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誓いの証 ※
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久しぶりに目覚めのいい朝だ。海斗を起こさないようにベッドから出て洗濯を仕掛け、朝食の準備をすると8時を回っていた。海斗は昨日も疲れたし、まだしばらく寝てるだろう。
朝食の準備を整えて寝室に向かえば、海斗はまだ夢の中にいた。可愛い寝顔を見ながら箱からそっと取り出し海斗の右薬指に指輪を嵌めた。これは少し前そろそろ俺の気持ちを形にしたいとペアリングを注文してきたものだ。渡すタイミングとかを考えてるうちにこの前のことが起こって渡せずにいた。朝日を浴びてシルバーのシンプルなリングが光っている。俺も右に嵌めてみた。初めてその指に嵌った指輪はまだしっくりせず違和感があるが海斗とお揃いの物を付けてるというそれだけで心にグッとくるものがある。お揃いの指輪が欲しいなんて思ったことは今までなかった…でも海斗はもう嫌だと言っても離せない。離したくない。お揃いの指輪が俺たちがパートナーという証にもなるんじゃないかと単純に考えてしまった。
強く抱きしめキスを落とすと「うっ…ん」と寝返りを打って俺の胸に顔を擦りつけてくる。そんな海斗が可愛くて耳朶に唇を寄せた「海斗、愛してるよ。そろそろ起きて」そう囁けば、可愛い目がパチっと開いた。「透っさんっ…おはっよう…」
…ん?掠れてる声が聞こえた。ヤバ…喘ぎさせすぎたか?
「今日行かないと行けないのに、こんな声じゃ…」と手を挙げたとたん「透さん…これって…」
指輪が目に入ったんだろう。戸惑う声がした。
「どう?俺の気持ち、これからもずっと海斗と一緒にいるって証…」海斗が抱きついてきた。
「透さん…嬉しい」目尻に涙が光っていた。
「ずっと付けていような?」
「羨ましかったの」
「羨ましい?」
「だって…学さんも悠人も、小倉さんも優太さんもしてた…」
「あぁ…」あの2組はペアリングをしている。昨日見たんだろう。
「ちゃんと届出を出した時には、ここに嵌めような」海斗の左薬指を取って口づけをした。
「海斗、愛してる」
「透さん…愛してる」
「海斗の声少し掠れててハスキーな声になってる。なんだかセクシーだな」
そう言うと恥ずかしそうに俺の肩で顔を隠した。
今の海斗を喘がせれば、艶めかしいほど色っぽく聞こえて興奮してしまうだろう。そう考えただけで俺のモノは緩く立ち上がってきてしまった。思わず海斗の手を掴み俺にモノを触らせた。
「………っ」
「海斗…俺もうこんなだけど…」
「…っなんで?」
「海斗を愛しすぎてるから…」
「今はダメっ…」
「まだ時間あるよ。そのセクシーボイスで喘いだ海斗の声が聞きたい」 「そんなぁ…」と言いながらも期待をされてる目で見つめられれば我慢できなかった…
挿れるのは負担になるだろう…と自身にローションを塗りまくり海斗をうつ伏せにさせ腰を高く上げた。自分のモノを海斗の太ももに挟み角度を上げるように差し込むと亀頭の部分が海斗にモノに当たる。
「あっ…ふぅ…ん」
海斗のハスキーでセクシーな声を聞いただけで俺のモノはパンパンにはち切れそうだ。海斗のモノを触ってみれば立ち上がってきていた。
後ろから海斗に覆い被さりお互いの指輪をカチリとあわせた。ますます気分が高揚するのを感じた。
海斗の太ももに挟んだ具合が丁度良く、海斗の色っぽい声に翻弄される。腰を打ちつけながら海斗のモノを扱いてやると
「あ、あ……っイッちゃう…透っさぁ…んっ」
「海斗…愛してる…」
海斗が背中を弓なりに反らし声を上げてそのまま2人で果てた。
後ろから海斗を抱きしめ「海斗の声、色っぽすぎて早すぎたな、ごめん。我慢できなかった」そう謝れば「気持ちよかったからいい」そう答えてくれた。
抱き抱え2人でシャワーを浴びてベタベタになった身体を洗った。
海斗がドライヤーをかけてる間に簡易のハチミツレモンを用意した。
喉にいいと言われるハチミツとレモンをお湯で割っただけだ。まぁ即効性はないので気休めだが…
「とりあえず、ゆっくり飲んでみて」そう声をかけ、朝食の仕上げをして、2人で食べた。まぁー朝食より昼食に近かったが仕方がない。
「海斗、行く前にちゃんと話しようと思って」
その後、手土産を買うため早めに家を出ようと着替え始めた。チャコールグレーのスリーピースを手に取ると海斗が横に並び、このボルドーのネクタイは?と声をかけてくれた。このネクタイはたしか優太が部長になったお祝いでシルクだからお祝いの席でもいいでしょ?とくれたものだ…「誰かからのプレゼントですか?」不安そうな目で問いかけられた。
「いやこれは優太が部長になったお祝いだってくれたものだ。心配しなくてもいい」そう答えると安心した顔で「はいっ」と返事をしてくれた。
海斗の紺色のスーツに合わせ俺の持ってる中から小さいドット柄のボルドーのネクタイを選んだ。
「なんかネクタイまでお揃いみたい」そう鏡の前ではしゃぐ海斗を後ろから抱きしめて頬にキスを送った。
「そろそろ行かないとまた海斗を襲っちゃいそう」と耳元で囁けば耳まで赤く染めて「行かないと遅刻しちゃう」と玄関に駆けていった。
俺の家から実家までは車で30分だ。海斗はどんな手土産がいいか聞かれたが、お袋が好きな大福のお店が途中にあるためそこに立ち寄り、親父には好きな焼酎を1本買っていくことにした。
車の中で海斗は挨拶の仕方や手土産の渡し方などの動画など見ていたが、だんだん緊張していってるのがわかる。そんなに緊張する相手じゃないと俺は思うけど海斗からしたら会社の社長だ。しかも滅多に会える人物じゃないから緊張もするだろう。
お袋に関しては、海斗のトラウマを思い出さないでいてほしいが…
膝の上で強く握りしめている手に自分の手を重ねる。指を絡ませ手を握ると、それだけで嬉しそうに微笑む海斗が可愛いくて、その手を離したくなくて、着くまでずっと繋いでいた。
「着いたぞ」そう言うと一瞬で顔が強張った。「食べられるわけじゃないから心配するな」そう笑うが海斗は緊張しっぱなしだ。
2人で玄関に向かうと親父の車が
2台、それ以外に2台も止まっていた。誰の車だったっけな?見覚えのある車だけど俺も緊張していたのか思い出せなかった。
玄関のインターホンを押すと待ってましたとばかりにドアが開いた。
朝食の準備を整えて寝室に向かえば、海斗はまだ夢の中にいた。可愛い寝顔を見ながら箱からそっと取り出し海斗の右薬指に指輪を嵌めた。これは少し前そろそろ俺の気持ちを形にしたいとペアリングを注文してきたものだ。渡すタイミングとかを考えてるうちにこの前のことが起こって渡せずにいた。朝日を浴びてシルバーのシンプルなリングが光っている。俺も右に嵌めてみた。初めてその指に嵌った指輪はまだしっくりせず違和感があるが海斗とお揃いの物を付けてるというそれだけで心にグッとくるものがある。お揃いの指輪が欲しいなんて思ったことは今までなかった…でも海斗はもう嫌だと言っても離せない。離したくない。お揃いの指輪が俺たちがパートナーという証にもなるんじゃないかと単純に考えてしまった。
強く抱きしめキスを落とすと「うっ…ん」と寝返りを打って俺の胸に顔を擦りつけてくる。そんな海斗が可愛くて耳朶に唇を寄せた「海斗、愛してるよ。そろそろ起きて」そう囁けば、可愛い目がパチっと開いた。「透っさんっ…おはっよう…」
…ん?掠れてる声が聞こえた。ヤバ…喘ぎさせすぎたか?
「今日行かないと行けないのに、こんな声じゃ…」と手を挙げたとたん「透さん…これって…」
指輪が目に入ったんだろう。戸惑う声がした。
「どう?俺の気持ち、これからもずっと海斗と一緒にいるって証…」海斗が抱きついてきた。
「透さん…嬉しい」目尻に涙が光っていた。
「ずっと付けていような?」
「羨ましかったの」
「羨ましい?」
「だって…学さんも悠人も、小倉さんも優太さんもしてた…」
「あぁ…」あの2組はペアリングをしている。昨日見たんだろう。
「ちゃんと届出を出した時には、ここに嵌めような」海斗の左薬指を取って口づけをした。
「海斗、愛してる」
「透さん…愛してる」
「海斗の声少し掠れててハスキーな声になってる。なんだかセクシーだな」
そう言うと恥ずかしそうに俺の肩で顔を隠した。
今の海斗を喘がせれば、艶めかしいほど色っぽく聞こえて興奮してしまうだろう。そう考えただけで俺のモノは緩く立ち上がってきてしまった。思わず海斗の手を掴み俺にモノを触らせた。
「………っ」
「海斗…俺もうこんなだけど…」
「…っなんで?」
「海斗を愛しすぎてるから…」
「今はダメっ…」
「まだ時間あるよ。そのセクシーボイスで喘いだ海斗の声が聞きたい」 「そんなぁ…」と言いながらも期待をされてる目で見つめられれば我慢できなかった…
挿れるのは負担になるだろう…と自身にローションを塗りまくり海斗をうつ伏せにさせ腰を高く上げた。自分のモノを海斗の太ももに挟み角度を上げるように差し込むと亀頭の部分が海斗にモノに当たる。
「あっ…ふぅ…ん」
海斗のハスキーでセクシーな声を聞いただけで俺のモノはパンパンにはち切れそうだ。海斗のモノを触ってみれば立ち上がってきていた。
後ろから海斗に覆い被さりお互いの指輪をカチリとあわせた。ますます気分が高揚するのを感じた。
海斗の太ももに挟んだ具合が丁度良く、海斗の色っぽい声に翻弄される。腰を打ちつけながら海斗のモノを扱いてやると
「あ、あ……っイッちゃう…透っさぁ…んっ」
「海斗…愛してる…」
海斗が背中を弓なりに反らし声を上げてそのまま2人で果てた。
後ろから海斗を抱きしめ「海斗の声、色っぽすぎて早すぎたな、ごめん。我慢できなかった」そう謝れば「気持ちよかったからいい」そう答えてくれた。
抱き抱え2人でシャワーを浴びてベタベタになった身体を洗った。
海斗がドライヤーをかけてる間に簡易のハチミツレモンを用意した。
喉にいいと言われるハチミツとレモンをお湯で割っただけだ。まぁ即効性はないので気休めだが…
「とりあえず、ゆっくり飲んでみて」そう声をかけ、朝食の仕上げをして、2人で食べた。まぁー朝食より昼食に近かったが仕方がない。
「海斗、行く前にちゃんと話しようと思って」
その後、手土産を買うため早めに家を出ようと着替え始めた。チャコールグレーのスリーピースを手に取ると海斗が横に並び、このボルドーのネクタイは?と声をかけてくれた。このネクタイはたしか優太が部長になったお祝いでシルクだからお祝いの席でもいいでしょ?とくれたものだ…「誰かからのプレゼントですか?」不安そうな目で問いかけられた。
「いやこれは優太が部長になったお祝いだってくれたものだ。心配しなくてもいい」そう答えると安心した顔で「はいっ」と返事をしてくれた。
海斗の紺色のスーツに合わせ俺の持ってる中から小さいドット柄のボルドーのネクタイを選んだ。
「なんかネクタイまでお揃いみたい」そう鏡の前ではしゃぐ海斗を後ろから抱きしめて頬にキスを送った。
「そろそろ行かないとまた海斗を襲っちゃいそう」と耳元で囁けば耳まで赤く染めて「行かないと遅刻しちゃう」と玄関に駆けていった。
俺の家から実家までは車で30分だ。海斗はどんな手土産がいいか聞かれたが、お袋が好きな大福のお店が途中にあるためそこに立ち寄り、親父には好きな焼酎を1本買っていくことにした。
車の中で海斗は挨拶の仕方や手土産の渡し方などの動画など見ていたが、だんだん緊張していってるのがわかる。そんなに緊張する相手じゃないと俺は思うけど海斗からしたら会社の社長だ。しかも滅多に会える人物じゃないから緊張もするだろう。
お袋に関しては、海斗のトラウマを思い出さないでいてほしいが…
膝の上で強く握りしめている手に自分の手を重ねる。指を絡ませ手を握ると、それだけで嬉しそうに微笑む海斗が可愛いくて、その手を離したくなくて、着くまでずっと繋いでいた。
「着いたぞ」そう言うと一瞬で顔が強張った。「食べられるわけじゃないから心配するな」そう笑うが海斗は緊張しっぱなしだ。
2人で玄関に向かうと親父の車が
2台、それ以外に2台も止まっていた。誰の車だったっけな?見覚えのある車だけど俺も緊張していたのか思い出せなかった。
玄関のインターホンを押すと待ってましたとばかりにドアが開いた。
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