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笑顔
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「奈月くん、ずいぶんと楽しそうな声が聞こえてきたね」
「はい。相原先生とゲームしていたんです」
「ゲーム?」
「今日もらった本にいぬのまちがいさがしという本があって、相原先生と探すのを競争したんです。素敵な本をありがとうございました」
そう言ってその本を見せてくれた。犬の写真が2枚あって、その写真を見比べて5つの間違いを見つけるのか。
「相原先生、なかなか最後の1つが見つけられなかったんです。的場さんも一緒にやりませんか?楽しいですよ」
「じゃあやろうかな」
それから3人で間違え探しをした。若いからか奈月くんはすぐに5つの間違えを見つけてしまい、俺は最後の1つがなかなか見つけられなくて奈月くんに笑われてしまった。笑顔がとても可愛いと思って見てしまった。3回勝負が終わる頃に奈月くんが小さいあくびををした。
「そろそろ寝ようか。頭も使ったし疲れただろう」
相原先生が言うと奈月くんはもっとやりたいと言う。でもまだ病み上がりだ無理をさせたら体に良くないと思っていたら奈月くんは話だした。
「僕…こんなに楽しいこと今までなかったんです。だから寝ちゃったら…」
「じゃあ明日もやろうか?」
俺がそう言うと
「本当ですか?」
目をキラキラさせて俺の目を見てきた。
「あぁ…約束するよ。他にも楽しいこといっぱいしよう。だから今日はもう寝よう。じゃないと明日眠くて遊べなくなっちゃうかもしれないぞ」
そう言うと、わかりました。もう寝ます。と寝る準備を始めた。
「楽しかったんですね」
「よかったよ。樹は今日は帰るか?」
「いえ…せっかくなので今日も泊まっていきます」
「そうか、その方が明日の朝、可愛い顔が見れるかもしれないからな」
そんなことを話してるうちに奈月くんが寝る準備を終えてベットに戻ってきた。
「先生、的場さんおやすみなさい」
「おやすみ奈月くん。いい夢を見るんだよ」
そう言うとあっという間に夢の中に入っていった。
今日はうなされないで朝まで寝て欲しいと思った。
朝目が覚めたらもう奈月くんは起きて本を読んでいた。
「おはよう早いんだね」
「的場さん、今日もここに泊まってたんですか?僕もう大丈夫ですよ」
「いや…帰るのが面倒になっただけだから。気にしなくていいよ」
「おはよう。今日の具合はどうかな?」
そう言って相原先生が入ってきた。奈月くんはご飯は食べれるようになってきたがまだ量が少ない。でも、そろそろ退院して通院で様子を見るのもいいかもしれないと…その為には奈月くんの身辺を整えないといけない…そう思っていたのに急な案件で海外に行かなければならなくなってしまい奈月くんに会えなくなってしまったので相原先生には俺が戻ってくるまで入院させておいて欲しいとお願いした。
海外での仕事中も奈月くんの笑顔を思い出す。海外のお土産、何を買って行ったらまた笑ってくれるだろうとつい考えてしまう自分に戸惑いと驚きが混じった感情が湧いてきた。
「はい。相原先生とゲームしていたんです」
「ゲーム?」
「今日もらった本にいぬのまちがいさがしという本があって、相原先生と探すのを競争したんです。素敵な本をありがとうございました」
そう言ってその本を見せてくれた。犬の写真が2枚あって、その写真を見比べて5つの間違いを見つけるのか。
「相原先生、なかなか最後の1つが見つけられなかったんです。的場さんも一緒にやりませんか?楽しいですよ」
「じゃあやろうかな」
それから3人で間違え探しをした。若いからか奈月くんはすぐに5つの間違えを見つけてしまい、俺は最後の1つがなかなか見つけられなくて奈月くんに笑われてしまった。笑顔がとても可愛いと思って見てしまった。3回勝負が終わる頃に奈月くんが小さいあくびををした。
「そろそろ寝ようか。頭も使ったし疲れただろう」
相原先生が言うと奈月くんはもっとやりたいと言う。でもまだ病み上がりだ無理をさせたら体に良くないと思っていたら奈月くんは話だした。
「僕…こんなに楽しいこと今までなかったんです。だから寝ちゃったら…」
「じゃあ明日もやろうか?」
俺がそう言うと
「本当ですか?」
目をキラキラさせて俺の目を見てきた。
「あぁ…約束するよ。他にも楽しいこといっぱいしよう。だから今日はもう寝よう。じゃないと明日眠くて遊べなくなっちゃうかもしれないぞ」
そう言うと、わかりました。もう寝ます。と寝る準備を始めた。
「楽しかったんですね」
「よかったよ。樹は今日は帰るか?」
「いえ…せっかくなので今日も泊まっていきます」
「そうか、その方が明日の朝、可愛い顔が見れるかもしれないからな」
そんなことを話してるうちに奈月くんが寝る準備を終えてベットに戻ってきた。
「先生、的場さんおやすみなさい」
「おやすみ奈月くん。いい夢を見るんだよ」
そう言うとあっという間に夢の中に入っていった。
今日はうなされないで朝まで寝て欲しいと思った。
朝目が覚めたらもう奈月くんは起きて本を読んでいた。
「おはよう早いんだね」
「的場さん、今日もここに泊まってたんですか?僕もう大丈夫ですよ」
「いや…帰るのが面倒になっただけだから。気にしなくていいよ」
「おはよう。今日の具合はどうかな?」
そう言って相原先生が入ってきた。奈月くんはご飯は食べれるようになってきたがまだ量が少ない。でも、そろそろ退院して通院で様子を見るのもいいかもしれないと…その為には奈月くんの身辺を整えないといけない…そう思っていたのに急な案件で海外に行かなければならなくなってしまい奈月くんに会えなくなってしまったので相原先生には俺が戻ってくるまで入院させておいて欲しいとお願いした。
海外での仕事中も奈月くんの笑顔を思い出す。海外のお土産、何を買って行ったらまた笑ってくれるだろうとつい考えてしまう自分に戸惑いと驚きが混じった感情が湧いてきた。
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小説家になろう様でも2023年 03月07日 15時11分から投稿しています。
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