしたけれど、どうも趣味が合わない。


むくれる有紀には申し訳なく思いながらも、ほとんど使わずにしまっておいた。


彩矢ちゃんはなぜ運動会のことを知らせてくれなかったのだろう。


勿論まだ紹介されてはいないのだから、悠李やご両親のそばに行ったりするつもりはない。


だけど悠李の走るところくらい、見せてくれてもいいではないかと、少し恨みがましい気持ちになる。


運動会が始まるのは大体どこも九時くらいからだろう。彩矢ちゃんやご両親と鉢合わせしても困るので、九時を過ぎてからがいい。




いつものように公園に車を停めた。


レイバンのサングラスをかけ、黒のスポーツキャップを目深にかぶって○○小学校に向かった。


これならすぐに見破られることはないだろう。


もう7月に入っていたけれど、北海道はまだ暑いというほどではない。


快晴に恵まれた気持ちのいい日だった。


小学生よりずっと少人数の割に、グラウンドにはたくさんの人たちが集まっていた。


園児たちも一応整列して、園長か誰かの挨拶を真面目に聞いていた。


悠李はどこにいるのだろう。


視力は悪くはないけれど、遠すぎてよく見えない。だけど、あまり近くまで行くとバレそうだ。


双眼鏡を持って来るのだった。


レジャーシートや簡易式の折りたたみ椅子に、たくさんの家族が陣取って座っていた。


すでにビールを飲んでる人もいれば、ご馳走を食べている人もいる。


アニメなどの子供向け音楽が、うるさいくらいに流れている中、拡声器で保育士さんが園児に指示を与えていた。


彩矢ちゃんとご両親も当然どこかにいるのだろう。


バレては困るので、彩矢ちゃんたちがどこに座っているのかは、把握しておいたほうがいい。


グランドのまわりを順番にしらみ潰しのように歩いて探していたら、雪花ちゃんが見えた。


男性に肩車されてキャッキャッと笑ってはしゃいでいる。


彩矢ちゃんのお父さんだろうか?


いや、違う。


その男性は見覚えがあった、と言うよりもよく知っている人物だった。


ま、松田先生!!








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