ちっこい僕は不良の場野くんのどストライクらしい

よつば 綴

文字の大きさ
上 下
139 / 398
2章 覚悟の高3編

啓吾の挑戦

しおりを挟む

 りっくんが僕のナカで、少しだけ噴いた事に感化された啓吾。シャワーを浴びながら、僕に突っ込んで軽快にイッた。
 しかし、それでは終わらず、休むことなく奥でぐぽぐぽして亀頭を扱き始めた。流石の僕でも、啓吾のしようとしている事がわかる。
 ナカで噴くつもりなんだ。そもそも噴いた事すらないって言ってたのに、本当にできるのだろうか。

 探究心とは凄いもので、こと啓吾の向上心には目を見張るものがある。

「イッてすぐ扱くの辛ぇ~」

 なんて言いながら、啓吾は腰を振るのをやめない。本気で、噴くまでやるつもりらしい。
 僕は、その間もイキ続ける。

「んぁっ、これイけるかも。なんか··出そう····」

「け、啓吾けぇご····僕、もぅ立てにゃい····足、ガクガクすぅの····ひじゃ、ガクンてなりそ······」

「もうちょい頑張って······マジで出そうだから······うぁっ、出る出る! ん゙あ゙ぁぁっ」

「ひあぁぁっ!!! なにっ!? しゅごっ、ひゃぁっ♡ おしっこ····されてぅみたい······んぁぁ、あったかいの垂ぇてくゅ」

「んはぁ~······すぅ~っげ。噴くんやべぇな」

「んへへ。ヤバいれしょ。それねぇ、僕ずっとされてぅんらよ?」

「あはは。結人すげぇな。俺、こんなん1回噴いたら暫く動けねぇわ」

 それでも、啓吾は僕を支えてくれている。チラッと振り向くと、えっちに髪を掻き上げて魅せてくれた。水の滴るネックレスが、首元でキラキラしていて綺麗だ。
 そして、八千代を呼んで僕を託した。啓吾が、僕のナカで噴くのがやべぇと伝えると、八千代は蔑んだような目で啓吾を見て言った。

「お前、マジでバカじゃねぇの。結人ガックガクしてんじゃねぇかよ····。そういうんは思ってもやんねぇわ普通。んっとにアホだな」

 八千代になじられながらも、啓吾は満足そうに言った。

「なんて言われてもいいもーん。気持ち良かったらアホでいいもんね~」

 八千代は呆れて、それ以上何も言わずに僕をリビングに連れて戻った。八千代が美味しいココアを作ってくれたので、それを飲みながら小休止とする。


「啓吾はあれだね。探究心とか好奇心が人一倍強いんだろうね。でもね、僕の奥で扱いて噴いてみるとか、実験みたいなのやめてね」

「ホンット····バカ啓吾! 俺、噴くとか一生ないと思ってたんだけど。マジでありえない」

「え~、別にいいじゃん。経験って多いほうが良くね? 莉久だって、めちゃくちゃ気持ち良かっただろ? すげぇしんどかったけど」

「どっちなんだよ。つぅか、ナカで噴いて結人は大丈夫だったのか?」

 朔も、啓吾に馬鹿じゃないのかって目を向けている。心底呆れているようだ。

「僕は何ともないよ。ホント信じらんないけど。まぁ、でも····気持ち良かった····のかな。ナカでおしっこされてるみたいだった」

「お前、それ気持ちイイってヤバくねぇか?」

 八千代が、僕の髪を指でクルクルしながら言った。僕の後ろに立ち、ソファの背もたれに肘をついてコーヒーを飲んでいる。それだけなのにカッコイイ。

「うん、だよね。なんかね、ゾクゾクって言うか、ゾワゾワして····良かった。えへへ」

「お前····ふわっふわしてんなぁ。大丈夫か?」

「大丈夫だよ。ちょっと落ち着いたから。ちゃんと喋れてるもんね、八千代」

「おぉ、しっかり喋れてんな。もうちょい休んだらベッド行くからな」

「····ねぇ、ホントに朝までするの?」

「するよ。なぁ、やっぱこれ飲まねぇ?」

 啓吾が渡してきたのは、さっき零したいちごミルクだった。少しだけカップに残っていたらしいのだ。それを飲めということは、つまりは媚薬を飲めということ。
 こんなの飲まなくても、僕の感度は既に壊れているような気がするのだが。皆は物足りないのだろうか。

「これ、飲んだほうが皆楽しめる?」

「いやいや、そうじゃ──」

「バァカ。そうじゃねぇだろ。飲まなくても充分だわ。けどまぁ、せっかくあるならな····。あー··のな、お前がいつも以上に蕩けてんのが可愛すぎっから、もっと見てぇだけ」

 啓吾に賛同する八千代は、割り込んで照れくさそうに言った。そういう事なら、初めから全部飲んでしまえばよかったな。
 きっと、頼めば凜人さんがおかわりをくれるのだろう。けれど、皆もそこまでするつもりはないらしい。あくまで、いつもより少し楽しむ為に飲むのだ。快楽に溺れたいワケではない。

「いいよ。けどね、もし僕がバカみたいにえっちなお強請りとかしても、嫌いになったりしないでね?」

「なるかよ。むしろ普段からもっとしろつってんだろ」

 僕は、4分の1くらい残っていた物を飲み干した。しかし、特に変化はない。
 えっちしているうちに効いてくるだろうと、八千代が僕をベッドに引っ張っていく。そして、執拗に愛撫をし始めた。
 指でお尻をイジメられ、太腿やお腹を噛まれる。服を着れば見えない所に、沢山のキスマークをつけて八千代の痕を残す。いやらしい手つきで身体中を撫で回し、僕の様子を伺う。

「八千代ぉ、なんかね、身体熱くなってきたかも····。おしぃ寂しい······」

「ンなら上手に強請ってみろよ」

 八千代が、意地悪い顔で僕を見下ろして言った。僕は、八千代にお尻を向けて自ら拡げた。そうして、必死に八千代のおちんちんを強請る。

「やちぉのおっきぃおちんちん、僕のナカにブチ込んでくらしゃい。そぇで、奥ちゅぶして、僕のこと壊してぇ」

「ッフゥゥーッ····」

 大きく息を吐くと、八千代は後ろから僕の顎を押さえて耳元で囁いた。

「ぶっ壊してやっから、今だけ、俺だけのモンになれ」

「ひっ、ひゃい····」

 八千代は僕のお腹を壊すつもりで、一気に奥に突き挿れた。その衝撃に、僕は声も出せずお尻で深くイッた。
 僕の両手を後ろ手に組んで持ち、上から腰を押さえ込む。そうして、八千代は最奥を抉り続ける。もう、僕が吐こうが失神しようがお構いなしだ。


「結人、起きろ」

 お腹の底に、重い一撃を食らって目が覚める。まだまだ八千代はイク気配がない。僕はイキ過ぎて、意識を保つ事もままならない。
 何度気絶したのだろうか。その度に、深い快感を叩きつけられて目を覚ました。とっくに脳まで蕩けていて、朦朧としながら視界に入った啓吾を呼ぶ。

「け、ご····啓吾の、おひんひん、食ぇたい」

「え、大丈夫か? 俺もたぶん加減できねぇよ?」

 キョトンとした顔で、なんて怖い事を言うのだろう。それでも僕は、もっと皆と繋がっていたかった。

「いいの。加減しなくて、いいかゃ、シて? みんにゃが僕のらって教えて?」

 啓吾は僕の要望に応えるように、前髪を掴んで口にねじ込んだ。啓吾の目が座っている。しっかり喉に馴染ませると、頭の後ろで手を組んで喉奥へと押し込んだ。
 息ができなくて、僕はおしっこを漏らしてしまった。次第に八千代のピストンが速まり、2人はほぼ同時に僕のナカを精液でいっぱいにした。

「ハァ······おい、大丈夫か?」

 八千代が僕の下腹部を揉みながら聞く。イかせながら聞くなんて、本当に心配しているのだろうか。

「んぁっ····らいじょーぅ····。りっくん、次りっくんね。早く来て。僕のこと、いっぱい泣かせてね?」

「はぁ······りょーかい。ガン泣きしてもやめてあげないからね?」

「うん。望むところらよ」

「あはっ、絶対『許して』って言わせてやるから。覚悟しろよ、結人」

 りっくんは、挿れる前から戦闘モードだ。僕の顔をふわっと包み込み、耳元でえっちに囁いた。絞り出すようなイイ声を使い、早くもイかされてしまった。

「イクの早すぎ。そんなんで、俺が結人に種付けするまでもつの? 気絶なんてさせないからね」

「ひぅっ····タネちゅけ······」

「俺がゆいぴにキッツい種付けプレスしてあげる。朔の、根元まで入ってなかったでしょ? 俺の全体重かけてちんこぜーんぶねじ込んで、いっちばん奥で孕ませてあげるから」

 りっくんはねっとり絡みつくような話し方で耳を犯しながら、ゆっくりと奥まで押し挿れてきた。

「んっ、あぁっ······タネ····プレ? 孕む······んぇ? 僕、男らから、赤ちゃんできないんらよ?」

「大丈夫だよ。ゆいぴ、ここでいっぱい出したらね、赤ちゃんデキちゃうんだよ?」

「ひぁっ········んぇぇ!? 赤ひゃんデキぅの!?」

「「ブフッ····」」

 八千代と朔が吹き出した。僕が無知だからだろうか。

「ほ、保健で習ってにゃいよ? 赤ちゃんデキるの、女の人らけらよね? 男でもデキぅの? え、らったら、もう今まれ、いっぱい出しゃれてぅから······もう、赤ちゃんできてぅ?」

「ぶっは····結人、大丈夫だよ。種付けプレスしないとできねぇから」

「アイツどんっだけ頭トンでんだよ。大丈夫か?」

「結人、まずは誰の赤ちゃんから欲しいんだ?」

「んぇ? そんな決められにゃい······あっ、4つ子?」

「····ん゙ふっ、あーっはははは! ひーっ、俺もう無理だってぇ」

「ゆいぴ····ごめんね。嘘だよ」

 なんて嘘をつくんだ。本当にデキたらどれだけ嬉しいか。今は困るけど、ちょっと喜んだ僕の純情を返してほしい。

「で、できないの? 僕、やっぱぃ、皆の赤ちゃん産めない?」

「う、産めない······。ホントごめん。わぁ····、そんな悲しそうに泣かないでぇ」

「りっくんのバカァ! 皆意地悪らっ! そういう嘘“嫌い”らぁっ」

 きっと、悪気があったわけじゃない。僕がふわふわしているから、ほんの冗談で揶揄ったつもりなのだろう。信じた僕がバカだったんだ。
 けど、こればっかりは簡単に許せない。僕の口から飛び出した“嫌い”に、皆は固まってしまった。
 その隙に僕は、りっくんのおちんちんを抜いてベッドから転がり落ちた。

しおりを挟む
𑁍𓏸𓈒褒めて箱https://www.mottohomete.net/428tuduriこちらで匿名のメッセージを受け付けています!感想や誤字脱字など、なんでもどうぞです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨褒めてもらえるとめっちゃ喜びます。𑁍𓏸𓈒Twitterにて作品の事、キャラクターの事、#僕スト をつけて呟いてます。呟いて貰えると嬉しいです*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*https://twitter.com/428tuduri
感想 159

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

処理中です...