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1章 始まりの高2編
壊さないでね······
しおりを挟むギリギリ誕生日のうちに渡せたプレゼント。小刻みに震える手で渡した小包を、八千代が嬉しそうに開封する。
「お、マグカップか。シックで良いな。デザインも好きだわ。ありがとな」
「こないだ、八千代のマグカップ落として割っちゃったでしょ? 気にするなって言ってくれたけど、気になってたんだ」
「はは。結人らしいな。これステンレスか。これなら簡単に割れねぇな」
八千代が喜んでくれたようで一安心だ。八千代の欲しい物が、僕以外に無いって言われた時は本当に頭を抱えた。啓吾には、僕にリボン巻いてベッドに横たわっていたら充分だと言われた。が、勿論そんな訳にはいかない。
いつもココアを入れてくれるお礼に、八千代にコーヒーを入れてあげようと思ってやらかしたのが先週の事。プレゼントで悩んでいた矢先、お詫びも込めて選んだ物だ。
「それね、印字してあるの、なんかかっこいいでしょ? 明日の朝ねぇ、それでコーヒー入れてあげるからね」
マグカップの側面には、かっこいい字体でmy baeと書いてある。 意味は『私の愛しい人』なんだそうだ。意味も知らずに直感で八千代を連想したなんて、恥ずかしくて本人には言えない。
「マジか。楽しみだな」
「俺らにも入れてよ~。結人が入れたコーヒー飲みたい~」
「あはは。大丈夫だよ。ちゃんと皆のも入れるよ」
「やったぁ~」
駄々をこねる啓吾は可愛い。つい甘くなってしまう。そして、コーヒーを入れる約束をしたところで、啓吾が何かを企んでいる様子を見せる。
「さて、それじゃ結人。これ見てて」
そう言って、朔の指を見せてきた。一体なんなのだろう。
「朔、やっておしまい」
──パチンッ
朔が指を鳴らした。その音を聞いた瞬間、お尻がキュッと締まり、お腹の底がズクンと疼いた。
「んっ······んぇ??」
「朔、もっかい」
──パチンッ
「んあぁっ····!?」
朔の指パッチンを聞いて軽イキしてしまった。身体がおかしい。どうしてしまったのだろう。
「な、なに!? え、なんでぇ?」
怖くて涙ぐんでしまった。触られてもいないし言葉責めにもあっていない。なのに、指を鳴らされると下半身が反応する。これは何なのだろう。
「結人、今イッたよな。俺以外のでもイクのか?」
「やってみるねぇ」
そう言って啓吾が、僕に「これから鳴らすぞ」ってアピールをしてから指を鳴らした。身体が勝手にゾワッとして焦る。
「ひぁぁっ」
同じだ。朔が鳴らした時と同じ現象が起きる。どういうことなんだろう。
「可愛いなぁ。俺もやるからイッてね、ゆいぴ」
りっくんは僕の耳に指を近づけ、綺麗な音で指を鳴らした。
「んあぁっ」
さっきよりも深い軽イキをしたように思う。
「マジか。脳イキってそんな簡単にできるもんか?」
八千代が怪訝そうな顔をしている。もっと訳がわからない僕は、ペタンと座り込んで動けないでいる。
「普通はもっと時間かけてやるもんなんじゃない? ゆいぴの場合、脳が気持ち良い事と直結してるんでしょ。ちょっと触っただけでトロトロになるくらいだし」
「面白ぇ。俺もやってみてぇな。結人、膝の上来い」
「····はい」
八千代の言葉に従おうとしたその時、啓吾が慌てて叫んだ。
「ちょっと待って! その前に、俺からのプレゼントあげるから。場野、何も聞かずに何か服貸して。上だけでいいから」
啓吾は、八千代から前開きのパーカーを借りると、それを僕に着せた。当然のようにブカブカだ。短いワンピースみたいになっている。袖は長すぎて指先すら出ない。
「ねぇ啓吾、なんで僕に着せたの?」
「彼シャツの結人くんです。場野くん、お納めくださいな」
「大畠ぁ、お前天才かよ。結人、来い」
八千代に呼ばれ、胡座をかいている八千代の上に跨る。挿れないまま乗ると、なんか色々当たって変な感じ。これは何度乗っても慣れない。
「ねぇ、脳イキってなに? 皆が指鳴らしたらね、キュンてしてズンって気持ち良いんだけど····」
「ははっ。マジでできてんじゃん。結人、脳イキってそれだよ」
啓吾が凄くえっちな顔で喜んでいる。言っていることは全くわからなかったが、皆が喜ぶ事ならいいや。ふわふわした頭で考えられるのは、皆の喜ぶ顔が見たいなっていうのと、皆に触れられると気持ち良いなって事くらいだ。
「なんかわかんないけど、僕が脳イキしたら皆嬉しいの? 皆も気持ち良いの?」
「俺らは気持ち良いっつーか、結人が気持ち良さそうなの見てゾクゾクする感じ。すっげぇ嬉しいよ」
後ろから僕の乳首を弄り始めた啓吾は、僕の首を折ってしまいそうなほど振り向かせてキスをする。首が痛いのに、気持ち良くてキスをやめられない。啓吾はキスで軽く僕をイカせると、今度は耳元で囁き始めた。
「今からさぁ、場野が指鳴らすからね。そしたらイッていいからね」
「ふあっ····やっ、おっぱいもイッちゃうよぉ」
「良いよ。どっちでもイッて。ほぉら、イけ」
啓吾の言葉に合わせて、八千代が反対の耳元で指を鳴らした。僕の身体は跳ね、イッてしまった。
「んあぁぁっ」
「ははっ。イッたな。····なぁ。このままもっかい挿れていいか?」
八千代が僕の腰を少し浮かせて聞いた。挿れる気満々じゃないか。
「いいよ。挿れて····。ナカで深くイかせてほしいの」
「ありゃ、指パッチンでちゃんとイけなかった?」
「イッたよ····けど、深めの軽イキって感じなの。はぁ····もっとイキたい····」
僕は八千代の肩にしがみついて、ゆっくりと押し挿ってくるおちんちんの大きさを感じた。興奮しているのか、さっきよりも大きいように思う。
「八千代····おっきぃ·····んふぅ····あぁっ、ん゙っ」
「そりゃ、結人がめちゃめちゃエロいからな。しょうがねぇだろ」
「えっちな僕、嫌いにならない?」
「は? なるわけねぇだろ」
「僕からもね、えっちな事してもいいの?」
「へぇ、してくれんの?」
「····うん。恥ずかしいけどね、したいなって思うよ」
「ゆいぴから自発的にしゃぶったりキスしたり······あれ?」
「そういや、結人からキスしてもらった事ねぇよな。したくなんない?」
「んぅ····し、したい····けど、恥ずかし過ぎるよぉ」
「じゃ、今して。2個目のプレゼントくれよ」
「ず、ずるいよぉ····」
「ん」
八千代が目を瞑って待っている。状況的に、これは逃げられない。
「絶対、目ぇ開けないでよ?」
「開けねぇよ」
僕は、そっと八千代の唇に触れた。皆がしてくれるような、えっちなのはまだできないけれど、僕の精一杯のキスを贈った。
すると、僕が離れようとした時、八千代が僕の唇を食べてしまった。無理矢理舌を挿れてきて、繋がったまま僕を寝かせて覆い被さった。激しく腰を打ち付け奥を貫き、舌で喉の奥まで犯される。
「はぅ····ぇ゙····あ゙····」
八千代のキスは激しくて、息なんてする余裕はない。薄らと目を開いて見た八千代の顔も、眉間に皺を寄せて余裕のない感じだった。
しこたまキスをして、八千代はラストスパートをかける。僕の頭の上で手を組んで、僕が逃げないようにギュッと押さえ込む。
「結人、出すぞ」
耳元で、えっちな吐息を漏らしながら囁く。
「んっ、あぁっ····僕も、イクぅっ」
どちゅんと奥に抉りこませ射精する。今日、何回出してこの長さなのだろう。
お風呂で一度掻き出してもらったのに、また沢山シたから皆の精液でお腹がたぷたぷだ。奥に出されて出てこない精液が、僕のナカで熱を帯びている。
「皆がナカで出したの、あちゅい······」
「ゆいぴ、お腹痛い? 大丈夫?」
「痛くないよ。なんかね、皆が僕のナカに居るみたいなの····。お腹がね、あったかいの」
「じゃ、もっと俺らでいっぱいにしてあげるね~」
ルンルンと啓吾がナカに入ってきた。入口を執拗に擦り、時々グイッと奥の扉を叩く。
「啓吾、浅いの気持ちぃ。コリコリ潰しゃれたら、出ちゃう····けぇご、しゅき····」
「俺も好き。結人、好きだよ。俺ともいっぱいキスしよ? 結人からして?」
啓吾は、唇が触れる寸前で止まった。僕からするのを待っている。
「んっ····」
八千代にしたように、唇に触れるだけのキスをする。
「可愛いキスだなぁ。結人、べーってして」
またあれをされる。僕は恐る恐る舌を出した。
「ぅー····」
「へへ。舌ちっこいなぁ。可愛ぃ····ぁむ」
啓吾は僕の舌を吸ったり絡めたりして、めちゃくちゃに口内を犯す。啓吾の吐息が熱くて、時々薄らと目を開くと目が合う。苦しくなって、ぼーっとして、流し込まれる啓吾の唾液を飲み込む。
「んっ、はぁっ····」
「奥抜くからな。息してろ、よっ····ぅあー、めっちゃ引っかかる。ぐぽぐぽすんぞ。トぶなよ?」
「ぁ、あい。ぐぽぐぽ····ゔぁ······ぎもぢぃー······」
「結人、俺にもキスしてくれ」
啓吾の奥責めにトばないよう踏ん張っているのに、朔はなんてタイミングで求めてくるの。
「んー、朔来てぇ」
朔のほっぺを挟んで引き寄せ、何とか唇を重ねた。そっと離れる朔は、愛おしいものを見つめるように僕に微笑みかけた。
「ゆいぴぃ····俺もぉ」
最後になってしまったりっくんが、泣きそうな顔で僕の顔を覗き込んできた。
「えへへっ。りっくんも、んー····」
朔にしたように、りっくんにもキスを贈る。
「ゆいぴからキス····うっ····幸せすぎるよぉ」
りっくんは目に涙を浮かべ喜んだ。僕から何かをすると、りっくんの涙腺はゆるゆるになるようだ。
「んんっ····りっくん泣かないで。これからはね、したくなったら、僕からもするから。えっと····していいのかな?」
「いいに決まってるでしょ。なんでダメだと思うの? ゆいぴは俺らに何してもいいんだよ」
「そうだよ、結人。キスもフェラも、えっちしたいって言うのも、ダメなわけないじゃん。むしろ、してほしいっつーのっ」
啓吾は嬉々として、僕のお尻からお腹をグンと突き上げる。
「あ゙ぁ゙っ····ん゙っぇ゙ぇ゙ぇぇ」
皆、興奮すると奥にねじ込むのは癖なのかな? 吐くのは苦しいけど最近は慣れてきて、なんなら吐きながらイけるようになった。
「吐くとき締まって気持ち良すぎんだけど。あー····結人、まだシてたいけど1回イクよ」
「ぅあぁぁっ!? 啓吾、奥っ、ズンズン強っ、いぃぃあ゙ぁ゙ぁぁぁ····イ゙ッぐぅ゙ぅぅ····んあぁ」
啓吾がナカに出して、本当にお腹がたぷんたぷんになったようだ。流石に苦しい。
それにしても、自分からするキスであんなに喜んでもらえるなんて思ってもみなかった。恥ずかしいけど、またしたいななんて思った。
「ゆいぴ、大丈夫? お腹苦しいの?」
「んー····お腹ちゃぷちゃぷしてる感じ······皆のでいっぱいなんだもん······も、ね····出したくない······」
「あらら。寝ちゃったな。まぁ、結人がここまでもってただけでもスゲェけど」
「んー、ゆいぴどうしよっか。掻き出すにしても、奥に出したのなかなか出ないでしょ?」
「あんまり無理にしたら起きちまうしな。可哀想だな····。場野、どうする?」
「は? 起こしゃいいだろ。風呂入れりゃ流石に起きんだろ」
「まぁ、出しとかないとだしねぇ。じゃ、俺が入れるね」
僕は、りっくんに抱き上げられて目が覚めた。
「ん····なに?」
「ゆいぴ、お腹痛くなったらダメだから、ナカの出そうね。俺とお風呂行こう」
「えぇ····皆の出すの? やだぁ····」
「そんな可愛いこと言ってると、もう1回犯すよ?」
「んへへぇ····いいよぉ。ひゃうっ」
僕はベッドに投げられた。そして、りっくんとの短くも激しい一戦が始まった。
「はぁー····ゆいぴ。そういう事言うとどうなるか、まだわかんないの? 犯し潰すって言ってるよね? 本当にここ、壊されたいの?」
りっくんが下腹部を握り、何度も大きくピストンする。ローションを沢山垂らして、ナカを滑らせてイイ所を擦って奥を突く。激しく押し寄せる快感に、声を出すどころか息をする事ももままならない。
「や゙っ、り゙っぐん、ぐるじぃ····激しっ、ちゅおぃっ、ごぢゅごぢゅちゅぉいっ」
「あー····んっ。ごめんねぇ。もう加減できない。あはっ。ホントに壊しちゃうかも」
「ひぁっ、やらぁ、壊しゃないれ····」
「壊してって言ってたでしょ? ゆいぴねぇ、煽ると危ないんだって事いい加減覚えてね」
「あっ、煽ってないもぉん」
「これだからっ、無自覚なのは手に負えないなぁ····。ま、毎回教えてあげるから、いいけどっ」
なんだか怒っている様子のりっくんは、僕が逃げないようお尻を鷲掴んで突き上げる。吐くものがなくなっても、嗚咽が止まらない。
「んぇ゙ぇ゙っ····りっくん、ごべんなざい····気をちゅけぅから、もぉ、煽りゃないからぁ」
「あはは。ゆいぴの言うことでも、それは信用できないや。ごめんねぇ」
「ひあぁぁぁっ、もっ、らめっ、奥壊れちゃっ、ん゙あ゙あ゙ぁぁ」
「莉久キレてんなぁ。まぁ、ありゃ結人も悪いけどさ」
「結人の煽り癖はどうにかしねぇとな。本当に、無意識なのは危ねぇぞ。俺らが居ない時が心配だ」
「だな····。ま、莉久が灸据えてんだし、俺らが結人から離れなかったらいい話だろ」
「「そうだな」」
朔と啓吾と八千代が呑気に話している。僕、りっくんに壊されちゃいそうなんだけど。やっぱり、僕が悪いのだろうか。
「結人、イクよ。ここ、奥に出すよ。ん゙っ····すっごい締まるね。あぁ゙っ」
りっくんは絞り出すように出し切ると、僕の上に倒れ込んでしまった。
「りっくん····重いよぉ」
「莉久、退いてやれ」
朔がりっくんを転がして降ろしてくれた。力尽きたりっくんは、ピクリとも動かない。
「結人、俺と風呂入ろうか。莉久はすぐに入んのしんどいだろ」
「うん。朔、連れてってぇ」
「ごめん、朔。よろしくぅ」
朔はお風呂で、ナカに残った皆の精液を優しく掻き出してくれた。ゆっくりと一緒に温まっている間、ただただ僕を心配して、ポソポソと静かに煽り癖について注意された。娘を心配するお父さんみたいだ、なんて思った。
お風呂からあがると部屋は片付いていて、ボードゲームの準備がされていた。
「あ、おかえり。結人、ボードゲームする? 俺らまだ眠くねぇからしよっかって話になってさ」
「ゆいぴ、カラダ大丈夫? ご、ごめんね? 滅茶苦茶しちゃって····。あっ、眠かったら無理しないでね? 俺ら、静かにするから」
「あはは。りっくん、大丈夫だよ。皆も、いっぱい気持ち良くしてくれて、ありがとね。えへへ」
「結人、寝かしつけてやろっか?」
少しウトウトしていた僕を、八千代が揶揄う。
「僕もゲームする! まだ寝ないもん」
僕たちは、夜食を食べながらボードゲームを始めた。時計は午前3時24分を指していた。こんな時間まで起きていられるなんて、ただただ驚くばかりだ。
「あー! ねぇねぇ、雪! 外ほら、雪降ってるよ」
カーテンの隙間から、チラチラと降る雪が見えた。ゲームを中断し、凍えそうな寒さの中ベランダに出た。
「寒いねぇ。けど雪だぁ。なんかさ、雪ってテンション上がるよねぇ」
「結人、はしゃいでねぇでこれ着とけ。風邪ひくぞ」
八千代がロングコートを羽織らせてくれた。足首の辺りまであって、暖かいが悔しさも同時に込み上げる。
「ありがと、八千代」
「俺も。雪テンション上がるわ。積もったら倒れ込みてぇよな~」
「わかる~。人型作りたくなるね。あれ、形崩さないように起き上がるの難しいよね」
「あ、わかる~。いっつもどっか失敗すんの。明日積もるといいなぁ。積もったら一緒にやろうぜ!」
「「子供かよ」」
八千代とりっくんがハモった。2人は嫌そうな顔をして、妙に息の合う互いを睨み合った。寒いのが苦手なのか、はたまた雪が好きじゃないのか、あまり嬉しそうではない。
「2人は雪降っても嬉しくない?」
「寒いし冷たいでしょ。触りたくないなぁ。移動するの大変だしさ」
「それな。メリットがねぇだろ」
「ジジイかよ。俺らまだ子供なんだからはしゃごうぜ? 結人も喜んでんだしさぁ」
「まぁ、ゆいぴが雪好きなのは知ってるけど、はしゃぐのはちょっとなぁ····」
「バカじゃねぇの? 結人は可愛いからいいけどよ。大畠はお前、高校生だぞ。落ち着けよ」
「待ってよ、八千代。僕も同い年でしょ!? 子供じゃないもん!」
「ははっ、わりぃ」
「俺はよく雪うさぎ作ってたぞ。上の兄貴が好きで、よく作ってあげてた」
「朔、優しいねぇ。お兄さんと仲良しなんだね」
「まぁな。ずっと冷凍庫に入れて、大事にしてくれてたな。明日、積もったら結人にも作ってやるよ」
「いいの? やったぁ」
朔がとっても優しい笑顔を見せてくれた。朔にとって、大切な思い出なのだろう。僕まで幸せな気持ちになる。
それから1分も経たずに、りっくんが寒さに根を上げたので、部屋に戻ってボードゲームを再開した。
最後に時計を見たのは4時53分。皆、いつの間にかテーブルの周りで眠っていた。
僕だけはベッドで寝かされていた。きっと僕が初めに寝てしまって、誰かがベッドに寝かせてくれたのだろう。長い長い誕生日の夜が、ようやく明けた。
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