上 下
223 / 386
2章 覚悟の高3編

愛を我儘に

しおりを挟む

 容赦なくブジーをピストンする啓吾。あぁ、これおちんちんが死ぬやつだ。そう直感した。
 イキ過ぎて、再び朦朧とする僕の唇に、朔の大きなおちんちんがキスをする。

「結人、口開けれるか?」

 朔がえっちな顔で聞いてくる。できないわけがない。
 啓吾のおちんちんが入ったまま、ゆっくりと半回転させられた。そして、目の前にそびえ立つ朔のおちんちんに、キスで挨拶をする。
 亀頭を口に含み、舌先で裏筋を舐める。大きくて、全然口のナカに収まらない。けれど、限界まで咥え、舌の奥で裏筋の辺りを舐める。これが難しい。
 一歩間違えれば、即刻嘔吐だ。それなのに、朔は僕の頭を持ち、容赦なく喉奥に捩じ込む。

「んぇ····んぶっ··ぉごっ、がはっ、へぶっ··んぇ゙····」

 上手く加減ができないのか、いつもより奥へ押し込まれる。

「あ、やべぇ····朔、それめっちゃ締まってる····んぁ、出るッ」

 息ができず、思い切りお尻が締まった所為で、啓吾は結腸をぶち破る直前に果ててしまった。ナカで大量に出している間も、僕は息ができなくてお尻を締め続ける。
 朔は奥で小刻みに扱き、そのまま喉に精液を流し込まれる。吐こうにも吐けない。これが1番苦しい。

 2人が僕を解放すると、ずっと静かに見ていたりっくんが漸く動き始めた。僕を膝に乗せ、ブジーをゆっくりピストンする。

「今日、初めてだからね。あんまり激しくしないようにしなくちゃね。どう? 気持ちぃ?」

気持ちイイぎぼぢい゙ぃ゙····り゙っぐん··も、抜いてぇ····出ちたいのぉ」

 下腹部に力が入り、上手く喋れない。さっき八千代に、赤ちゃんかよと言われて恥ずかしかったが、自分ではどうしようもないのだ。

「だーめ。これ挿れられたらどうなんのか、ちゃ~んと覚えてね。簡単に何でもさせてたら、ゆいぴのおちんちん壊れちゃうよ?」

「分がっだぁ! 分がっだ、からぁ····ひっく··ごめ゙んな゙しゃい····気持ぢぃのシてほちくて、考えにゃいれ、いいよって言って··ごめ゙んなしゃいぃ」

 僕は、子供のように泣きじゃくって言った。もう、おちんちんもお尻も勘弁してほしい。少しでいいから休ませてほしい。その一心だった。けれど──

「許してあげな~い♡」

 そう言って、りっくんは僕を持ち上げ、亀頭をにゅぽっと挿れると、僕を落とした。一気に奥まで突き刺さる。

「んがっ····はっ····ぉ゙··ぁ····死ぬぢにゅ····」

 奥をぐぽぐぽしながら、僕のおちんちんを指で支え、人差し指でブジーをトントン強く叩くりっくん。見えないけれど、絶対にいやらしい笑みを浮かべているはずだ。
 時折、耳元で聞こえる笑い声にハートがついている。誰よりも楽しんでいるじゃないか。僕はもう、一切力が入らない。りっくんにもたれ掛かり、されるがまま犯されている。
 そこへ、朔が来て指を挿れた。りっくんも驚いて腰を止める。

「なぁ、俺も挿れていいか?」

「ひぇ····死んじゃう····」

 りっくんは、怯える僕を少しだけ持ち上げた。そして、りっくんが寝転びお尻を拡げ、朔がアナルを拡げる。本気で挿れるつもりなのだろうか。

 朔は甘いキスをして、その隙にアナルに亀頭を押し当てる。舌を絡め、少しだけお尻が緩む。その隙にググッと押し込み、強引に亀頭を挿れた。

「んっ、アッ··キッツ····朔デカ過ぎ····」

「亀頭だけでこれか····ヤバいな」

 とか言いながら、少しずつ入ってくる。声も出せず、僕は意識を飛ばしそうになっていた。
 お尻の熱さが、ほんの僅かずつ気持ち良くなってくる。戸惑いながらもまた少し力が抜けたところで、朔は一息にねじ込んだ。

「んあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ!! おぢぃ壊れるこぁぇゆぅ····ナカ··ナカ破れやぅぇぢゃうよぉ··!!」

「朔····マジでキツい····俺のちんこも死ぬ····」

「確かにキツイな。まだ無理か····。よし、抜くぞ」

 朔は諦め、ぢゅぽんっと引き抜いた。何も出せない僕は、どこでイッているのかも分からず失神する。
 その直後、りっくんがブジーを一気に引き抜いた。おかげで意識を取り戻したが、大量に潮を噴き、それが止まらないものだから怖くなってしまった。

「ふぇっ、止まんにゃッ! 噴くの止まんにゃいよぉ····こぁいよぉ····」

 涙の止まらない僕の頭を、りっくんがよしよししてくれる。

「ごめんね、ゆいぴ。止まんないと怖いね。大丈夫だよ。後はゆっくりシてあげるから」


 りっくんは僕を落ち着かせると、ベッドに降ろして半回転させた。ギュッと抱き締めて、優しく奥をぐぽぐぽシてくれる。その間も、僕は何度も噴いて、その度にりっくんは力強く抱き締めてくれた。

「りっくん、もう怖くにゃい··から、奥、しゅきに使ちゅかっていいよ」

 あぁ、また反省していないと怒られるのだろうか。それでもいいや。優しいりっくんの、やらしく歪んだ顔が見たい。
 怒られる覚悟をしてりっくんを抱き締めると、『俺の事好き?』と聞かれた。勿論だ。

「んへへぇ····愛してるよ。らからねぇ、大しゅきほーるろぉ♡ ひしゃしぶぃら──んぉ゙っ」

 僕がりっくんに脚を絡めると、どちゅんっと奥を貫かれた。優しさなんて欠片も無い。そして、りっくんがイク為のピストンを始まった。
 近すぎて顔が見えない。僕の頭を抱えるように抱き締め、できるだけくっついていたい時の抱き方をする。ガツガツしているけど、甘えたなりっくんだ。愛おしさが込み上げる。

「んぁっ、奥ちゅぉいぃっ! ふ、ぅぁ····りっくん··しゅき····莉久····大好らいしゅきぃ」

 僕が言い終えると同時に、キスで口を塞がれた。余程興奮しているのか、口内を可能な限り奥まで舐め回す。りっくんの甘い唾液で、もっと酔ってしまいそうだ。
 頑張って足を絞めたら、お尻も締まるのは摂理。りっくんはイッて、結腸にしこたま注がれた。

 ベッドにゴロンと寝転がるりっくん。僕が擦り寄ると、嬉しそうに抱き返してくれた。
 額や頬にキスをして、優しく僕のおちんちんを握る。

「ゆいぴ、ちんちん痛くない?」

「んーっと、ちょっとジンジンするけど····大丈夫らよ。あのね、最初はちょっと痛かったけろね、すぐ気持ちくなったの」

「そっか。ならいいんだけど····」

「あ、あのね····またシたい····かも」

 恥ずかしくて、たまらずりっくんの胸に顔をうずめる。

「今度は俺がちんこブッ壊れるまでイジめてやっからな。覚悟しとけよ」

 八千代が、僕のカルピスサワーの残りを飲みながら言った。······こら。

八千代やちぉ、そぇおしゃけらよ! 飲んじゃらめれしょ」

「ん」

 八千代は僕の上体を抱き上げ、口移しでカルピスサワーを飲ませてきた。僕は、与えられるまま飲み干す。

「ん··はぁっ····。八千代やひぉぉ····僕、悪い子らぁ」

「んっはは、可愛い~」

 僕が八千代のお腹に抱きつくと、啓吾に笑われてしまった。八千代は、甘えた僕の頭を撫でてくれる。

「気分悪くねぇか?」

大丈夫らいじょーぶらよ。八千代やちぉいて?」

 どストレートにお願いした。やっぱり、お酒の力って凄いや。いつも言いたくても言えない事が、ぽんと言えてしまう。
 この後、もう玩具オモチャで遊ぶ余裕もなく、皆は僕を貪るのに必死だった。気がつくと時計は午前3時を指していて、生き残っているのは僕とりっくんだけだった。


「だらしないなぁ。啓吾なんて、ゆいぴに飲ませといて真っ先に寝たもんね」

 啓吾は、酔った僕がお強請りばかりするものだから、3回も抜かずにシて、抜くと同時に眠ってしまった。
 八千代と朔も、似たような感じだ。余程、酔った僕が好きらしい。

 意外と冷静だったのはりっくんだ。ペース配分を間違わないように、時々深呼吸をしながら致していた。
 りっくんが水を取りに行ってくれたので、ほんの一瞬1人でポケッとする。無性に寂しくなったので、りっくんが戻ってベッドに膝を着いた瞬間、首に抱きついてみた。ペットボトルで両手が塞がっているりっくんは、それを投げ捨てて僕の腰を抱く。

「何それ。可愛すぎるんだけど。もう潰していいの?」

「····いいよ。れも、離れてぅの寂しいから、1ミリも離れないれね」

「ん゙ぅっ····りょーかい。謝っても朝まで離してあげない」

 酷く雄の顔を剥き出しにしたりっくん。朝を迎えるまで、本当に1ミリも離れることはなかった。
 6時頃まで抱かれ、漸く外が明るくなった頃、これで最後だと言ってお風呂に連れて行ってくれた。抜かずに僕を抱えて行き、脱衣場でもう一戦してから抜く。

「やっ····抜いちゃやら····やっぱり寂しい」

「ん~っ♡ 大丈夫だよ、ゆいぴ。俺がずーっと一緒に居るから」

 そう言って、りっくんは片時も離れず、ベッドに戻ると僕をずっと抱き締めてくれていた。蹴り落とされた啓吾には悪いが、僕はりっくんの腕の中で安心して眠った。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

変態村♂〜俺、やられます!〜

ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。 そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。 暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。 必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。 その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。 果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?

性的イジメ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。 全二話 毎週日曜日正午にUPされます。

少年野球で知り合ってやけに懐いてきた後輩のあえぎ声が頭から離れない

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
少年野球で知り合い、やたら懐いてきた後輩がいた。 ある日、彼にちょっとしたイタズラをした。何気なく出したちょっかいだった。 だがそのときに発せられたあえぎ声が頭から離れなくなり、俺の行為はどんどんエスカレートしていく。

バイト先のお客さんに電車で痴漢され続けてたDDの話

ルシーアンナ
BL
イケメンなのに痴漢常習な攻めと、戸惑いながらも無抵抗な受け。 大学生×大学生

赤ちゃんプレイの趣味が後輩にバレました

海野
BL
 赤ちゃんプレイが性癖であるという秋月祐樹は周りには一切明かさないまま店でその欲求を晴らしていた。しかしある日、後輩に店から出る所を見られてしまう。泊まらせてくれたら誰にも言わないと言われ、渋々部屋に案内したがそこで赤ちゃんのように話しかけられ…?

エレベーターで一緒になった男の子がやけにモジモジしているので

こじらせた処女
BL
 大学生になり、一人暮らしを始めた荒井は、今日も今日とて買い物を済ませて、下宿先のエレベーターを待っていた。そこに偶然居合わせた中学生になりたての男の子。やけにソワソワしていて、我慢しているというのは明白だった。  とてつもなく短いエレベーターの移動時間に繰り広げられる、激しいおしっこダンス。果たして彼は間に合うのだろうか…

高校生の僕は、大学生のお兄さんに捕まって責められる

天災
BL
 高校生の僕は、大学生のお兄さんに捕まって責められる。

処理中です...