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2章 覚悟の高3編

飼い犬

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 僕に首輪を着けた啓吾。リードを引き、僕を飼い犬ペットとして可愛がってくれている。
 鳴き声は当然『わん』で、どうやらそれがお気に召したらしい。ご満悦そうな啓吾を見ると、好きなだけ犬として扱ってほしくなる。
 けれど、貫かれた衝撃で上手く鳴けない。僕の服従の『わん』を待ちきれず、啓吾は奥をぐぽぐぽし始めた。
 僕が吐いても腰は止まらず、それどころか突く勢いが増している。


「ひゃんっ、啓吾へぇご··らめ゙ぇッ····んあ゙ぁ゙ぁっ、もぉイげにゃい゙ぃ゙ぃッ!!」

飼い犬ペットが口答えすんの? つぅかさぁ、誰が喋っていいつった? お強請り以外は『わん』な」

「はへ····ごめ··わんっ····アンッ、ひぁぁっ、奥゙死んぢゃうぅっ!」

 上手に指示に従えない僕は、『わん』以外も発してしまう。また怒られるのかな。そう思った時、リードをクイッと引いて、啓吾が耳責めを始めた。

「俺のちんこで死ぬの?」

「はへぇっ♡ 死にゅ··イキしゅぎへにゅぅ」

 イキっぱなしで上手く息ができない。何一つ、まともに考える事もできない。流し込まれる甘い声と与えられる快感に、身体が勝手に反応し続ける。気持ち良いのに苦しくて、本当に死んでしまいそうだ。
 暫くそんな状態が続いて、僕がキャンキャン鳴いていると、りっくんが参戦してきた。止めに来てくれたのかと思ったけど違ったんだ。きっとトドメを刺しに来たんだね。
 啓吾は僕を四つ這いにして、リードをりっくんに手渡す。今にも鼻血を噴き出しそうなくらい頬を赤らめ、瞳にハートが見えてしまいそうなほど高揚しているりっくん。これはきっとマズイ。

「ゆいぴ、大丈夫? しんどいよね。でもごめんね。啓吾が終わるの待ってあげらんなかった····。ほら、しゃぶって?」

 焦点が合わず、ボーッとりっくんを見ていると、目が合うようリードを引かれた。そして、垂れている涎をおちんちんで拭い、唇を撫でるように押し当てる。
 僕は、チロチロと亀頭を舐めた。すると、とても興奮したりっくんは朔にスマホを取ってもらい、おもむろに連写しだしたじゃないか。

「はぁぁぁ~~~っ♡ 可愛い。何これ啓吾マジで天才だわ。こういうのだけはホントいい仕事するよね。ゆいぴの愛らしさ爆発してんだけど。つぅかマジで俺のペットみたい♡ もっと舌出していっぱい舐めて」

 僕以外、全員引いている。ドン引きだ。けれど僕は、そんなりっくんの狂気でさえ、愛されてると実感して悦んでしまう。
 もっと貪欲に愛されたい。もっともっと僕だけを見て、僕に溺れていてほしい。昂ったりっくんにアテられているのだろうか。時々、自分の中でドス黒い独占欲のような物が渦巻く。

 最近の僕は素直と言うより、我儘を垂れ流しているだけな気がする。どんどん嫌な僕をさらけ出しているようで、嫌われたりしないか不安だ。
 けど、沢山愛されてふわふわしてくると、どうにも自分では求めるのを止められない。こうなると、不安で涙も止まらない。

「あ~っは♡ また泣いてる。今度はどうしたの? 気持ち良すぎた? ちょっと怖かった? あれ? ねぇゆいぴ、なんでそんな不安そうなの?」

 りっくんはおちんちんを抜き、僕の頬を包んで心配してくれる。

「僕、もっともっとって····我儘ばっかぃ····」

 こんな、たった一言で僕の心中を察してくれるりっくん。とめどなく甘い言葉で心を満たしてくれる。

「も~またぁ? ゆいぴはもっと我儘言っていいんだよ。俺らはゆいぴの我儘全部聞きたいの。シてほしい事あったら何でも言ってね。絶対引いたりしないから。俺らはゆいぴに幸せになってほしいんだよ。だからね、もっともっと我儘になって····ね? 結人♡」

「へあぁっ♡ りっくん、耳ッ、耳妊娠しちゃう!」

「なーにアホな事言ってんの。さっきからそっちでイチャついちゃってさぁ。ンなら俺のザーメンで孕めよっ!」

「ひにゃぁぁっ!!? 奥゙っ、そこもう入れにゃいれぇっ! 啓吾っ、啓吾のザーメンじゃーめんれ孕むっ、孕むかやぁっ····もぉ奥挿ぇにゃいれぇ! イクの止まんにゃいかやぁ!!」

「ムリ。もっと奥挿れっから、そこで孕め」

 そう言って、啓吾はりっくんから奪うように僕の腰を引き寄せ、片脚を抱えて奥の奥まで捩じ込んだ。

「お゙っ··ぁ··イ゙っぎゅぅぅぅ····♡♡ はぇっ、もっ、ぐぽぐぽッ、シにゃいれぇぇっ」

 僕のお願いなんて聞く耳持たず、啓吾はイクまで強く深く突き続けた。

「駿も俺の飲んで孕もっか♡」

「へ? むぃ····俺男らから····孕めないよぉ」

「あ~はは。泣くなって。大丈夫、駿なら俺の子孕めるよ。俺の事、そんくらい好きだろ?」

「んぁ··しゅき····大好き。俺、孕める。冬真の赤ちゃん孕むぅ」

 素直になれた猪瀬くんが、冬真に可愛がられている。凄く幸せそうだ。なんだろう、猪瀬くんがどんどん可愛くなっている気がするんだけど。
 これが、冬真の言ってた“躾の賜物”なのかな。

「駿、可愛い。もう俺、駿しか見てねぇよ。だから不安になんなくていいから、こうやって素直でいてよ」

「わ、わかった。わかったかりゃ、もうイッて? 俺もうイけない····。冬真の精子、早くお腹いっぱい欲しい」

「んっは♡ 素直すぎだろ。んじゃ、イクからちょっとキツいのするけど、しっかり飲んで孕めよ。んで、ケツでイけ」

「ひゃいっ♡ んあぁぁぁっ····俺もイクッ、おしぃれイッちゃうぅ!!」

 僕と猪瀬くんは、揃ってイキ過ぎで動けなくなった。
 そこへ、満を持して来た八千代が僕を抱えた。八千代を背に、僕は開脚してあられもない格好をさせられている。

八千代やちぉ····恥じゅかひぃ······」

「うるせぇ。散々待たせやがって。今日イチキツいのシてやっからな、死ぬなよ」

「む、むぃらよぉ····」

 後ろから僕の足を広げて抱え、ゆっくりと下ろしていって挿れてゆく。くぷぷぷっと、えっちな音を立てながら入ってくる。
 ガチガチに勃った八千代のおちんちん。硬いし太いし長い。化け物みたいなのを、僕のお尻が飲み込んでゆく。それを、猪瀬くんがボーッと見ている。

「やらぁ····猪瀬いのしぇくん、見ないれぇ」

 僕は両手で顔を覆って隠れた。その間にも、八千代はずんずん奥へ入ってくる。そして、奥の扉を少しだけクポクポして遊ぶと、僕を落として一気に貫いた。
 衝撃で吐いてしまったが勢いは弱く、ゴポッと溢れ出た胃液が僕の首筋を伝い肩へと流れ落ちる。気持ち悪い。けれど、もうどうでもいい。

 八千代は僕をそっとベッドに下ろし、四つ這いでお尻を上げさせる。角度が気に入らなかったのか、腰をグッと押す。そして、リードを後ろから引いて、僕のお尻をバチンッと平手打ちした。

「ひゃんっ」

 僕は犬の様に甲高い声で鳴く。奥をぐぽぐぽしながら、何度もお尻を叩かれ、その度に噴いてしまった。
 僕の声が枯れて鳴けなくなった頃、八千代が僕の脇腹に手を添え、少しだけ支えながらリード引いて上体を起こさせた。首が絞まって苦しい。

「がはっ····んぐぅ····」

 八千代は僕の乳首を指で摘まみながら、耳元でこう囁く。

「痕つかねぇように絞めてやっからな。もっと俺を欲しがれ。んで甘えて強請ってイキ狂え」

 思考回路が停止して、言われたままに八千代を求める。八千代が欲しい。どれだけ奥まで入っても足りない。後ろからじゃ、八千代が見えないのも寂しい。もっともっと八千代が欲しい。

八千代やぢぉ····おにゃがごゎぇでいいかゃ····もっとひとちゅになりたい····八千代やちぉの顔見たい、キスきしゅしたい····」

 上手く気持ちを伝えられたかは分からない。が、八千代はぢゅぽんっと勢いよくおちんちんを抜いて、僕の片足を持って半回転させた。

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