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忌まわしい過去の記憶
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中学二年から不登校だったわたしのところへ、月に何度か担任の村井秀幸《むらいひでゆき》先生がようすを見に来てくれた。
それまでは母が忙しい仕事の合間を縫って、学校に出向いていたけれど。
母は働かない父と不登校になったわたしに我慢が出来なくなって、ある日突然家を出た。
あれ以来、なんの音沙汰もない。
気弱で人づきあいの苦手な義父が、不登校の娘のために担任との面談など受けるはずもなかった。
その頃わたしは携帯電話を持っておらず、家に固定電話もなかったので、担任が状況を把握するには家を訪問するしかなかった。
担任の村井先生はクラス全員の寄せ書きなどを持って来たりもした。
うわべだけのクラスメイトからの色紙は、それほど嬉しいものではなかった。
早く美穂が来るのを待ってるよ~!
体育祭、一緒に盛り上がろう!!
話したことないので、もっと仲良くなりたいです。
美穂に会えるの楽しみにしているよ~♪
早く来てね~~ たくさん遊ぶよ~!!!
色紙は一見、胸が熱くなるようなコメントで埋め尽くされていたけれど。
これが本心なら不登校になどなってないと思う。これはあくまでも社交辞令。
こんなコメントを真に受けて学校へ行ったところで、わたしの居場所など見つけられる訳がなかった。
それはもちろん彼らだけのせいじゃなく、わたし自身がクラスメイトから遠ざかっていた。
うまく馴染めず、どこのグループにも溶け込めなかった。
普通のことが出来ない自分が惨めで、早くこの世から消えてしまいたかった。
だけど孤独を愛していたわけではなく、いつも寂しさを抱えていた。
誰かに無条件で愛してもらいたくて。
ありのままのわたしを受け入れてもらいたくて。
わたしほど愛を必要としていた人間はいなかっただろう。
相手は誰でもよかった。
誰かに必要とされたかった。
なのに嫌われ者の美佳子《みかこ》からでさえ疎んじられるようになり、とうとう学校に居場所が無くなった。
母が出て行ってからは、義父も少しは日雇いの仕事を見つけて働くようにはなったけれど、生活はギリギリで明日食べるお米さえないと言うこともあった。
母にさえ見捨てられ、生きることにすっかり望みを失っていたので、餓死するならそれでもいいと思っていた。
母が出て行ったあと、すぐに引っ越しもできず、わたしと義父は2DKのアパートにそのまま住んでいた。
わたしの不登校は中ニの夏休み明けからだったけれど、村井先生が頻繁に訪れるようになったのは、年が明けてからだった。
三学期が始まっても学校へは行けず、毎日布団にもぐりこんでは本を読んだり、空想にふけったりしていた。
布団にもぐりこんでいたのは、灯油代の節約のためだ。北海道の冬は暖房のない部屋ではとても過ごせない。
義父が帰ってくる一時間前になってから、やっとストーブの電源を入れ、乏しい食材で夕飯の支度をした。
二月の中頃だったと思う。
布団に入っていても頭が冷えびえとして、昼食を摂ることさえも面倒に感じた大寒の日。
布団の中でミステリーを読んでいたけれど、ページをめくる手がかじかんだ。
家の中でも、ハァーと手に吹きかけた息が白くなるほど寒かった。
インスタントラーメンでも食べて温まろうと、気合いを入れて布団から這い出ると、玄関のブザーが鳴った。
「……はい? どなたですか?」
インターホンなどないので、ドア越しに問いかける。
「あ、片山か? 担任の村井だけど」
先生が訪問するには早い時間だった。
いつも午後三時以降なのにと思っていたけれど、考えてみたら今日は祭日の建国記念日だった。
毎日家にいて、曜日感覚が麻痺していた。
特に警戒心もなくドアを開けた。
「よぉ、変わりはないか? 今日は寒いな」
ダウンのフードを被った村井先生の、赤黒く変色した唇から白い息がもれた。
四十代半ばの体育教師。
肥満ではないけれど、ずんぐりと四角張った体型をしていた。
髪は短い角刈りで、顔も体型と同じくエラの張った四角い顔。
結婚していて、中1と小学5年の息子がいたはずだ。
「……特に変わりないです。いつもすみません」
「オヤジさんは? 今日は仕事か?」
先生がリビングを覗き込むように見まわした。
「はい………」
仕事なのかパチンコなのかはよくわからなかった。
「お母さんからはまだ何も連絡はないのか?」
「は、はい………」
少し気まずいような空気が流れた。
「そうか、、あ、これ、ハンバーガー買ってきたんだ。美穂も好きだろう?」
手に下げていたハンバーガーが入った袋を持ち上げた。
「そ、そんなことはしてくれなくていいので、、」
ハンバーガーはもちろん大好きだったけれど、わたしの場合、こんな風に施しを受けるよりは、ふりかけご飯を食べていたほうがずっと良かった。
「ハハハッ、子供が遠慮なんかするな。一緒に食べてもいいかな? 俺もお昼まだなんだ。色々話しておきたいこともあってな」
いつも玄関先で話をすませて帰っていたのに。
ハンバーガーなどいらない。早く帰って欲しいと思ったけれど、口には出せなかった。
さっきまで寝ていた布団が丸見えの和室の襖を閉め、リビングのストーブをつけた。
やかんをガスにかけ、お茶をいれる。
折りたたみテーブルを挟んだ差し向かいで、緊張しながら先生とハンバーガーを食べた。
話って何だろう?
小鳥の餌みたいな食事しか摂ってなかったわたしにとって、久しぶりのハンバーガーとフライドポテトは、冷めてはいたけれどやはり美味しいものだった。
「やっぱり学校へはまだ出て来られないか?」
ムシャムシャとハンバーガーを食べながら、先生はもっともらしい質問をした。
「はぁ……」
「みんな、待ってるんだぞ。美穂が来るのを」
なにを根拠にそんなことが言えるの?
どうしてそんな見え透いたことが言えるのだろう。この担任にはデリカシーとか、想像力というものが全くなかった。
わたしを待っている人などいるわけがない。
そんなありきたりなセリフしか吐けない担任だから信頼できないのだ。
この人はわたしのことなど少しも考えてない。
話をすればするほど、不信感が増すばかりだった。
「それにしても寒いな、この家は」
「すみません……」
「毎日一人でなにしてるんだ? 暇だろう?」
「はぁ……」
話って一体なに?
サッサとすませて帰ってほしい。
「あ、そうだ。養護教諭の山崎先生から身体測定をしてくるように頼まれたんだ。ちゃんと食事が摂れてないようだって言ったら、えらく心配されてな」
先生はそんなことを言って、ポケットからメジャーを取り出した。
小さな親切大きなお世話だ。
だけど、学校とはそんなところなのだろう。
「身長を測るからちょっと立ってくれ」
うんざりな気分だったけれど、拒むほどの理由も見つけられず素直に従った。
メジャーの先端部分を頭のてっぺんに当て、わたしに持たせた。
先生は足の先までメジャーをスルスルと下げ、わたしのふくらはぎを手で撫でた。
「155cm! まだまだ伸びそうだな。それにしても少し痩せすぎだ。体重計はある?」
「い、いえ………」
「そうか、じゃあ、胸囲も測るからちょっと両手を上げて」
男の先生から胸囲を測られることに抵抗を感じたけれど、養護教諭の先生がわたし一人を測定するために、わざわざ出向くわけもない。
仕方なく両手を広げると、脇からメジャーを通した先生の顔が間近に迫った。
「85センチ。痩せてると思ったけど、胸の発育は順調だな。フフッ」
ニタニタと上目遣いでわたしを見た先生と目が合ってゾッとした。
「体重計がないのは困ったな。それが一番知りたいことだからな。仕方がない、俺が測るか」
そう言うとわたしの膝下に手をいれて、いきなり抱き上げた。
ひっ!!
ヘビに睨まれたカエルのように身がすくみ、声も出なかった。
「うーん、軽いなぁ。42kgってとこだな。ハハハッ、どうだ、お姫様抱っこされて嬉しいか?」
「……お、おろしてください!」
やっとの思いでそう言ったけれど。
「そんなに固くなるな。美穂、おまえは本当に可愛いなぁ」
先生はわたしを抱き上げたまま、和室の襖を足先でこじ開けた。
敷きっぱなしのわたしの布団が見えて、その上にドサリと降ろされた。
あっ!!
「いやっ、いやだぁ、、」
重い先生にのしかかられて、不快な息が顔にかかった。
必死に抵抗したけれど、体育教師の力に勝てるはずもない。
誰か、、誰か助けて!!!
それまでは母が忙しい仕事の合間を縫って、学校に出向いていたけれど。
母は働かない父と不登校になったわたしに我慢が出来なくなって、ある日突然家を出た。
あれ以来、なんの音沙汰もない。
気弱で人づきあいの苦手な義父が、不登校の娘のために担任との面談など受けるはずもなかった。
その頃わたしは携帯電話を持っておらず、家に固定電話もなかったので、担任が状況を把握するには家を訪問するしかなかった。
担任の村井先生はクラス全員の寄せ書きなどを持って来たりもした。
うわべだけのクラスメイトからの色紙は、それほど嬉しいものではなかった。
早く美穂が来るのを待ってるよ~!
体育祭、一緒に盛り上がろう!!
話したことないので、もっと仲良くなりたいです。
美穂に会えるの楽しみにしているよ~♪
早く来てね~~ たくさん遊ぶよ~!!!
色紙は一見、胸が熱くなるようなコメントで埋め尽くされていたけれど。
これが本心なら不登校になどなってないと思う。これはあくまでも社交辞令。
こんなコメントを真に受けて学校へ行ったところで、わたしの居場所など見つけられる訳がなかった。
それはもちろん彼らだけのせいじゃなく、わたし自身がクラスメイトから遠ざかっていた。
うまく馴染めず、どこのグループにも溶け込めなかった。
普通のことが出来ない自分が惨めで、早くこの世から消えてしまいたかった。
だけど孤独を愛していたわけではなく、いつも寂しさを抱えていた。
誰かに無条件で愛してもらいたくて。
ありのままのわたしを受け入れてもらいたくて。
わたしほど愛を必要としていた人間はいなかっただろう。
相手は誰でもよかった。
誰かに必要とされたかった。
なのに嫌われ者の美佳子《みかこ》からでさえ疎んじられるようになり、とうとう学校に居場所が無くなった。
母が出て行ってからは、義父も少しは日雇いの仕事を見つけて働くようにはなったけれど、生活はギリギリで明日食べるお米さえないと言うこともあった。
母にさえ見捨てられ、生きることにすっかり望みを失っていたので、餓死するならそれでもいいと思っていた。
母が出て行ったあと、すぐに引っ越しもできず、わたしと義父は2DKのアパートにそのまま住んでいた。
わたしの不登校は中ニの夏休み明けからだったけれど、村井先生が頻繁に訪れるようになったのは、年が明けてからだった。
三学期が始まっても学校へは行けず、毎日布団にもぐりこんでは本を読んだり、空想にふけったりしていた。
布団にもぐりこんでいたのは、灯油代の節約のためだ。北海道の冬は暖房のない部屋ではとても過ごせない。
義父が帰ってくる一時間前になってから、やっとストーブの電源を入れ、乏しい食材で夕飯の支度をした。
二月の中頃だったと思う。
布団に入っていても頭が冷えびえとして、昼食を摂ることさえも面倒に感じた大寒の日。
布団の中でミステリーを読んでいたけれど、ページをめくる手がかじかんだ。
家の中でも、ハァーと手に吹きかけた息が白くなるほど寒かった。
インスタントラーメンでも食べて温まろうと、気合いを入れて布団から這い出ると、玄関のブザーが鳴った。
「……はい? どなたですか?」
インターホンなどないので、ドア越しに問いかける。
「あ、片山か? 担任の村井だけど」
先生が訪問するには早い時間だった。
いつも午後三時以降なのにと思っていたけれど、考えてみたら今日は祭日の建国記念日だった。
毎日家にいて、曜日感覚が麻痺していた。
特に警戒心もなくドアを開けた。
「よぉ、変わりはないか? 今日は寒いな」
ダウンのフードを被った村井先生の、赤黒く変色した唇から白い息がもれた。
四十代半ばの体育教師。
肥満ではないけれど、ずんぐりと四角張った体型をしていた。
髪は短い角刈りで、顔も体型と同じくエラの張った四角い顔。
結婚していて、中1と小学5年の息子がいたはずだ。
「……特に変わりないです。いつもすみません」
「オヤジさんは? 今日は仕事か?」
先生がリビングを覗き込むように見まわした。
「はい………」
仕事なのかパチンコなのかはよくわからなかった。
「お母さんからはまだ何も連絡はないのか?」
「は、はい………」
少し気まずいような空気が流れた。
「そうか、、あ、これ、ハンバーガー買ってきたんだ。美穂も好きだろう?」
手に下げていたハンバーガーが入った袋を持ち上げた。
「そ、そんなことはしてくれなくていいので、、」
ハンバーガーはもちろん大好きだったけれど、わたしの場合、こんな風に施しを受けるよりは、ふりかけご飯を食べていたほうがずっと良かった。
「ハハハッ、子供が遠慮なんかするな。一緒に食べてもいいかな? 俺もお昼まだなんだ。色々話しておきたいこともあってな」
いつも玄関先で話をすませて帰っていたのに。
ハンバーガーなどいらない。早く帰って欲しいと思ったけれど、口には出せなかった。
さっきまで寝ていた布団が丸見えの和室の襖を閉め、リビングのストーブをつけた。
やかんをガスにかけ、お茶をいれる。
折りたたみテーブルを挟んだ差し向かいで、緊張しながら先生とハンバーガーを食べた。
話って何だろう?
小鳥の餌みたいな食事しか摂ってなかったわたしにとって、久しぶりのハンバーガーとフライドポテトは、冷めてはいたけれどやはり美味しいものだった。
「やっぱり学校へはまだ出て来られないか?」
ムシャムシャとハンバーガーを食べながら、先生はもっともらしい質問をした。
「はぁ……」
「みんな、待ってるんだぞ。美穂が来るのを」
なにを根拠にそんなことが言えるの?
どうしてそんな見え透いたことが言えるのだろう。この担任にはデリカシーとか、想像力というものが全くなかった。
わたしを待っている人などいるわけがない。
そんなありきたりなセリフしか吐けない担任だから信頼できないのだ。
この人はわたしのことなど少しも考えてない。
話をすればするほど、不信感が増すばかりだった。
「それにしても寒いな、この家は」
「すみません……」
「毎日一人でなにしてるんだ? 暇だろう?」
「はぁ……」
話って一体なに?
サッサとすませて帰ってほしい。
「あ、そうだ。養護教諭の山崎先生から身体測定をしてくるように頼まれたんだ。ちゃんと食事が摂れてないようだって言ったら、えらく心配されてな」
先生はそんなことを言って、ポケットからメジャーを取り出した。
小さな親切大きなお世話だ。
だけど、学校とはそんなところなのだろう。
「身長を測るからちょっと立ってくれ」
うんざりな気分だったけれど、拒むほどの理由も見つけられず素直に従った。
メジャーの先端部分を頭のてっぺんに当て、わたしに持たせた。
先生は足の先までメジャーをスルスルと下げ、わたしのふくらはぎを手で撫でた。
「155cm! まだまだ伸びそうだな。それにしても少し痩せすぎだ。体重計はある?」
「い、いえ………」
「そうか、じゃあ、胸囲も測るからちょっと両手を上げて」
男の先生から胸囲を測られることに抵抗を感じたけれど、養護教諭の先生がわたし一人を測定するために、わざわざ出向くわけもない。
仕方なく両手を広げると、脇からメジャーを通した先生の顔が間近に迫った。
「85センチ。痩せてると思ったけど、胸の発育は順調だな。フフッ」
ニタニタと上目遣いでわたしを見た先生と目が合ってゾッとした。
「体重計がないのは困ったな。それが一番知りたいことだからな。仕方がない、俺が測るか」
そう言うとわたしの膝下に手をいれて、いきなり抱き上げた。
ひっ!!
ヘビに睨まれたカエルのように身がすくみ、声も出なかった。
「うーん、軽いなぁ。42kgってとこだな。ハハハッ、どうだ、お姫様抱っこされて嬉しいか?」
「……お、おろしてください!」
やっとの思いでそう言ったけれど。
「そんなに固くなるな。美穂、おまえは本当に可愛いなぁ」
先生はわたしを抱き上げたまま、和室の襖を足先でこじ開けた。
敷きっぱなしのわたしの布団が見えて、その上にドサリと降ろされた。
あっ!!
「いやっ、いやだぁ、、」
重い先生にのしかかられて、不快な息が顔にかかった。
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