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3章 希う大学生編
大自然の中で
しおりを挟むりっくんの引くエアーマットに乗せられ、啓吾たちの待つ場所まで揺られる。この揺れが、色々と刺激してきて辛い。
行きは、水に手を浸けて『気持ち~』なんてはしゃいでたけど、今の僕にそんな余裕はない。海パンの中では、今にもひり出してしまいそうなプラグと格闘中なのだから。
「りっくん、お尻、苦し····」
お尻だけじゃない。下腹もすっごく苦しい。
「だよね。急いで戻ろうねぇ」
「ここで、抜いちゃ··ダメ?」
「ダメだよ。皆の前で、俺のぶっぱさせたいんだもん」
ダメだ、りっくんの変態が度を越していて止めようがない。どうしたものかと、考えようにも集中できず考えがまとまらない。
そうこうしているうちに、気がつけば啓吾たちの声が届く所まで来ていた。
「お前らおっせぇよ。さっき朔が来てキレて戻ってったよ? どーせヤッてたんだろうけどさ。だったら混ぜろよなー」
大きな声で何を言っているんだ。いくら人気がないと言っても、居ないわけじゃないし声は湖畔に響いてるんだぞ。
それはそうと、やっぱりバレていた。そりゃ、結構な時間が経っているんだもの。もしも逆の立場なら、流石の僕だって気がついただろう。
「啓吾は反省してろって言ったでしょ。どーせしてないと思うけど」
「あ··。したした~」
絶対に嘘だ。おそらく、この反応は忘れていたに違いない。
それに、きっと朔が来た時、焼けた食材をいくらか持ってきてくれたのだろう。啓吾の横に、食べ散らかしたサザエの貝や串がある。
「つぅかさ、結人のエロ顔晒してていいの? なんかヤバくね?」
「ね。なんか余韻凄そうだけど大丈夫? 武居、熱中症とかになってない?」
冬真と猪瀬くんが心配してくれる。僕にアテられたのか、猪瀬くんの腰を抱く冬真の手が、いやらしい動きをしているけれど。
「俺がそんなヘマするわけないでしょ。ちょっと仕込んでるだけだから大丈夫だよ」
と自慢げに返して、エアーマットを岸へ引き揚げる前に、僕を抱き起こしてくれるりっくん。そのままマットから下ろしてもらう。
足首まで水に浸かると、火照った身体を少しでも冷ましてくれる。冷たさもだけど、ちゃぷちゃぷ足元が揺られる感じも凄く気持ちが良い。
「ゆーいと♡ なに仕込まれてんの?」
エアーマットを引き揚げるりっくんに代わり、啓吾が僕の身体を支えてくれる。正面から僕を抱き締め、片手は水着に手を突っ込んでお尻を揉む。
プラグをクイクイッと押して、ちゃんと入っている事を確認する啓吾。
「んぁ····」
「んは、かーわい♡ 莉久、これリモコンは?」
「リモコンは濡れたら壊れるからテント」
リモコン····?
これ、ただのプラグじゃないのかな。
「おっけおっけ。んじゃ戻ろっか。結人、歩ける?」
「あ、歩ける····」
正直、一歩踏み出すだけでもかなり危ない。足の力が抜けるか、お尻から抜け落ちちゃうか。
それでも、気丈に振る舞いたい僕は懸命に一歩を踏み出す。けれど、2歩目で膝の力がカクンと抜けた。
あわや転倒寸前で、啓吾がさっと受け止めてくれる。流石、僕の王子様だ。そのまま華麗にお姫様抱っこで運んでくれるんだもの。
情けなくて仕方ない僕は、タオルで顔を隠して小さく唸っていた。そんな僕を、啓吾はひたすら『可愛い』とキスを落としながら歩く。
拠点に戻ると、ムスッと膨れた朔がサザエを焼いてくれていた。丁度食べ頃だ。
「朔····。ご、ごめんね?」
「サザエ焼くのこれで5回目だぞ。残り少ねぇから今度こそ食えよ」
「はい」
飲食スペースには簡易テントを2つ並べて立てていて、三方を黒い遮光シートで目隠ししている。日除けなんだそうだ。出入口になっている一辺からは、バーベキューコンロと湖だけが見えるようにセッティングされている。
そのテントの下に入り、そぅっと啓吾に下ろしてもらう。椅子に座····れるはずもなく、立ったまま朔からお皿を受け取ろうと試みる。が、1歩も歩けない。下ろしてもらったその場から動けなくなってしまった。
「どうした?」
「え··っと、なんでもない」
心配そうな顔でサザエを差し出す朔。僕は、手を伸ばしてそれを受け取る。だけど、重心を前に移した途端、バランスが取れなくなった。
「わっ、んんっ」
「っぶね····」
ニマニマしながら僕を見ていた八千代が、咄嗟に僕の身体を支えてくれた。お礼を言おうと見上げると、反対の手には何か飲み物を持っている。
「八千代、それって····」
プラスチックの透明なコップには、どう見てもビールが注がれている。
「ノンアルな」
ノンアルコールのビールらしい。本当かどうか疑わしいが、ここは信じることにしよう。
それよりも、今問題なのは僕だ。八千代を見上げた時、視界に入ってしまったのだ。テントから、リモコンを持って戻ったりっくんが。
「啓吾、これ持ってろ。結人が動かねぇ」
動かないんじゃなくて、正確には動けないんだけどね。八千代は、啓吾にコップを渡すと、僕の脇を持ち上げてちゃんと立たせてくれた。
その様子を、訝しげな目でじとっと見ている朔。
「さ、朔····? どうかした?」
「それはこっちのセリフだ。お前、ちょっとケツ出せ」
抵抗できないように、脇を持ったままの八千代。瞬く間に結託するんだから。
僕の後ろに回り、おもむろに僕をひん剥こうとする朔。海パンに手をかけた瞬間、お尻のナカのモノがブブブッと動き出した。
「ふあぁぁっ♡」
「お··、なんか挿れられてんのか。ビビった····」
と言いながら、ずるんと海パンを下ろしてしまう朔。ぐちょぐちょのお尻と、ぴょこんと勃ったおちんちんが剥き出された。
「なっ、ちょっ、やっ、待って、冬真と猪瀬くんも居るんだよ!?」
「今更だろ。何回一緒にヤッてんだ」
「そ、そういう、んんっ、あっ、問題、じゃ··んぁっ」
振動の強さが増してゆく。椅子に座って、ニヤニヤしながらこっちを見ているりっくん。凄く悪い顔をしている。
て言うか、こんな状態の僕を無視して、啓吾と冬真、猪瀬くんは普通にバーベキューを楽しんでるんだけど。どういう神経をしているんだ。
悶える僕を見て、朔は何も言わず僕を八千代から奪うように抱き上げた。
そして、どういう理由か、食材を並べていた台の上にマットを敷いて僕を乗せる朔。四つ這いで、お尻は丁度朔の腰辺りの高さに。
「抜くぞ」
朔は、僕の反応を待たずにプラグを抜く。大きいから膨らみがいつもより入口に引っ掛かって、お尻が捲れるんじゃないかって心配になる。
けど、そんな心配は要らなかった。抜くと同時に、朔のおっきいおちんちんがどちゅっと入ってきたんだもん。りっくんのが溢れる隙もない。
「あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ぁ゙ぁ゙っ!!」
お腹の奥まで、一気にねじ込んだ朔。僕の声に混じって、りっくんの『あーあ』と残念そうな声がうっすらと聞こえた気がする。
りっくんは、自分のをぶっぱするところを見せたかったんだもんね。でも、これじゃしょうがないや。僕にはどうする事もできないんだもん。
「もー、びっくりすんじゃん。さっくぅん、いっくら見えねぇからって声は聞こえっからね?」
テントの中を覗きに来た啓吾が、竹串でサザエをほじくりながら言う。
おそらくだけど、遮光シートの目的は日除けだけじゃなくて、こういう時の為でもあるのだろう。
けど、使っているのは風通しがいい遮光シートで、縁以外はメッシュ仕様なのだ。という事は、外から全く見えないというワケではない。
僕の腰を上から押し、角度をつけて抉る朔。声を我慢するなんて不可能だ。
「エロい結人が悪い」
それが啓吾への答え。啓吾は、呆れて『今人居ねぇからいいけどさ』と言って戻って行った。
そして、僕が乗っている台を挟んで、八千代が正面に立つ。
「前菜な」
と、冗談を言って咥えさせる。待たされていた割に、えらくご機嫌な様子だ。
ガポガポと、容赦のない突き。僕の喉を犯す時、八千代とりっくんは本当に遠慮がない。余裕がないというワケではなさそうなのだ。単純に楽しんでいるみたいな、まさに“犯されてる”って感じの使い方をする。
「んっ··ナカ、すげぇ締まる····」
「見られるかもって思った方が、ゆいぴは興奮しちゃう変態だもんねぇ」
ようやく口を開いたかと思えば、意地悪を言ってくるりっくん。隣に来て、八千代の腰を押さえていた右手を持ち上げる。
そうして、脇をぴちゃぴちゃと舐め、羞恥責めを始めた。
「ゆいぴ、脇舐められるのいつも恥ずかしがるよね。ゆいぴは汗も美味しいから恥ずかしがることなんてないのに。可愛い♡」
朔と八千代から、ドン引く声が漏れた。僕も、喋れないけど『気持ち悪い』と言ってやりたい。
それでも、舐められると感じてしまうのだから、文句も何も言えないのだけれど。
「結人はどこをどうされても気持ちいいんだな。舐められてまた締まってる」
実況をしてくれなくていいんだけどな。朔もご機嫌なのだろう。いつもより口数が多い。
それに、心做しかおちんちんがいつもより大きい。結腸をぐぽぐぽするのも、いつもより執拗い。それに、ダメな所の手前で遊ぶようにおちんちんを扱いている。
余裕を持って興奮している時の皆は、いつも以上にえっちだしやりたい放題で困ってしまう。それを止められない僕なのだから、仕方ないけれど。
この調子じゃ、食べる暇なんてまだまだ与えてもらえそうにないや。
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