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3章 希う大学生編

これでも序の口

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 ナカを押し拡げていく啓吾の硬さを感じる。

「んんぅ····」

(ゆっくり入ってくるの、おっきさとか硬さが分かるから好きぃ♡)

 口を塞がれている所為で、それを伝えられないのが口惜しい。何度も伝えている気はするから、知っているとは思うけれど。
 それでも、何度だって、思ったその時に気持ちを伝えたいじゃないか。

 久しぶりなのに2人がかりで構ってくれるから、感じている事を伝える余裕が無い。おかげで今、色々な感情が入り乱れて溢れてしまいそうだ。
 何より、漸く皆とえっちできるのが嬉しい。そう思っただけで、僕はしょろしょろとお漏らしをしてしまった。

「わはっ♡ 嬉ションしちゃったねぇ♡ ゆいぴ、俺らとえっちできるの、そんなに嬉しいんだぁ。ん~~っ♡ 可愛いなぁ~♡」

 見上げると、僕のお漏らしを見て瞳にハートを浮かべたりっくんが、僕を玩具にしたそうな目で見下ろしていた。怖いなぁ。

嬉しいうぇひぃ····」

 りっくんのおちんちんを頬に溜め、ちゃんと嬉しい気持ちを伝える。そんな僕へのご褒美だと言って、りっくんは喉奥に濃い精液を注いでくれた。

「んっわ····すげぇイッてんね。結人、莉久の飲んでイッたんだ。へんたぁ~い♡ ぅあ~··ナカ、奥までやべぇ」

 啓吾が、僕のお尻を握るように揉みながら言う。啓吾の言う通り、僕はりっくんのを飲んだだけでイッてしまった。厳密に言うと、それだけではないのだけれど。
 喉を犯されてイッて、啓吾が少しでも動けばまたイク。締めつけると啓吾のカタチが分かって、それでまたイッて、もう止まらない。

「んぇ····にゃに? ンッ··アッ····イクにょ、止まんにゃいよぉ」

「ん。いっぱいイケよ。今日まで頑張った分、いーっぱいイかせてやっからな」

「はぇ? 僕、何回かイッてうよ? それなのそぇにゃにょに、ご褒美ほーびもゃっていーにょ?」

「いいよ。俺らが我慢してた分も受け取ってもらうしな。甘くはねぇと思うよ」

 皆の我慢が開放される。いつもなら恐怖心や焦りが勝りそうなものだが、今日だけはワクワクとドキドキが胸を支配している。

「やったぁ♡ んへ♡ やしゃしくにゃいご褒美ほーびらぁ♡ 嬉しうぇちぃな♡」

「あ~あ、これダメなゆいぴだ♡ いっぱい甘えてくれるヤツじゃん。啓吾、今日何も飲ませてないよね?」

「酒も媚薬なんも飲ませてねぇよ。つぅかあれ以来飲ませてねぇし」

「って事は、飲まなくてもデキ上がってるんだ。ある意味完成系だね」 

「アホか、まだまだ躾なきゃなんねぇ事あんだろ」

「まぁね。でもさ、ここまで堕ちれるようになったんなら躾けるのも簡単そうじゃん」

「毎回ここまで堕ちりゃぁな。けど、今回は勘定に入んねぇだろ」

「そうだな、今回のは異例だ。毎回ちゃんとこうなるように、今のうちに癖づけねぇとな」

 一体、何の話をしているのだろう。僕の話なんだろうけど、りっくんのをしゃぶるのに必死で、皆の話が入ってこない。啓吾は激しく腰を打ちつけ、話を聞かせる気なんてないようだし。
 分からない話などスルーして、僕は喉に注がれた後もりっくんのおちんちんをしゃぶり続ける。まだ大きいりっくんのを、離してしまうのが寂しかったんだもん。

 おちんちんに沢山唾液を絡め、手で扱きながら根元を舐める。時々タマを吸うように舐めると喜んでくれるんだ。
 けど、一度出したからなかなかイかない。執拗い喉責めで、僕ばかりが何度もイかされる。それに、イかされるのは喉だけではない。啓吾が奥の扉をぐりぐりと解し、今にも貫いてしまいそうなのだ。
 たまに、おちんちんで奥を掬い上げるように、ぐににっと抉られる。その度に、奥が少しだけ開かれて凄い勢いでお潮を噴射してしまう。まだまだ勢いは弱まりそうにない。

 りっくんが喉奥を塞ぐ度、イッて啓吾のを締めつける。そうすると、啓吾はカタチを分からせるようにワザと大きく動く。おかげで、僕の膝が自分の潮に浸かっている。
 いくら防水シートを敷いているとはいえ、これはいくらなんでも心配だ。

「りっく··潮、しゅごいにょ····替えにゃい?」

「今日は大丈夫だよ。こうなるの予想してたから、かなりガッツリめの防水シートに替えてあるんだ。ゆいぴの精液も潮もおしっこも溜め放題だね♡」

「溜め放題じゃねぇわ」

 すかさず八千代がツッコむが、りっくんには聞こえていないようだ。

「だからね、ベッドの事は気にしないで好きなだけイッて噴いて漏らしていいんだよ♡ 安心して。俺らがい~っぱい出させてあげる♡」

「はぇぇ····うん♡」

 そうか、心配しなくていいんだ。安心した僕は、少し気が抜けて我慢していたモノを溢れさせてしまった。

 そこからは、啓吾がイクまで酷いものだった。奥こそ抜かないものの、前立腺責めが始まり泣じゃくってもやめてもらえなかった。
 何度『もう出ない』と叫んだだろう。僕は、啓吾がイク為の容赦ないピストンで一度気を失い、りっくんの股ぐらに落ちた。


 気がつくと、僕が作った水溜まりはなくなっていて、それはもう綺麗なものだった。そこで、仰向けの僕は腰を持ち上げられ、りっくんの緩いピストンに甘い声を漏らしている。

「ん、あっ、ふ、ぅ··やっ····りっくん、待っ──」

「待てない」

 『おはよ♡』と、いつもなら甘い一言をくれるのに、今日は余裕がないらしい。低めの声で、僕の願いを打ち砕く。

「んあぁっ!」

 グリッと奥を抉るりっくん。けれど、まだ奥は抜かないみたいだ。

「りっく··、奥、シないの?」

「まだシないよ。もっともっとゆいぴがトロトロになったら、ね♡」

 これ以上蕩けたら、溶けてなくなっちゃいそうなのに。僕を亡き者にしたいのだろうか。

「そ、にゃ事たら··僕、んじゃう····」

「あ~··ね、これ以上イキまくったらヤバいかもね。息できなくなって死んじゃう? でもその前に、俺が絞めて殺しちゃうかも♡」

 そう言って、りっくんは僕の首に手をかける。片手は喉を覆い、もう片方の手で僕の下腹部を押す。この体勢だけでイッちゃうよ。
 頸動脈をきゅーっと絞めて、僕が小さな呻き声を漏らすと嬉々として前立腺を潰す。手とおちんちんの先で挟むように、激しくも丁寧にすり潰すんだ。
 ふわふわした中で感じるその快感の強さは、意識が浮いていくのを助長する。このままトんでしまえと、悪い僕が唆す。
 これ以上は危ないかもしれないと思うのに、不安なんてぎる隙もないくらい快楽に堕ちてゆく。僕のダメなところだ。

「ゆいぴ、戻っといで」

 優しい声に呼び戻される。首への圧迫が緩み、じんわりと感覚が戻っていく。浮く瞬間も、戻る瞬間もとにかく気持ちイイ。
 皆は、ダメなラインが分からない僕に代わり、ギリギリを見極めて至極の快楽へ導いてくれる。任せっきりが良くない事は分かっているけれど、自分ではどうにも制御コントロールができない。

 横から来た啓吾が、僕の両手を胸に置き縛る。興奮は一層高まり、首を絞められるとさっきよりも深くイッた。締めつけ過ぎたようで、りっくんもナカで果てる。二度目とは思えないほどの長い射精で、僕のナカをいっぱいにしてくれた。

 りっくんは、抜かないまま僕を抱き起こして対面座位に。そして、上で跳ねさせる。足に力ないんて入らないが、りっくんがそれを望むのなら頑張らなくちゃ。
 手を解いてもらってりっくんの肩を握り、なんとか踏ん張って腰を振る。ぎこちなくたどたどしい動き。こんなので、りっくんが気持ち良くなってくれるはずはない。けれど、どれだけ頑張ってもこれ以上は動けない。

「ふぇ··りっく、ん····」

「大丈夫だよ。ゆいぴが俺の為に腰振ってくれてるだけで、すっごい気持ちぃし幸せだから」

 どうして、欲しい言葉が分かってしまうのだろう。それに、僕が聞き取れるようにゆっくり話してくれるおまけ付きだ。
 やっぱりエスパーなんじゃないかな。あまりにも的確で、脳内を覗き見られているような気がする。
 ありがたいやら恥ずかしいやら、けれど僕は、またそれに頼って伝える努力を怠る。

 僕はりっくんに抱きつき、ありがとうと限界を同時に知らせた。これもまた伝わり、りっくんは僕の腰を抱いて押さえ、とちゅっと突き上げてくれる。
 お礼になるかは分からないが、耳元で声を抑えて喘ぐ。皆がイイと言っていたのを鵜呑みにして、こっそり試みようと思ったのだ。

 僕の声を聞き、りっくんも小さな声を漏らす。その声は僕にしか届かない。
 極々小さな、りっくんの苦しそうな喘ぎ声。イクのを我慢しているのだろう。

「りっくん··、僕のナカ、気持ちぃ?」

 皆には聞こえているのだろうか。僕は声を漏らすように、りっくんの耳へ囁きかける。

「····っ、ん、気持ちぃ」

「んへ♡ りっくんの、ざーめん····奥に、欲しいな♡」

「ン゙ぅ··ぁ····」

 りっくんは、奥を貫く前にイッてしまった。その声を聴いて、僕も一緒に果てる。
 凄く心が満たされているのは、物理的な事だけではないこの近さの所為だろうか。りっくんを抱き締める腕に力がこもる。

「りっくん、僕ね、今しゅっごい幸せらよ」

 僕がまた耳元で囁くと、りっくんのおちんちんがナカで跳ねた。素直で可愛い。
 僕を押し倒し、少しお疲れなおちんちんをまだナカに収めたまま、僕の唇を貪るりっくん。気が済むと、今度は暫くイチャイチャと唇をついばみ合う。

 唇の感覚がなくなる頃、朔に『なげぇ』と文句を言われ引き剥がされた。惜しむ間もなく、朔のおちんちんが僕のナカを蹂躙し始める。

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