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2章 覚悟の高3編

ドキドキのクラス発表

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 新学期の朝。皆で揃って学校へ向かう。
 夕べ、僕が寝言で口走った恥ずかしい心の内を聞かれ、皆から嫌というほど頭を撫でられた。凄く嬉しそうな顔をしてわしゃわしゃするものだから、怒るに怒れない。おかげで、新学期からボサボサの頭で登校する羽目になった。
 しかし、やはり緊張しているのか、みんな口数が減っている。

 いよいよ学校に着き、掲示板に張り出されたクラス発表の紙と睨めっこをする。そして、りっくんと啓吾が、それの前で膝から崩れ落ちたのだった。

「りっくん!? 啓吾!? 大丈夫!? 膝、凄い音したよ。啓吾、手気をつけて····」

 僕は、ゴヅッという鈍い音を聞いて慌てふためいたが、2人は四つ這いで地面と睨めっこをしたまま暫く動かなかった。
 2人がそうなってしまうのも無理はない。僕と八千代、朔はA組。りっくんと啓吾がB組。見事に割れてしまったのだ。

 放課後、お昼を食べにファミレスへ行ったのだが、りっくんと啓吾の荒れっぷりときたら酷かった。

「なんでまたゆいぴとクラス違うんだよ。何の陰謀だよ。今年こそって思ってたのに! 結局3年間クラス一緒になんなかった!!」

「はぁ~····一気に学校行く気無くなったわ。マジでありえねぇ。で、なんで結人はそんなに不機嫌なの?」

「りっくんと啓吾だけクラスが違うんだもん」

「そうだよね。俺と一緒じゃないの寂しいよね。ホント辛い····」

「それはそうなんだけどね。それだけじゃないの」

「どしたん?」

「2人だけだと、また女の子に言い寄られるでしょ。ホントやだなぁって。りっくん、クラスに戻ったらなんだかんだ女の子が周りに居たもんね」

「そっ、そんな事ないよ。あの、ほら、それはもう大丈夫だからね。俺らの関係バラすんだからさ。流石に女の子も寄ってこないよ」

「そうそっ。考えすぎだって」

「2人とも、自分がどれだけモテるか自覚してないでしょ。絶っっ対また言い寄られるもん!」

「もし言い寄られてもね、ゆいぴのモノだから触っちゃダメって言えるんだよ。だから、安心して俺らのこと独占してね。なんなら、ゆいぴが直接ダメって言いに来てもいいんだよ?」

「なっ!? ばっ!! りっくんバカじゃないの!? そんな事できるわけないでしょ!」

「俺も言われたい。『僕の啓吾だから触んないで!』とか」

 僕の真似をする啓吾。そんなにバカみたいな言い方をするわけがない。

「それイイ~。俺も言われたい」

「2人とも、ホントにバカじゃないの····」

 りっくんと啓吾の軽さに、僕は両手で顔を覆って俯いた。勝ち誇った顔の朔と八千代は、アホらしいとドリンクバーにおかわりを入れに行った。

「アイツら、同じクラスになれたからって余裕だな」

「だな。ムカつく~」

「よし、場野のナポリタンにタバスコかけようぜ」

「俺、朔のサイコロステーキに胡椒盛ろっと」

 2人は、タバスコと胡椒をこれでもかと振りかける。絶対に怒られるだろう。まず、においでバレると思うのだが。

「2人とも、小学生みたいな事やめなよ。ねぇ、ほら戻ってくるよ」


 何も知らず、勝者の余裕をかましている朔と八千代。においにも気づかず、それぞれ一口食べてブチ切れた。

「ゴホッゴホッゴホッ····てめぇら、っざけんなよ····」

「ゲホッゴホッ、っっくしょん!! 何しやがった····。食いもんで遊ぶなよ」

 状況を説明すると、本気で怒った朔から罰を受ける羽目になった。八千代のナポリタンと啓吾のドリアを、朔のサイコロステーキとりっくんのラザニアを、それぞれ交換した。自業自得だ。

「残さず食えよ。作ってくれた人に悪いからな。お、ラザニアうめぇな」

「マジでごめんってぇ。食べ切れる気しないんだけど。あー、辛すぎて耳痛い····」

「はっ、バカが。くだんねぇ事するからだ。ドリアもうめぇぞ。大畠、タバスコ追加してやろうか?」

「要らねぇよ! ひぁーっ、マジで辛いんだけど。バカじゃねぇの!? どんだけかけてんだよ」

「あははっ。啓吾、いっぱかけてたもんね。自業自得だよ」

「結人も一口食ってみ。マジでやべぇから」

「おい、ゆいぴにそんなもん食わせんなよ。ゆいぴ、食べなくていいからね。やめときな。ホントに口おかしくなるから」

「そんじゃ頑張って食うからさ、あとで結人が口直しのキスして?」

「んぇぇ····もう、しょうがないなぁ。いいよ」

「ゆいぴ、パフェ食べて待ってて! 甘いキスがいい」

「先に食った方が得じゃん。ちょ、絶対胡椒のが楽だろ」

「胡椒舐めんなよ。鼻も痛くなってくんだからな」

 2人の熾烈な戦いは、りっくんの勝利で終止符を打った。けど、口直しのキスと言ったが、まさかここでするつもりなのだろうか。

「ゆいぴ、トイレ行こ。早く」

 りっくんに急かされ、店の奥にあるトイレに入る。2人で個室に入り、せっかちに舌を絡め合う。

「ん? ゆいぴ、口に氷入れてきたの?」

「りっくん、口ヒリヒリしてるかと思って」

「····もっかい」

 雄の目をしたりっくんと、再び深いキスを交わす。

「ンッ····はぁ、ふっ····んぁ······」

「っはぁ····。ゆいぴ、ありがと。もう大丈夫。キス、辛くなかった?」

「だいじょー····んわぁぁっ!!」

 りっくんの顔の向こう、個室の扉の隙間から啓吾が覗いていた。

「うわっ、何やってんの?」

「お前らねぇ、鍵くらい締めてやれよ」

「あれ? かけ忘れてた? あっぶねぇ····」

「りっくん、慌ててたもんねぇ」

「よし莉久、交代な」

 そう言って、りっくんと啓吾が入れ替わった。りっくんは、先に席に戻ってデザートを食べると言っていた。そして、今度はちゃんと鍵をかけてからキスに挑む。

「結人、あーん」

「え、トイレで?」

「いいから、あーん」

「あー····んっ」

 啓吾は、僕の舌に飴玉を乗せた。それを、舌を絡め合いながら溶かす。チョコの時よりも時間がかかり、長いキスを強いられる。
 
「んっ、んん、んー····」

 息が苦しくなって、酸欠で段々ぼーっとしてきた。啓吾は、僕の口内から小さくなった飴玉を絡め取り、漸く離してくれた。

「結人、しっかり立って。戻んないと」

「う、うん。もう、なんて事してくれてんの? 足、フラフラだよぉ」

「へへっ。ポケットに飴入ってたからさ。結人と舐めよ~って思って」

「啓吾はキス長いよぉ。息できなくなっちゃうんだからね」

「あははっ。結人はまだキスだけでいっぱいいっぱいだもんな。かーわい~」

 啓吾は最後に軽いキスをして、個室の扉を開けた。すると、扉の前で朔が仁王立ちしていた。

「長ぇ。もう帰んぞ」

 どうやら、呼びに来てくれたみたいだ。わざわざ、キスが終わるのを待っていてくれたらしい。
 八千代が会計を済ませてくれていて、そのまま僕たちは八千代の家に向かった。

 八千代の家に着くと、朔がそそくさと僕を洗浄に連れていく。昨日できなかったのが、相当きているようだ。


「結人、ここで挿れていいか?」

「ん、いいよ」

 手早く洗浄を終えた朔は、急く気持ちを抑えしっかりと解してくれた。けれど、ベッドまでは待てなかったらしい。

「結人、挿れるぞ」

 壁に手をついて、朔にお尻を向ける。片手でがっしりと腰を押さえ、ゆっくりと穴に馴染ませながら押し込んでゆく。

「んはぁ····朔、おっきぃ······」

「痛くねぇか?」

「痛くない、違うの。もっと入ってくるって思ったら、もうイキそうなの」

「想像しただけでイキそうなのか? ははっ。イッていいぞ。結人の好きな前立腺、潰してやるからな」

「ひあぁぁぁっ!! ふぁぁん····そこばっかり、ちゅぶさにゃいでぇ····」

「突く度に出んの、すげぇ可愛いな。奥まで挿れるぞ。もっといっぱいイこうな」

 朔が耳元で囁いただけで、僕は潮なのか精液なのか分からないが撒き散らしてしまった。

「耳でイッたのか。このまま奥ぶち抜いたら、どうなるんだろうな」

「やらぁっ♡ 朔、耳元でしょんな事言ったら、またイッちゃう」

「イけよ。俺の声聴いて、奥抜かれる快感思い出してイけ」

「ひあぁぁん····も、耳やらぁ····。おねがい··奥、抜いて?」

「フゥー······。結人の奥、俺のデケェちんこでぶち抜くぞ。立ってらんねぇくらい、いっぱいぐぽぐぽしてやるからな」

 息を整えた朔は、意図して卑猥な台詞を耳に流し込む。そして、宣言通り結腸責めが始まった。


「これ以上煽るなよ。吐かさねぇように加減すんの、難しいんだからな」

「しょんな、ことっ、言われてもぉ····僕、煽ってないでしょぉ······んぇ゙っ」

「まだ自覚ねぇのか。可愛く『奥抜いて』とか、煽ってる以外になんて言うんだ。結人のお強請りは、基本的に全部煽ってる」

 したい事やして欲しい事があったら強請れと、僕に教えたのは皆なのに。それが煽っているだなんて理不尽だ。

「んぁっ····なら、お強請り、もうしない····」

「そうか、そうなるのか····。よし。なら、好きなだけ強請って煽ってこい。全部叶えてやる。その代わり、めちゃくちゃに抱くからな」

「んやぁああぁぁっ♡♡ なんで、耳元でぇっ、えっちな事言うの!? ひあぁぁっ····しゅきぃ、朔の声しゅきぃ····」

「なんでって、結人が喜ぶからに決まってんだろ」

 甘い声で僕を悦ばせ、同時に奥を抉る。

「イ゙ッ、あ゙ぁ゙ぁ!! 奥゙、イグぅッ!! もうら゙めっ····ん゙ん゙ぅっ」

「俺もイクぞ。全部、腹で絞り取れよ」

 朔は、奥の入り口にカリを引っ掛けて刺激し、最後へグッと押し込みナカでぶち撒けた。


 ヘロヘロどころか、ぐでぐでになってしまった僕を、八千代が回収してくれた。ベッドに寝かされ、八千代は啓吾と代わる。

「朔にめちゃくちゃヤられたみたいだな。結人、大丈夫? ほら、水飲めよ····って、飲めるか?」

「らいじょーぶ。にゅぅぅ····蓋開けらんない」

「はは。だよな」

「ゆいぴ貸して。開けたげるから」

「ありがと」

「はい。あ、口移しのがいい?」

「自分で飲めるもん」

 と言いつつ、手に力が入らず、ペットボトルは僕の手からすり抜けた。水を浴びてしまい、せっかく敷いたタオルがびしょびしょになってしまった。

「わぁ! ごめんね! 力入んなかった····」

「あ~あ~、結人冷たくねぇ? 拭いてやっからじっとしてな」

「ありがと、啓吾。八千代、ごめんね? タオル敷いたとこだったよね」

「気にすんな。けど、罰として水は口移しでな。とりあえず、大畠か莉久に飲ませてもらっとけ」

「じゃ、俺が飲ませてあげる。ゆいぴ、おいで」

 僕は、りっくんにお姫様抱っこで膝の上に乗せられ、口移しで水分補給をしてもらう。それが終わると、今度は啓吾の番だ。

「結人、ケツ向けて。最近させてなかったけど、久しぶりにお強請りしてもらおっかな~」

「お強請り······しない」

「えっ!? なんで?」

 お風呂で朔に言われた事を思い出した。お強請りが全て、皆を煽っているのだという事を。
 それを伝えると、皆は顔を見合せて言った。

「今更じゃん。それ教えたん俺らだし」

「だよねぇ。朔、意地悪言いたかっただけじゃないの?」

「いや。さっき結人に強請られて気づいた」

「「おっそ····」」

 啓吾とりっくんが声を揃えて言う。

「朔はさぁ、思ってたよかポヤッとしてるよな。もっとさ、全部お見通しだぜ! みたいな奴だと思ってたわ」

「あ~、わかる。何でもしれっとこなすからだろうね。まぁ、知れば知るほどド天然だってわかったけど。学校の人なんか、未だに騙されてる人多そう」

 りっくんと啓吾が好き放題に言う。朔は、少しムスッとして答える。

「人聞き悪ぃな。別に騙してねぇぞ。だいたい、学校でお前ら意外とは殆ど喋んねぇし」

「ごめんごめん。そう言や朔ってさ、ぽやっと王子とか言われてんじゃん? なんか王子っぽい事したの?」

「いや、した記憶はねぇな。そもそも、王子ってガラじゃねぇと思うんだけどな」

「朔は、存在が王子なんだよ。あのね、雰囲気が王子っぽいの。単純にカッコイイからだろうね。あと、思った事はハッキリ言うのに物腰が柔らかい感じとか、所作が綺麗なトコとか」

「おい、やめ····」

「白馬に乗って登校しても違和感なさそうだよね。優しく笑った時なんて、王子スマイルって女子が騒ぐのわかr──」

「結人。もうわかったから、やめてくれ」

 朔は、僕の口を手で塞ぎ、どんどん溢れてくる褒め言葉を遮った。ハッとして朔を見ると、耳まで真っ赤だった。

「うーっわ。朔、その顔やべぇ。女子が見たら卒倒しそう。朔の赤面エロい」

 啓吾はパシャっと1枚写真を撮った。

「朔····僕以外の前でそんな顔しちゃヤダよ? 啓吾、それ送ってね」

「どんな顔だよ。自分でわかるわけねぇだろ。お前らアホなのか?」

「ほら、見てみ。そりゃお前、こんな顔見たら抱かれたくもなるわ」

 啓吾が、撮った写真を朔に見せた。すると、朔は一瞬思考を巡らせてから言葉を放つ。

「そんな顔、結人以外に見せたことねぇぞ。なんだ、大畠も俺に抱かれたいのか? お前も抱いてやろうか?」

 朔は真顔で言うと、不敵な笑みを浮かべた。

「はっ、はぁ!?」

 今度は、啓吾が赤面して焦っている。

「お前、本当にアホだな。冗談だ。お前相手に勃たねぇ」

「俺もだわ! あー、ビビったぁ。マジで掘られんのかと思った····。朔は真顔で冗談言うのやめて? 本気なんかと思うじゃん」

「んなわけねぇだろ。俺は結人以外に勃たねぇぞ」

「わーかってるって。俺らもだから」

「びっくりしたぁ····。本当に啓吾のこと抱くのかと思っちゃった」

 ふと見ると、りっくんと八千代も固まっていた。朔の冗談は分かりにくいから、ついつい一旦真に受けてしまう。

「そんなわけねぇだろ。俺は結人以外抱かねぇぞ」

「えへへ。そっか、そうだよね。朔の冗談は分かりにくいから、心臓に悪いや」

「そうなのか? わりぃ」

「ううん。謝んなくていいよ。んーっとね、多分カッコ良すぎるから真に受けちゃうんだよ。あっ、でもね、僕たち以外にさっきみたいな冗談言ったら、僕怒るからね」

 啓吾相手ですら、心臓が大きく跳ねたのだ。他の人に言っているのなんて、無論聞きたくない。ここはハッキリ言っておかないと、朔はきっとわからないだろう。

「わかった。結人は怒っても可愛いな。ほっぺた膨らませて、ハムスターみたいだ」

 朔が僕の頬を啄く。誰がハムスターだ。それに、どうして和んだ顔をしているのだ。僕は、真剣に注意したつもりなのだけど。

「そんじゃ、ハムスターさんはケツ向けてね。はぁ····、朔の相手してたら心臓何個か持ってかれそう」

「ホントだね。ドキドキしちゃうんぁ、啓吾····舐めちゃダメぇ」

「可愛くヒクついてるアナル見てたら舐めたくなんの。ほら。舐められんの嫌だったら、自分でケツ開いてお強請りしてみ」

「ふぇ····。ア、アナル舐めないで、啓吾のおちんちん、挿れてくらさい」

(噛んじゃった。恥ずかしいうえに恥ずかしいなぁ·····)

「あはっ、可愛いなぁ。はいはーい、いいよ~。挿れるよ。····んぁー、キッツ」

 啓吾が僕のナカに入ってくる。片手で僕の腰を持って、どんどん奥に突き進む。

「やぁっ····啓吾、奥コンコンしたら··んんっ、イッちゃうよぉ」

「イけよ。昨日デキなかったから溜まってんんだよね。俺も1回出すから、結人も一緒にイッて」

「ひぁぃ。ん゙っ、あぁっ、んあぁぁっ!! イクッ、イッちゃうぅん゙ゃぁぁ♡♡」


 奥に沢山出した啓吾だが、そのまま抜かずに2回戦が始まった。容赦なく奥を貫き『腹に飲ませてやるからな』と言って、2回目も奥にぶち撒けた。
 相当溜まっていたのか、結局3回イクまで一度もおちんちんを抜いてもらえなかった。僕は休む間もなくイキ続け、啓吾が満足する頃には精液どころか、潮も声も出なくなっていた。

「結人、大丈夫? ごめんな。めっちゃヤッちゃった」

 頬にキスをしながらイタズラっ子の様に謝られたら、許さないわけにはいかないじゃないか。啓吾はいつも狡い謝り方をするんだ。

「大丈夫らよ。それより啓吾、途中でアームホルダーから手抜いたでしょ。痛くないの?」

「あはは。バレてた? ちょーっとだけ痛いけど、結人の奥抉りたくってさ。しっかり腰掴みたかったんだよ」

「そっ、そんな事してたら治るの遅くなっちゃうでしょ。そういう事するんだったら、腕治るまでえっちしないよ?」

「やだぁ~! もうしないから。な?」

 僕は、啓吾のお強請りにめっぽう弱い。啓吾は、本当に甘え上手だ。

「しょうがないなぁ····。気をつけてね。早く治さないと、思いっきり抱きつけないでしょ」

「だな。マジで気ぃつけるわ。早く、結人に“おいで”ってしたいもんな」

 ニカッと笑う啓吾の無邪気さに、僕の心臓はギュッと掴まれてしまう。苦しいくらいに愛おしい。
 もう一度、朔とお風呂に入ってから帰り支度をする。すると、八千代が突然言い放った。

「結人、明後日の土曜空けとけよ。泊まりで出掛けんぞ」

「え、何なの急に。予定は大丈夫だけど、泊まりは母さんに聞かないと」

「大丈夫。おばさんに許可は貰っといたから」

 りっくんまで。僕の知らないところで、また何かが始まっている。一体、土曜日に何があると言うのだろうか。
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