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3章 希う大学生編
壊されちゃうの?
しおりを挟む「りっくん····、僕、壊されちゃうの?」
僕は口元に手を置き、怖々と聞いてみた。
「んー?」
僕のお尻弄りに夢中なりっくん。拡がるアナルを、観察する様にまじまじと見つめている。
「んぁっ」
「んふ~♡ 壊しちゃおっか」
挿れていた3本の指をちゅぽんと引っこ抜き、その指を舐めながらりっくんが言った。
怖いはずなのに、りっくんの色気にアテられてどうでも良くなってしまう。それどころか、いくらふわふわしているとはいえ、壊されると聞いて期待している自分がいる。
「でもその前に、俺らの赤ちゃん孕ませてあげる」
そう言ってピストンを再開するりっくん。早く僕の妊婦姿を見たいのか、短期決戦のつもりらしい。
ダメなところまできている僕は、煽る様に孕ませてほしいと強請る。そして、りっくんの腰に足を絡め、離れてしまわないように引き寄せた。
息を荒げたりっくんは、朔を呼んで僕の口を使わせる。僕は朔に喉を塞がれると、アナルもナカも一層締まるんだとか。そりゃ大っきいんだもん。しょうがないよね。
それから、りっくんが無駄撃ちはダメだと言って、全部僕のナカへ出すよう指示していた。本気でお腹をぽっこりさせたいんだ。
りっくんが奥に注ぎ、朔もイク時だけ突っ込んで奥に出す。八千代が『今日はマジで肉便器扱いだな』と、ワクワクして言ったのが薄ら聞こえた。
りっくんは、その一言に『んなわけねぇだろ! ゆいぴを肉便器言うな!』と、八千代へクッションを投げつけ本気でキレていたけど、肉便器って何なのさ。
代わる代わる僕のお腹を満たし、もう何周したのかも分からない。お腹が重くて苦しくて焦点が合わなくなった頃、最後に八千代が出し切ってプラグで栓をされた。
ゴロンとベッドに横たわる僕。鏡に映る自分を見て、にへっと笑みが零れた。
本当に、下腹が少しぽっこりしているんだもの。僕は、両手でお腹を抱える。その瞬間、撮影会が始まった。
胡散臭いカメラマンの様なりっくん。僕を褒める言葉が止まない。八千代と朔も、数枚撮っていた。
啓吾なんて、わざわざ一眼レフを持ってきて撮り始めた。本当におバカ。こんな姿を残される僕の身にもなってほしいものだ。
そうこうしていたら、お腹がきゅるるるっと悲鳴をあげた。
「んゅ····お腹痛い····」
「陣痛!?」
おバカなりっくんが、真面目な顔をして僕のお腹をさする。僕も相当キテいるらしく、ヤケクソ半分で乗ってしまう。
「う、産まれちゃうかも」
これに、ほんのちょびっとだけ期待を乗せたなんて言ったら、また皆が気を遣っちゃうんだろうな。僕は、悪ふざけにしたまま、プラグを抜いてと懇願した。
四つ這いにさせれた僕。バケツとか用意しなくていいのかな。そう思った次の瞬間、りっくんが『元気な赤ちゃん産んでね』と言ってプラグを引っこ抜いた。
勢い良く噴射する皆のザーメン。僕は、それをひり出しながらイッて潮まで噴いてしまった。
「ちょ、これアレじゃね!? 出産アクメ!!」
大興奮の啓吾が声を荒らげる。アクメって何だろう。分からないけど、出産と言われて少し興奮した。
八千代と朔もカメラを向けている。そんなに僕の痴態を収めたいのだろうか。皆にカメラを向けられ排泄しながらイクなんて、恥ずかし過ぎて泣けてきた。
お尻から噴き出す勢いは弱まったが、今度はナカに溜まっていた空気が出てくる。その所為でオナラのような音を出しながら、残っている精液を絞り出す。
「もっ、やぁっ····見にゃいれ····」
僕は両手で顔を覆い、蹲ってお願いする。
すると、啓吾が僕を仰向けに寝かせ、お腹に手を添えた。慰めてくれるのかと思ったが、どうやら違うらしい。
皆が僕の顔を見られるように、丸まったままの僕の両膝を広げた。そして、啓吾の鬼畜っぷりは引くところを知らない。
「まだ出んだろ。んぁー····ケツひくついてんの可愛い♡ 我慢しないで、全部出そうな」
そう言って、僕のお腹をぐぐぐっと圧迫した。
「んぁぁ゙っ····」
大きな破裂音と共に、残っていた精液がどぷっと溢れた。
啓吾とりっくんが僕の機嫌をとる。だけど、どれだけ謝られても、どう慰められても僕の涙は止まらない。今までで1番恥ずかしかったんだから!
いつまでも毛布に包まっている僕をみて、溜め息を漏らす八千代。面倒くさくて悪かったね!
八千代は、毛布をひっぺがし僕を抱き上げ膝に乗せる。それから、耳元で『クソ可愛いかった』だの『すげぇ興奮した』だのと、普段言葉にしない事を甘い声で囁かれた。
チョロい僕は、甘イキしながら機嫌をなおしていく。
僕の機嫌が落ち着いたところで、八千代は僕を乗せたまま後ろへ倒れた。
「お前、見たらどうせビビんだろ。俺で気ぃ紛らわしとけ」
優しい八千代。僕の恐怖心を一瞬で溶かしてくれる。
さぁ、いよいよ僕のナカに腕が挿れられる。りっくんなのか啓吾なのか、僕はそれすら知らない。
後ろで、パチンと甲高い音が聞こえた。おそらく、さっきチラッとだけ見えた、手首までありそうな手袋を装着した音だろう。
そんなものを着けて、腕をお尻に入れて、一体何をするつもりなのだろう。再び恐怖が込み上げる。
それと同時に、なぜ腕を挿れるのか分からなくなりパニックに陥る。朔が『やめるか?』と聞いてくれたのに、パニクった僕は『やめない、シて』と頼んでしまった。1番のバカは僕だ。
そんな僕に、八千代が甘いキスをくれる。まんまと薄れてゆく恐怖心。僕の顔を両手で持って、耳を弄りながら意識を持っていってくれるんだ。
「ゆいぴ、今からゆいぴの内臓触っちゃうよ。痛かったら言ってね」
りっくんだ。僕の左の臀部に手を添えて、アナルにはぬるっとした指の先端が触れる。いきなり3本挿れて、拡げながら様子を見ているみたい。
少し解して指を抜くと、今度は4本、くぽくぽ出し入れしてアナルを緩めると、いよいよ手首まで挿れた。圧迫感がこれまでの比ではない。朔の完勃ちよりも凄い。
「うっぁ、えっろ、ヤッバ。ゆいぴのお尻に俺の手入っちゃったぁ♡」
興奮して饒舌なりっくん。何かがずっと感想を言ってるけど、僕はそれどころじゃない。
「かはっ、ふ··ん··ぐ····は、ぁ····」
「息しろ」
八千代が舌を絡めてくれる。けれど、あまりの圧迫感で息は浅いまま。
燃えるような熱さにも段々と慣れてくる。僕が息を整えると、りっくんはゆっくり奥へ進む。
リズム良く少しずつ進み、あっという間に前立腺に辿り着いた。また息をするだけでやっとになる。
人差し指と中指、それと親指でしっかり摘まんだ。どうして分かるのかって? りっくんが全部実況してくれるんだもん。
想像しただけで怖いのに、どんどん増していく快感が脳を溶かして、もっと奥へ欲しくなる。
摘ままれた前立腺から、快感が背筋を駆け抜ける。衝撃で息を吐くことができた。
りっくんは、そのまま前立腺をクリクリと指で潰して遊ぶ。味わったことのない感覚。脳や目玉が弾けるような、そんな強い快楽を身体に捩じ込まれる。
身体のナカで動く手、りっくんが僕を壊そうとしている。顔を見たいけど、振り返る余裕なんてない。
気持ち良すぎて吐くなんて初めてだ。まぁ、胃液すらもう出ないんだけど。
「おい莉久、ちょい加減しろ。結人が嘔吐きすぎて息できてねぇ」
「おっけ。あぁ~♡ でもさ、嘔吐くたびにナカきゅぅきゅぅ締まってすっごいイイんだよね。ねぇゆいぴ、前立腺このまま潰していい?」
そうだ、りっくんが加減を間違えれば本当に潰されてしまう。感情がバグった僕は、八千代の上でお漏らしをしてしまった。
「ふはっ、あったけぇな。なぁ、お前マジで潰されてぇの? これ嬉ションだろ」
嬉ション····?
「あは~ぁ♡ ゆいぴ、前立腺潰されるの嬉しいんだぁ♡ もーっとコリコリしてあげる。可愛すぎてホントに潰しちゃったら··、ごめんね♡」
変態丸出しで、瞳にハートを浮かべて笑っているりっくんを、見なくたって容易に想像できる。そんなりっくんにきゅんきゅんしてイッちゃう僕も、相当変態なのだろう。
僕がイッたことに気づかないわけがない、りっくんと八千代。僕のお尻を壊すのは、まだまだこれからが本番らしい。
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