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二人の女
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*潤一*
「どういうことだ? お袋の家にいろと言っただろう!」
「怒鳴らないでよ。ダメなら自分のマンションに帰るからいいわ。あんな鬼ババと一緒になんて暮らせないもの。ストーカーより怖いんだから」
茉理は拗ねたように口を尖らせて言った。
「お袋がおまえを殺そうとでもしたか? 我儘も大概にしろよ!」
本物の殺人鬼と比べたら、お袋の怖さなど知れたものだろう。
「なによ、いじわる。一週間でいいって言ってるのに。わたしがいるとそんなに邪魔なの?」
「邪魔に決まってるだろう。大体、なんでおまえが俺のマンションを知ってるんだ!?」
こいつもストーカーなのかと思っていたら、美穂が申し訳なさそうな顔をして謝った。
「すみません。今日は代行サービスの日だったので、お母様のお宅へ伺ったのですが、わたし、うまく誤魔化せなくて、茉理さんにバレてしまって………」
まったく、美穂のことだ。
茉理の誘導尋問にでも引っかかって、いいように利用されたのだろう。
「バレたって、一体なにがバレたんだよ?」
「だ、だから、わたしが代行サービスの人じゃなくて、潤一さんと一緒に暮らしている人だと………」
うつむいてオドオド話す美穂にイラつく。
「それでわざわざマンションにご招待したって訳か?」
美穂はいつも人の言いなりだ。嫌なことさえ断れないんだ。
「茉理さんがご実家から出て行こうとされたので、お母様に頼まれたのです。事件に巻き込まれでもしたら責任を感じるから、面倒を見てやって欲しいと……」
益々うなだれて弁解する美穂を、もう怒る気にはなれなかった。
茉理の思惑通りにことが進んだのが腹立たしい。
「ねぇ、いいでしょう? 茉理、大人しくしてるよ。面倒はかけないからさ」
今こいつを追い出しても、気持ちが騒《ざわ》ついて眠れなくなるだけだろう。
確かに一週間などあっという間のことだ。
忌々しい奴だが、介入しすぎた俺の責任だ。
「勝手にしろっ! 腹へった。飯!!」
「は、はいっ!」
「わーい! やったー!!」
美穂がオタオタしながら食事の準備に取りかかり、茉理は満面の笑顔で飛び跳ねた。
ふん、まだまだガキだな。
無邪気なものだ。
茉理がバスルームへ消えると、ビールを飲んでくつろいでいた俺のところへ美穂がやって来た。
「あ、あの、今日からわたしはどこで寝たらいいでしょう?」
なにを悩んで困惑しているのか、美穂は落ち着きなく視線を泳がせていた。
「今まで通りでいいじゃないか。3LDKなんだから、茉理が寝泊まりする部屋はあるだろう」
「じゃあ、わたしも別のお部屋を使わせてもらったほうがいいですね?」
一体なにが言いたいのか?
俺と茉理の関係でも疑っているのか?
茉理に対して敵対心も持たずに、大人しく引き下がろうとしている美穂にイライラする。
「なにを遠慮しているんだ? まるでお前のほうが居候みたいだな。なんでもっと堂々とできない! 高校生相手にビクビクするなっ! 」
俺は美穂のこういうところが気にくわないんだ。女王のように鼻持ちならない女のほうがまだマシだ。
育った家庭環境がそうさせてるにしても、うんざりする。
「は、はい、すみませんでした」
「いちいち謝るなっ!!」
「はいっ、、ごめんな…さい」
「あー、気持ちよかった~~ 美穂さんって、代行サービスができるだけあって行き届いてる~~!」
バスルームから出てきた茉理がそんなことを言いながら、ビールを飲んでいた俺のとなりに座った。
「あーっ! お風呂上がりのビール、茉理にも頂戴!」
かわい子ぶって小首を傾げ、ニンマリと微笑んだ。
「ガキはさっさと寝ろ!」
「冗談だってば、怒りんぼさんね。おつまみなら食べてもいいでしょ?」
俺の返事も聞かずに、爪楊枝に刺さったタコのピリ辛揚げをつまんだ。
「うーん、美味しい! 晩ご飯のハヤシライスも美味しかったなぁ。もう美穂さん最高!!」
「美穂はおまえの召使いじゃないんだぞ!」
「わかってる。今日だって茉理、夕ご飯のお手伝いしますかってちゃんと聞いたし」
湯上がりの匂いと、茉理の上気したピンク色の頰がなんとなく艶めかしく見えてドギマギした。
飾り気ないシンプルな黒のルームウェア。
茉理のような手足の長い女が着ると可愛らしく、色気まで感じられる。
「ふん、おまえなんかがいたら返って邪魔だろ。とにかくなんでも美穂をアテにするな。自分のことは自分でしろ」
茉理から視線をそらし、ぶっきらぼうにつぶやく。
「ふーん、美穂さんには優しいんだね。ねぇ、いつ結婚するの? するんでしょう、結婚?」
「うるさいっ! プライベートなことに口出しするなと言っただろう!」
聞かれたくないことばかり聞きやがって。
「うわー、怒ってばっかり。あの鬼ババにそっくり」
挑発に乗ってしまい、思わず目の前にあったナッツをつかんで茉理の顔にぶちまけた。
「キャァー! ひどーい、なんで鬼に豆をぶつけられないといけないのよ!」
そう言って茉理はナッツの入った缶をつかむと、俺の顔面めがけて投げつけた。
「イテッ、バカ、やめろ!」
「うはははっ、仕返しよ。豆まきしようよ! 鬼は外、福は内!」
誰に片付けさせようとしているのか、茉理は浮かれて盛大に豆を撒き散らかす。
「やめろと言ってるだろう!」
立ち上がってナッツの缶を奪おうとしたけれど、茉理はリビングを逃げまわって挑発し続ける。
「キャハハハッ、鬼さん、こっちよ、こっち!」
ーー鬼ごっこか!?
はぁー なんなんだよ、こいつは。
どっと疲れを感じ、我にかえる。
「豆をひとつ残らず片付けてから寝ろ!」
と命じて寝室へ入った。
寝室の電気は付いていたが、美穂はもう寝ているのか、布団をかぶって向こうをむいていた。
「美穂、もう寝たのか?」
問いかけても返事がない。
美穂が俺より早く寝るのは珍しい。
パジャマに着替え、ベッドの肌がけをはぐと、美穂は真っ赤なレースのランジェリーを身につけていた。
「うわっ! ど、どうしたんだよ、美穂。色っぽすぎるだろ」
美穂は真っ赤な下着姿のまま、エビのように身体を曲げてシクシク泣いていた。
「美穂? なに泣いてるんだ? さっき怒ったからか? おまえは気にしすぎなんだよ」
後ろからそっと美穂を抱きしめた。
「わたしが邪魔だったら遠慮なく言ってください。出て行きますから」
まったく美穂は、なにを誤解してるんだか。
「なんで美穂が邪魔なんだよ。邪魔なのは茉理のほうだろ」
「そんなの嘘です。わたしといるよりずっと楽しそう」
さっきの鬼ごっこが楽しく見えたのか?
バカバカしい。
「楽しくなんかないよ。バカだなぁ、ヤキモチ焼いてたのか? ふっ、可愛いやつだな、おまえは。それよりどうしたんだ? 今夜は色っぽいな」
「貧乏くさい女は嫌いだって言ったじゃないですか。あの水玉のパジャマはもう捨てました。レースのパジャマなんて見つけられなくて、多分このベビードールって言うランジェリーのことかと?」
「そうだな。こんなのがいいな。すごく可愛いよ美穂」
涙ぐんでいた美穂の涙を拭ってキスをした。
キスをしながら赤いレースの肩ひもを外すと、美穂の手がそれを拒んだ。
「隣のお部屋に茉理さんが居るんですよ。一週間は自粛しましょう」
「茉理がのぞきに来るわけないだろう。美穂は心配性だな」
こんなにゾクゾクさせておいて、なにが自粛だ。
美穂に覆いかぶさり、真っ赤なベビードールという下着に手をかけた。
「ダメですよ」
抵抗されると余計に我慢ができなくなるものだ。
「美穂~~ 好きだよ、おまえが」
「ダメですったら」
掠れたような小声で抵抗する美穂が可愛いくてたまらない。
美穂を押さえつけていたぶる。
コンコン!
真っ赤なベビードールを脱がしにかかったところで、ドアがノックされた。
う、嘘だろ!?
「どういうことだ? お袋の家にいろと言っただろう!」
「怒鳴らないでよ。ダメなら自分のマンションに帰るからいいわ。あんな鬼ババと一緒になんて暮らせないもの。ストーカーより怖いんだから」
茉理は拗ねたように口を尖らせて言った。
「お袋がおまえを殺そうとでもしたか? 我儘も大概にしろよ!」
本物の殺人鬼と比べたら、お袋の怖さなど知れたものだろう。
「なによ、いじわる。一週間でいいって言ってるのに。わたしがいるとそんなに邪魔なの?」
「邪魔に決まってるだろう。大体、なんでおまえが俺のマンションを知ってるんだ!?」
こいつもストーカーなのかと思っていたら、美穂が申し訳なさそうな顔をして謝った。
「すみません。今日は代行サービスの日だったので、お母様のお宅へ伺ったのですが、わたし、うまく誤魔化せなくて、茉理さんにバレてしまって………」
まったく、美穂のことだ。
茉理の誘導尋問にでも引っかかって、いいように利用されたのだろう。
「バレたって、一体なにがバレたんだよ?」
「だ、だから、わたしが代行サービスの人じゃなくて、潤一さんと一緒に暮らしている人だと………」
うつむいてオドオド話す美穂にイラつく。
「それでわざわざマンションにご招待したって訳か?」
美穂はいつも人の言いなりだ。嫌なことさえ断れないんだ。
「茉理さんがご実家から出て行こうとされたので、お母様に頼まれたのです。事件に巻き込まれでもしたら責任を感じるから、面倒を見てやって欲しいと……」
益々うなだれて弁解する美穂を、もう怒る気にはなれなかった。
茉理の思惑通りにことが進んだのが腹立たしい。
「ねぇ、いいでしょう? 茉理、大人しくしてるよ。面倒はかけないからさ」
今こいつを追い出しても、気持ちが騒《ざわ》ついて眠れなくなるだけだろう。
確かに一週間などあっという間のことだ。
忌々しい奴だが、介入しすぎた俺の責任だ。
「勝手にしろっ! 腹へった。飯!!」
「は、はいっ!」
「わーい! やったー!!」
美穂がオタオタしながら食事の準備に取りかかり、茉理は満面の笑顔で飛び跳ねた。
ふん、まだまだガキだな。
無邪気なものだ。
茉理がバスルームへ消えると、ビールを飲んでくつろいでいた俺のところへ美穂がやって来た。
「あ、あの、今日からわたしはどこで寝たらいいでしょう?」
なにを悩んで困惑しているのか、美穂は落ち着きなく視線を泳がせていた。
「今まで通りでいいじゃないか。3LDKなんだから、茉理が寝泊まりする部屋はあるだろう」
「じゃあ、わたしも別のお部屋を使わせてもらったほうがいいですね?」
一体なにが言いたいのか?
俺と茉理の関係でも疑っているのか?
茉理に対して敵対心も持たずに、大人しく引き下がろうとしている美穂にイライラする。
「なにを遠慮しているんだ? まるでお前のほうが居候みたいだな。なんでもっと堂々とできない! 高校生相手にビクビクするなっ! 」
俺は美穂のこういうところが気にくわないんだ。女王のように鼻持ちならない女のほうがまだマシだ。
育った家庭環境がそうさせてるにしても、うんざりする。
「は、はい、すみませんでした」
「いちいち謝るなっ!!」
「はいっ、、ごめんな…さい」
「あー、気持ちよかった~~ 美穂さんって、代行サービスができるだけあって行き届いてる~~!」
バスルームから出てきた茉理がそんなことを言いながら、ビールを飲んでいた俺のとなりに座った。
「あーっ! お風呂上がりのビール、茉理にも頂戴!」
かわい子ぶって小首を傾げ、ニンマリと微笑んだ。
「ガキはさっさと寝ろ!」
「冗談だってば、怒りんぼさんね。おつまみなら食べてもいいでしょ?」
俺の返事も聞かずに、爪楊枝に刺さったタコのピリ辛揚げをつまんだ。
「うーん、美味しい! 晩ご飯のハヤシライスも美味しかったなぁ。もう美穂さん最高!!」
「美穂はおまえの召使いじゃないんだぞ!」
「わかってる。今日だって茉理、夕ご飯のお手伝いしますかってちゃんと聞いたし」
湯上がりの匂いと、茉理の上気したピンク色の頰がなんとなく艶めかしく見えてドギマギした。
飾り気ないシンプルな黒のルームウェア。
茉理のような手足の長い女が着ると可愛らしく、色気まで感じられる。
「ふん、おまえなんかがいたら返って邪魔だろ。とにかくなんでも美穂をアテにするな。自分のことは自分でしろ」
茉理から視線をそらし、ぶっきらぼうにつぶやく。
「ふーん、美穂さんには優しいんだね。ねぇ、いつ結婚するの? するんでしょう、結婚?」
「うるさいっ! プライベートなことに口出しするなと言っただろう!」
聞かれたくないことばかり聞きやがって。
「うわー、怒ってばっかり。あの鬼ババにそっくり」
挑発に乗ってしまい、思わず目の前にあったナッツをつかんで茉理の顔にぶちまけた。
「キャァー! ひどーい、なんで鬼に豆をぶつけられないといけないのよ!」
そう言って茉理はナッツの入った缶をつかむと、俺の顔面めがけて投げつけた。
「イテッ、バカ、やめろ!」
「うはははっ、仕返しよ。豆まきしようよ! 鬼は外、福は内!」
誰に片付けさせようとしているのか、茉理は浮かれて盛大に豆を撒き散らかす。
「やめろと言ってるだろう!」
立ち上がってナッツの缶を奪おうとしたけれど、茉理はリビングを逃げまわって挑発し続ける。
「キャハハハッ、鬼さん、こっちよ、こっち!」
ーー鬼ごっこか!?
はぁー なんなんだよ、こいつは。
どっと疲れを感じ、我にかえる。
「豆をひとつ残らず片付けてから寝ろ!」
と命じて寝室へ入った。
寝室の電気は付いていたが、美穂はもう寝ているのか、布団をかぶって向こうをむいていた。
「美穂、もう寝たのか?」
問いかけても返事がない。
美穂が俺より早く寝るのは珍しい。
パジャマに着替え、ベッドの肌がけをはぐと、美穂は真っ赤なレースのランジェリーを身につけていた。
「うわっ! ど、どうしたんだよ、美穂。色っぽすぎるだろ」
美穂は真っ赤な下着姿のまま、エビのように身体を曲げてシクシク泣いていた。
「美穂? なに泣いてるんだ? さっき怒ったからか? おまえは気にしすぎなんだよ」
後ろからそっと美穂を抱きしめた。
「わたしが邪魔だったら遠慮なく言ってください。出て行きますから」
まったく美穂は、なにを誤解してるんだか。
「なんで美穂が邪魔なんだよ。邪魔なのは茉理のほうだろ」
「そんなの嘘です。わたしといるよりずっと楽しそう」
さっきの鬼ごっこが楽しく見えたのか?
バカバカしい。
「楽しくなんかないよ。バカだなぁ、ヤキモチ焼いてたのか? ふっ、可愛いやつだな、おまえは。それよりどうしたんだ? 今夜は色っぽいな」
「貧乏くさい女は嫌いだって言ったじゃないですか。あの水玉のパジャマはもう捨てました。レースのパジャマなんて見つけられなくて、多分このベビードールって言うランジェリーのことかと?」
「そうだな。こんなのがいいな。すごく可愛いよ美穂」
涙ぐんでいた美穂の涙を拭ってキスをした。
キスをしながら赤いレースの肩ひもを外すと、美穂の手がそれを拒んだ。
「隣のお部屋に茉理さんが居るんですよ。一週間は自粛しましょう」
「茉理がのぞきに来るわけないだろう。美穂は心配性だな」
こんなにゾクゾクさせておいて、なにが自粛だ。
美穂に覆いかぶさり、真っ赤なベビードールという下着に手をかけた。
「ダメですよ」
抵抗されると余計に我慢ができなくなるものだ。
「美穂~~ 好きだよ、おまえが」
「ダメですったら」
掠れたような小声で抵抗する美穂が可愛いくてたまらない。
美穂を押さえつけていたぶる。
コンコン!
真っ赤なベビードールを脱がしにかかったところで、ドアがノックされた。
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