ちっこい僕は不良の場野くんのどストライクらしい

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1章 始まりの高2編

安否

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 純平くんと昂平くんが、2人で僕のナカを蹂躙している。無理矢理拡げられてお尻が熱いのと、2本も挿れられて苦しいのとで、流石にもう限界だ。
 踏ん張る力もなくなってきて、ついに意識が飛びそうになった。その瞬間、僕のスマホが大音量で鳴った。全員、ビクッと跳ね上がる。
 皆からの着信音だけやたらと大きいのは、こういう非常事態に備えて設定されたものだ。そして、この着信音は八千代だ。

「八千代····、助け······」


 数秒後、部屋の扉が開き、八千代と朔が飛び込んできた。この状況はマズい。今回ばかりは、本当に殺してしまいかねない。それだけは止めなくては。

「やちぉ····さく······殺しちゃ、らめらよ。一緒に居られ、なく、なっちゃ····」

 僕は、最後の力を振り絞って頼んだ。

 純平くんと昂平くんから引き剥がされた僕は、りっくんに抱えられ部屋を出された。
 扉が閉まる直前、フライング気味に中から鈍い音が数回聞こえた。りっくんは僕の耳を塞ぎ、部屋を出てすぐの非常階段へ続く通路で座り込む。
 僕は耳を塞ぐ手を下ろし、慌ててりっくんに聞く。

「りっくん、啓吾は? 廊下で倒れてたでしょ!?」

 部屋を出る際に持ち出した服を僕に着せながら、りっくんは状況を教えてくれた。

「遅いから様子見に行こうとしてたら、啓吾がフラフラしながら戻ってきたんだ。頭打ったんだね。ゆいぴが攫われたって聞いて、場野と朔が探しに飛び出してね」

「それで、啓吾は?」

「部屋で寝かせてる。頭はちょっと切れたっぽい。意識はハッキリしてたよ。腕はね、ヒビ入ってるかもしんない。後で病院に連れて行くよ。······ゆいぴ、遅くなってごめんね。また守れなかった····」

 りっくんは、とても苦しそうな顔で僕を強く抱き締め、涙声で謝り続けた。謝らなければいけないのは僕のほうなのに。
 けれど、今はまず八千代と朔をどうにかしなければ。そっとりっくんを押し離し、踏ん張って立ち上がる。

「あっ、ゆいぴ行かないで。まだ歩いちゃダメだよ」

「大丈夫。お尻、苦しかっただけで、切れてない、と思う。痛くないから。それより、八千代と朔、止めないと····わぁっ」

 1歩踏み出したら足がもつれてしまった。転びそうになったところを、りっくんが受け止めてくれた。足が震えて、どうにも上手く歩けない。

「りっくん、お願い····。八千代たちのところに連れてって。あの2人、手遅れになる前に止めなくちゃ。僕しか止められないでしょ」

「····わかった」

 僕はりっくんに抱えられ、再びあの部屋に戻った。しかし、時すでに遅し。扉を開けるとそこは、既に凄惨な現場と化していた。
 八千代が、殴りに殴ったあとの血塗れの純平くんの首を絞め、テーブルに押さえつけてマイクを振りかぶっていた。朔は昂平くんをボコボコにして、こちらも首を締めて壁に押し付けていた。

「八千代ダメっ! マイクで殴ったら死んじゃう」

「あ゙ぁ゙!? お前と大畠傷つけた奴だぞ。死んでもいいだろ」

「だめ、八千代····。お願い、もうやめて。朔も、離してあげて。それより早く、啓吾を病院に連れて行かなきゃ」

 僕は、涙を堪えて2人に頼んだ。これ以上、2人に汚れ役をさせたくない。その一心だった。

「莉久、タクシー呼んで先行ってろ。すぐ追いかける。結人、安心しろ。殺しゃしねぇから。場野は俺が止めるから。頼むから見ないでくれ」

 朔の気迫に負けた。僕はりっくんに連れられて、啓吾の元へと急ぐ。
 部屋に戻ると啓吾が起きていて、青紫色に腫れた腕を押さえていた。

「啓吾、啓吾ぉ!!」

 僕は啓吾に駆け寄り、床に跪いてゆっくりと腰に抱きついた。恐る恐る変色している左腕を見て、耐えきれず涙が溢れた。さらに、右の側頭部が少し切れていて、血が垂れている。
 
「結人、大丈夫? ごめんな。俺がついてたのに、全然頼んなくて····マジで約立たずで······」

「何言ってんの!? 怪我してるの啓吾だよ!? それに、あんなの防ぎようがなかったでしょ!? だから、約立たずだなんて言わないで····ね? とにかく、早く病院に行こう」

 僕は、唇を噛み締めて立ち上がる。

「タクシー、すぐ来るって。啓吾、立てる? 肩貸すよ。ゆいぴは歩ける?」

「大丈夫だよ。僕、お会計してくるね」

「ごめんね。気をつけて行ってね」

 僕たちはタクシーで病院へ向かう。啓吾は、僕が会計をしている間に状況を説明されたらしい。
 外でタクシーを待っていた僕を見るなり、顔面蒼白になった啓吾が僕を抱き寄せた。そして、痛いはずの腕で力いっぱい抱き締めてくれた。


 病院に着き、すぐに検査をしてもらう。待っている間、八千代と朔に何度も連絡したが繋がらなかった。
 僕がやきもきしていると、検査を終えた啓吾が出てきた。怪我の処置をしてもらい検査結果を待つ。

「啓吾、腕痛む?」

「ちょっとだけな。大丈夫だよ。多分折れてはないと思うから」

「折れ····折れてなくても、こんなのダメだよ····。こんな酷い事····」

 カラオケでの出来事がグルグルと頭を巡り、心が千々に乱れはじめた。しかし、僕の脆弱さに気づいた啓吾が、肩をギュッと抱き寄せてくれた。

「結人、落ち着けよ。結人のが酷い目に遭ったんじゃねぇの? 俺の怪我は治るからいいんだよ。けど、お前の心のほうの傷は治んねぇだろ····。俺の為にさ、お前がそんなに怒る必要ねぇよ」

 僕の心を宥めるように、とても優しい声でゆっくりと話してくれる。

「大切な人が傷つけられたのに、怒らないなんて無理だよ」

「はは。結人、自分の事じゃ怒んねぇのにな。俺らと一緒だ」

「····ホントだね」

「俺はさ、助けにも行けなかったし、むしろ俺がやられた所為で結人が酷い目にあったんじゃん。そっちのが取り返しつかねぇよ。また····傷つけられたし守れなかった」

「違っ、啓吾の所為じゃないよ! そんな風に思わないで。····ね、皆が心の傷でも癒してくれるんでしょ? 綺麗にしてくれるんでしょ?」

「そりゃもう、任せとけって。もう要らねぇってくらい愛してやるよ」

「えへへ。また、甘えちゃうけど····。こんなになった僕の事を、それでもまだ想ってくれる皆がいるから、僕は大丈夫だよ」

 気丈に振舞っているつもりだが、ちっとも大丈夫ではない。可愛がっていたはずの後輩からの暴虐。幾度も繰り返される陵辱。
 一体、僕が何をしたって言うんだ。心よりも、頭のほうがごちゃごちゃと乱れている。
 今度はそれを、りっくんが察して頭を撫でてくれる。愛されている実感は、こういう如才ない所に湧いたりする。

「ゆいぴ、大丈夫だよ。俺らは何があっても、ゆいぴの事だけ想ってるからね。さっきね、朔から連絡来たよ。今、こっちに向かってるって」

 
 八千代たちが着く前に、僕たちは検査結果を聞いた。頭の傷は5針縫ったが、脳や骨に異常は無いようだ。本当に良かった。
 腕は、やはりヒビが入っていて、上腕骨の中ほどにスパッと線が入っているようだった。ほぼ折れているようなものらしい。

 結果を聞いて帰る支度をしていると、八千代と朔が到着した。2人とも、一度八千代の家に寄って着替えてきたらしい。朔が八千代の服を着ている。

「八千代、今日泊まっていい? 母さんには連絡したから」

 僕は、啓吾にも内緒で外泊の許可を貰った。りっくんも泊まるつもりらしい。
 
「俺は構わねぇけど。むしろありがてぇよ」

「なら、俺も泊まる。話は場野の家でしよう」

 僕たちは何一つ言葉を放つ事ができないまま、八千代の家に着いた。着くなり僕は、りっくんに連れられてお風呂に入る。


「ゆいぴ、痛いとこない? お尻、ちょっと見せて」

「あぃ····。どこも痛くないよ。んっ····お、お尻大丈夫?」

「大丈夫だよ。傷はない。ちゃんと締りも良いまんま。2本も入ってたとは思えないくらい。アイツらの、ちっちゃくて良かったね」

 なんて、いつも通りの皮肉な軽口のようだが、表情筋が完全に死んでる。目どころか口すら笑っていない。まず、声に覇気がない。

「りっくん、助けに来てくれてありがとう。皆が来てくれた時、ホントに安心したんだ。ごめんね。自力で逃げれなくて····。ごめんね。またこんな、皆が傷ついて、啓吾は怪我までさせられて····僕の所為で······うっ、ひっく····」

 涙が溢れてしまった僕を、りっくんが優しく包み込んでくれた。すごく丁寧に全身を洗ってくれて、一緒に温かいお湯に浸かる。強ばった心が、少しだけ緩んでゆくようだ。

「俺ら、全然ゆいぴの事守れてないね。口ばっかりでさ、いっつもこうだ。油断してるつもりはないんだけどな····。ホント、情けないや。頼りになんなくてごめんね····」

 肩に落ちる水滴には気付かないフリをして、僕はりっくんの手を握った。
 りっくんが落ち着いた頃、僕はりっくんの両手を持って、自分の頬にキュッと当てて言った。

「りっくん、お風呂出たらね、えっちしてくれる? やっぱり····抱くの嫌になった?」

 不安を押し殺し、勇気を出して聞いてみる。返事を聞くのが怖い。万が一にも、抱きたくないと言われたら····。しかし、そんなものは杞憂だった。

「なってない。なるわけないって言ったでしょ。俺らが大切に抱いてあげるよ」

「······良かった。僕ね、皆に抱かれるのが好き。他の誰かじゃダメだって、今回で痛いくらいよくわかった。身体が反応しても、心がずっと拒絶してたんだ。だからね、みんな以外の人に流されて好きって言うことは絶対にないよ」

「知ってる。ゆいぴ、意外と強情だもんね」

「でも皆、こないだは結構本気で疑ってたでしょ? 酷いなぁって思ってたんだよ」

「ゆいぴは揶揄うと可愛いからね。まぁ、半分くらいは本気で心配だったけど」

「ほらぁ。やっぱり酷いや」

「あはは。ゆいぴ、そろそろ出よっか。顔赤くなってきた」

 りっくんが、呼び出しボタンで回収係を呼び出す。今日は八千代が来てくれた。

「場野、ゆいぴ頼むよ。優しくしてあげてね」

「····おう」

 八千代に抱えられて部屋に戻る。早速お清めが始まるのかと思っていた。だが、ベッドに降ろされると温かいココアを貰った。

「甘い····。八千代、朔、助けに来てくれてありがとう。また、嫌な事させちゃったね····。本当にごめんね」

「俺らは良んだよ。それより、あんな汚ぇとこ見せて悪かったな。それに、お前があんな酷い目に遭ってたのに、部屋探すのに手間取って助けんの遅くなった」

「結人には綺麗なものばっかり見せてやりてぇのに、全然上手くいかねぇな。本当に悪かった。俺らが不甲斐ないばっかりに····」

「なんで皆が謝るの? 謝らなきゃいけないのは僕だよ」

「結人は何も悪くねぇだろ。悪いのはあの双子なんだからさ。一撃でやられて結人拉致られて、気絶なんかしてた所為で皆に報せんの遅くなっちゃって。1番やらかしてんの俺だかんね」

「大畠だって被害者だろ。気にするな。怪我、大事に至らなくて何よりだ」

「朔、あんがとね。で、結人は今回何されたの? 全部言える? 最初に全部聞いときたいんだけど」

りっくんが戻るのを待って、僕はされた事を洗いざらい話した。皆は、感情を荒らげて言葉を発する事もなく、最後まで静かに聞いていた。


「そっか····。上顎気持ち良かったんだ。噛まれてイッたんだ。2本、入っちゃったんだ····」

 啓吾がそう言って、僕の上顎を指で擦り始めた。

「んぁ····んぇ゙····へーぉ、待っへ····」

「何?」

「んはぁ······啓吾は安静にしてないとダメでしょ?」

「今日は流石に挿れないよ。けど、こんくらいは許してよ」

 啓吾は再び、指で僕の口内を犯す。だが、すぐにキスに切り替え、奥まで舌で舐め回すんだ。

「んっ····ぁ····はぁ····」

「ん、結人····俺の目見てて。逸らすなよ」

 啓吾は僕の目をじっと見ながらキスを続ける。すっごく恥ずかしい。

「んふぅ····や、んぅぅ····えぅ゙····」

「啓吾、ちょっと休みなよ。腕、痛いんでしょ。痛み止め飲む?」

「ん、ごめん。飲む」

 よく見たら、啓吾は汗だくだった。きっと、かなりの痛みを我慢していたのだろう。僕の話を聞きながら、拳を固く握っていた所為だろうか。

「はい、薬と水。飲んだらちょっと寝なよ」

「啓吾、大丈夫? 無理しないで····」

「あんがと、莉久。大丈夫だよ、結人。けど、後は皆にシてもらってね。俺、ちょっと休憩するわ」

 そう言って、啓吾は横になって寝てしまった。2箇所も怪我をしたうえにこの騒動なのだ、無理もない。

「で、場野と朔はあの2人どうしたの?」

「······埋めてきた」

「「····え?」」

 朔の発言に、僕とりっくんは目が点になってしまった。埋めたとは、どういう事なのだろうか。

「河川敷に埋めてきたんだよ。頭だけ出して」

「よくあんな短時間で埋めれたね。穴どうしたの?」

 掘り下げるべきは、そこではない気がするのだけれど。

「杉村と、あと何人か呼んで掘らせた。埋めるつったら意気揚々と掘ってくれたわ」

「さ、流石って言っていいの? やる事がイメージ通りのヤクザだよ。清々しいほどに」

 りっくんが反応に困っている。けれど、ざまぁみろって顔を隠せていない。

「褒められたと思っとくわ。····結人、身体はどうだ?」

「なんともないよ。怪我もしてないし、変な感じがする所もない」

「そうか。良かった····。こっち来い。······なぁ、もう一緒に住まねぇか?」

 安堵した表情を見せた八千代は、僕を膝に乗せて後ろから抱き締めてくれた。そして、これまた厄介な事を言い出した。流石に今すぐは無理だろう。

「ど、どうしたの? 急にそんな····」

「や。悪い。こんな事があった後は特にな、お前を1人にしたくねぇんだよ。もしお前が帰ってから、家で1人で泣いてたらって思ったら····攫いに行っちまいそうになんだよ。千鶴ん時もそうだった」

「わぁ····怪盗みたいな事しないでね。本当に窓から連れ去られそうなのが怖いよ」

「はは、いつでもやってやるよ。お前が後で泣かねぇならな」

「八千代はホントに過激だなぁ。····あのね、今回の事ね、皆の言う通りだった。びっくりするくらい予想通りだった。昂平くんにね、八千代への仕返し込みで告白されたの。断ったんだけど、そしたら無理矢理されちゃった····」

 僕は、迷ったけど双子の関係についても話した。


「わぁ~····て感じだね。気持ちいいくらい狂ってるねぇ」

「そんなにヤバい奴らだったのか。絞め足りなかったかもしれねぇな····。けどあの時、結人が止めてくれてなかったら、俺ら本当にアイツらのこと殺してたかもしんねぇ····。結人、引き戻してくれてありがとな」

 朔は俯いたまま、ぽつりぽつりと言葉を落とした。どうやら、僕の目を見れないらしい。いや、目を合わさないようにしてくれていると言ったほうが正しいのかもしれない。それはきっと、僕に暴力的な所を見せてしまったからなのだろう。

「ううん。僕こそ、自分自身すら守れないのが情けないよ。また皆にそんな顔させちゃって、本当にごめんなさい····」

「ゆいぴはちゃんと断って、頑張って抵抗して、自分より大きい猿2匹相手に戦ったんでしょ。俺らが今ゆいぴに思ってんのは、ゆいぴが怪我させられなくて良かったって事と、早く綺麗にしてあげたいなって事だけだよ」

「大畠も言ってただろ。後は俺たちにって。全部上塗りするくらい、激しく抱いてやるから任せろ」

 朔のその一言で、僕の身体は熱を帯びる。今回は、千鶴さんの時みたいに優しくはしてもらえないらしい。

「うん。····僕、また綺麗になれる? 皆の奥さんでいられる?」

「大丈夫だ。お前は何も不安にならなくていい。結人は、何があっても俺らの嫁だから。だから、俺たちに全部任せろ」

 ちびちびと飲んでいたコーヒーを置いて、朔が僕の前に座った。ようやく朔と目が合った。熱の籠ったその瞳に惹き込まれる。

「朔、キスしていい?」

「あぁ」

 目を瞑ってくれた朔の唇に、僕はそっと唇を重ねた。すると、朔が舌を差し込んできたので、絡められるそれに一生懸命応える。上手く絡められていないかもしれないが、朔を求める心に素直に従ってみる。

「ん····結人······」

 僕の頬を包み込んで、キスが激しさを増す。僕からしたはずなのに、一瞬で主導権を握られる。

「はぁ····しゃく····気持ひぃ······んはぁ、朔ぅ····」

「お前ら······。人の膝の上で、よくそんだけイチャつけんな。結人、俺の相手もしろよ」

 朔とのキスが一段落したら、八千代が僕の顎を持ち上げて、上からキスをしてきた。舌が大きく擦れ合って気持ち良い。
 すると、朔が僕のおちんちんを舐めはじめた。同時にお尻も弄られる。すごく気持ち良くて、すぐにイッてしまいそうだ。

「んぅ····ふぅっ····ぁ、はぁ····ん、や、イッひゃう····」

 イキそうになったので、慌てて朔の頭を押し、離してもらおうと頑張った。

「朔、イッちゃうから、離してぇ····出ちゃうよぉ」

「ん、出していいぞ」

「イッ、んやぁぁっ····」

 朔が頑なに離してくれないから、口の中に出してしまった。自分がするのは何とも思わないが、シてもらうのは申し訳ない気持ちになる。飲むとなったら尚更だ。
 早速僕がへばっていると、朔が僕を四つ這いにしてお尻に滾ったモノをあてがった。

「挿れるぞ。嫌だったり、怖かったら言ってくれよ。あと、どこか変な感じとかしても、すぐに言うんだぞ」

「ふぁい····んぅ····ひあっ、おっき····んはぁっ······」

「大丈夫か?」

「らいじょーぶ。もっと、奥まできて····朔のおちんちんで、僕のナカ埋めてぇ」

「ん゙っ····奥まで挿れるぞ」

「ふっ、あぁっ····ひぅっ、お゙っきぃ····ん゙あ゙ぁぁっ····」

「結人、口開けろ」

 八千代が、おちんちんを口に突っ込んできた。こちらも、いつもより大きい気がする。

「んぇ゙····かはっ、ぅえ゙、ふぅ゙っ······」

 お尻も口も、みっちりといっぱいいっぱいで苦しい。けれど、もっとシて欲しくなってしまうような、気持ちの良い苦しさだ。

「ちょっとぉ····。場野と朔で串刺しにしたら、ゆいぴすぐトンじゃうでしょ」

「トンだら奥抜いて起こしゃいいだろ」

「場野は、結人の扱いが荒いんじゃないか? もっと優しくしてやんねぇと、そのうち本気で泣かれるぞ」

「はっ、バーカ。ヤッてる時のコイツはなぁ、酷くされた方が悦ぶんだよ。その分、普段は甘やかしてんだろうが。なぁ、結人?」

 八千代は僕の耳を撫でて、えっちな目で僕を見下ろして言った。仰る通りだと、流石に自覚している。

「んぅ、酷くされるのしゅき····みんぁに、好き勝手にしゃれるの好きぃ」

 八千代のおちんちんの根元を舐めながら、はしたない事を口走る。

「そうか。なら、もっと俺のヤリたいようにヤッてもいいか?」

「いいよ。朔の好きに犯して──ひゃぅっ! なっ、何?」

 朔は、一旦おちんちんを抜いた。そして、座った朔に、お尻を向けて跨がれと言われた。
 ゆっくり腰を下ろすよう言われ、自らおちんちんを飲みこんでゆく。脚がプルプルしていて、今にもガクンと一気に腰を落としてしまいそうだ。
 なんとか奥の扉に当たる所まで飲み込むと、次は両脚を持って開脚させられる。八千代に丸見えで、ものすっごく恥ずかしい。さらに、僕の体重がかかって奥まで到達し、ぐぽんと奥を抜けた。

「んぅあ゙ぁ゙ぁっ!!」

「どうだ? 逃げらんねぇだろ」

「やっ、これらめぇ゙っ! 奥、入っで、抜けにゃい゙ぃ゙!! 深っ、ぅ゙ん゙ん゙ん゙っっ」

 僕を上下に揺さぶり、奥の口をぐぽぐぽと出入りさせる。潮が噴き出して止まらない。

「八千代、見ないれっ! りっくんも、しゃ、写真撮らないれぇ····」

「莉久、それ後で送ってくれ。あと、イク時もっと奥ぶち抜くから、動画の方がいいんじゃないか?」

「お腹ポコってさせてよ。あれ、朔がやんのが1番入ってんのわかるから好き」

「お前らな、撮られんの嫌じゃねぇか聞いてやれよ。ちょっと落ち着け」

「そうだった。ゆいぴのえっちなトコ撮っていいよね?」

「やらぁっ····なんれ撮るの? えっちなとこっ、見たくなったらね、僕の事、好きにちゅかっていいから、撮らないれぇ····スマホなんか見ないれ、本物の僕でシてよぉ」

「ふぐぅっ····破壊力ヤバいってぇ······。あのねぇ、一緒に居れない時の為に······寝る前とか、ゆいぴが寝ちゃった時とか」

「僕が寝てる時はぁ、起こしてっ」

「んぐぅぅ······わかった。とりあえず、撮らせて。お願い。後でいっぱい気持ちくしたげるから····」

 りっくんは震える手でスマホを握り締め、許可していないのに撮り始めた。

「······いいのか? そろそろイクぞ?」

「大丈夫だよ、朔。バッチリ撮れてるから。吐血してでも最後まで撮るから」

「そうか。結人、吐いてもいいけどトぶなよ」

「んぇ? なに? わかんなっ····ん゙ゔぅぅ」

 朔が僕を寝かせて、顔の見える体勢になった。そして、奥の扉を強く叩く。思いきり貫くぞという合図だ。そして、耳元で悪魔のような囁きを放つ。

「奥、ぶち抜くぞ」

「ひっ、ん゙あ゙あ゙ぁ゙ぁぁっっ!!! ら、めぇ····お腹、破けぢゃ····深っ······あ、ぐぅっ····」

「動くぞ。いっぱいイケよ」

「い゙あ゙ぁ゙ぁぁっ!! もぉ゙、むり゙ぃ、死んっじゃぅ、イギしゅぎで、死ん゙っえ゙ぇ゙ぇぇ····ぅ゙え゙え゙ぇぇ······」

「吐いて締まんの、すげぇ気持ち良いな。ほら、ここ入ってんぞ。触ってみろ」

 朔が僕の手を、下腹部のポコッと膨らんだ所に触れさせる。ナカに朔のおちんちんが在るのを感じ、外から僕の皮膚を挟んで握る。

「すげ····握られてんのわかるな。もっとグリグリできるか?」

「んぅ····はっ··あっ····朔のおちんちん、ここにありゅ····んぶぇ゙ぇぇっ····朔、ナカに、ビューってして····奥に、朔の精子、おにゃかに、いっぱいビューして」

「んっ····お前、っんとに······イクぞ。全部腹で飲めよ」

「ひゃいっ····おにゃかで、結腸で飲むぅ··ん゙っい゙あ゙ぁ゙ぁぁっ!! んぇ゙ぇ゙ぇっ」


 ピコンと録画が止まる。

「1回シャワー浴びるか。結人、ちんこ抜くぞ」

「へぁ·····ひぁい····。んっあぁっ····待っ、抜ける時、イッちゃう····」

 皆、僕がイッてしまうのを知っていて、わざと勢い良く抜くんだ。意地が悪いったらない。

「知ってる。ほら、シャワー浴びに行くぞ。悪い。ベッド任せていいか?」

「いいよ。シャワー行っといで」

 僕は、朔に抱えられてシャワーを浴びに行く。次はりっくんだろうか。それとも、雄の顔で僕をイジメたそうにしていた八千代だろうか。
 まだまだ夜は長そうだ。
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