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決着1
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《side 透》
「寝ちまったか…」病み上がりなのにガッツいてしまった…まさか海斗から好きって言ってもらえるなんて思わなくて止まらなくなってしまった…海斗を大事に愛してやりたい。親からもらえなかった愛情も彼氏としての愛情も全て…
「愛してるよ。海斗」軽く身体を拭いてお互い裸のまま抱き合うと海斗の体温が俺に伝わる。
「幸せ」思わず声に出てしまった。こんなに人に溺れるなんて出会った事はなかった。誰よりも2人で幸せになろう。俺が絶対に幸せにしてやるから。海斗を抱きしめながら、そのまま眠りに落ちた。
「ふぁーあ…よく寝たっ」
あ!俺、透さんと…しかも好きって…思わず言ってしまった。このまま好きでいていいのかな?
横を見るとまだ目を瞑ってる透さんが見えた。なんとなく腰にだるさが残っているが愛された証だ。
仕事行かなきゃ。なんとか身体を起こしてみると「あっ!」身体は拭いてくれたのかベタベタする感じはなかったが真っ裸だった。一緒に寝てたので寒くは感じなかったが…
「起きたのか?海斗おはよう」
後ろから抱きしめられ首元にキスをされる。くすぐったくて身をよじると頬に手を当て唇が触れ合う。ついばむようなキスをされると昨日の余韻もありムクムクと疼きだす。合わさった唇から舌を差し出すと絡めとられる。
「ふぅ…んっ」
思わず声が漏れた。
「海斗…朝から誘ってる?」
「いやっ…」
「俺はこんなだ」
手を掴まれ触った場所は、すでに立ち上がっていた。親指で亀頭を撫でてみると先走りで濡れていた。
「…っ海斗、シャワー行こう。昨日も入ってないだろ?」
シャワーを浴びながらキスをした。本当は挿れて欲しかったが仕事の前に海斗の蕩けた顔はマズイというのでお互いを慰め合うだけになった。
「海斗、愛してる」そう言われると嬉しくて…「透さん好き。大好き」と抱きついた。
朝ごはんを食べお互い仕事の用意をするうちに仕事モードになっていった。玄関から一歩出ると上司と部下だ…
「行ってきます。透さん」
「何かあったらすぐ連絡!報・連・相、忘れるなよ」
「はい。部長!」
「海斗…忘れるなよ。愛してる」
抱きしめあって玄関を出た。
透さんの温もりがまだ残っているようで恥ずかしさもあり、でも嬉しかった。
今日は特に上田さんからは何も言われなく一安心して帰路に向かっている途中で「海斗っ」と呼ばれて振り返った。
「お前っなんで?」
「なんではこっちのセリフ、あれからスマホにも出ない、荷物だってあるだろ。どうして帰って来ないんだ」
「処分代、渡しただろう?ほっといてくれよ」
「へぇーこの前の人とやったのか?部長って言ってたけど上司とか?」
「つっ…関係ないだろ?」
「お前は誰にでも尻尾を振るんだな」
「そんなんじゃ…」
「お前、幸せになれんの?幸せになっていいの?」
「それは…」
「お母さん、かわいそうだったよな…」
「うっ……」
「もういいんじゃね?園木 慎二」
「誰だよっ…お前…」
「あっ…」
「海斗くん、ひっさしぶりー」
「えっ…と…」
「うんうん。顔は知ってるのに名前出てこないよね?1回しか会ってないし、しかも印象悪いし?」
「いえっ…」
「何?海斗こいつともしてんの?淫乱じゃん。そんなにお前モテたっけ?」
「違う…この人は…」
「園木…それはお前じゃん?海斗くんの他に何人いた?セフレ?本名?海斗くんはどっち?」
「…っそれは…」
「言えない?じゃあ海斗くんに付き纏わないで」
「お前…俺の他に…いたの?」
「いやぁ…それは…」
「海斗っ」
「えっ?透さん?」
「遅いじゃん。もっと早く来てよ」
「四ノ宮、助かったよ」
「いやいや…とりあえず園木は預かるよ。また連絡するから」
「頼むぞ。海斗、帰ろ」
「でも…」
「大丈夫だから。あとは四ノ宮に任せよう」
「…っお願いします」
俺と透さんは家に帰った。
「寝ちまったか…」病み上がりなのにガッツいてしまった…まさか海斗から好きって言ってもらえるなんて思わなくて止まらなくなってしまった…海斗を大事に愛してやりたい。親からもらえなかった愛情も彼氏としての愛情も全て…
「愛してるよ。海斗」軽く身体を拭いてお互い裸のまま抱き合うと海斗の体温が俺に伝わる。
「幸せ」思わず声に出てしまった。こんなに人に溺れるなんて出会った事はなかった。誰よりも2人で幸せになろう。俺が絶対に幸せにしてやるから。海斗を抱きしめながら、そのまま眠りに落ちた。
「ふぁーあ…よく寝たっ」
あ!俺、透さんと…しかも好きって…思わず言ってしまった。このまま好きでいていいのかな?
横を見るとまだ目を瞑ってる透さんが見えた。なんとなく腰にだるさが残っているが愛された証だ。
仕事行かなきゃ。なんとか身体を起こしてみると「あっ!」身体は拭いてくれたのかベタベタする感じはなかったが真っ裸だった。一緒に寝てたので寒くは感じなかったが…
「起きたのか?海斗おはよう」
後ろから抱きしめられ首元にキスをされる。くすぐったくて身をよじると頬に手を当て唇が触れ合う。ついばむようなキスをされると昨日の余韻もありムクムクと疼きだす。合わさった唇から舌を差し出すと絡めとられる。
「ふぅ…んっ」
思わず声が漏れた。
「海斗…朝から誘ってる?」
「いやっ…」
「俺はこんなだ」
手を掴まれ触った場所は、すでに立ち上がっていた。親指で亀頭を撫でてみると先走りで濡れていた。
「…っ海斗、シャワー行こう。昨日も入ってないだろ?」
シャワーを浴びながらキスをした。本当は挿れて欲しかったが仕事の前に海斗の蕩けた顔はマズイというのでお互いを慰め合うだけになった。
「海斗、愛してる」そう言われると嬉しくて…「透さん好き。大好き」と抱きついた。
朝ごはんを食べお互い仕事の用意をするうちに仕事モードになっていった。玄関から一歩出ると上司と部下だ…
「行ってきます。透さん」
「何かあったらすぐ連絡!報・連・相、忘れるなよ」
「はい。部長!」
「海斗…忘れるなよ。愛してる」
抱きしめあって玄関を出た。
透さんの温もりがまだ残っているようで恥ずかしさもあり、でも嬉しかった。
今日は特に上田さんからは何も言われなく一安心して帰路に向かっている途中で「海斗っ」と呼ばれて振り返った。
「お前っなんで?」
「なんではこっちのセリフ、あれからスマホにも出ない、荷物だってあるだろ。どうして帰って来ないんだ」
「処分代、渡しただろう?ほっといてくれよ」
「へぇーこの前の人とやったのか?部長って言ってたけど上司とか?」
「つっ…関係ないだろ?」
「お前は誰にでも尻尾を振るんだな」
「そんなんじゃ…」
「お前、幸せになれんの?幸せになっていいの?」
「それは…」
「お母さん、かわいそうだったよな…」
「うっ……」
「もういいんじゃね?園木 慎二」
「誰だよっ…お前…」
「あっ…」
「海斗くん、ひっさしぶりー」
「えっ…と…」
「うんうん。顔は知ってるのに名前出てこないよね?1回しか会ってないし、しかも印象悪いし?」
「いえっ…」
「何?海斗こいつともしてんの?淫乱じゃん。そんなにお前モテたっけ?」
「違う…この人は…」
「園木…それはお前じゃん?海斗くんの他に何人いた?セフレ?本名?海斗くんはどっち?」
「…っそれは…」
「言えない?じゃあ海斗くんに付き纏わないで」
「お前…俺の他に…いたの?」
「いやぁ…それは…」
「海斗っ」
「えっ?透さん?」
「遅いじゃん。もっと早く来てよ」
「四ノ宮、助かったよ」
「いやいや…とりあえず園木は預かるよ。また連絡するから」
「頼むぞ。海斗、帰ろ」
「でも…」
「大丈夫だから。あとは四ノ宮に任せよう」
「…っお願いします」
俺と透さんは家に帰った。
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