桃太郎のエロ旅道中記

角野総和

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桃太郎、手当てする

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犬山   「よいか、桃よ。今から拙者を先生と呼ぶのだぞ」

桃太郎  「えぇ~。あたし勉強嫌い~」

犬山   「大丈夫だ。実地だ、実地。体で覚える実践あるのみだ(先生、か。指定エッチもなかなか良いのぉ)」

角野   「犬さんの頭の中には妄想竹がにょろにょろり♪」


**********************************************




開き直った犬山はただの獣だった。

勿論、いきなり襲い掛りはしないが桃太郎をがっしり抱きすくめると、米俵のようにひょいと担ぎ上げて岸に運んでいく。

「うわっ、ちょっと。犬さん犬さん」

呼ばれても返事をする余裕はない。顔の横の剥き出しの尻に全神経が集中している。支える振りで撫でまわすのだけは忘れなかったが。


桃太郎が脱いだ着物をもさげてある大岩の側まで運び、柔らかな苔のベッドに座らせた。



「桃よ。これがわかるか?」

ちょこんと座った桃太郎の正面に仁王立ちした犬山は、大きく膨らんで反り返った肉棒を突きつけた。その距離、顔面数センチ。ちょこっと腰を押し出せば敏感な亀頭が桃太郎の唇に触れる距離だ。


一方、桃太郎はソレを初めて見たのだろう。顔を赤らめるどころかキョトンとしていたが、目の前の勃起が犬山の体から生えているのを認めると、大慌てで口を開いてこう言った。

「大変だ!犬さん、何に噛まれたの?それとも刺された?さっき藪の中で下穿きを下げた時にやられたんだよ、きっと。こんなに腫れたら痛いでしょう?あたし薬草探してくる」


やはり犬山の予想通り、桃太郎に性知識は無いようだ。


「いや、大丈夫だ。だがな、お主に頼みがある。薬は必要ないが手当てをしてほしいのだ」


犬山は尤もらしく説明する。


怪我や病気の時に介抱するのを手当てというだろう?手を当てて助ける事を意味するのだ。都のように発展した場所なら大勢医者がいる。だが、人里離れた山や村にそんな者は存在しない。だから自分たちで看病して手当てするのだ。
今、犬山の股間が腫れているが医者はいないし薬も無い。だが、桃太郎が手を当てて介抱してくれれば治るかもしれない、と。


色々突っ込み所満載だが、興奮状態の犬山は当然、素直な桃太郎も?マークは浮かべない。

「わかったよ。でも、やり方がわからないから教えてね」

などとかわいらしい事まで言う始末。


おいっ!犬山。お前、桃太郎に性の知識を伝授するんじゃなかったのよ。それじゃ山賊より質が悪い、単なる詐欺師だぞ!   作者の声も届かない。





犬山に導かれながら桃太郎は両手で勃起チ〇ポを包み込んだ。白い指先にビクビク脈打つ幹を擦られ、柔らかい掌をゆっくり上下に動かされると、それだけで睾丸がキュッと引き締まる位気持ちがいい。山で色んな仕事をこなしているとはいえ、か弱い乙女の手だ。熊でのようにごつい犬山の指とは感触が全く違っているから快感はこの上ない。

「んっと、犬さん。この位の強さでいい?だ丈夫?痛くない?」

上目遣いに尋ねると、顔を赤らめた犬山が頷くから、嬉しくなった桃太郎はますます調子にのって擦っていく。


コスコスコスコス、キュッ、ギュギュッ、コッシコシ。


「犬さん、こっちは?先っちょの方がいっぱい赤くなってるよ。腫れもひどそうだし」

赤黒い幹も血管が浮き出て痛そうだが、先の部分は更に赤く腫れている。皮膚が薄く伸びきって今にも破裂しそうに見えるし、先の先、先端部分には小さな穴があって、そこから透明の液がたらりと零れているのも破裂の前兆に見えて心配になる。

だが、犬山は大丈夫だと、もっとしっかり擦って、先の方も撫でて欲しいと指示をする。桃太郎は更に熱心に手を動かして、指示通り先端の腫れも指で優しく撫でて弄った。



「桃、桃よ。手当も充分いいのだがな―――――」

少々刺激が強すぎるので、柔らかなお前の乳で挟んでほしい。
そう言われて、桃太郎は自分の乳を見下ろした。

確かに、手で擦ると心配のあまり余計な力が入ってしまう。でも胸なら。大きく膨らんだふたつの白い山の中身は脂肪。動けばフルフル弾むし、自分で触っても柔らかいのは確認済みだ。


「わかったよ。でも上手にできるかなぁ」

心配そうに首を傾けながら、それでも両脇から乳房を抑え、パンパンに張った肉棒を挟み込んだ。

「ぅおぉっ……」

むにゅんという感触に犬山の口から何とも言えない声が洩れ、驚いた桃太郎がビクつくと、すぐに安心させるよう声がかかる。


むにゅん、むにょむにょ、むちぃぃ―――


真っ白な乳肉の間に、相応しくない醜悪な肉塊が見え隠れしている。

とろけそうな快感に犬山の息が速く、激しくなって、ひとりでの腰も動いてしまう。先端の穴からは止まることなく先走りの液が零れ伝い、それを潤滑剤にパイズリの速度も上がっていく。


ムチッ、ヌチョヌチョ、ヌリュリュ、むにゅん。ヌヌチャァリ――――


桃太郎は一生懸命擦りながら、ほんの少し心配になってきた。擦れば治ると言われたのに、擦れば擦る程腫れていくように思えるのだ。
心配のあまりチラチラと上目遣いで犬山を見上げても、ストップはかからず「いいぞ」「後少しだ」「もっと」と言われてしまう。顔も苦しそうに歪めているから、努力が足りないのかと反省してもっと熱心に動かした。



どの位そうしていただろう。
犬山の口から唸り声のような音が洩れ、乳の間の肉棒がググッと大きく膨らんだ。

驚きに目を瞠っていると、桃太郎の目の前―――――大げさでなく、本当に目の前の位置だ――――で肉棒が爆発した。


「ひゃあああぁぁっ」

挟み込んだ棒の先端、汁を零していた穴からブッシュゥゥゥットと勢いよく噴出した白いマグマが桃太郎の顔に飛び掛かった。叫んだ拍子に口の中にも飛び込んだ。


慌てて離れようとしたのに、犬山に頭を掴まれて身動きが取れなかった。離してほしくて両手で犬山の手を引っ張たけれど、全く敵わない。

桃太郎の手が離れたせいで肉棒を挟んでいた乳も、挟まれていた肉棒も自由になった。
自由になった肉棒は精を吐き出す度に大きく跳ねるから、白濁は目鞍めっぽう飛び散って桃太郎の顔にも体にも、周りの草むらにも白い雨を降らせていく。


全部出し切って睾丸も頭も空っぽになった犬山は、解放された肉棒で飛び散った白い液を塗り拡げるみたいに桃太郎の顔や首に擦り付けていった。



濡れた感触がピタピタと這いまわる。熱くて、初めて嗅ぐ独特の匂いに桃太郎の頭はぼうっとかすんでいった。






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