ちっこい僕は不良の場野くんのどストライクらしい

よつば 綴

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3章 希う大学生編

まさかな展開

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 八千代は僕の言葉を無視して、アナルに滑らせていたおちんちんをぐぷっと一気に押し挿れた。

「俺のでイキまくって死にてぇか?」

ッ、奥゙っ··かはっ······」

「ここか? おー··すげぇイッてんな。もっと奥いくぞ」

 下腹を指で押さえ、ゆっくりと押し上げる様に深く挿れてゆく。奥へ進む度にイッて、もう息なんてする余裕がない。

「うーっわ、ふっか····。すっげ、今日朔並みじゃない? んぁ~♡ ゆいぴのお腹、ポコッてなんの可愛····エロいよねぇ」

「アホか、あんな規格外と一緒にすんな。気ぃ散るからだぁってろ。加減ミスったら吐くだろ」

「ここでそんなギリギリ責めんなよな····。ゆいぴ、ダメだったらちゃんと言いなよ? ここで吐いたらマジで大変だからね」

 そんな事は百も承知だ。けれど、そう返事をする間もなく、奥をじんわりグイグイッと潰されている。
 込み上げても吐かないペースでぐぽぐぽする八千代。遊ばれているみたいだ。意識が朦朧としてきたけれど、どうやら失神もさせてはもらえないらしい。
 八千代お得意の寸止めだ。どうしてこうもタイミングがバッチリなんだろう。

「やち··も····らめ····しゅごいの、きちゃ··んんっ····」

「あぁ、デケェのキそうだな。トンだら受け止めてやっから、そんまま思いっきりイケ」

 身体が、八千代の命令に従う。漸くイかせてもらえるというのに、おちんちんを縛っているリボンが憎らしい。
 りっくんが持参した淡いピンクのリボン。僕に似合うと思ったんだって。本当にバカなんだから。

 深くイキすぎて、僕を心配するりっくんの声が遠くに聞こえる。フラッと身体が落ちる瞬間、八千代が軽々と受け止めてくれた。

 八千代は僕の意識を戻そうと、足をおっぴろげに僕を抱えヘリに座る。座った衝撃で奥を抉り、甲高い嬌声を漏らしてしまった。
 脱衣場への扉が開いたら、繋がっている所が丸見えじゃないか。たとえ、見られるのが朔か啓吾だとしても恥ずかしい格好だ。他のお客さんだったらどうするつもりなのだろう。
 と思ったら、物音もなく突然すりガラスの向こうに人影が現れ、本当に扉が開いた。

「お、マジで誰か来やがった····。やべぇな」

 とか言いつつ、八千代は腰を止めない。涙で歪む視界に、温泉の湯気で揺らめく3人の人影が見える。

「ひゃ、八千代やちぉ八千代やちぉ大変らよっ」

「あーあ、んっとバカ····」

 りっくんも、慌てる様子はなく項垂れた。待って、どっちでもいいから大事な部分を隠してほしいんだけど。

「おわっ、マジでヤッてんだけど」

「ちょ、は? 男同士じゃん。すーっげ、ケツに入ってる!」

「でも聞こえたん女の声じゃね?」

「マジかよーっ! めっちゃ楽しみにドア開けたのにー」

「でもヤラレてるほう可愛くね? アレ、チンコついてる女子じゃん」

「····あれ、もしかしてさっきの奴らじゃねぇ?」

 口々に言いたい事を言っている。僕は顔を覆う力も入らず、八千代に抱えられたまま為す術なく甘イキを続けている。

「ん··ふ····」

 色々な感情が入り混じり、震えが止まらない。そんな僕の背中を噛む八千代。なんで今!?

「ひぐぅっ····イ゙ッ··あぁっ····」

「ちょっと場野、やめたげなよ。いくらなんでも可哀想でしょ」

「なーおい、何公共の場で楽しんでんだよ。さっさとやめろや」

「俺ら風呂入れねーんだけど。通報する?」

「通報よか誰か写真撮れよ。使えそうじゃん?」

「おっけー」

八千代やちぉ、ね、撮られちゃう····やめ──んあぁっ」

 止めようとすると奥を突かれる。黙れと言う事なのだろうか。けど、撮られて脅されたりしたらどうするんだ。冬真の時みたいに、上手く収まってくれる保証なんてないんだぞ。
 苛立ちと焦り、不安が巡ってお尻に集中できなくなってきた。けれど、やはり叩きつけられる快楽には抗えない。

 らしからず僕を隠さない八千代。状況は変わらないまま、1人がスマホを手に戻ってきた。そして、僕たちにそれを向ける。
 もうダメだと思った瞬間、その人の背後に大きな人影が見えた。朔だ。

「お前ら何やってんだ。場野、結人の痴態見せつけて何がしてぇんだ」

 朔は、スマホを取り上げながら言った。めちゃくちゃ怒っているのが分かる。

「なんとなくな、そろそろお前が来んじゃねぇかと思ってよ。コイツんナカ良すぎて止まんねぇからお前に任せちまえと思ってな」

 そう言ってピストンを止めない八千代。どこからそんな不確定な自信が湧いてきたんだ。それを頼りに欲望のまま僕を貪っていたのか。恐ろしすぎるよ。
 朔は特大の溜め息を放ち、その人達に詫びを入れる。

「わりぃな。風呂入んの時間ズラしてもらえねぇか? アイツ猿だから止まらねぇんだ。空いたら声掛けるから」

「は? んなもん聞けるわけねぇだろ」

 1人が朔に詰め寄る。けれど、別のふたりがそれを止めた。

「おま、ソイツはヤバいからやめとけって」

「あ?」

「あぁ、お前さっきは居なかったな。ちょっとこっちに来い」

 そう言って、朔はその人を脱衣場に連れて行ってしまった。一体、何をする気なのだろう。
 僕は不安に駆られながらも、腰の止まらない八千代に犯され続ける。

「ねぇ場野、いい加減イキなよ」

「わーっとるわ。加減してっとなかなかイけねぇんだよ」

「そう、らったの··? んへ··バカらなぁ····加減なんてしにゃくていいのにぃ」

「······あっそ」

 僕の一言を皮切りに、八千代は加減を手放して僕を落とした。お腹の底を強い衝撃が抉る。
 僕は、吐いてしまわないよう慌てて口を手で覆った。

「ぅ゙ぶっ····ゔッ····」

「ナカ、俺で染めてやっからな。ここでイけ」

 八千代は最奥を抉りながら射精する。僕は、握られたお腹のそこで深い深い絶頂を迎えてオチた。

 結局、おちんちんのリボンは解いてもらえず、お尻でしかイけなかった。
 苦しかったけど、存外辛くはない。僕の身体がそう仕上がっているという事なのだろう。

 りっくんは、僕を引き取り起こすと洗い場に移動する。そうだった、本来の目的はこれだったんだ。
 まずは、台に手をついてナカを綺麗にしてもらう。丁寧にじっくり掻き出している時間はないような気がするのだが、お構い無しにマイペースなりっくん。
 あらかた掻き出すと、途中からはただの手マンに変わっていた。またイッてしまう。そう思った時、りっくんがリボンを解いてしまった。

「あ゙ぇッ!!? んゔっ、やっ、やらぁ! お潮止まんにゃッ、ゔぅンッ····にゃぁぁっ♡」

「出せなくて辛かったでしょ? いっぱい出させてあげる。シコシコのサービス付きね♡」

「んあぁぁぁっ!! もっ、らめっ、待っ、あぅ゙っ、出ちゃ··いっぱい出ちゃ····ひにゃぁぁぁ······」

 勢いが弱まるまで噴かされた。もう、腰がガクガク震えて座っているのさえ難しい。見かねた八千代が僕を回収してくれた。

 脱衣場に入ると、朔と啓吾がさっきの3人と和気藹々と話していた。どうすればあの状況から打ち解けられるのだろう。

「お前らさぁ、マジで場所考えろよな」

 啓吾が窘めるように言う。本当に面目ない。

「お前に言われたかねぇわ。で、何仲良くなってんだよ」

「俺の努力の結果! あんねぇ、敵対するよか難しいんだかんね? 折角来たのに喧嘩とかマジで勘弁だろ」

 朔と一戦交えようとしていた所に啓吾が来て、事を穏便に治めてくれたのだ。
 話をしていくうちに、同い年である事や冬真達と同じ上影じょうえい大学の人達だという事が分かり、あれよあれよと打ち解けたらしい。世間って狭いね。
 スマホを構えていた長身のイケメン細マッチョが海老名えびなくんで、僕をチンコの付いた女子だと言った少しふくよかな人が倉重くらしげくん。乱入するつもりだったのか、楽しみに戸を開けたチャラい雰囲気のイケメンがくぼくん。
 あと1人、永峰ながみねくんという人が部屋で寝ているらしいのだが、その人がさっき朔に脅かされたもう1人なんだそうだ。旅行には、サークルの仲良しメンバーで来ていると言っていた。
 
 そんな事はどうだっていいんだ。それよりも、僕はあんな痴態を見られて、どんな顔をして居ればいいのか分からない。
 何故だか僕たちの部屋に来ているし。部屋は啓吾と朔が片付けてくれていたから残っていなかったけど、どことない気恥ずかしさが抜けない。

 皆、僕たちの関係や行為に興味津々で話を聞きたいらしい。勘弁してよぉ····。

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