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1章 始まりの高2編
甘く激しい姫始め
しおりを挟むあの流れでよく挿れる気になるなぁなんて感心していたが、受け入れる僕も僕だ。気を取り直して、姫始めを再開する。
八千代に背中を預けたまま朔と向かい合う。朔が遠慮がちにキスをしてくれた。なんだかぎこちない。
「今年初めてなんだな。意識したら緊張するな」
「えへへっ、僕もぉ」
「あー····俺さ、結人もだけど、朔にもこのままでいてほしいわ。2人見てるとさ、なんか癒されねぇ?」
「小さい子が仲良しみたいだからじゃない?」
「誰が小さい子だ。俺は大きい」
「僕も、高校生らよ? ひゃんっ」
後ろから、八千代がはむっと耳を食べた。
「外野なんか放っとけ。こっちに集中しろよ」
「んやぁぁっ、耳っ····あぁっ! 乳首抓っちゃらめぇっ」
「うぉ。すげぇ穴ヒクついてんな····」
「んっ、やらぁ····あんまり見ないれぇ」
朔が僕のナカに入ろうとした時、八千代が寸前で止めた。
「朔、アレ言わせてみたくねぇか?」
「アレ····? おぉ、そうだな。結人、俺にもアレやってくれ」
「アレ······あぁ····ふぁい」
八千代が僕の乳首を弄り続けている所為で、お尻がキュンキュンしてしまう。僕は、上手く力の入らない手で、お尻を拡げて見せる。
「朔のね、そのおっきぃおちんちん、このナカにくらしゃい」
(ぅ、わー····もう全然舌まわんないや······)
「これは、アレだな、マズイぞ。やべぇな。お前ら、よくこれ見て壊さずに終われたな」
「待って、朔怖いよぉ」
「大丈夫だ。壊しはしねぇ。····たぶん。大畠より優しく抱いてやる····つもりだ」
「ふはっ。どんだけ自信ねぇんだよ」
「だってお前、こんなエロいの見た事ねぇぞ」
「····んぇ? 朔、まだおちんちんくれないの? あっ、でも、壊さないでね?」
また僕が煽ってしまったのだろうか。一瞬、朔の目がスっと雰囲気を変えて、無言で僕を貫いた。
「あ゙っ、んぐぅ····かはっ····しゃく、ちゅぉ····ゔっ······」
八千代に抱えられていたからか、奥まで貫かれなかったのが幸いだ。
「朔、落ち着けって」
「場野、結人降ろせ。奥まで入んねぇ」
「へいへい。····マジで壊すなよ?」
「大丈夫だ。ちゃんと加減はする」
「ひぇっ、待っ、八千代? 降ろしちゃやらっ、僕壊されちゃう」
朔のキレっぷりに恐怖し、僕をベッドに寝かせて退こうとする八千代に縋りつく。しかし、朔が僕の耳を食べ、ドロッドロに甘い声で囁く。
「なぁ、俺に壊されんのは嫌なのか? 他の奴には壊していいつったのに。俺はダメなのか? 俺も、お前を壊してぇ。お前に壊してって言われてぇ」
「ひ、あぁぁん♡♡ こ、壊して♡ 朔のおっきぃので壊してぇ」
僕が言い終えるのが早いか、朔が奥を貫き抉った。
「ん゙お゙ぁぁぁっ!! らめぇ····そぇ、奥、もう、入んない····んぉ゙ぇ゙ぇぇぇ····ぅ゙ぶっ、お゙んっ、あ゙ぁっ、待っでぇ····死゙ぬ····はぁ゙っ、ん゙ぅ······」
容赦なく突き続ける朔。1周目····なんて事はもう、完全に忘れていた。
「さーく、加減できてねぇよ。それじゃ結人が朝までもたねぇよ?」
「悪い。結人の泣き顔見てたら止まんねぇ。もうちょっと、だから····結人、大丈夫か?」
「んっ、んぇ゙····らいじょーぅ······気持ちぃ、から、もぅ、どうなってもいいぉ····」
「ふっ····んじゃ、根元まで挿れんぞ」
朔は呆れたように笑い、恐ろしい事を口走った。
「んぇ!? じぇんぶ、挿ぇてなかったの!?」
「まだ、完勃ちしてる時は根元まで挿れたことねぇぞ。辛いかと思って」
「ふえー····っ、わかった。僕が食べてあげぅ。じぇんぶ挿ぇて?」
「ちょ、結人大丈夫!?」
「らいじょぶ····僕、皆のお嫁さんらよ?」
「意味わかんねぇけど····」
「結人、本当にダメだったらアレ言ってくれよ」
余裕なんてないくせに、僕を一番に考えてくれる優しい朔。朔の昂ったえっちな目をまっすぐ見つめて、僕は「おいで」って気持ちを込めて想いを放つ。
「ん。朔、好きぃ」
僕の脚を掴む手にギュッと力が入り、ついに初めて到達する所まで入ってきた。想像を絶する衝撃と快感が、これまで味わったことのない絶頂へと誘う。
「んぎゅぅっ····ぐぅ····かはぁっ····あ····ぅ、え゙ぇ゙ぇぇぇっ」
奥に留まる快感が抜けず、身体が反ってしまう。すると、おちんちんはさらに奥へと押し込まれ、頭が真っ白になってしまった。
「朔、やべぇ。結人白目剥いてんぞ。一旦抜け」
「ん······んぉっ、すげっ」
「ひぅっ、にゃあ゙ぁ゙ぁぁぁぁ!!!」
ずるるるっと引っこ抜かれ、内蔵が全部出たかと思った。もうおちんちんは入っていないし、何もされていないのに、身体が痙攣してイクのが止まらない。
「結人、息できる?」
啓吾が僕の頭を押さえ、優しくて舌を絡めるだけのキスをする。ぴちゃぴちゃとやらしい音が脳に響く。薄れていた意識の中で、漏れる吐息の熱さを感じた。
次第に身体が落ち着き、啓吾とのキスに集中できるようになった。
「んっ、はぁ····。啓吾、もう大丈夫」
「ん。良かった····。結人、あんな状態の朔煽ったらダメだろ? 前言ったじゃん。朔の根元までとか、どんな勇者だよ」
「朔が根元まで挿れてないの、知ってたの?」
「こっちサイドは皆知ってるよ。いっつも見てるかんね」
「そっか····。って、朔? どうしたの?」
朔が見るからに焦っている。慌てふためいていると言うのが正しいだろうか。
「や、お前、大丈夫か? 死にかけてなかった? 無理してたんじゃないのか?」
「大丈夫らよ。気持ち良過ぎただけらか──いてっ」
啓吾におデコをピンッと弾かれた。
「大丈夫じゃねぇだろ? イキ過ぎて息できなくなってたじゃん。そういうのは大丈夫って言わないの!」
啓吾が真剣に怒っている。本当に焦らせてしまったみたいだ。りっくんと八千代も、気が動転していたのが窺える。
「ごめんなさい····」
「いや、悪いのは俺だ。加減できなかった」
「そうね。朔もダメだよ? 周りが焦るようなえっちはダメだかんね」
「あぁ。マジで気ぃつける。わりぃ····」
「結人、莉久見てみ。焦ってんのに興奮して情緒がパニクってやんの」
啓吾に言われてりっくんをよく見ると、アソコはギンギンに勃っているのに、顔面蒼白で身構えている。どう動こうか迷い、啓吾に先を越されて動けなかったといったところだろうか。
「りっくん····? ビックリさせちゃってごめんね? 八千代も、落ち着いてね?」
八千代は朔に飛びかかろうとしたのか、仁王立ちのまま腕を組んでいて怖い。全裸にパーカーを羽織ってのそれだから、ヤバい人感が半端ない。
「ちょっとマジでさ、結人の煽り癖直さねぇ? 俺自身も含めてな、いつか滅茶苦茶ヤっちゃいそうで心配だわ」
「そうだね。耐性ある俺らでこんなだもんね。ゆいぴが無意識で知らない奴相手に煽ったら、即犯されそうで怖いよ····」
「僕、そんなに煽ってるの?」
「これは前途多難だな····。結人に、どうやって自覚持たせるかが最難関課題だぞ」
「いや、コイツに自覚させるとか無理だろ」
4人は僕の顔を見て、唸りながら悩む。数分悩んで、朔が口を開いた。
「ヤりながら教えんのが早いんじゃねぇか?」
「んー、そうねぇ。そう····やっぱ無理ゲーな気がしてきた」
「俺も。ゆいぴに自覚持たせるとか、場野に慈悲深くなれって言うくらい無理な気がするね」
「お前、さりげにディスってんじゃねぇぞ」
「とりあえず、続きしていいか? 中途半端で気持ち悪ぃ。結人、身体は大丈夫か?」
「うん。大丈夫らよ」
「絶対無茶すんなよ?」
啓吾に再三注意をされ、落ち着いてえっちを再開する。
「お前が煽ったら教えるから、ワザとじゃなかったら後で反省な。ワザとだったらお仕置な」
お仕置という言葉に、少し下半身が反応してしまった。どんなお仕置をされるのだろう。
「······はい。僕、黙ってたらいいのかな?」
「······そうだな。お前、ヤってる間は何言っても殆ど煽ってくるからな」
「わかった。静かにしてるね!」
僕が意気込むと、朔は大きな溜め息を吐いた。お腹の前で握り締めた僕の両拳を、優しくそっと包んでこう言った。
「こういう仕草もな、可愛すぎるぞ。普段はいいけど、ヤってる最中は気をつけてくれ」
「えっ、これもダメなの? ····僕、モウ何モデキナイ」
あれもこれも制限され、パニックになってしまった。僕に残されたのは、ひたすら喘ぐことだけだ。
「ふはっ。何もしなくていいぞ。いや、何もできねぇくらい甘く抱き潰してやるからな」
僕を膝に乗せ、ギュッと抱き締めて耳元で囁いた。
「よ、よろしくお願いします」
さっきまでとはまるで別人のように、壊れ物を扱うように優しく触れてくれる。ひとつひとつ、僕の反応を確かめながら愛撫して、奥をこじ開けるのもゆっくり焦らしながら挿れる。
「奥、辛くねぇか? 苦しくねぇか?」
「大丈夫····気持ちぃ····あぁっ、ぐぽぐぽ、気持ちぃ」
「良かった。こっからどうされたい? 強く突くか? このままグリグリ抉っててやろうか?」
「グリグリ····抉って····奥、押し上げるのしゅきぃ」
朔は僕の要望に応え、奥に押し込んだままグイグイ押し上げる。さっきの苦しさが無いということは、根元まで挿れていないのだろう。
「根元まで、ひぁっ、挿れなくていいの? んぅっ····ちゃんと、気持ちぃ?」
「根元までは、結人が大きくなるまでもう挿れねぇ。大丈夫だ。全部挿れなくても気持ち良いぞ。結人のナカってだけで気持ち良いからな」
「なっ、もっ、ばかぁ·····」
あまりにも恥ずかしい事を言うものだから、顔がとても熱くなってしまった。
「ねぇ、イチャついてるとこ悪いんだけどさ、俺もう限界。ゆいぴ、口でシて?」
朔が僕のナカにいる時は、口を使わないのが暗黙のルールみたいになっていた。けれど、待ちきれない時は申し訳なさそうにしながらも、結局口に突っ込んでくる。
「朔····りっくんの、口でするからね、後ろからシて?」
「わかった」
朔は抜かずに、僕を半回転させた。
「ひあぁっ!? やぁっ、ナカぐるんって····凄い擦れるぅ」
「うぉっ····あんま締めんな。ちんこ捻じ切れる」
「あははっ。ゆいぴ、こんだけヤってんのに締まり良すぎるもんね。にしても、ゆいぴホントすぐイクね。可愛いなぁ」
「だってぇ、気持ち良いんらもん····。それにね、りっくんの食べるんだって思ったら、お腹の奥がね、キュンてしたから──」
「はい、ストップ。それかなり煽ってるよ。ゆいぴの口からそんな事言われたら、容赦なく喉奥突っ込んじゃうからね」
「んぅ? 喉、奥····全部挿れてm······これかぁ」
「わかった? ゆいぴはシー····ね?」
りっくんは、人差し指で僕を黙らせた。何それ、ハチャメチャにカッコ良すぎるよ。胸の高鳴りがどこまでも速まる。
「お口、あーん」
「んぁー····んふぅっ、ぇあ····ぅ、んぇっ」
「舌動かせる?」
「ぅぃ(むり)····」
「そっか。あー、ちっちゃいお口に入ってんの壮観だなぁ。一生懸命しゃぶってくれてるだけで幸せ」
「んはぁ····僕の口、気持ちぃ?」
「ん゙っ、気持ちぃよ。裏筋とカリと舐めて」
「ん····いっうん、うぁういふぃあね(りっくん、裏筋好きだね)」
「喋っ、りながらすんのダメ。亀頭責めすぎね」
「んんっ····ほぉ(こぉ)?」
りっくんが気持ち良さそうにしてくれたので、どんどん亀頭を責めてみようと思った。亀頭をぺろぺろと速く舐めてみたり、吸いながら舐めたりしてみた。
「んあっ····ちょっ、どこでそんなの覚えたの!?」
りっくんが僕の頭を押さえ、おちんちんを抜いてしまった。
「え····、啓吾がこれ気持ち良いからって····。良くなかった?」
「また啓吾かよ。ハァ····。すんっごい気持ち良かった。急にするから、イッちゃうかと思って焦った」
「えへへっ、やったぁ。ひあっ」
「そっちでばっか楽しむなよな。俺が挿れてるんだぞ」
朔がヤキモチを妬いてしまった。少しむくれた顔が可愛い。
「莉久、もう終わるから待ってろ。こっちに集中させてぇ」
「はいはーい。邪魔して悪かったねぇ」
朔は、僕をまたひっくり返すと、腰をがっしりと持って浮かせた。お腹がボコっと出るくらい、突かれている所がわかるようにズンズン奥を突き上げた。
「んぇ゙····ゔぶっ、へぁっ、おぇぇ」
「もう吐くもんねぇな。後で、しっかり水飲ませてやるからな」
「ふぁっ、ンッ····あぃあと····ちゅうして、飲ませてねぇ」
「ん゙っ····わかった。イクぞ····結人、奥で出すぞっ」
「ん、ひやあぁっ、奥っ、あちゅい····ドクドクしてぅ····あちゅいのいっぱい入っくゅぅ」
出し終えた朔が、放心状態で「すげぇ搾り取られた」とか言っていた。そして、改めて僕の悪癖を思い知って言った。
「······お前、本当に煽ってる自覚ねぇんだな」
「結人にそんなんあったら、俺らこんな気ぃ揉んでねぇって。でもさぁ、これ言わなくなっても寂しくね?」
「確かにな。煽られんのは厄介だけど、何も言わなくなるのも嫌だな」
「だろ? だったらもう、俺らが守り堅めるほうが早いし確実じゃね?」
みんなは真面目に話しているけど、失礼過ぎやしないだろうか。けれどそんな事よりも、誰かとくっついていないと寂しい。
「次、りっくんでしょ? きてぇ」
「ねぇ····。ゆいぴ今日さ、甘酒以外に何か飲んだ?」
「飲んれないよ。でもね、お風呂上がった時にね、甘酒残ってたの冷めてたからぁ、じぇんぶ飲んら」
「甘酒ってマジで酔うっけ? 」
「弱い人は酔う····んじゃない?」
そう言って、りっくんはスマホで何かを調べ始めた。
「原料によって、酔うのと酔わないのがあるみたい。体質にもよるらしいけど····。ゆいぴ、そんなにお酒弱いの?」
「気化したアルコールで酔うくらいだもんな。はぁ····。結人には不安要素しかねぇな。俺ら、将来SPとか目指したら良くない?」
「はは····。啓吾、シャレになんないって」
「僕、酔ってないよ? 皆、しゅごい失礼だね」
「これだもんな~。とりあえず莉久、さっさと犯しちゃえば?」
「だねぇ。もう考えんの馬鹿らしくなってきた」
「尽きねぇ心配するより、今は結人から目離さねぇようにするしかねぇな。それしかできねぇだろ」
「そうだな。はなっから、コイツに危機感持てっつーほうが無謀なんだよな。んっとに守り甲斐あるわ」
「場野、結人にはホンッッットゲロ甘だな。俺、たまに場野が二重人格なんかと思うんだけど」
「あ? うるせぇわ」
八千代が照れている。僕にだけ特別に甘い事を、あまり自覚していなかったのだろう。その特別に、僕がどれほどの愛情を感じているか、今度八千代に話したいな。
なんて思っていたら、りっくんのスイッチが入っていた。
「ゆいぴ、俺にもお強請りできるよね? 今だけ全力で煽っていいよ」
瞳にハートを浮かべるりっくんは、とんでもない病みっぷりを発揮する。どこでスイッチが入ったのか分からないが、とりあえず目が怖い。強請って大丈夫なのだろうか。
例の如く、お強請りをお強請りされたわけだが。りっくんのリクエストで、四つ這いでお尻を向ける。上体はベッドに落ち、お尻を突き上げて両手で穴を拡げる。体勢的に、これが今までで一番恥ずかしい気がする。
そして、ここでりっくんを見つめながら、挿れてもらえるように決め台詞的な事を言うんだ。
「ここね、えっと、僕のえっちな穴にね、りっくんの硬くておっきぃおちんちん挿ぇて?」
「ここ? ここ何て言うの?」
りっくんは、アナルにおちんちんをあてがって、ぬちょぬちょと滑らせる。
「ア····アニャル」
「ふふっ。ゆいぴの口からそんな言葉出るの堪んないなぁ。で、挿れたらどうしてほしい? ゆいぴのシてほしいようにシてあげるよ」
亀頭を出し挿れし、ぬちゅぬちゅと音を立てて、僕の口から言うのを待っている。
「コリコリの、ちょっと奥····んんっ····グイグイされるのしゅきぃ」
「ん? ここ? あー、すっごい締まるね。気持ちぃんだ?」
「んっ、ふあぁっ、気持ちぃ····でね、ちょっとずつ、奥に進んれ、奥の入り口ね、開かないように押されるのも、好きぃ」
「これだよね。知ってる。んで、ここ擦ったら、噴いちゃうんだよねぇ」
「いあぁぁぁっ!! 出ちゃっ、やぁっ、待っ、止まん、ないよぉ····」
「止まんないねぇ。潮出なくなるまで、ここ擦っててあげるね」
それから暫く、本当に噴く勢いが弱まるまで、ピンポイントで擦られ続けた。声も潮も枯れてきた頃、朔がまた口移しで水を飲ませてくれて、潮吹き第2ラウンドが始まった。
水を飲んだって、潤うのは喉だけで潮は補充されないと思う。案の定、差程噴く勢いは戻らない。
「りっくん····も゙っ、噴けにゃい····出にゃい······」
既にヘロヘロで、喋るのも精一杯だ。
「そっかぁ。んじゃ、次で最後ね。奥抜いてブチ撒けてほしい? 抜かないで、奥のお口ちょとだけ押し開けて注ぐだけにしてほしい?」
耳元でなんて事を聞くんだ。甘ったるい声で、甘ったるい喋り方をして。そんなの、より苦しそうな方を選んでしまうじゃないか。
「ひぅっ····抜いてっ、奥抜いてぇ····奥でいっぱい、おちんちんドクドクって、ビューってして····あちゅいのビューってしてぇ」
「っはは。自分が何言ってるかわかってんの? ハァ····、いいよ。奥ぶち抜いて、ビューって出してあげるね」
「あっ、ん゙あ゙ぁ゙ぁっ······おちんちん、ドクンドクンてしてぅ······ふぁぁ····じぇんぶ飲めたぁ」
「はぁぁぁ······。すーっげぇ出たぁ」
「結局さ、莉久が一番長ぇんだよな」
啓吾が呆れて言った。少し休憩を挟んで、朝方まで順々に僕のナカを堪能してくれた。
気がつけば、口や手も使いたい放題で、皆が僕の全身を愛してくれた。他に何も考えられないくらい、僕も皆を求めた。皆がそれに応えてくれる。
この時の僕は「1年の始まりから幸せ過ぎるな」なんて甘い事を考えていた。
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