322 / 386
3章 希う大学生編
いつもより深く
しおりを挟む好き勝手に僕を愛でる啓吾と、文句だけはしっかり言う八千代。2人とも大好きだ。
なんて、ボーッとしながら八千代をナカに誘い込む。
「八千代、早くきて。ナカに誰も居ないの、寂しい····」
八千代は、溜め息を吐きながら僕を抱き寄せる。お腹に硬いのが当たり、お尻がキュッと締まった。
「··ったく、どこでンな誘い文句覚えてくんだお前」
誘い文句とは何の事だろう。僕は、思った事を言っただけなのだけれど。よく投げられるこの言いがかりに、僕は辟易とする。
「んむぅ··、寂しいから欲しいっていってるだけだよ?」
「そーかよ。相変わらず、煽んのだけはアホみたいに上手くなってくんな」
どうやら、また煽っているらしい。が、残念ながら僕にその自覚はない。だから、何がいけなかったのかは分からない。
最近思ったのは、皆が教えないという事はつまり、意識して直さなくていいのかもしれないという事。そんな気がする。だって、自分じゃ気づけないのは皆も知っているのだから。
危ない事やダメな事は、理由も添えて具体的に教えてくれる。そうじゃないなら、皆もどこかで僕がそれをするのを望んでいるのだろう。なんて、僕は都合のいいように解釈している。
さて、まんまと煽られてくれる八千代は、呼吸を整えながらも浮き立った青筋に雄みを覗かせ、僕のナカを蹂躙し始める。
猪瀬くんの隣に僕を押し倒し、腰を持ち上げ真上からどちゅっと挿入った。
「イぎゅ··っ、は··ぁ····」
少し奥まで挿れられただけなのに、僕のおちんちんからは精液が飛び出していた。イッたのも分からないくらい、身体が勝手にイッたようだ。
「わはっ♡ ところて~ん♡」
啓吾が、嬉しそうに僕の頬にキスをする。けれど、八千代に邪魔だと怒られ退散した。
僕が状況を呑み込めず目をパチクリさせていると、八千代が頬に指を滑らせて言う。
「いいイキっぷりじゃねぇか。ぁんだっけ? 死ぬつって泣くまでイかせんだったか? 上等じゃねぇの」
僕を見下ろしながら、物凄く艶かしい笑みを浮かべる八千代。そのえっちさにアテられ、ぴゅるっと出てしまった。
けどそれって、いつもの事じゃないのかな。僕がイキまくっていると、追い打ちをかけるようにイかせてくるんだから、大抵泣きながら死ぬって叫んでる気がするんだけど。
でも、嬉々とした八千代がえっちな舌舐りを見せてくれたから、僕はされるがまま、この身を八千代に捧げようと思う。
「泣かしぇて··。苦しくなぅくらい、いっぱいシて、八千代の好きにちてぇ··」
僕は顔の横辺りのシーツを握り締め、甘イキし続ける快楽に耐えながらお願いした。もう雄の本性を抑えられなくなった八千代は、そのまま奥を貫き激しくグポグポして僕を壊そうとする。
僕に覆い被さり、抱えるように頭を押さえて逃げ場を奪う。そして、喰い千切りそうなほど強く、耳や首筋、肩に牙を食い込ませる。
上手く声を出せず、痛みと快感がどこまでも蓄積されてゆく。今にも爆ぜてしまいそうな脳が、チカチカと点滅して危険信号を出しているようだ。
八千代のおちんちんの硬さを、大きさを、お尻を通して感じる度にイク。油断すると意識を飛ばしてしまいそうになるが、必死で堪えて八千代にしがみつく。
「やちっ、八千代のおちんち··熱··お腹、焼けちゃう····」
「俺のくそ熱ぃので、お前の胎んナカ焼いて痕遺してやっから、もっと奥な、ここまで俺の飲み込め」
八千代が、おへそを上へ押し上げる様に指で抉る。膀胱がキンと痛み、おしっこを漏らしてしまった。
それなのに八千代は、お構いなしに腰を持ち上げ奥へ奥へと突き進む。ぐぼっと奥の奥へ捩じ込まれ、僕は盛大に潮を噴きながら失神した。
けれど、次の瞬間、内臓が引っ張られるような感覚で意識を取り戻す。八千代がもう一度、奥へ突き挿れる為に腰を引いたのだ。
そして、キスで口を塞ぎ再び捩じ込むと、緩みきった最奥でおちんちんを扱き続ける。僕は、目論見通り『死んじゃう』と漏らしながらイキ続けた。
今になって、啓吾の甘さと優しさに気づくが、それどころじゃないんだよね。シャレにならないくらいイキっぱなしで苦しくて、本当に死んじゃいそうなんだもん。
「えーっぐ。それ結人大丈夫なん?」
冬真の声が微かに聞こえる。僕を心配してくれているようだ。
「あ? あぁ、朔しか入ったことねぇトコまで入ってんだろうな。今日すげぇ勃ってっからよ」
淡々と話す八千代。その冷静さが逆に怖い。
「やち、ぉ、おっきぃにょ····ここまれ、入ってぅ」
僕は、感覚的に入っているであろう先の所を指で押した。おへその少し上辺り。これって、僕のお腹は大丈夫なのかな。
まぁ、ダメならダメでもいいや。皆のおちんちんで殺されちゃうなら、別に悔いはないんだから。
「知ってる。そこ、自分でもっと押してみろ」
八千代の指示に従い、グッと押してみる。
「んあ゙····」
八千代が同時にビクンとナカで跳ねた。なんて悪巧みをするんだ。
内臓が持ち上げられ、僕ままた潮を噴いた。と言っても、お漏らし程の威力もなく、しょろしょろと溢れている感じだが。
「八千代····八千代ぉ··大好き··、愛してるよ、八千代」
昂った感情のまま、何度も八千代を呼び想いを伝える。名前を呼ぶ度、ビクンと跳ねるおちんちん。
それを繰り返しているうちに、ナカがドクドクして熱くなった。
沢山出してぬぽんと引き抜き、まだまだ物足りなさそうに僕を見つめる八千代。
「八千代····、もっとシよ?」
「次、莉久が待ってんぞ」
「ん····れも、らって、八千代寂しそうなんらもん」
「はは、お前と数ミリでも離れんの寂しいわ」
八千代は僕を抱き上げ、唇を食べるようにえっちな音を立てながらキスをする。そうしながら、ゆっくり僕の腰を下ろして挿入する。
僕は、譫言のようにりっくんへ謝りながら、はしたなく潮を撒き散らした。
前立腺を押し潰し、僕の潮を浴びる八千代。気にせず僕のお尻を開き、りっくんを呼ぶ。
「莉久のちんこ痛そうだから挿れてもいいよな? ぉら、早くりっくん呼んだれや」
「ひゃい····。りっくん、八千代と一緒に、僕のナカぐちゃぐちゃにしてぇ」
りっくんは『それヤバいって。もう出そうなんだけど····』と言って、先にしゃぶるのを要求してきた。
1回出したいと言い喉奥を使うりっくん。しかし、下から八千代が突き上げるから、どうにもしゃぶるのに集中できない。
上手くしゃぶれないので、りっくんの亀頭を舌全体で大きく舐めてみた。
「ンァッ、めっちゃ気持ちィ··。それ好きかも♡」
何度か舐めていると、りっくんは喉に挿れて射精した。長くて深い。濃厚な精液が喉にかかる。
「げほっ、ごほっごほっ····りっく··濃い····」
「ごめんね。ゆいぴ見てたらすっごく興奮しちゃってさ♡ すーっごく濃いの出ちゃった♡♡ でもまだ元気だから安心してね。いっぱい犯してあげれるよ。あぁ、可愛いアナル♡ ここ、場野と一緒に挿れるよ。ゆいぴの世界一可愛いアナル、押し拡げてナカいっぱい抉ってあげるね」
りっくんは親指でお尻を拡げ、おちんちんの先を少しだけ挿れて馴染ませながら言った。“世界一可愛いアナル”については理解できないが、その他のセリフに僕はキュンキュンして、軽くイッてしまう。
だが、変態丸出しな長ゼリフに、八千代が小さく舌打ちを零して『キモ』と言ったのが聞こえた。この2人、本当に合わないんだなぁ。
ナカを拡げて、りっくんのおちんちんが奥を目指す。そのうち、本当に2本で結腸を抜かれてしまいそうだ。流石に、それはちょっと怖いや。
「お前ら2輪とかマジで鬼畜な。····けど、駿もやってみたくね?」
「みたく··ない。そ、んな事より··早く終われよ。いつまれ、奥、イジめんらよ····も、なんも出にゃいからぁ····」
そういえば、冬真は一度もイかずに続けているのだろうか。途切れることなく猪瀬くんの嬌声が響いていたけれど。
随分と元気だな。と思ったのだが、どうもそうではないらしい。
「1回抜いてやれば? お前何回イッてんだよ。駿哉トびそうじゃん」
啓吾が、冬真にそう言った。そうか、抜かずに続けているんだ。かく言う啓吾だって、僕を自室に連れ込んだ時は抜かずに限界までするくせに。
猪瀬くんは、照れているのか本当に苦しいのか、涙を溢れさせて『お腹破ぇぅ····』と訴えていた。それでも冬真は、全くやめる気などないようだ。
僕は、猪瀬くんを心配して見つめる。それが気に食わなかったらしく、八千代が奥へズンッと押し込んだ。
16
お気に入りに追加
635
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
少年野球で知り合ってやけに懐いてきた後輩のあえぎ声が頭から離れない
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
少年野球で知り合い、やたら懐いてきた後輩がいた。
ある日、彼にちょっとしたイタズラをした。何気なく出したちょっかいだった。
だがそのときに発せられたあえぎ声が頭から離れなくなり、俺の行為はどんどんエスカレートしていく。
変態村♂〜俺、やられます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。
そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。
暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。
必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。
その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。
果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?
性的イジメ
ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。
作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。
全二話 毎週日曜日正午にUPされます。
新しいパパは超美人??~母と息子の雌堕ち記録~
焼き芋さん
BL
ママが連れてきたパパは超美人でした。
美しい声、引き締まったボディ、スラリと伸びた美しいおみ足。
スタイルも良くママよりも綺麗…でもそんなパパには太くて立派なおちんちんが付いていました。
これは…そんなパパに快楽地獄に堕とされた母と息子の物語…
※DLsite様でCG集販売の予定あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる