ちっこい僕は不良の場野くんのどストライクらしい

よつば 綴

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2章 覚悟の高3編

啓吾の誕生日

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 バルコニーの片付けを任せ、僕は1人で支度に励む。今夜は絶対に成功させるんだ。

 なんとか洗浄を終え、解す段階まできた。皆はいつも、指が3本は余裕で入るくらい解してくれる。それを目標に頑張る。
 皆にシてもらっている時の事を思い出しながらすると、ようやく指が2本入るようになった。もう少しだ。そう安堵した時、啓吾が乱入してきた。

「わぁっ!? 啓吾····待たせすぎちゃった?」

「大丈夫だよ。なーんか可愛い事言ってたからさ、結人が自分でできるまで待つよ」

「あ、ありがと····。ん? だったら何しに来たの?」

「見守りに? んー、見届けに?」

「えぇ····。見られながらするの恥ずかしいよぉ」

「いいじゃん。結人が俺らの為に自分で解してくれてるトコ、見せてよ」

 とんでもない事を言い出したな、なんて思いながらも、僕は言われるがまま解すのを再開した。
 見られている所為か、さっきよりも解れるのが早い気がする。それだけ興奮しているのだろう。
 僕を見ている啓吾のおちんちんが、痛そうなくらい滾っている。それに、いやらしい顔が堪らない。

「結人、もうよくねぇ? もうシていい? 我慢できねぇ」

 そう言って、啓吾が後ろからお尻を拡げ、おちんちんを僕の指と穴の隙間で滑らせる。もう、そのまま入ってしまいそうだ。

「んっ、いいよ。僕もね、早く啓吾のおちんちん欲しい」

「うはっ♡ よく解せてんじゃん。そんじゃ、挿れんね」

 ローションが多かったのか、ぶちゅぐぷっといやらしい音を立てて入ってくる。まだ、皆ほどは解せていなかったらしく、啓吾のモノで押し拡げられる圧迫感が凄い。

「痛くねぇ?」

「ふぁっ、んっ、大丈夫····。押し拡げられるの、気持ちぃ」

「だね。俺も、無理やり入ってく感じめっちゃ気持ちイイ。圧がやべぇな」

「あぁっ····ゆっくり入ってくるの、らめぇ····もぅ、イッちゃう····」

「まだ挿れてるだけなんだけど。もうイクの? 可愛いなぁ····。いいよ。もうちょい奥挿れっから、奥でイけよ」

 グッと奥に押し込まれ、呆気なくイッてしまった。そんな僕に構うことなく、啓吾はズンズン奥を解し始める。

「んぁっ、やっ····はぁん····また、イッちゃいそ····」

「いっぱいイッていいよ。あ~、ナカすっげぇうねってる。めっちゃ気持ちイイ」

 耳元で囁き、耳で僕をイかせる。僕の腰を強く持ち、激しく腰を打ちつけ始めた。一突き一突きが重くて、突かれる度にイッてしまう。
 もう既にナカイキが止まらなくて、奥をぶち抜かれると凄い勢いで潮を噴いてしまった。ワケがわからないくらいイかされ続け、啓吾がイク頃には膝が震えて立っていられない。
 迎えに来てくれたりっくんは僕を受け取ると、笑って『可愛い』と呟きながら激しいキスをした。部屋に戻る最中も、歩きながらキスをされている間、僕はナカでキュンキュン甘イキし続けていた。

 ベッドに寝かされると、そのままりっくんが僕のナカに入る。キスしながら激しく突かれ、息をするのもままならない。微かに漏れる喘ぎ声が、りっくんを興奮させているようだ。

「苦しそうなゆいぴ、すんっごい可愛いね。俺の所為でいっぱいいっぱいになってんの。マジで唆るんだけど」

 舌なめずりをして、僕の唾液を絡めとる。気持ち悪いなぁ。なんて、ドキドキしながら思うんだ。

「ほ、ほんろに、いっぱいいっぱいなんらよ····。も、イケないって、言ってもするんらもん」

「やめて欲しい? 苦しいの嫌? やめようか?」

 りっくんが腰を止め、奥をぐりぐりと抉る。

「ひに゙ゃぁ゙ぁ゙ぁっ!! やじゃない! もっとシて欲じいのぉっ! ひあぁぁぁっ♡♡ 奥゙っ、そこら゙··めぇ····出ぢゃうッ、ん゙あ゙ぁ゙ぁっ!!」

「あっは♡ ホント噴水みたい。もっとシてあげるね~」

 りっくんは、僕が失神するまで容赦なく、抜くか抜かないかという絶妙な所を抉り続けた。失神すると、八千代が喉を突いて起こしにくる。手荒な起こし方をされて、僕はまたイッてしまう。

 ようやくりっくんがイッたと思ったら、休む間もなく八千代が入ってくる。ついさっき、喉奥に注ぎ込んだところなのだが。
 いつの間にかお風呂から戻っていた啓吾が、僕の口を犯しに来た。意地悪な顔をして『しゃぶってて』と長期戦を予告する。
 予告通り、朔の番が終わるまで、ずっとしゃぶらされていた。もう、顎が開いているのか閉じているのかも分からない。舐めすぎて、舌も麻痺しているようだ。

「さ、んじゃもっかい結人んナカ挿れるよ。しっかり俺の食ってね~」

 食べられるのは僕な気がするのだが。そんな事はどうでも良くて、意気揚々と入ってくる啓吾のおちんちんを飲み込む。
 時刻は5月4日の23時58分。もうすぐ、啓吾の誕生日だ。

「結人さ、自分がプレゼントとか言ってたけど、あんなん言ったら危ないんだからな? 俺、バルコニーでそのまんま食ってやろうかと思ったし」

「ら、らってね、そのちゅもりれ、自分でれきるように頑張ったんらもん。啓吾、そーゆーの、好きれしょ?」

「あははっ、好き! めーっちゃ好き。俺の為に何かしてもらえんのってすげぇ嬉しい。だからさ、余計危ねぇんだって。嬉しすぎて滅茶苦茶に壊しそうになんの」

「ひぐっ、ん゙あ゙ぁ!! いっ、いいよ····けぇごが喜んれくぇたら、僕、壊しゃれてもいい······大好きだよ、啓吾。愛してる」

 そんなつもりはなかったのだが、愛の囁きと共に啓吾の誕生日を迎えた。啓吾は僕を抱き起こし、力一杯抱き締めた。僕は弱々しくも抱き返し、絞り出すように言葉を紡いだ。

「啓吾、誕生日おめれと。啓吾の生まれた日····嬉しいね。生まれてきれくぇてありぁと。ぇとね、あとれね、ホントのぷぇじぇんと、わたしゅからね····ごめ····も、らめ······」

 僕は、啓吾の誕生日を迎えた途端、意識を飛ばしてしまった。申し訳ない事この上ない。


 目が覚めたのは30分くらい経ってからだった。皆まだまだヤる気満々で、特に啓吾は僕の言葉の所為で激しく昂ったままだった。

「結人、おはよ。なんか飲む?」

「水····飲ませて?」

 頼まずともそのつもりだったようで、啓吾は言い終えるや否や口移しで飲ませてくれた。未だに上手く飲めず、口端から溢れてしまう。
 その垂れた水を辿るように、啓吾は首筋から胸へと唇を這わせる。散々乳首を吸って弄ると、今度は僕のおちんちんを咥えてしまった。

「やっ、啓吾····咥えるの、僕がするからぁ····。僕のはいいよぉ」

「なんれ? 咥えられくぁぇらぇんのいや?」

「ふぁぁっ····やじゃない、けど、慣れないんだもん····。皆の咥えて、お尻気持ちくシてもらうほうがいい······」

「咥えられんの慣れねぇってなんだよ。んな事思った事もねぇわ」

「ゆいぴ、咥えたらそこそこの勢いで逃げようとするよね」

「結人さぁ、しゃぶらせてぇとかって思わねぇの?」

「お、思わないよ! そんなの思ったことないよぉ····」

「もう完全に雌だな。これはドMとかって次元の問題じゃねぇだろ」

「皆して何なの!? しゃ、しゃぶらせたいとか····思わないと変なの?」

「変って言うか、俺らには理解できねぇんだよな。俺ら、まぁまぁSっ気強いほうじゃん?」

「強いほう······強すぎると思うよ?」

「そう? まぁ、だからさ、しゃぶらせて苦しがってんのとか堪んねぇわけよ。そゆことシたいなぁって思っちゃうんだよねぇ」

「僕が苦しそうだと、皆凄い嬉々として奥抉るもんね。その時のね、皆の意地悪そうな顔好きだよ」

 あの、恍惚と僕を見下ろすヤラしい表情がたまらなく好きだ。もっと酷くして欲しいと思ってしまう。

「そこはお前のドM加減だな。シてほしそうな顔されっと、ついヤリすぎちまうんだよ」

 八千代が困ったような顔をして言う。さも、僕が悪いかのような言われようだ。

「そんな事言われてもだよ······。あ、そうだ!」

 僕は大切な事を思い出して、ベッドを降りようとする。が、当然足腰が立たない。

「んわぁっ」

 転げ落ちそうになったところを、りっくんが受け止めてくれた。

「あっぶな····。ゆいぴ、立てるか確認してから動こうね? 鞄でしょ? 取ってきてあげるから待ってて」

 察しの良いりっくんが、啓吾へのプレゼントが入った鞄を取りに行ってくれる。僕のセンスで喜んでもらえるかは不安だが、八千代にも相談して決めたのだ。きっと大丈夫だろう。

 鞄から、小さな箱を取り出す。それを、おずおずと啓吾に手渡す。

「これね、気に入ってもらえたらいいんだけど····。えっとね、改めて。啓吾、誕生日おめでとう」

「んへへ、ありがと。開けていい?」

「うん」

 僕は不安を隠せないまま、弱々しい声で頷いた。
 小包を開け、啓吾が中身を取り出す。軟骨の所と耳輪をチェーンで繋ぐシルバーのピアスだ。軟骨の方は挿す物が、耳輪の方にはイヤーカフが付いている。

「かっけぇ~! え、マジでコレ貰っていいの!? めちゃくちゃ好きな感じなんだけど」

「前に似たようなの着けてたでしょ? だいぶ前にチェーン千切れたってヘコんでたやつ」

 取り出す時に、引っかかっていたのを無理に引っ張って千切れたんだと言っていた。お気に入りだったらしく、それからしばらくヘコんでいたのを思い出したのだ。
 それ以来、軟骨の所は何もつけていなかったので、僕が上書きしてやろうと思った。なんて、傲慢だっただろうか。

「そうそう。気に入ったのなかなか見つかんなくてさ。これ、マジで気に入ったわ。着けていい?」

「えへへ。よかったぁ····って、え、ここで? 鏡見ないの?」

「感覚でできるよ」

(なんだか、ピアスを挿すのって痛々しいな。あ、なんかお尻がキュってなる····)

「痛くないの?」

「全然。開けてからだいぶ経ってるしなぁ」

「そうなんだ····」

 痛そうだけど、僕も開けてみたいな。なんて言ったら、皆は反対するのだろうか。


 啓吾が着けたピアスを見て、これにして良かったと心底思った。凄く似合っている。チャラさは倍増だが、やはりカッコイイ。
 
「なになに結人ぉ。めっちゃ可愛い顔して見てくんの~」

「だっ····だって、カッコイイんだもん······」

 と、僕が顔を伏せて言うと、再び押し倒されておちんちんを挿れられた。僕が贈ったピアスを揺らしながら、僕のナカで啓吾が暴れ回る。
 凄く愛しく感じて、好きだ愛してると何度も呟いた。それを聞く度、啓吾は雄剥き出しの顔で僕を貪り尽くし、そのまま朝まで何度も僕を抱いた。

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