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reunion
しおりを挟むキットジュウネンゴニ…そう言って私達は別々の道にすすんだ。
私は、ヤンキー校、彼は普通の学校。私達は小学校の時に出会った。彼、小山 玲央は入学早々イジメられていた。それを助けたのが私、平田 明陽。その後仲良くしていたのだ。
中学になるとき、私は親の事情で転校することになった。それを知った私達は2人で駆け落ちをしたが、所詮小学校6年生だ。お金もなく、遠くまで逃げれなかった。こうして、私達は離れ離れになったのだ。
あれから10年、私は22歳になっていた。
ある日私は小学校の時の友達から集まると言う知らせを聞き、昔住んでた街に帰ってきた。ずいぶん変わったな…昔住んでた家はもうなかった。
「明陽ー、こっちー」遠くから声が聞こえた。有紗だ。有紗は、小学校の時すごく仲が良くて、ずっと遊んでた子だ。
小学校の時に仲良かったメンバーは、もうそろっていた。由紀、有紗、麻衣、そして私。
私達は駅前のカフェに行くことにした。
「いらっしゃいませ、4名様ですね」
カフェに入ると私達はコーヒーを頼んだ。「久しぶりだよねー」「元気だったー?」「最近どう?」そんなことを話してるうちに、コーヒーが来た。「お待たせいたしました、コーヒーでございます」そう言ってコーヒーを持ってきた定員は、見たことのある男性だった。そぅ、玲央だったのだ。
私はすぐに玲央だとわかった。でも、玲央は、仕事中なのだ。後で声をかけようかな。そう思って私はみんなとの話に戻った。
たくさん話してる間に、楽しかった時間は終わった。みんなと別れた私はあのカフェに行ってみた。ちょうど、玲央が仕事を終えたところだった。
私は、玲央に話しかけようとしたその時、「れーおー」美人な女の人が玲央に話しかけた。玲央、彼女いるのか…
それなら私は話しかけちゃダメだな…
私はカフェから去った。そして、新居に向かった。今日からこの街に引っ越してきたのだ。お隣に挨拶できてないな…
今は夜の9時。まだ、お隣さんは起きてるかな…そう思って私は隣の家のチャイムを鳴らした。
ぴんぽーん
「今日から隣に引っ越してきたものです。引っ越しの挨拶に来ました。」
ガチャっ
「あの、今日このマンションの201号室に引っ越してきた、平田です。」私は緊張していたため相手の顔を見ていなかった。
「明陽?明陽だよな?」
なんで私のことを知っているんだろうか。相手の顔を見るとあのカフェの店員、小山 玲央だった。そして、玲央の後ろには、パジャマ姿の美人な女の人がいた。
邪魔しちゃったかな…そう思って私はすぐに家に戻った。
やっぱり、玲央は彼女いたんだ。やっぱり時間は進んでいるんだ。
実は、私がこの街に帰ってきた理由は、玲央と会おうって約束したからだ。要するに玲央に会いたかったのだ。10年間好きだった玲央に…でも、玲央には彼女がいる。
私は少し落ち込みながら、バイトに向かった。レストランのバイトだ。バイト時間も終わりかけの頃、玲央が友達ときたのだ。私が、オーダーを聞きに行くと、玲央にバイト後話したいと言われた。なんの話だろう。そう思いながらバイトをしてバイトは終わりの時間を迎えた。
店から出ると、玲央は店の前で待っていた。「帰りながら話そう」そう言って私達は歩き始めた。
「久しぶりだね、元気してた?」
「おぅ、明陽こそ元気だったか?」
「まぁね、にしても、あの弱虫だった玲央に彼女できるとは…」
「彼女って言っても遠距離だけどな…」
「昨日一緒にいたじゃん」
「なんか会いに来てくれたんだよ。」
「へぇ、良かったね。そろそろ家につくね。じゃあ。」
「まてよ、もう少し、話さないか?」
「いいけど…どこで?」
「俺の家で飲まない?」
「べ、別にいいけど」
こういうわけで私は、玲央の家で飲むわけになった。
「で、話って何?」
「明陽は、まだ俺の事好きなのか?この前俺のバイトしてる店の前にいたけど…」
知ってたんだ。「まだ、好きなわけ無いじゃんっ」もちろん、玲央のことは今でも好きだ。でも、今玲央が好きだと言ったら玲央は困るだろう。嘘をついたのだ。
「そっか。もう俺の事好きじゃないのか、なら話は終わりだよ。」玲央は悲しそうな顔になった。ごめん、玲央…
その後、玲央は私を避けるようになった。
私に会うと顔を背けて、早足で歩いて行くのだ。そんなことを続けて1ヶ月。
小学校の同窓会をすることになった。
同窓会では、すごく久々の子達や、前会った子達、昔の面影がない男子、そのまま大きくなったような子。いろいろと話してる間に私と玲央の話になった。女子達は、私と玲央を二人にさせようとした。玲央は、男子達にいじられていた。「明陽に告白したら?」と。
男子達は、知らないんだ、玲央に彼女がいることを。玲央は、めんどくさそうに、出ていった。私は玲央と話したくて玲央について出ていった。「玲央…」玲央は電話していた。「なぁ、俺たちさ………ないか。俺………………だよ。」よく聞こえなかったが玲央は真剣な顔をしていた。
そして、電話を切ると私がいることに気がついた。「明陽、聞いてたのか…。」
「ごめん、たまたま聞こえちゃって…。でも、話の内容はわからなかったけどね…」
「そっか。なら良かった。」
「何かあったの?」
「俺さ、彼女と別れたんだよな。」
「そっか。良かったら話聞くよ?」
「じゃあさ、俺の話を聞いて欲しいんだ。」
こうして、私達は今週の日曜日に家で話すことになった。今度は私の家でだ。
その後私達は同窓会の会場に戻り、残りの時間を楽しんだ。そして、同窓会を終え、私達は家まで一緒に帰った。
そして日曜日…
私は玲央を迎えるために、料理を作っていた。
ぴんぽーんっ
「玲央、ご飯食べた?玲央の分もあるんだけど。」
「食べてないよ、いただきます」
「で、話って?」
「あのさ、俺さ、あの、お前のこと好きなんだ…。」
「え?//」
「明陽が俺の事もう好きじゃないって分かってる。だけど、俺はお前が好きなんだ。良ければ、付き合って欲しい…」
「玲央…」本当の事を言おう。あの時嘘をついたことを。
「玲央、私ね、玲央に俺の事好きか聞かれたとき、玲央を困らせたくなくて、嘘をついたの。本当は、私、玲央のこと10年前から好きだよ?」
こうして、私達は付き合うことになった。
付き合い初めて1ヶ月、私は玲央の元カノから嫌がらせを受けていた。はじめは、手紙だった。『玲央と別れてくれませんか。玲央は私のものです。あなたみたいな人には玲央は似合いません。私の方が玲央のことを知ってます。 椎名 詩織』
椎名詩織?私はこの子を知っている。
この子は私より2学年下で中学の頃から私に敵対してきた子だ。
でも、ずいぶん変わっていたから気づかなかった。
手紙を無視し続けたため、今度は電話がかかってくるようになった。私は怖くて、ケータイ以外の電話は出ないことにした。詩織は、出ないことがわかると何もしてこなくなった。いや、少なくとも私はそう思ってた。詩織は、私の情報をネットに書き込んでいたのだ。そのせいで、私は家を引っ越さなければならなかった。玲央が仕事の間に私は引っ越した。玲央には、知らせなかった。そんなある日、私はバイトから帰ろうとした時店の前に玲央はいた。玲央は私になぜ引っ越したのか問いただした。
詩織ちゃんからの嫌がらせのことを全て話した。そして、玲央は詩織ちゃんをきつく叱り、今後私に関わらないよう約束させた。
玲央は私の家に行きたいと言った。
詩織ちゃんのことはもう大丈夫だから教えてもいいかな。そう思って私は玲央を家に連れていった。
「ごめん、我慢できないんだ。」
そう言って玲央は私をに床に押し倒した。
私は驚いた。玲央がこんなに力強くなっていたとは…
「明陽、もし嫌なら俺を殺してくれ。お前に嫌われたら俺は生きていけない」
嫌なわけない。むしろ嬉しいのだ、玲央がその気になってくれるとこが。
「途中で止められないからな」
そう言って玲央は私の服を脱がせ始めた。私は玲央に体を任せていた。
玲央は私の陰部を愛撫し始めた。「あぁっん//」私は自然と声が出てしまった。それを見た玲央はニヤリと笑い、もっと愛撫してきた。「アァっん//ダメぇ、イっちゃうー」イキかけた時玲央は、愛撫をやめた。「まだ、イカせないよ?」そう言ってドSな笑顔で私の体の至る所を触るのだ。私がイキかけると触るのをやめ、再びイかせようとするのだ。
そぅ、寸止めというものだ。
私が何度イキかけたのか分からなくなってきた頃、玲央は私の中に挿入したのだ。
「何?痛いよ、玲央何してるの?」
「んぁっ、明陽のナカに俺のモノを入れたんだよ。明陽のナカきついなー」
そぅ、私は玲央を10年間思い続けていたため、経験したことがなかったのだ。
まさか、せっくすってこんなに痛いとは…
そういえば、中学の時ヤってる子いっぱいいたな…
よくみんな痛みを我慢できるな…
「明陽、大丈夫か?」
「う、うん。なんとか…」
「動いてもいい?」
「う、うん。」
パンパン…
「あぁぁぁんっ//玲央…なんかおかしくなっちゃいそう」
「おかしくなっちゃいなよ」
そう言って玲央は私を抱き続けた。
初めてだったからよくわからなかったけど、なんか変な感じだった。そのまま私達は裸で抱き合ったまま寝ることにした。
「玲央、心臓の音すごいよ?大丈夫?」
「お前のせいだよ、お前がエロすぎるんだよ…」そう言って玲央は赤面していた。
それを見た私は玲央が可愛い過ぎてなでなでしてしまった。そのナデナデで玲央の理性は壊れたのだ。玲央は私を無理やり四つん這いにさせて、バックから入れてきたのだ。
「れ…玲央…な、何?」
「明陽は、純粋だなぁ。可愛いから中に出してあげるよ」そう言って玲央は私の中に出したのだ。「妊娠しちゃうじゃん//」
「妊娠したらいいんじゃない?俺との子生んでよ」
正直言うと私は結婚願望がないのだ。
なぜなら、私は中学で男子にイジメられてから男子が怖くて長いこと一緒に居れないのだ。
でも、玲央は信じられる気がする…
私達はまず同棲からはじめることにした。
私は料理が好きだ。玲央が家に帰ってきたら手料理を出してあげよう。
ぴんぽーんっ
「おかえりっ、玲央…ってあれ、裕太君?」
裕太君は、私が高校の時に仲良かった男子だ。唯一話せた男子だ。
「平田、お前が引っ越したの知ってびっくりしたよ。それでさ、明日何か用事ある?」明日か…
バイトも休みだし、大丈夫だろう。玲央に秘密にしなきゃな。
「大丈夫だよ?どうしたの?」
「話があるんだ…。明日の昼、昔よく行った喫茶店に来てくれないか?」
「いいよ。あの喫茶店懐かしいねー」
「じゃあ。また明日な。俺帰るわ。」
そう言って裕太君は帰っていった。
そして、翌日。
玲央を見送った後私は昔よく行ってた喫茶店へ向かった。
「平田、こっちだぞ。」
「あ、そっちかー。で、どしたの?」
「平田って彼氏いるの?」
彼氏か…玲央は彼氏と言えるのだろうか…確かに告白はされた。でも、返事はしてない。なら、まだ付き合ってるわけじゃないか…。「いないよ?」
「だったらさ、俺と付き合ってくれない?
俺だったら平田を幸せにするからさ」
「返事今度でもいいかな?連絡先教えてくれない?」こうして、私と裕太君は連絡を取り合う仲になった。
裕太君、私のこと好きなんだ…
でも、私は玲央のことが…
私は裕太君の告白を断るとこを決意した。
『裕太君、この前の返事なんだけど、私好きな人いるんだ。だから、付き合えないの。ごめんね…』
その後、裕太君から返信が来ることはなかった。
そして、家に帰ると玲央がもう帰ってきていた。「ごめん、出かけてたからまだご飯できてないの」明陽に裕太君のこと知られるわけにはいかない。「どこ行ってたのー?」「ちょっとね。」「そっかー。そーいえば、明陽今日地元帰ってたのー?友達が電車のるの見たらしいけど」
「うん、実家に忘れ物あってさ」
忘れ物は本当のことだ。
これ以上は、何も聞かれなかった。
なので、ご飯を作り、二人で食べた。
その夜、玲央は激しかった。
「れ、玲央…だめ、イっちゃう」
「イカせないよ、俺がイクまではな」
そう言って玲央は私を抱き続けた。
朝になって、私達はやっと営みを終わらせた。そう、一晩中ヤってたのだ。中に出されること6回。これは妊娠するかもな。
「もー、玲央ー、妊娠したらどーすんのよー」
「俺と結婚すれば?俺、そろそろ結婚したいんだけど。」
「うん//」
こうして、私達は結婚することになった。
だが、私達の幸せは、すぐに壊れた。
裕太君が家に来て、玲央に向かって嘘をついたからだ。
私と裕太君は浮気していて、私のお腹の中の子供は裕太君との子だと…
もちろん、裕太君と体の関係を持ったことはない。
だが、私達が会っていたことは事実だ。
会っただけと言っても、玲央は信じようとしなかった。
そして、私は玲央に捨てられ、その上流産してしまった。
そして、とうとう耐えきれなくなった私は死ぬために屋上にいる。
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