若蕾燦華

tib

文字の大きさ
上 下
6 / 8
恥辱夜会

4

しおりを挟む
 膣に押し入った触手は脈動して束ねられた紐が解けるかの二つに分たれる。
 京香の身体を全く顧みないこの暴挙は彼女の膣を激しく変形させる。
 
「んおぉぉぉッッッ!?」

 二つの触手が肉壁を激しく圧迫し、ザラザラとした表皮で粘液を塗りたくりながら擦り上げると、京香は両足をピンと張り、激しくを腰を震わせて少しでも刺激を逃がそうとする。
 だが、四肢に絡みついた触手がそれを許しはしない。
 結局、京香はM字開脚のままその強烈な刺激に耐えることを余儀なくされた。

「ひあっ!はあああぁッッ♡」

 背骨に定規でも入れられたかのように身体をピンと反らし、天に舌を突き出しながらの絶頂。身体が勝手に振動し、第二波、第三波が続け様に訪れる。
 膣を征服した触手らは続いて子宮を制圧にかかった。
 子宮口は侵入者を迎えるべくぱっくりと開き、物欲しげにヒクついている。
 二匹は争うように子宮口を突き抜けると、たちまち子宮膣を蹂躙した。
 更に二手に分かれ、左右の卵管にまで食指を伸ばす。

「イぎぃぃぃぃッッ!?ダメ、それらめえッ!!壊れりゅッッ!女の子の大事なところぉぉッッ♡」

 子宮が蹂躙されても京香は何も出来ない。壊れるような快楽に気をやるだけである。
 過剰な快楽を抑え込もうとする体は踏ん張りが効いていない。
 触手が催淫物質混じりの粘液を射精するかのように子宮を満たしたのと、京香が意識を手放すほどの絶頂を迎えたのは殆ど同時であった。



 目の前で男女が盛っていた。馬乗りになった女は激しくピストンするたびに身体をくねらせ、甘い声を上げている。
 男の方はといえば、女の細いくびれをしっかりと掴み、彼女を突き上げるようにして腰を振っている。
 摩羅一本で繋がった二人は、はじめからそのような生き物であったかのように、一糸乱れぬ動きで汗ばんだ裸体を動かしている。
 それを京香は襖の隙間から息を殺して覗いていた。その光景を京香は知っている。
 父と母の交わいを見てしまった、あの日だ。優しい父の荒々しい雰囲気、凛とした母の乱れる様、普段の両親とのギャップに京香は大いに恐怖したものだ。
 ラストスパートに入ったのか、二人はますます激しく絡み合い、悶絶し、上下の動きが早くなっていく。

「あああぁッッッ♡」

 女の塞いだ両手から甘い声が漏れ出し、同時に二人は身体を大きく震わせた。身体を震わせながら女が京香の方に目を向ける。

「…え?」

 京香は思わず目を剥いた。その顔は見覚えのあるものだった。毎日鏡の向こうで見やる顔、自分の顔だ。
 その顔は自分でも無様と思える程に恍惚としていて、淫気で、放蕩している。
 男の顔はマジックで塗りつぶされているが、射精の快楽で惚けているであろうことは想像に難くない。

「わた、し…?」
「そう」

 襖の奥のは見るに耐えないイキ顔を晒しながらそう言った。

「そう、これが、これこそがワタシの望み」

 奥のは精液を吐露されている間も身体を上下させている。ぶびゅっと音が鳴り、吐き出された精液がワレメの奥から漏れ出し、彼女の愛液と共に布団を汚す。

「ちが…、私は、そんな低俗なことを…」
「違わない」
 
 狼狽する京香に対し、は断言する。

「貴方は、本当は武士道なんてどうでもいいと思っている。いや、むしろ苦痛とすら感じている」
「そんなはずは…!私は皆を導くという使命が…!」
「バカだな」

 はせせら笑った。その間も精液は休みなく彼女の子宮に送り込まれ、たっぷりとそれを貯め込んだ子宮が風船のように膨らんでいく。彼女は妊婦のように腹を膨らませていた。

「イノスに負け、無様に犯され、あげく快感に負けてオナニーを始めるような変態女がどの面下げて導くとか言ってるんだ?」
「わ、わたしは、そんな」

 泣きそうな顔で京香はゆるゆると首を振ると、二、三歩後退り尻餅をついた。の膣に収まりきらなくなった精液が逆流して布団に勢いよく噴き出した。それが触手の粘液である事に京香は気づいた。
 不覚にも下半身に甘い疼きを感じ、京香は自分への嫌悪感に狂いそうになる。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

処理中です...