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3章 希う大学生編
嫉妬は罰に乗せて
しおりを挟むいくら僕を妬かせる為だったとはいえ、女の子の腰を抱いたんだ。それも、あろう事か僕が見ているのを知っていたのに。
これは、浮気とは違うけど重罪だぞ。優しいキスを沢山したって、簡単には許してあげないんだから。
さて、それじゃぁ素直な気持ちを罰に乗せてみようかな。
不安そうな顔をして僕を見つめる啓吾。頬を包んで引き寄せ、耳元でえっちに囁いてみる。
「死んじゃうくらいイかせて。それでね、今日の事··忘れさせて?」
これによりバグるほど昂った啓吾に、洗浄へと連れて行かれた。
「啓吾··も、足だめ····」
「力入んない? ンなら、俺によっかかってな」
啓吾は僕を抱き寄せ、優しく洗浄を続ける。
「ん····ぁ··またイクぅ」
「いいよ、イッて。ん、これで最後な。ちゃんと出してイケよ」
こんな恥ずかしいイキ方、初めの頃は耐えられなくて泣きっぱなしだったな。今では、気持ち良すぎて泣いちゃうんだけど。
そう言えば、猪瀬くんも洗浄されるようになったって言ってたけど、こんな風に甘くされているのだろうか。少しだけ気になる。
洗浄を終えるなり、待ちかねて挿入してくる啓吾。もう立っていられないから、浴槽のヘリに手をついて身体を支える。足だけじゃなく、手もぷるぷるだ。
前立腺を潰すのが好きな啓吾だが、今日はスルーして奥を解し始めた。ナカからぐいぐい押し上げ、外からは指で下腹部を刺激する。
そして、恥骨からへその下まで指で撫で上げ、耳輪に唇を這わせながら言う。
「ここ、早く欲しい?」
「ひぁっ··、ほ、欲ひぃ····」
「上手にお強請りできたらな」
「んぇ····。えっと、ね··じゅぼって、奥壊ぇちゃうくぁい、ぐぽぐぽちてぇ」
「ん゙··ぉし、ベッド行こ。手、それじゃ無理だろ。ここだと危ないわ。俺もう加減できそうにねぇのよ」
そう言って、おちんちんを抜いてしまった。そして、僕を抱えてりっくんを呼ぶ。
啓吾は僕の頬にキスをしながら、名残惜しそうに『限界っぽいわ』と言ってりっくんに引き渡した。
けれど、りっくんは僕がお尻を弄っているのを見てそっと降ろした。そして、後ろから支えながら洗濯機に手をつかせると、『俺が支えててあげるからね』と言って挿れた。
片手で僕のお腹を持ち、もう片方の手で僕の手を洗濯機に押さえつけている。いや、滑らないように押さえてくれているんだ。後ろからぱちゅぱちゅ突きながら、背中にはキスの嵐。
「あーぁ、風呂場の方が良かったかな。潮すっごいね。滑らないように気をつけて」
「おい、ベッドでやれよ。結人、力入んねぇの危ないから一旦やめたのにさぁ」
出てきた啓吾が文句を言う。どうしよう。啓吾のタオルをくちゃくちゃに握り締めているから、渡してあげられない。
「ここだったら多少大丈夫でしょ。つぅかねぇ、誰さんかの所為で俺だって我慢できなかったの!」
「も~、それはごめんってぇ」
軽薄に謝りながら、啓吾は僕からタオルを回収する。軽く拭き終えると、それを首に掛け僕に手を伸ばした。
どうして皆、全裸に首からタオルを掛けているだけで、こんなにもカッコイイのだろう。雄みが半端ないんだよね。
「ほぃじゃ結人、こっちおいで」
啓吾は、僕の上半身を支えながら両手首を頭上で掴み、おちんちんを口に押し込んだ。口をめいっぱい開けて、漸く根元まで咥え込む。
この体勢はあれだ、喉奥をガポガポ責められても逃げられないやつだ。串刺しとかいうコレは好きだけど、僕を挟んで揉めるのはやめてほしい。
「ちょーっとぉ、それやってたら結腸抜けないんですけどぉ」
「前立腺潰してやったらいいだろ。俺まだやってないから」
「そんなの俺の勝手だろ。啓吾さぁ、勝手な事ばっか言うのマジでやめろよ」
なんだかヒートアップしてきている気がする。とにかく、りっくんの機嫌が悪いようだ。
「なんだよ莉久、今日めっちゃ突っかかってくんじゃん。俺の事ばっか言ってっけどさ、お前も大概だかんな?」
「は? どこが?」
「女の子の前で『早く帰ってゆいぴ抱きたい』とかボソボソ呟くの、あれマジでやめろよな」
「しょうがないだろ!? あんっな無駄な時間に耐えてたんだからそれくらい聞き流せよな!」
ちょっと待て。なんて事を言ってくれてるんだ。それよりも、2人の言い合いがヒートアップすると、突く勢いが増すから本当に待ってほしい。
啓吾が喉に流し込むのを待って、絶え絶えに仲裁する。
「ケホッ····け··んか····しにゃいれ····」
「あっ··ごめんね、ゆいぴ」
謝りながら、容赦なくラストスパートに入るりっくん。
心と身体が分離しているのかな。甘い声で『熱いの飲ませてあげるから許して』なんて言うのに、下半身は猛攻しながら奥を貫いて注ぎ込むんだもん。
出し終えても抜かずに、後ろから僕を引き起こして抱き締める。そして、肩に吸い付きながら、掠れた声を絞り出して話す。それが、胸を掻き毟るような甘ったるさを孕んでいて、耳だけでまたイッていまいそうだった。
「俺ね、ベッド以外で抱くのも好き♡ ゆいぴ、すぐいっぱいいっぱいになっちゃうもんね。可愛い♡」
「ンじゃ今度学校でヤろうぜ。あんま使われてない部屋見つけたんだよ」
「マジか。啓吾グッジョブ」
散々言い合っていたくせに、もう仲良しか。いや、問題はそこじゃない。
「学校では··シないよ。高校の時みたいに、バレないとは限らないいんだからね。それより──」
立っていられないので『ベッドへ連れてって』と頼もうとしたら、りっくんが意地悪にずるんとおちんちんを引き抜いた。その直後、膝から崩れ落ちそうになったところを、啓吾にひょいと抱き上げられた。僕の足が限界だった事に気づき、さっさとベッドまで運んでくれたのだ。
しかし、僕を雑にベッドへ投げ落とす。ギシッとベッドに膝を着き、丸まる僕の腰を持ち上げ四つ這いにする。
自分でお尻を開くよう指示され、ベッドに顔を埋め両手でアナルを拡げて誘った。啓吾は、先っちょをアナルに馴染ませ、ゆっくりぷちゅぷちゅっと音を立てて挿れる。
恥ずかしいと言ってるのに、いつもワザと音を立てるんだから。
奥まで挿れると、グッと押し込んで腰を止める。奥の扉を潰したままは、イキっぱなしになって辛い。
それなのに、挙句耳に極甘のセリフを流し込んでくるんだから、意地悪が過ぎるよ。
「イッてんねぇ。ナカめっちゃうねってる。結人んナカすげぇ気持ちぃ。あ~····結人、愛してる」
ナカで、啓吾のおちんちんがビクビクと跳ねている。イきそうなわけじゃないのだろうけど、僕で感じてくれているのは間違いないんだ。
「なぁ結人、俺ちゃ~んとペナルティ消化すっからさ、このままイキ狂って死んじゃえ♡」
「ひゃぁぁっ!!? に゙ぁっ····んふぅぅぅっ!!」
「んっは♡ すっげぇうねる··んぁ、締まりヤッバ····。なぁ結人さ、俺らに殺されたいの? それ系の事言った時イキ方ヤバくね?」
そんなの分かんないよ。けど、犯し殺されるんなら、皆がいいに決まってる。皆じゃなきゃ嫌だよ。
「そうなのか? そんな事、俺はできねぇから言わねぇぞ」
「そういや、さっくんは冗談でも言わねぇよな。“潰す”とか“壊す”は本気で言ってるっぽいけど。んぁ~、莉久も言わねぇか」
「は? 俺は言えるよ。けど、ノリでもあんまそういう言葉ゆいぴに言いたくないから言わないだけだし。て言うかさ、ゆいぴを殺すなら俺以外とか有り得ないから」
「お前はガチすぎてやべぇんだよ。まぁ、でも言われりゃ確かにな。奥潰してる時とは違う感じでイキまくるよな。クソ可愛いわ」
「それね。可愛すぎるんだよ。俺らに壊されたがってるゆいぴってさ、蕩け方が違うって言うか甘えきってるって言うか。俺、何回かマジで鼻血噴きかけてるからね」
そうなんだ。それは知らなかった。
りっくんに関しては、鼻血出しちゃいそうだなって顔をしてる時はあったけど、まさか本当に出しそうだったなんて····。りっくんは、いつか僕の上で出血多量になって倒れちゃいそうだな。そんなの怖いや。
それよりも問題は、悠長に話しながら奥を突く勢いが増している啓吾だ。ぐぽぐぽが激しくて、噴き出る潮が止まらない。
「待っ、け··ごぉ····イキっぱ··にゃし、苦し····ハァ··ン゙ン゙ッ、イ゙ッあ゙ぁ゙っ!!」
「知ってる。けどまだ本気じゃねぇから。安心しろよ。もーっとイかせて苦しくしてやっからな。んで、俺のちんこで殺したげる♡」
「んぎゅぅぅっ····ッッ!!? っにぁっ、何これっ、凄ッ、イグにょ凄いぃぃ! んはぁあ゙ぁ゙ぁっ♡」
「ぅおっ····なん··え、何これうねるってレベルじゃ····ヤッバ··俺もイクッ····んぁっ」
奥の奥へねじ込み、大量の射精を果たした啓吾。スッキリした様子で僕の上に倒れ込んだ。僕はぺしょっと潰れる。重くて息ができない。
そして、一瞬休んで再び腰を動かし始める。寝たまま後ろからされると、前立腺が潰されて辛い。
「ひあっ、らめ····そぇ、前立腺壊れるやちゅ····」
「うん、ぶっ壊すんだけど。なんか問題ある?」
「ひにゃっ、ないです」
高圧的な啓吾だ。こういう時の啓吾は、いつもよりえっちで悪い顔をしている。見たい。
「啓吾··はぅン····顔、顔見た──い゙ぅっ」
前立腺をすり潰し、そのまま奥へと滑り込ませる。ぐちゅっと何かが潰れたような感覚にハッとする。痛くはない。ただ、脳で快感が弾けただけ。
啓吾は息を荒げながら、僕の片脚を持ち上げて半回転させる。激しい中でもゆっくりと、僕が痛くならないように。
ナカもアナルも捻れる。それが無性に気持ちイイ。啓吾の優しさも相まって、心が満たされ深い絶頂に堕ちる。
「イ゙ッ··あ゙····んぐっ、奥゙、グリッてぇ··深いの····ッぢゃう····」
「イケ」
命令通り、僕は深くてキツいイキ方をした。いや、していると言うのが正しいのだろうか。
奥を押し上げられるだけでイクのが止まらない。
「なぁ、俺の顔好き?」
「しゅっ、好ぎぃ♡」
「顔だけ?」
「へぁ··? 違··ばかぁ····」
今、この状態で“好き”を語る事なんて不可能だ。喘ぐだけでも必死なのに、沢山ある好きな所をひとつひとつ言うのなんて、とてもじゃないけど無理だよ。
「や~っぱ結人好き♡」
そう言って、僕を抱き締めた。その拍子に奥をぐりんと抉る。
僕は、声も出ないほど酷くイく。直後、囁かれた言葉で今日イチの絶頂を迎えた。
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