若蕾燦華

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恥辱夜会

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『あいつは多分元軍役だね』

 京香の蹴りによって顔面が崩壊したイノスはもはや自身の正体を隠すつもりはないようだ。
 無数の鞭のような触手をしならせ、軽々と木々を飛び越えて京香に迫り来る。
 人類との戦争中、最前線に立ったのは、軍役につく上位のイノスであった。
 彼らは自身の体を自由自在に操り、立体的な動きを得意としている。
 京香や現代の魔法少女が相手にする鈍重で愚鈍なイノスとは天と地ほどの差があるのだ。
 勿論、京香も軍役イノスについては聞かされていた。だがそれは知識としてだ。
 鈍重なイノスとの戦いに慣れていたゆえに無意識な先入観があったのは間違いない。
 イノスの鋭く迫る触手は確実に京香を削っていた。
 ドレスはダメージジーンズのようにボロボロで、彼女の豊乳により布張力の限界を迎えたドレスは引き裂け、乳房はツンと尖立った蕾を露わにさせている。
 おまけに触手の粘液に含まれる催淫物質が思考能力を奪っていく。
 脇腹への殴打も既に快感に変わっていた。触手がかする度に甘い刺激が京香の膣を震わせる。
 死線の中だというのに、京香は頬を染め、熱い吐息を吐いていた。
 スリットの間からぐちゃぐちゃと音を立てるキャミソールがチラリと見えた。
 既に吸水性の限界を迎えたらしく、イノスの粘液とは異なる蜜が腿を伝う。
 それを隠す為か、知らず知らずのうちに京香は内股になっていた。
 ハッキリ言って京香は窮地に陥っていた。彼女の主武装である刀はない。
 殴打や蹴りでもある程度はダメージを与えられるが、核を破壊することは恐らく不可能だ。
 彼女の唯一の勝ち筋は相手が魔力切れになるまで殴殺することであり、そしてそれは不可能に近い。
 大ぶりの横薙ぎを避けようと京香は身体をのけ反らせる。だが既にいつも通りのポテンシャルを発揮できない。
 ヤバい。そう感じた瞬間には高速の触手が乳首を擦っていた。触手に弾かれた乳首は思い切り引っ張ったゴムで弾かれたように荒ぶる。
 散々焦らされ、石のように硬くなっていた乳首からの衝撃は、京香が体験した事のない程の凄まじいものであった。
 色鮮やかな電気が視界で弾ける。次いで脳の中を快感の一語が埋め尽くしていく。
 快感の雷は電撃的な速度で身体を広がった。熱のこもった丹田で、子宮が身悶えするかのように収縮する様がハッキリと京香には感じられた。
 リンボーダンスを中途半端に止めたような姿勢では、持て余すほどの快楽の津波を受け止める事などできない。
 
「ッあ、ああッッ♡ッぐゔぅぅッッッ♡」

 噛み締めた歯の間から絞り出すような嬌声が漏れ出した。
 京香は身体を震わせながら達した。下着から溢れた潮や愛液が彼女の腿を濡らし、垂れたそれらは地面に黒いシミを作った。

「ま、まだッ…!」

 甘い余韻に全身で耐える京香。だがイノスは構わず、彼女の肉丘を無遠慮に鷲掴む。
 ゴツゴツとした男の指の間から、ゴム毬のように張りのある乳肉が押し出されるようにはみ出した。
 元に戻ろうとする乳肉と押し付けるように固定された手のひらに乳首が押し潰され、再び京香は達してしまう。

「んひぃいいいッッ♡」

 恥も何もかもをかなぐり捨てた咆哮。その瞬間、辛うじて保っていた何かが決壊した。
 
「えっ!?な、何でッ…んおおッ♡どまらなッ♡まだイぎゅぅッッ!?ぁぁぁあんッッ♡」

 追い討ちのように二度目の絶頂。
 愛液、尿、潮、およそ膣から吐き出せるあらゆる液体を噴き出しながら、京香は終わりのない快感に身を震わせる。
 ようやく波が収まった頃には、戦意などとうに消えていた。
 熱のこもった吐息は心臓の早鐘とともに速くなっていく。
 依然として身体は熱を帯びており、全身が更なる快楽を期待して小刻みに震えている。
 ジンジンと痛い程に勃起したクリトリスを触りたい欲求が抑えられない。
 欲求に屈した京香はぺたんと尻を地面につけたまま自慰を始めてしまう。
 乳首をつねり、自らマン肉を擦り上げる。パンパンに張り詰めた肉粒を男根のように優しく扱く。
 陰裂から溢れる蜜の音と京香の嬌声が白み始めた夜に響く…。
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