転移したら獣人たちに溺愛されました。

なの

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第2章

第91話

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「ノア髪の毛洗うから頭にシャワーかけるから目を瞑ってな」

「カイル僕、小さい子じゃないんだから自分1人で洗えるよ。カイルも自分のこと洗ったら?」
恥ずかしそうな顔で赤くなって答えるノアを横目に見ながら俺は何も答えずにノアの頭にシャワーをかけた。

「カイル酷い」
さっきまで恥ずかしそうに頬を染めていたが今は怒って顔を赤くしている。そんな色んな顔をしてくれるノアが可愛くてついつい意地悪してしまいたくなる。俺はシャンプーを泡立ててノアの頭の上に乗せてマッサージしながらシャンプーしてやった。うっすら鏡に映るノアはさっきまでの不貞腐れた顔ではなく気持ちよさそうに目を瞑ってだんだん俺の胸元に体を倒してきた。まずい、いくらタオルで隠してるとはいえこれ以上の密着は俺のためにもよくない。俺は腰を引いて両足を閉じた。そしてノアにバレないようにボディーソープの泡をたくさんつけた。ノアにリンスをしてからボディーソープを泡立てた。
「ノア、前は自分で洗えるよな」
そう言ってノアの小さな背中を洗っていると

「カイルの背中は大きいから僕が洗ってあげる。尻尾も洗ってもいい?」
背中はともかく尻尾は……昔からノアは俺の尻尾が好きでよく抱きついてくれた。でも……やはり性感帯の尻尾はダメだろう。断ろうと思った途端……ノアが優しい手つきで俺の尻尾を撫でながら洗ってくれている。
「うう゛っ」
堪えきれず今すぐにでも頂点まで昇ってしまいそうな愚息に喝を入れた。でもそんなんでおさまるわけもない。どんどん大きくなっていくのが自分でもわかる。早くこの場からいなくならないと、と思っていたが遅かった……
ノアは俺の股間にあったタオルがやけに盛りあがっているのが不思議だったんだろう何も考えずにタオルを取られてしまった。

「あっ……」
ノアは片手にタオル、もう片方は俺の尻尾を掴んだまま目を見開いて固まってしまった。
「ノアごめん。俺は先に上がるから、ゆっくり体を温めてから上がっておいで」
何も言わずに全裸で立ち尽くしているノアの体を見てしまい、ますます昇ってしまう。ノアの手から尻尾を離させて、まだ泡だらけの体をシャワーで流して湯船に浸からせようと背中に手を当てただけでビクッとノアの体が跳ねた。怖がらせてしまったのだろう。確かにこんなふうになってるのを見るのも初めてだろう。俺は急いで体を拭いてトイレに閉じこもった。1回じゃ足りなくて結局3回も出してしまった。俺はさっきよりも体はスッキリしたが、ノアにどんな顔して会えばいいのかわからないままトイレを出た。

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