Heart

星蘭

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第二章 勇者と小鳥たち

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 シュライクの案内で辿り着いたのは街外れにある廃墟だった。恐らく遠い昔に中央の人間が持っていた別荘が朽ち果てたものであろうそれはなかなかに大きく、立派だった。勝手に完全な路上生活だろうと推測していたためにリオニスは少し面食らった顔をする。そんな彼の表情を見てシュライクはくつくつと喉の奥で笑った。

「なんだよ、家があったのが意外か?」
「いや、うん」

 誤魔化すこともなくそう言えば、シュライクは満足気に笑った。ばんばんと背を叩かれ、リオニスは咳き込む。

「正直だなアンタ」

 嘘つきは嫌いだからな、と呟く彼の声は低い。それに言及するより先、溜息を吐き出したロビンが呟く。

「まぁ家って呼んで良いのかは微妙かもしれないけどね。既にぼろぼろだし」

 確かに外から見てもわかる程度にはぼろぼろだ。屋根の一部は飛んでしまっているようだし、ガラスが割れた窓も幾つもある。しかしそれでも、雨露を凌げる屋根があるというのは大きいだろう。だからこそ気になることがあって、リオニスはシュライクに問うた。

「でも他に路上生活者も居るだろ、こんなちゃんとした家があったら狙われるんじゃないか?」

 此処に来る間にもちらほら見かけた路上生活をしていると思しき人々。道行く人に物乞いをする者、店先から食べ物を盗もうと目を光らせている者、路地裏に伸びて居たのは恐らく現実逃避のために薬か拙い魔法に手を出した人間だろうと推測できた。あまり目を合わせるなよ、と言うシュライクの言葉に従ったためにあまりまじまじと見ることはできなかったが、ああいう人間が多く居る以上、こうしたある程度の"住居"は狙われるのではないか、と思った。

 そんなリオニスの問いかけにシュライクは小さく笑う。そして得意げにウインクをして見せながら、言った。

「そこは心配いらねぇ、うちには優秀な罠師が居るからな」

 そう言いながら彼はその廃墟の扉……ではなく、ガラスの割れた窓の一つに触れた。すぅっとそれをなぞり、小さな声で呟く。

「エイグル・フェリジア」

 刹那、かちりと鍵が開いたような音が響いた。それを聞いてから、シュライクは漸く扉を開ける。

「驚いたな、結界の魔法か?」

 決して複雑なものではないが、恐らくその手の魔法だ。貴族の屋敷などでは専門の魔法使いが防犯のためにかけたりすると聞いたことがあるが、田舎育ちのリオニスがそれを見るのは初めてだった。リオニスの言葉に頷いたシュライクは悪戯っぽく笑いながら言った。

「そういうこと。呪文はちょいちょい変わるし何より俺の声である必要もあるから今の呪文を覚えたところで無駄だぜ」

 確かに呪文は単純であったため、リオニスも真似ることはできる。しかしそうしたところで上手くいく訳ではないからなとシュライクは念を押すように言った。

「ちなみに、今の手順を踏まなかった場合どうなるんだ?」

 興味本位でそう訊ねてみる。するとシュライクはすっと表情を消して、ちらりと視線を少し離れた地面に向けた。辺り一面雑草だらけだというのに何故かその地面だけ土が見えている。そして何やら焼け焦げたような痕が残っていて……――

「聞きたいか?」
「……やめておく」

 思わず真顔になったリオニスを見てシュライクは口角を上げた。それからぽんと背を叩いて、彼らの"住処"の中に招き入れた。

「帰ったぞ!」

 帰宅を告げる声を彼が上げると、奥から小柄な少年が一人とシュライクより少し年下と思しき少年が二人、出てきた。黒髪に黒い瞳の少年は足が悪いのか杖をついている。

「お帰りシュライク!」
「成果は?」

 幼さの残る少年は無邪気にシュライクの帰宅を喜び、少し大人びた雰囲気の黒髪の少年は見慣れぬ客人とシュライクとを交互に見ると冷静に問いかけた。シュライクはにっと笑みを浮かべるとリオニスの肩を叩いて、答える。

「盗みは失敗したが金ヅル捕まえてきた」
「金ヅルってお前な」

 随分な言い様だ、とリオニスは思う。故郷では一応勇者であるとわかってからは粗雑な扱いを受けることも随分と減っていたために、なかなか新鮮である。……何故か、嫌な気はしなかったが。

「この辺りの人間、じゃないよな?」

 そう言って首を傾げるのは黒髪に一筋赤い髪が混ざる少年だ。黒髪黒目の少年に比べると幾らか表情が柔らかいと感じられる。シュライクは彼の言葉に頷くと、言った。

「隣町から来たんだってさ。一応客だ、手出すなよ」
「はーい」

 まじまじとリオニスを観察していた短い茶の髪の少年は無邪気に笑って頷いた。それを見てシュライクは褒めるように彼の頭を撫でている。まるで家族のような彼らのやり取りを見て、リオニスは少しだけ眩しそうに目を細めたのだった。


***


 居間に通されて、リオニスは勧められるままスプリングが飛び出しているソファに腰かける。他の面々も適当に椅子だの床だのに腰かけている。それがいつものスタイルなのだろう。

 キッチンに走っていったロビンが少し欠けたカップに薄い紅茶を淹れて戻ってくると、シュライクは小さく咳払いをして、立ち上がる。

「まず紹介な。此奴はえー……リオ、リオ……」

 ちらとリオニスを見て、シュライクは言い淀む。どうやら名前を忘れたらしい。リオニスは苦笑を漏らすと立ち上がって、室内の面々の顔を見ながら言った。

「リオニス、だ。まぁリオでも良いよ」
「そうか、リオ。うん、此奴はリオっていう奴。旅人、だよな?」

 シュライクにそう問われてリオニスは一瞬息を呑む。旅人。間違ってはいない、はずだ。

「あぁ、うん、そんな感じだ」

 まさか自分から"勇者だ"などとは名乗りたくない。と言うか、そんな自己紹介恥ずかしいにもほどがあるだろう。そう思いながらリオニスが小さく息を吐けば、シュライクは少し不思議そうに首を傾げた。

「なんだ? ま、訳アリは俺らもだしな」

 特段気にした様子はなく、シュライクも室内を見渡す。そして、にっと笑った。

「で、これが今のうちのメンバーだ」

 そう言ってシュライクは少年たちの紹介をした。真っ黒い長髪と鋭い黒い瞳が特徴的な少年はクロウ。足を悪くしているようだが、先刻シュライクが言っていた"腕の良い罠師"と言うのが彼らしい。魔法の扱いに長けており、この屋敷を守っているのは実質彼なのだとか。黒髪に赤いメッシュがスワロー。クロウに比べると幾らか表情が柔らかいと感じたのは間違いではなかったようで、"よろしくな"と気さくに握手を求めてきた。年長者に見えるのは彼ら二人とシュライクで、残りの二人はまだ随分と幼い。短い茶の髪に人懐こそうな深い青の目の少年がスラッシュ、そして先刻もシュライクと一緒に居た少年、ロビン。この五人で今は暮らしている、とシュライクは締めくくった。

「各々鳥の名前なんだな」

 気が付いたことを口に出すと、シュライクは小さく頷いた。

「俺たちの面倒を見てくれてた奴がずっとそうしてたから習慣化した、って感じだな。別にこだわりがある訳ではねえけど」

 そう言うシュライクの視線が一瞬向いたのは机の上に置かれたぼろぼろの図鑑だった。恐らく鳥類図鑑と思しきそれを見て此処に入ってきた仲間の名前を考えていたのだろうと考えるとこんな生活だというのに少し微笑ましい、と思えた。

「読み書きはできるんだな」

 図鑑を読めるということは、とリオニスが言うと、シュライクは小さく頷いた。

「まぁな、ロビンとスラッシュはまだ練習中ってとこだがスワローとクロウ、俺はそれなりに出来る」

 こうした生活をしている子供にしては珍しい、とリオニスは思う。彼自身は孤児院で院長だったり年長の孤児たちに教えてもらって読み書きができるようになったのだが……

「自分たちで勉強したのか?」

 その問いかけにはシュライクは首を振った。

「いや。元々、俺たちみたいな行き場のない子供を拾って面倒見てくれてた奴がいたんだよ。二年前に死んじまったけどな。
 それからは読み書きできる奴が出来ない奴に教えてやってた、って感じだ」
「その面倒見てくれた奴、ってのがイーグル、か?」

 先刻ロビンが口走った名前。それが恐らく、彼らが此処にコミュニティを作るきっかけになった人物なのだろう。リオニスがそう推測しながら言えば、シュライクは小さく頷いた。

「そういうこった」

 イーグルと言う男が作ったコミュニティはメンバーを入れ替えながら此処まで続いているらしい。街中に居た自分たちと似たような境遇の子供を見つけると声をかけ、連れて帰ってくる。そのまま一緒に生活をすることもあれば、その暮らしが気に入らずに出ていく者、体が弱っていてそのまま死んでしまう者も居た、とシュライクはあっさりと語った。

 この廃屋に来た事情もそれぞれで、クロウは強すぎる魔法を使えることを恐れた両親に捨てられ、スワローとシュライクは娼婦が産んだ子で、棄てられていたところをイーグルに拾われて育てられたのだと語った。年少者であるロビンとスラッシュに至っては実の両親の手で中央の街にあるという娼館に売られかけていたところを逃げ出し、この街の路地裏で震えていたところをシュライクとスワローに拾われたらしかった。

 なかなかにハードな彼らの生い立ちに自分と彼らが同じ境遇だと思ったことをリオニスは恥じた。自分の育った境遇など、彼らの境遇を思えばぬるま湯もいいところだ、と。
 しかし当人たちは別段それを気にする様子もなかった。あっけらかんとした様子で"まぁ今生きて居られるからそれで良い"などと言っている。強かだな、と思いながらリオニスは出された薄い紅茶を啜った。

「一通り自己紹介も終わったところで改めて取引の内容だけど」

 シュライクがそう切り出す。リオニスはカップを置くと、小さく頷いた。

「アンタがこの街を出るまで俺が強盗とかに襲われないように護衛することと、とりあえず今日此処を宿にする、ってことで良いか?
 トータルで銅貨が五枚だ、今更払えないとか言うなよ?」
「あぁ、間違いない」

 そう言って頷くと、リオニスは鞄を開いて財布を取り出した。そして五枚銅貨を数えると机の上に置いた。それを見て、少年たちはぽかんと口を開けている。

「……先払い、ってアンタ相当なお人好しだな」

 そう口を開いたのは、少し離れたところでシュライクとリオニスの様子を見ていたスワローだ。彼の言葉にリオニスはきょとんとする。

「は?」
「これで俺が逃げたりアンタを殺したりする、っていう可能性は考えない訳か?
 俺は約束を破るのが嫌いだから絶対やらねぇが、この街でそれやるとあっという間に身ぐるみはがされるぜ」

 シュライクは苦笑混じりにそう言うと出された五枚のコインをズボンのポケットに捻じ込んだ。確かに、彼の言う通りだ。今報酬を支払ったからと言ってシュライクたちが約束を守る保証はない。リオニスが眠っている間に荷物を盗んで逃げるなんてこともできるだろう。お人好し、と言われればそうかもしれないが……何となく、本当に何となく、この少年たちはそんなことをしないように思えたのだ。

 とはいえ、この街の治安が治安だ。リオニスは苦笑を浮かべると小さく頷いた。

「……気を付けることにするよ」

 そんなリオニスの返答に満足したように頷くと、シュライクは立ち上がってぐっと伸びをした。

「じゃあ、今日はさっさと寝て明日送りに……」
「あっ」

 不意に声を上げたのは、ロビンだった。どうかしたのかと言う顔をするリオニスを見つめ、彼は言う。

「今思い出したんですけど、リオさん、テントなくなっちゃったんでしょう? 明日この街を発つとして、大丈夫?」

 そう言われて、思い出す。森の中に置き去りにしたテントを。

「あ、そうだな。その調達もしないと……」

 テントが野生の獣や魔獣に破壊されていない保証がないため、いくら明るくなってからでも取りに戻るのは悪手だろう。高いものでもなかったしこの街で新しいものを調達して先に進む方が賢明だ、とリオニスは思う。……が。

「この街で買うのは勧めないぜ、旅人ってわかった時点で粗悪品売りつけられる」

 スワローが肩を竦めながらそう言った。その言葉に他の面々も頷いている。さぁっと顔を青褪めさせながら、リオニスは呟く。

「うわ、どうしよう」

 訳有り気なシュライクたちが気になって取った行動ではあったが、流石に軽率過ぎたかもしれない。盗まれたものを取り返してさっさとテントに戻るべきだったか、いやでもそれは何となく寝覚めが悪い気がするし、何よりそんなことを考えるのは今更か。そんなことをぐるぐると考えていれば。

「三日後に中央から行商が来るはずだ。そこで買ったら良い。それなら間違いないからな」

 静かな声で、クロウが言った。それを聞いてリオニスは顔を上げる。

「本当か、クロウ」

 縋るような目をするリオニスを一瞥すると、クロウは鼻を鳴らした。

「あぁ」

 嘘をついてどうする、と言わんばかりにクロウは漆黒の目を細める。小さく息を吐いたリオニスは視線をシュライクへ向けた。

「……という、訳でなんだが」

 そこから続けたい言葉は、シュライクにもわかったのだろう。くつくつと笑ったシュライクは指を二本立てて、言った。

「追加で一泊銅貨二枚で。今日はもう遅いからともかくとして、飯はどうする? 外で食うか、俺たちと一緒に食うか」
「え、一緒に食っても良いのか?」

 てっきり自分で何とかしろと言われるかと思った、とリオニスは瞬く。一応鞄の中に携帯食料の類はあるし、シュライクに聞いて比較的まともな店で買い物をするつもりでも居たのだが……シュライクは小さく笑って、言った。

「一緒に食うなら一泊三枚にするけどそうすりゃアンタに払ってもらう報酬で飯の材料は買ってこられるからな。料理はスワローが作る、結構美味いぞ」

 な、と何処か得意げにシュライクは言う。それを聞いたスワローは頬を薄紅に染めて笑った。

「おいおい褒めても何も出ないぞ?」

 そう言いながらキッチンと思しき方へ軽い足取りで歩いていく辺り、喜んでいるらしい。その様にリオニスは笑うと、シュライクに向かって頷いて見せた。

「じゃあ、一緒にで」
「なんか仲間増えたみたいで楽しいな!」

 無邪気に笑いながら、スラッシュはリオニスに飛びついた。まだ十歳そこそこだという彼は無邪気で人懐こい。無意識に頭を撫でてやれば嬉しそうに笑っている。シュライクはそんなスラッシュを引き剥がすと苦笑混じりに言った。

「外に出ていく奴だけどな。あんまり情移すとまた泣くことになるぞ」

 そうシュライクは言う。恐らく、元々彼らは人と過ごすことが好きなのだろう。拾われた仲間たちと家族のような絆を築いて、別れるときには泣いたりもしたのだろうと勝手に想像する。"家族"と言うものを知らないリオニスだが、なんとなく彼らの生き方は良いな、とぼんやり考えた。

 あまり情を移すなと釘を刺されたスラッシュは唇を尖らせる。わかってるよ、と言った彼はリオニスの方へ向き直って、笑った。

「じゃあ、リオが此処に居る間に他の街のこと色々教えてくれよ!」
「僕たち、この街以外知らないんだ」

 ロビンも丸くて大きい黒い瞳をキラキラさせながらそう言う。この街から出たことがないという少年たちは、まるで寝物語をせがむ幼子のようで。

「どっちにしろそれはまた明日だ。今日はもう寝る時間だろ」

 シュライクはそういうと二人をリオニスから引っぺがして入口の方へ追いやる。むくれた顔をしている幼い二人の頭をぐしゃぐしゃと撫でながら"また明日な"と笑う姿は本当に、兄のようだった。

「シュライクは面倒見が良いんだな」

 思わず零れた感想。それを聞いたシュライクは振り向いて、頬を紅に染めながらついとそっぽを向いた。

「うるせぇ」

 そう言いながらも、口元が緩んでいるのはわかる。クロウとスワローも小さく笑っているから、きっと満場一致だろう。そう思いながらリオニスは声を立てて笑う。

―― 気の重い旅の始まりだったけれど……

 こういう出会いもあるのは、なかなか悪くないかもしれない。尤も、盗みに遭ったことがそのきっかけだったのはいっそ忘れることとしなければならないけれど。そんなことを考えながら、欠けたカップの中に残った紅茶を飲み干したのだった。
 
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