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第四章 Campari Orange

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Campari Orange (Liberté 136)

 穏やかな陽の光が降り注ぐ。吹き抜ける風は少々肌寒いが、それも気にならないくらいの日和だ。
 久しぶりの、休暇。それをクレースは存分に楽しんでいた。
 医療部隊の騎士であるクレース。彼にはなかなか休みがない。傷を負った騎士の治療や薬の作成、様々な研究、或いは炎豹の騎士たちの任務に同行して、彼らを守護する任務も存在する。騎士団の中であらゆる意味で多忙な部隊といえた。
 ここ数日は急な天候の変化も多く、体調を崩す騎士も多かった。それ故に、医療部隊に所属する彼らは休みなしで働いていたのだ。それが少し落ち着いてきたため、交代で休暇をとることが出来、今日はクレースの番だった。
 折角の休暇だ、どうやって過ごそうか、とクレースは少し悩んだ。本を読むことは好きだし、溜まっている本を読もうか? 否、良い天気だしそれは勿体ない。そう思って、結局こうして街に出掛けてきていたのである。

「一人じゃなかったらもっと楽しかったかもしれないけどなぁ……」

 そう呟いて、クレースは苦笑する。今日は一人での休暇。本当は同じ部隊に所属しており、恋人であるカルセと同じタイミングで休みを取りたかった、そう思う。そうしたらこの外出も一層楽しいものになっただろうに……そう思わずにはいられない。
 しかしすぐにいやいやと首を振って、思い直す。休みが取れただけでも幸せなことだ。自分たちが多忙というのは、騎士団にとって好ましいことではない。怪我をする騎士が減ったから、体調を崩す騎士が減ったから、危険な任務が減ったから、こうして休みが取れている。それは幸せなことだと思わなくてはならない。クレースはそう思い直して、歩みを進めていった。
 
 街中はとても賑やかだ。様々な店が出ていて、そこを人々が行き交う。美味しそうなもの、綺麗なものが所狭しと並べられた店を見ることが、クレースは好きだった。

「お、クレース君、何か見ていかないか?」

 馴染みの雑貨屋の店主がそう声をかけてきた。クレースは人懐こい笑みを彼に向けて、見せてもらおうかな、と返す。そのまま、久しぶりに入る店内に足を踏み入れた。
 雑貨屋というのは独特な匂いがする。真新しい食器やちょっとした布小物の匂い、文具の匂い、紅茶やコーヒーなどの匂い……それが混ざった、不思議な、けれど全く不愉快ではない匂いだ。そう思いながらクレースは青い目を細める。

「久し振りだな、忙しいのかい?」

 店主にそう声をかけられて、クレースは苦笑まじりに頷いた。

「えぇ、少し。でも今日は休みを取れたんです」

 クレースがそういうと店主はそうかそうか、と頷いた。顔見知りの店主はこうして、自分のことを本当の息子のように気にかけてくれている。そう言った意味でも、クレースはこの店が気にいっていた。
 店主は新しく仕入れたのだというアロマオイルをクレースに見せる。綺麗な小瓶に入っているそれを軽く揺らしながら、彼は言った。

「疲れているのならこれが良い。少し風呂に垂らせばリラックスできるぞ。他にも色んな使い方が出来る」

 飲むことは出来ないけどな、と冗談めかして言う彼に、クレースはくすくすと笑う。

「へぇ、良いなぁ……」

 店主の手からそれを受け取って、しげしげと見つめる。細かい装飾の入ったガラスの小瓶は、店の明かりを反射して、キラキラと光っている。透明の瓶に蒼い蓋のそれは、クレースにとって大切な彼によく似合う気がした。

「カルにあげたら喜ぶかな」

 ぽつりと呟く彼を見て、店主の男性は小さく噴き出した。そんな彼の反応に、クレースは不思議そうにそんな彼の方を見る。

「? 僕、何か可笑しなこといいました?」

 きょとんとしているクレース。面白いことを言った記憶はないのだけれど、と言いたげな表情。それを見て店主の男性はくすくすと笑いながら、首を振った。

「いやいや、相変わらずだなぁと思ってね。クレース君はいつも誰かのことを優先してばかりだから。たまには自分のために買い物をしたらどうだい?」

 そう言われて、クレースはぱちぱちと瞬きをした。
 ……確かに、思い返すにこの店で自分のために何かを、と買ったことはなかったかもしれない。あのピアスはスファルによく似合いそうだ、あの小刀はリスタならば器用に扱えるだろう、このクッションは恋人の疲れを癒してくれるのではないか……そんな具合で。自分のために何かを買うとなると……何か、と考えたことはあまりないのかもしれない。
 そんなことを考えたところで、クレースは苦笑して、肩を竦めた。

「何ていうのかな、自分のために何かを買いたいって思ったことがあんまりないのかなぁ」

 無欲、というのとは少し違う気がする。欲しいものは欲しいと思うし、我儘も言う。それでしばしば恋人を困らせていると思っていたし、どうにか改善しなければならないとも思っていた。
 けれども、いざ自分が欲しいものが何か、何か買いたいかと言われたら悩むのだ。どちらかといえば誰かに何かを贈りたいと思ってしまうのだ、とクレースは言った。
 それを聞いて店主は小さく笑って、なるほど、と頷いた。

「クレース君は誰かが喜んでいるのを見る方が好きなんだな。まぁ悪いことではないと思うがね」

 そう言いながら、店主は目を細める。その気質はともすれば損なのかもしれないが……それは彼の美点であるとも感じていた。

「そのアロマオイル買っていくかい?」

 そう問われて、クレースは少し考える顔をしてからこくり、と頷いた。そして、ふわりと花が咲いたように笑いながら、言う。

「うん、お願いするよ。綺麗にラッピングしてね」

 誰かへのプレゼントを用意してやる時のこの無邪気な表情はいつものこと。見慣れたそれを見て、店主は穏やかに微笑み、頷いた。

「わかった、ばっちりしておくよ」

 そう告げると、店主は店の奥に引っ込む。クレースはそれを見送って目を細めてから、店の中を見て回った。
 こうした店は好みだ、と改めてクレースは思う。綺麗な小物や美味しそうな菓子が並んでいる。それを見ているだけでも幸せな気分になる。あれもこれもとても素敵だとそう思うのだけれど……やはり自分のためにその中のどれかを買って帰ろうとは思わないな、と思いながら、クレースはふっと息を吐き出した。

「お待たせしたね、はいこれが商品だ」

 そう店主に声をかけられて、クレースは顔を上げる。

「あ、お代はこれで……って、あれ?」

 商品の代わりに金を渡そうとしたところで、クレースは気が付いた。店主の手から渡された綺麗にラッピングされた包みは先程のアロマオイルの小瓶として……

「これは……?」

 もう一つ、手に乗せられた包み。透明の包みの中に入った、試験管のような瓶が二本。不思議そうな顔をしているクレースを見て、店主は軽くウインクをして見せた。

「それは店からのサービスだ。紅茶と砂糖のセットだよ」

 中を見てみたら良いと促されて、クレースはその包みを開けた。
 試験管のような細い小瓶の中に入っているのはハート形の塊がころころと入っている。片方は茶色で、片方は淡い白や青色。ともすれば玩具のようにも見えるそれを見て、クレースは少し怪訝そうな顔をした。

「これが紅茶?」

 とても、そうは見えない。クレースがしげしげとそれを見つめながら言えば、店主は微笑みながら頷いた。

「そうだよ、茶葉を圧縮して固めてあるんだ」

 淹れ方は普通の紅茶と同じだと彼は笑う。クレースはそれを聞いて改めて、小瓶の中身を見つめた。それから、ふっと表情を綻ばせる。

「……可愛い、それにカル、こういうの好きそうだしなあ。……でも本当に良いの?」

 こんなものをもらってしまって良いのだろうか、と言いたげなクレース。店主はそれを見て笑いながら頷いた。そしてぽんぽんと彼の頭を撫でて、言う。

「勿論さ。また遊びにおいで」

 良い商品を揃えて待っているよ、と彼は笑う。クレースはそれを聞くと、少し照れたように笑って、受け取った商品を大事そうに胸に抱えた。

***

「嬉しいなぁ」

 店を出て、幸せそうに笑ってクレースはそう声をあげる。さっきより一層、降り注ぐ陽射しが心地よい。もう少し散歩して帰ろうか、それとももう城に戻ろうか……そう考えた時。

「クレース」

 そう、聞きなれた声で呼ばれた。クレースはぱっと表情を明るくして、声がした方へ視線を向ける。そこには長い淡水色の髪を背に流した少年の姿。軽く手を振る彼を見て、クレースは大きく手を振った。

「あ、カル!」

 クレースを呼んだのは他でもない恋人、カルセで。その姿を捉えると、クレースはぱたぱたと彼の方へ駆け寄った。子犬のような彼を見て、カルセは藍色の瞳を細める。そして緩く首を傾げて、彼に問うた。

「ご機嫌ですね、何か良いことでも?」

 歩み寄ってきたカルセは首を傾げ問いかける。クレースはそれを聞いて嬉しそうに頷きながら、手にした包みを差し出した。

「いつものお店に買い物に行ったんだけど……おまけを貰ったんだ、紅茶だって。凄く素敵なんだよ。カルも好きそうだなって思って!」

 そう言ってにこにこ笑うクレース。彼が差し出したものを見れば、それはまるで自分たちがいつも仕事で使っている試験管のようなものに入った紅茶と思しき塊。余程嬉しかったのか、頬を上気させているクレースを見て、目を細めたカルセは微笑んで、言った。

「今度お礼を言いに行かなくてはいけませんね」
「そうだね」

 嬉しそうに頷く、クレース。そして彼は顔を上げて、不思議そうに首を傾げて、問いかけた。

「カル、お仕事終わったの?」

 そう問いかける彼に、カルセは微笑んで頷いた。

「少し早く終わったのですよ、それで帰ろうと思ったら丁度貴方を見つけたのですよ」

 丁度良いタイミングだったとカルセは言う。それを聞いて、クレースは穏やかに微笑んだ。

「ふふ、ほんと、丁度良かったよね。僕も久しぶりにこうしてカルと歩けて嬉しいよ」

 同じ部隊でも、なかなか彼と一緒に過ごす時間を多く取ることは出来ない。医療部隊という特質上致し方ないと思っているし、自分だけがそんな我儘を言う訳にはいかないことはよく理解している。しかしそれでも……大好きな相手と一緒に過ごす時間が欲しい、というのは本心で。だからこそ、仕事帰りのカルセとこうして一緒に歩けていることが幸福だと感じるのだった。
 上機嫌に鼻歌でも歌いだしそうなクレースの様子を見て、カルセは目を細めた。自分たちの仕事は決して楽なものではない。辛いこともたくさんある。そんな中でこうして穏やかな時間を過ごせるというのは珍しく、良いことだと思っていた。
 と、その時。

「あ、カル! こっち!」

 不意に、腕を引かれて、カルセは少しだけ驚いた顔をする。彼が示す方へ視線をやれば、鮮やかな菓子が飾られたショウウィンドウがあった。時折クレースが寄っている菓子屋。そこに行きたいのだろう、目をきらきらさせているクレースを見て、カルセはくすりと笑って、首を傾げた。

「寄り道ですか? そろそろ帰らなければ日が暮れますよ」

 少し困ったように、カルセは言う。クレースは片頬を膨らませて、小さく首を傾げた。

「ちょっとだけ、ね、良いでしょ?」

 子供のようにカルセの腕を掴んで、彼は強請る。カルセはふっと目を細めて、言った。

「仕方ないですねぇ」

 そう言いつつも、まったく怒ったり呆れたりした様子がないカルセ。まるで子供の我儘を聞く父親のような様子。……実際は彼ら、同じ年齢なのだけれど。
 それを見たクレースは嬉しそうに笑って、彼の腕を引いて店に入っていったのだった。

***

「それでこの買い物量か?」

 やれやれ、と呆れたような声で言うのは、リスタ。
 カルセの自室の、机の上。彼の眼前には山のような菓子が積み重なっていた。キャンディ、クッキー、ビスケット、チョコレート……文字通り、甘いものの山だ。
 それらは先刻まで街にいたクレースとカルセが買ってきたもの。主に、クレースが買おうといったもの、である。

「何でこんなに買ったんだか」

 そう言いながら、スファルがキャンディを一つ摘まみ上げる。それと同じものが、机の上にころころと散らばっていた。

「……だって」

 唇を尖らせて、クレースは呟く。拗ねた表情の彼を見て苦笑すると、カルセはぽんと彼の頭の上に手を置いて、言った。

「クレースがあれもこれも、と欲張るからですよ」

 数時間前、菓子屋にいった二人。当然のことながら、そこには様々な菓子が並んでいた。甘い香りが満ちる空間。別に初めて来た訳でもないのに、クレースはとてもはしゃいでいた。そして、あれもこれも、と美味しそうな菓子を選んでいったのだ。
 カルセは勿論止めたのだが、クレースは大丈夫だと言って、止まらなかった。あれはスファルが好きそうだ、これはリスタが好きそうだ……そんなことを言いながら楽しそうに菓子を選んでいる彼は何とも可愛らしくて……止め切れなかったというのも、事実ではある。

「どうするんだよこれ……」

 苦笑しつつ、スファルはそのキャンディを机に置いた。大量の菓子の山。それをちらと見てから、クレースは溜息を一つ。そしてカルセの方へ視線を向けて、言った。

「カルはあんまり甘いもの好きじゃないよね」
「まぁ、食べられないことはないですけどこの量は少し……困りますね」

 流石に無理です、とカルセも苦笑する。答えた通り、菓子は嫌いではないけれども、流石にこの量を喜んで食べきれるほど甘党でもない。それを聞いてクレースは項垂れてしまった。

「うぅうう……どうしようぅう」

 やや涙目でそう声をあげるクレース。彼の性格上、食べ物を粗末にすることも出来ない。買ってきてしまったものはきちんと食べたいと思う。かといって、流石にこれだけの量は消費出来ないし……どうしたものか、とおろおろしている。
 そんな彼を見てリスタはふっと笑った。そしてぽすっとクレースの頭を撫でて、言った。

「まぁまぁ、みんなに配りながら食べれば良いだろ」

 食堂に置いておけばきっと誰かが食べてくれるだろう。騎士団にはまだ幼い騎士もたくさんいる。きっとすぐになくなるはずだとリスタは言う。
 クレースはそれを聞いてそれだ! といわんばかりの顔をした。

「リスタ流石、頭いい!」
「まったく、貴方はもう少し後先を考えてくださいよ、クレース……自分のものとなればそんな浪費はしないのに」

 カルセはそういって溜息を吐いた。クレースはそれを聞いて、首を竦めた。

「ごめんなさい。ね、カル、とりあえず折角だからさっきのお茶、飲もう! お菓子出して、リスタもスファルも一緒に!」

 青い目を輝かせながら、そう無邪気な声をあげるクレース。

「本当に貴方は自由ですねぇ」

 カルセは笑いながらもティーセットを出すために立ち上がる。呆れているような言葉ではあるが、その表情は穏やかなものだ。そんな彼の自由さが、カルセにとっても好ましいのだろう。そして、他の仲間にとっても。

「俺も手伝うよ、カルセ」
「ありがとうございます、リスタ」

 お願いしますねと微笑むカルセにリスタは笑いながら頷いた。そしてカルセに問う。

「茶葉は何処だ?」

 先刻の彼らの会話を聞くに、茶葉を買ってきたらしいのだが……それらしいものは、机の上にない。一体何処にあるのかと問われたカルセはくすっと笑って、自分の白衣の内側を指さした。

「此処ですよ」
「へ?」

 きょとんとした表情を浮かべるリスタの目の前で、カルセは先刻クレースに渡された瓶を取り出した。それを見て、リスタは不思議そうな顔をした。

「え、何? それ、試験管じゃないのか?」

 しげしげと自分の手元の小瓶を見ながら問いかけるリスタ。目を細めながら、カルセは応じた。

「これが紅茶の葉を固めたものだそうですよ。これをそのまま普通のお茶のように使うらしいです」

 そう言いながら、カルセは小瓶を揺らす。それを聞いて、リスタは納得したような顔をした。

「へぇ……すごいな。お前らしいというかよく似合うよ」

 リスタはそういって笑う。洒落た小物がカルセにはよく似合うのだ。カルセはそう言われて、少し照れくさそうにありがとうございます、といった。
 紅茶の用意をし始める彼らを見て、スファルはふっと息を吐き出した。そしてクレースの方を見ながら、言う。

「しゃあないな……ほらクレース、食堂に菓子持っていこうぜ」
「うん!」

 元気よく頷いて、クレースはスファルと一緒に菓子を手に取った。
 まだ食堂にはメイドたちがいるだろう、綺麗な入れ物にでも入れてもらって、置いといてもらえば良い。そう思いながら二人は食堂に向かっていったのだった。




第四章 Fin
(カンパリオレンジ:自由)
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