女王直属女体拷問吏

那羽都レン

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【第4章】双女王の菊座

第24話:デッドレース

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「さて、まずは準備といこう」

 そう言うと、俺は液体の入ったタライとガラス製の器具を取り出した。

「そ、それは……まさか……」

 拘束された状態のまま首を捻って俺の用意している物を見た女王の顔から血の気が引く。
 彼女にはこれまで何度か使ったことがあるため、俺がしようとしていることが分かったのだろう。

「い、いやだ! それだけは……っ!?」
「な、何? 何なのよ!?」

 突然暴れ出した女王に、隣で同じように拘束されているシェレイラ王女が困惑する。
 女王が嫌がるのは予想通りだ。これまでも何度か使ったことがあるが、その度に泣いて嫌がった責めだからだ。
 しかし、やめるつもりはない。

 俺は巨大な注射器の形をしたその器具の先端をタライの中の液体に付け、プランジャを引いた。
 タライの中に満たされた山羊の乳が空気圧で器具の中へと流れ込む。
 十分な量を満たすとタライから上げ、その先端を女王の尻穴へと捻じ込む。

「くふぅ!? ま、待て! セオ!」
「ひっ!?」

 女王は必死に俺を止めようと懇願し、シェレイラ王女は俺の暴挙を信じられないような目で見て悲鳴を上げた。
 俺はそのままプランジャを押し込み、女王の腸内へと液体を注入してゆく。

「う、うぐぐぐぐあぁぁぁっ!」

 本来出すだけの場所に外から液体を流し込まれることに、女王は苦痛の悲鳴を上げる。
 やがて、全て流し込んだ後、俺は彼女の肛門に挿入していた浣腸器を引き抜いた。
 途端、彼女の腹からゴロゴロという音が聞こえてくる。

「セ、セオ……拘束を解け!」
「駄目です」
「そんな……どうすれば外してくれるのだ!?」
「勝負に勝ったら、拘束を解いて厠に行かせてあげますよ」
「しょ、勝負?」

 彼女の問い掛けに頷きながら、俺は再びタライに浣腸器を入れて内部を液体で満たす。

「これから王女の方にもこれを使います。
 勝負はどちらが先に耐え切れなくなって排泄するか、です。
 勿論、先に出してしまった方が負け。勝ったら言った通り、拘束を解いて厠に行くことを許可しましょう」
「なぁ!?」
「な、何ですって!? じょ、冗談でしょう?
 わ、私にそんなおぞましいことをする気なの!?」

 俺の宣言に、女王と王女がそれぞれ色を失う。

「ふ、不公平だぞ。
 私がされてから大分時間が経ってる。
 私だけ不利ではないか!」
「陛下は経験者なのですから、初心者にハンデくらいは必要でしょう?」
「ぐ、ぐうう……。
 それでも、もう十分だろう?
 は、早くシェレイラにそれを入れろ!」
「なぁ!?」

 不公平だと文句を言っていた女王だが、流石に余裕が無くなってきたのだろう。
 少しでも差を縮めるために、シェレイラ王女に早く浣腸しろと言ってきた。
 俺もそろそろ良いかと頷き、液体で満たされた浣腸器をタライから上げると、今度は王女の肛門へと先端を捻じ込む。

「ひぎい!?」

 おそらくは初めて異物を肛門に捻じ込まれるであろう王女は、ガラスの冷たい感触と固さから来る苦痛に悲鳴を上げた。

「や、やめなさい! 今ならまだ許してあげるわ!
 そんなことをしたら、殺すわよ!
 ほ、本気なんだから!
 や、やめて……やめ、あぐううううううっ!?」

 脅しと懇願が入り混じった王女の言葉を遮るように、俺はプランジャを押して液体を腸内へと流し込んだ。

「ぬ、抜いてぇ……」
「ああ、入れ終わったら抜いてやろう」

 彼女の懇願にそう答えたのと、プランジャが一番先まで押し込まれたのはほぼ同時だった。言葉通りに浣腸器の先端を王女の肛門から抜き去る。
 少し時間を置き、王女の腹からもゴロゴロという唸りが上がった。

「い、痛い……お腹が痛いの!?」

 浣腸によって齎される便意に、王女が苦痛を訴える。
 入れたものを出してしまえば楽になる筈だが、仮にも王族の女性が人前で排泄するなど、死ぬことよりも屈辱的だろう。
 故に、彼女は限界まで耐えるしか出来ない。

 尤も、勝負は二人の内どちらかが放出してしまうまで続くので、少なくともどちらか片方は俺の前で排泄することになる。

 拘束具の前に回って見てみると、二人の高貴な女性は顔に脂汗を滲ませて必死に肛門を閉ざそうと歯を食い縛っている。
 先に浣腸した女王の方が若干辛そうだが、初めて浣腸をその身に受けた上に体格が小さいシェレイラ王女の方も見る見るうちに顔色が悪くなってゆく。

「さて、そろそろ限界でしょうか?」
「ば、莫迦を言うな!」
「ぜ、絶対に出さないわ!」

 俺の問い掛けに、二人はそれぞれ否定の言葉を返してきた。
 どうやら、決着が着くまでにはもう少し時が必要なようだ。



 †  †  †



「ひぃ……ひぃ……」

 俺にとっては数分だが、彼女達にとっては数時間にも等しいであろう時が経ち、二人の様相に差が出てきた。
 女王は苦しげではあるもののまだ余裕がある表情なのに対して、シェレイラ王女の方は既に瀕死に見えた。
 目は虚ろになり、全身に脂汗を浮かばせている。その上、その肛門は内側から広げられそうになっては何とか閉じるということを繰り返していた。
 最早、崩壊寸前という有様だ。

「お、お願い……助けてぇ。
 もう無理、もう無理なの……」
「仕方ないな」
「あ……」

 俺はそう言うと、空のタライを二つ、二人の後方にそれぞれ置いた。

「あ、あの……?」
「床が汚れないように、用意してやったぞ。
 この中にぶちまけろ」
「い、いやああぁぁ……」

 希望から一転、シェレイラ王女の顔が絶望に歪む。
 その数秒後、彼女は限界を迎えた。

「もうダメっ! で、でちゃうぅぅぅーーーー!」

 叫びと共に、シェレイラ王女は盛大に放出してタライの中へとぶちまけた。
 悪臭が周囲へと充満する。
 高貴な身分だろうと、美しい少女だろうと、同じ人間だというのが実感出来る瞬間だ。

「ひっぐ、こ、こんなのって……酷い。酷過ぎるわ。
 殺して、いっそ殺してよ──っ!」

 人前で粗相をするという最大級の羞恥と屈辱に、王女はボロボロと涙を零す。
 その横で、女王が切羽詰まった声を上げた。

「お、おい! セオドール!
 私の勝ちだろう!? は、早く拘束を解いてくれ!
 もう限界なんだ!」
「そうですか?
 陛下ならまだまだいけるのでは?」
「む、無理に決まってるだろう!
 いいから、早く拘束を解け!」

 本気で怒気を露わにする女王に、俺は仕方なく彼女を縛る縄を解いた。
 自由の身になると、女王は腹の辺りを押さえながら慎重に部屋の隅にある厠へと歩いて行った。
 走らないのは、既に限界間近で下手に身体を揺らすと漏れてしまいそうだからなのだろう。

 そして、そんな彼女に残念な報せがある。

「ああ、言い忘れてましたが……」
「え?」

 厠の扉を開けようとドアノブを押し下げた女王だったが、ガチッという音がして下がらない。

「今、そこは故障中で使えないのです」
「そ、そんな──っ!?」

 脂汗を全身から滲ませ蒼白な顔色になった女王に、追い打ちのように齎された情報。
 彼女の表情は絶望に歪み、その場に座り込んでしまう。

「厠を使いたければ、外に行くしかないですね。
 少し遠いですが、一階上にあった筈です」
「む、無理だ……そんなの。
 も、もう歩けないしもたない……」
「では、この中にしますか?」

 そう言うと、俺は先程彼女の後方に置いた空のタライを持ち上げ、女王の目の前に置いてやる。
 しばらく逡巡していた女王だが、やがて諦めたのかタライを跨ぐように両脚を開いて屈み込んだ。

「き、貴様は絶対碌な死に方しないぞ……」
「タライも要らないみたいですね?」
「ま、待て! 要る、要るから!」

 俺が少し突っ突くと、女王は取られないようにと思ったのか慌ててタライを掴む。
 そして、直に彼女も限界を迎えた。

「う、ああああああ!」

 泣き声を上げながら、女王がタライの中へと放出する。
 既に悪臭で満たされていた拷問部屋の臭いが更に酷くなった。

「う、うぅ……この私がこんなことを」

 俺は呆然としている女王の尻を布で拭って清めてやると、再び彼女を拘束具に縛り付けた。
 ついでに、未だに泣きじゃくっているシェレイラ王女の尻穴も同じように布で拭いてやる。

「さて、準備はこれくらいとして責めに移るとしよう」

 二人の顔が絶望に染まった。
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