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3章 希う大学生編
ここ、外だよ?
しおりを挟む僕に跨り、頭を押さえておちんちんを口に突っ込んできたりっくん。押し拡げるように、ゆっくりと喉に挿れる。気道をしっかり塞がれ、息なんてできない。
足はピンと伸び、痙攣しながら潮を撒き散らす。
「喉塞がれてイキ潮とか、ゆいぴったらえっち♡」
悠長に僕を堪能しているけれど、僕の意識はもうギリギリだ。朦朧とする中で、僕を見下ろすりっくんのイカれた冷ややかな目に心臓が跳ねる。『りっくんのほうがえっちだよ』と言えないのが口惜しい。
タップもできずオチかけた時、りっくんはおちんちんをズルンと引き抜いた。咳込んで、かろうじて呼吸をし、大きく息を吸ったところでまたおちんちんを挿れる。
涙で滲む視界に映るりっくんは、妖艶な笑みを浮かべ愛を呟いている。全部は聞き取れないけど、たぶん僕もだよ。
ラストスパートなのか、地面に手をついて根元までねじ込んで、お尻に挿れてるみたいにピストンするりっくん。こんなの僕、本当に死んじゃうよ。
りっくんは、容赦なく奥の奥に長い射精をする。いつもの事だけど、いつかこのまま殺されるんじゃないかと思う瞬間だ。
満足気におちんちんを抜き、僕をひっくり返したりっくんは、お尻を持ち上げ舌を差し込んだ。
「んぁっ」
「ゆいぴ、絶対に声出しちゃダメだよ。出したらそこでお終いね」
低めの甘い声で、無情な命令が下された。無慈悲な条件に、僕は絶望する。
そんなの無理に決まっているじゃないか。そう思いつつも、必死で声を我慢するしかない。
声を出すなと言うくせに、容赦のない愛撫をするりっくん。前立腺を指で撫でられ、僕はなんとか声を殺してイッた。
「声我慢できて偉いね。けど、このあとが本番だからね。もっと気合い入れないと、ひと突きで終わっちゃうよ? ゆいぴのナカ、俺でいっぱいになるまでシたいから頑張ってね」
褒められたのは単純に嬉しい。頭を撫でられ『えへへ』と喜びを漏らす僕。腑抜けた僕の顔を、りっくんが嬉しそうに見るんだから仕方ない。
けど、その後のセリフが問題だよね。僕はまた、絶望の淵に立たされた。色んな意味で、ね。
お尻を突き上げるよう言われ、震える足で下半身を支える。上体は落ちたままだけど。
りっくんは僕のお尻を鷲掴み、一気に根元までズプッと挿れてしまった。
「んお゙ッ····」
耐えきれず、汚い声が漏れる。けど、こんなの我慢するなんて無理だよ。
それなのに、りっくんはずるるるっと一気に引っこ抜いた。
「あーあ、声出ちゃったね。ホントにひと突きじゃん。ざーんねん」
「やっ、やらぁ! もっと、もっと奥、いっぱいイジメてくらしゃい。りっくんがイクまれ、好きに、使っていいからぁ····」
本当にこのまま終わっちゃうのかな。そんなの嫌だよ。もっともっと、りっくんとえっちシてたいのに。
僕は、エアーマットに上体を落としたまま、自らお尻を開いて懇願する。
「もう、声出さないからぁ····りっくんのおちんち、僕の雌穴に挿ぇてくらしゃい」
啓吾に教えてもらった決めゼリフ。効果はあるのだろうか。
「それ、教えたの啓吾でしょ。ホントそういうの好きだよね、啓吾って。ゆいぴに下品な言葉言わせたがるの、ホンット分かるけどヤダ」
どうやら怒らせてしまったようだ。僕は、零れ落ちる涙を止められず、お尻からそっと手を離して蹲った。
「て言うかゆいぴさ、啓吾に教えてもらったやつばっか言うよね」
「ご、ごめ、なしゃ····。皆も喜ぶって、言われて··、らから····」
蹲った僕の背中に覆いかぶさり、お尻におちんちんを乗せて耳元で話すりっくん。
「怒ってるんじゃないんだよ。嬉しいのはホント。でもね、やっぱ妬けちゃうなぁって。だからさ、俺誘いたい時は俺が教えるやつ言ってね」
そう言って、りっくんは耳に甘い声で指示を流す。こんなの、集中できるわけがない。
それでも、りっくんのおちんちんが欲しい僕は、理解できた部分を一生懸命実行する。恥ずかしすぎるので、顔は両手で覆ってしまうけれど。
「り、りっくんの変態おちんちん、僕の、ち、ち··痴女おま··んこに、ひっ····挿ぇて、くらしゃい」
僕の耳を舐めながら、言わせている誘い文句に酔いしれるりっくん。変態すぎるよ。
「それから?」
「そぇから····、えっと、僕、りっくんとぐちょぐちょのえっちシたい。僕から··え、えっちなお汁出ちゃうの、全部りっくんの所為だよ♡」
(これ、言われて嬉しいのかな····)
りっくんは、僕の耳輪を甘噛みして、息をハァハァ荒らげる。そして、一旦下ろしていたお尻を少し持ち上げ、おちんちんをゆっくり、ゆっくり挿れていく。
腰を押さえつけ、逃げられないようにするりっくん。その手にグッと力を込め、きっと残りの数センチ、根元までずぷっと押し込んだ。
「んぅっ····ふ··ん、ハァッ、ひぅっ··にゅぅっ····」
「ゆいぴ、また声漏れてきてるよ。やめる?」
「や、めにゃ····りっく··激しっ、奥゙ッ··強··ンンッ····」
「こーんなに加減してるのに? じゃーぁ、本当に激しくて強いのがどんなか、教えてあげる♡」
「へ··? ふお゙っ··」
ぐぽっと奥を抜いたりっくん。僕の腰をガシッと掴み、引き寄せるようにして、腰を強く打ち付けてくる。
「あ゙っ、あぁっ、や、ぁ゙、あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ぁ゙ぁ゙っっ!!」
余程興奮しているのか、いつもより硬く長い反り返ったおちんちんで、最奥をぐりぐりとエグられる。声なんて、我慢してたら死んじゃうよ。
「どう? さっきのがどんだけ緩かったか分かった?」
「分が、分がっだ····ごめ゙、しゃ··優しくシて──」
「ごねんね。もうムリ♡」
微塵も思っていない『ごめん』を耳元に置いて、りっくんはもう一度奥で亀頭を扱く。
お腹のナカでぐぽぐぽ聞こえるみたいだ。その中に、りっくんの小さな甘い声が混じる。
けれど、そんなの全部、僕の煩い喘ぎ声で掻き消しちゃうんだけど。
「ゆいぴ、声おっきいよ。知らない人に聞かれていいの? 俺は聞かせたいけど。ゆいぴを啼かせてるのは俺だって見せつけたいけど。はぁ··♡ でも聞かせたくないし見せたくないな。俺のゆいぴだもん」
1人で喋りながら、僕の奥を真っ白に染める。本当におバカで気持ち悪くて愛おしいりっくん。
何を言ってるのかはよく分からなかった。けれど、愛おしい気持ちが込み上げる。後ろからされてるとこういう時、咄嗟に抱き締められなくて寂しい。
だから、僕は抜く間も惜しみ、片足を上げて半回転しようとした。
「あ、待ってゆいぴ、それヤバ──」
奥が捻れたようにギュッと締まる。なんだかヤバそうな、ちょっと変な感じだ。
そして、丁度足が真上に上がったところで、その足はりっくんに捕まった。
「それ危ないからダメ。奥入ったままだからね?」
「らって、ね、りっくん、ギュッてちたくて····ごめなしゃ··ふぇ····寂ちぃ」
「ンッぐ····」
りっくんは僕の片脚を抱き締め、何かを噛み締めながらまたピストンし始めた。抱き締めてほしいのは、足だけじゃないんだけどな。
また、声を我慢させる気などない本気のピストン。さっきみたいに喋る余裕なんてないのだろう。りっくんは難しい表情のまま頬を紅潮させ、ひたすら僕のナカを蹂躙する。
僕も、もう声なんて考える余裕はなくて、湖に反響してる僕の声が、向こう岸に届いていない事を願うばかりだった。
りっくんが満足するまで3回。終わるまで抜かずに、ナカをりっくんでいっぱいにされた。
どこに隠し持っていたのか、プラグを取り出したりっくん。おちんちんを抜き、仰向けの僕のお尻を持ち上げて栓をした。
今日のは、いつもより少し太めだ。こんな大きいの、挿れるだけでも苦しいのに、ナカに溜められたたっぷりの精液の所為ではち切れそうだ。
「んぅっ、こぇおっきぃ··ん、ふぅ··お腹、苦ち····」
「ちょっと我慢しようね。声出したお仕置だから。後でみんなの前で抜いてあげるからね♡」
僕を見下ろし、バカな事を言うりっくん。声は出させていたくせに、お仕置だなんてよく言うよね。
て言うか『皆』って、冬真と猪瀬くんがいない所でだよね。なんて、野暮な事は聞かないでおいた。
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