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提案
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俺と一平くんが戻ると奈月と咲夜くんが不安そうに待っていた。
「奈月ごめんな。寂しかったか?」
「あの…僕」
「大丈夫だ何も言わなくても。今日のことは一平くんから聞いたぞ。少し無理してたんだな。俺のほうこそ気づかなくてごめんな。でも無理してリハビリしなくても奈月の左手で手は繋げるぞ」
そう言って奈月の左手を握ると
「ごめんなさい」
と声が聞こえた。そんな奈月を抱きしめて謝るんだったらもう無理はしないって約束してくれるか?と聞くと頷いてくれた。
その様子を見ていた一平くんが咲夜くんの肩を抱いて緩やかな表情に変わった。一平くん大丈夫だ。奈月のことは俺が守るからな。そう目で問いかけた。いつまでも抱きしめていたいがみんなもいる手前そっと身体を離した。
「的場さん、奈月くん少し無理しちゃっただけだけど大丈夫ですよ。僕、明日学校が午前中だけなんで明日も来ていいですか?一平いいよね」
「咲夜でも…俺明日は帰りが遅いっていたよな」
「でも僕、奈月くん心配だし帰りは大丈夫だよ。子どもじゃないんだし1人で帰れるよ」
「いや…でも…」
2人が言い合ってると
「咲夜くん、僕大丈夫だから。心配してくれてありがとう。今日も楽しかった。本当にありがとう」
本当は咲夜くんともっと話をしたいんだろう。せっかくできた友達だし、それでも一平くんが心配してる様子が気になったんだろう。そこで俺は2人に提案をした。
「じゃあよければ明日は泊まりに来ないか?咲夜くんは学校帰りにそのまま来れば明るいから大丈夫だろ?一平くんは帰りが遅いなら職場まで迎えに行くから心配しなくていい。明日はそのままわが家に泊まればいいから、まぁ次の日はわが家から学校や職場に行くことになるけど大丈夫か?部屋は余ってるし、奈月にとっては友達が初めて泊まりに来てくれるんだ。嬉しいよな」
すると樹さんいいの?と聞いてきた。2人がいいならいいよ。と言ってあげると
「いや、でもご迷惑じゃ……」
と言っている一平くんの隣で
「僕も友達の家に泊まるなんて初めてだし楽しみなんだけど、どうして一平はダメっていうの?」
咲夜くんが悲しそうに言うと一平くんは考え込んでしまった。
「一平くん、何も気にしないで奈月と咲夜くんが楽しそうにしてるんだからいいじゃないか。わが家も2人が来てくれたら嬉しいからさ。ここは奈月の為だと思って許可してくれないか?」
そう言うとよろしくお願いします。と頭を深く下げた。
もしかしたら、一平くんは咲夜くんが心配で仕方がないんだな。まだまだ若い2人だもんな。
すっかり遅くなってしまったので卓也の車で帰りなさいと促した。
「奈月くん明日楽しみだね。一緒に話しようね」
「うん。僕も楽しみにしてるね」
すっかり敬語を使わずに仲良く話してる2人の様子に安堵した。
次の日、奈月は朝からニコニコしていた。
「奈月、咲夜くん来るの楽しみだな」
「はい。樹さんありがとうございます」
「いや俺は何も…2人に提案しただけだからな。今日も少し遅くなるかもしれないからご飯はみんなで先に食べててもいいからな」
「はいわかりました」
「でもできたら…寝ないで待ってて欲しいな」
「寝ませんよ」
「そうだな。一緒にお風呂に入れないからな」
そう言うと顔を真っ赤にして一緒に入りたいです。と言ってくれた。そのまま抱きしめて奈月の唇に触れるだけのキスをして約束だよ。と伝えて俺も支度をして迎えに来てくれた卓也の車に乗り込んだ。
「奈月ごめんな。寂しかったか?」
「あの…僕」
「大丈夫だ何も言わなくても。今日のことは一平くんから聞いたぞ。少し無理してたんだな。俺のほうこそ気づかなくてごめんな。でも無理してリハビリしなくても奈月の左手で手は繋げるぞ」
そう言って奈月の左手を握ると
「ごめんなさい」
と声が聞こえた。そんな奈月を抱きしめて謝るんだったらもう無理はしないって約束してくれるか?と聞くと頷いてくれた。
その様子を見ていた一平くんが咲夜くんの肩を抱いて緩やかな表情に変わった。一平くん大丈夫だ。奈月のことは俺が守るからな。そう目で問いかけた。いつまでも抱きしめていたいがみんなもいる手前そっと身体を離した。
「的場さん、奈月くん少し無理しちゃっただけだけど大丈夫ですよ。僕、明日学校が午前中だけなんで明日も来ていいですか?一平いいよね」
「咲夜でも…俺明日は帰りが遅いっていたよな」
「でも僕、奈月くん心配だし帰りは大丈夫だよ。子どもじゃないんだし1人で帰れるよ」
「いや…でも…」
2人が言い合ってると
「咲夜くん、僕大丈夫だから。心配してくれてありがとう。今日も楽しかった。本当にありがとう」
本当は咲夜くんともっと話をしたいんだろう。せっかくできた友達だし、それでも一平くんが心配してる様子が気になったんだろう。そこで俺は2人に提案をした。
「じゃあよければ明日は泊まりに来ないか?咲夜くんは学校帰りにそのまま来れば明るいから大丈夫だろ?一平くんは帰りが遅いなら職場まで迎えに行くから心配しなくていい。明日はそのままわが家に泊まればいいから、まぁ次の日はわが家から学校や職場に行くことになるけど大丈夫か?部屋は余ってるし、奈月にとっては友達が初めて泊まりに来てくれるんだ。嬉しいよな」
すると樹さんいいの?と聞いてきた。2人がいいならいいよ。と言ってあげると
「いや、でもご迷惑じゃ……」
と言っている一平くんの隣で
「僕も友達の家に泊まるなんて初めてだし楽しみなんだけど、どうして一平はダメっていうの?」
咲夜くんが悲しそうに言うと一平くんは考え込んでしまった。
「一平くん、何も気にしないで奈月と咲夜くんが楽しそうにしてるんだからいいじゃないか。わが家も2人が来てくれたら嬉しいからさ。ここは奈月の為だと思って許可してくれないか?」
そう言うとよろしくお願いします。と頭を深く下げた。
もしかしたら、一平くんは咲夜くんが心配で仕方がないんだな。まだまだ若い2人だもんな。
すっかり遅くなってしまったので卓也の車で帰りなさいと促した。
「奈月くん明日楽しみだね。一緒に話しようね」
「うん。僕も楽しみにしてるね」
すっかり敬語を使わずに仲良く話してる2人の様子に安堵した。
次の日、奈月は朝からニコニコしていた。
「奈月、咲夜くん来るの楽しみだな」
「はい。樹さんありがとうございます」
「いや俺は何も…2人に提案しただけだからな。今日も少し遅くなるかもしれないからご飯はみんなで先に食べててもいいからな」
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「でもできたら…寝ないで待ってて欲しいな」
「寝ませんよ」
「そうだな。一緒にお風呂に入れないからな」
そう言うと顔を真っ赤にして一緒に入りたいです。と言ってくれた。そのまま抱きしめて奈月の唇に触れるだけのキスをして約束だよ。と伝えて俺も支度をして迎えに来てくれた卓也の車に乗り込んだ。
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小説家になろう様でも2023年 03月07日 15時11分から投稿しています。
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