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1章 始まりの高2編
誕生日の夜だからって
しおりを挟むどれだけ激しくイッていても、打ちつける腰を全く止めてくれない八千代。朔は啓吾と交代でお風呂に行ってしまった。啓吾とりっくんは、早く挿れたいと言うような恍惚な目で僕を見ている。
「場野さぁ、今日は激しくしないとか言ってなかった?」
「言ってた。吐かせまくってんじゃん。ゆいぴ可哀想····」
「ゴホッゴホッ、がはっ、ゔえ゙ぇぇぇ·····八千代、らめ、奥、しゅごい入ってぅぉ····んぅ゙お゙ぇ゙ぇ゙ぇ」
「ふはっ。ナカすっげぇ痙攣してんな。運動したからか調子良いわ。まだまだヤるから失神すんなよ。俺がイクまでしっかり啼けよ」
「あんっ、耳元で、喋りゃないれぇ····やぁ····ひあぁぁぁ! そぇなに!? 深いのっ、そこぉ····ひぃっ、あ゙ぁ゙ぁぁっっ、イ゙ッッッくぅぅぅ」
訳が分からないくらい、深く激しくイッてしまった。何が出たのだろう? 射精したのか噴いたのか、それとも何も出なかったのか。ぐちゃぐちゃでわからない。
「脚ピーンてなんの可愛いなぁ。本気でイッてるって感じしねぇ? 俺、あれすげぇ興奮するわ」
「わかる。ゆいぴさ、わけわかんないくらいイキだしてからの反応ヤバいよね」
「おい結人、へばんなよ。まだまだイけんだろ?」
「も、イクのやらぁ······れも、八千代が、イクまで、んぁっ····好きにシて? もうね、壊れちゃってもいいよぉ····だからね、八千代がね、満足するまでぇ、ひぁっ····いっぱいシて?」
身体はイキたくないと悲鳴をあげていた。けど、僕だって皆を求めているのだと、僕の意志を伝えたかった。ずっと思っていたんだ。ようやくそれを素直に、息も絶え絶えに途切れながらでも言えた。
「待って待って。結人、あれはマズくない? 場野ぶっ飛んでねぇ?」
「うるせぇ。大丈夫だ。止めんな。壊しゃしねぇから」
八千代の雄々しい表情を、下から見上げるのが好きだ。腕や腹筋、首筋や額に青筋が浮き出て、僕を見下ろしながら笑う。
笑った時に見える大きな八重歯に、いつか本当に噛み千切られてしまいそうで怖い。しかし、その恐怖心は快感と直結していて、腰から背中を這い上がるゾクゾクへと変わる。
「結人、息吸って止めろ。腹に力入れて····そう。いくぞ」
八千代は、これまでで1番奥に捻じ挿れた。お腹が破けたかと思ったけど、案外丈夫にできているようで、下腹部がボコっと盛り上がっているだけだった。
「お゙····あ゙······ゔっ、ぅ゙え゙ぇ゙ぇぇぇ」
八千代は下腹部を揉みながら動く。何度も何度もぐぽぐぽと、外から見てもどれほど奥まで挿れているかわかるように。
「やぢぉ······も、むぃ····死んじゃ····イけない、のにぃ、、イ゙ッくぅ····ん゙ぉ゙ぁ゙ぁぁ」
「俺ももうちょいな。最後までしっかり喘げ。もっと声聴かせろ。トぶなよ」
「い゙ぁ゙ぁぁ····無理ぃっ! それっ、死ぬ死ぬっ、死んじゃうぅぅ! イ゙クイクイクイ゙グゥッ!! ダメッ、もっ、ひああぁぁぁ」
「出すぞ······ん゙ぁっ」
八千代は、僕のナカに大量の精液を注いだ。一度奥までグッと押し込んでからずるんと抜く。それでまたイッてしまう。後イキしていると暫くして、驚く量の精液が溢れ出てきた。
「ふあぁ····いっぱい、出ちゃ····あっ、んん····」
「結人、大丈夫か? わりぃ。アホみたいに煽られて加減間違えた」
「らいじょぶ····お腹、壊されちゃうのかなって思ったらドキドキしてね、いっぱいゾワゾワしたの。しゅっごく気持ち良かったよ」
「お前はまた····。大丈夫ならいいわ。風呂行けるか?」
「入りたいけど、立てないや」
「俺が入れてやるから全部任せとけ」
「ん。ありがと、八千代」
「俺らもヤりたいんだけどぉ····無理っぽいな」
「ゆいぴ、あんだけヤられてトばなかったのが奇跡だよ。今日はもうやめたげよ」
「おい、風呂空いたぞ。お、終わったのか。風呂まですげぇ声聞こえてたぞ。大丈夫か?」
「問題ねぇよ。んじゃ、俺らも入るか。結人、抱き上げんぞ」
「ふぇ····あい。おねがいしましゅ····」
「うおっ。まだケツから垂れんな。結人、ケツ締めろ」
「む、むぃらよ····力入んにゃいよぉ」
「しゃーねぇな····。大畠、そこのタオル貸せ」
「はーい、ここ挟むよ? あはっ。おしめみたい」
「やらぁ····恥ずかしいよぉ······」
僕は、とんでもない辱めを受けながら、八千代に介助してもらい入浴することができた。
今日はもう、朝までえっちなんてものはできない。そう思っていたけど、健全な男子高校生の性欲は侮れなかった。
僕はなんとか自力でお風呂から上がったが、部屋に戻ると力尽きてベッドに倒れ込んだ。
「ゆいぴ、大丈夫? もう限界だよね。寝る?」
「大丈夫だよ。みんなは寝ないの?」
「まだ寝れそうにないかなぁ」
りっくんは、少し気まずそうに視線を逸らした。啓吾と朔も、あまり僕の方を見ない。
(皆、えっちしたいんだろうな····。僕の為にまた我慢してくれてるんだ····)
「せっかくのお泊まりだからね、夜更かししたいな。せめて、八千代の誕生日が終わっるまでは頑張るよ」
「なに? もっかいハメてほしいんか」
八千代が僕のアイスをつつきながら、恐ろしい事を言った。
「お誕生日様だからって、場野ばっかにさせねぇからな。俺たちだって、あんな結人見せられて抱きたくて仕方ねぇんだぞ。あれ以上は結人が辛いだろうから、今日はやめといてやろうつってんのに····」
朔が、ガチなトーンで物申した。
「ははっ。冗談だっつぅの。朔怒らしたら怖ぇな」
八千代が上機嫌だ。いつになく表情が緩い。
「八千代? それ僕のアイス······」
「知ってる。一緒に食おうと思ってな。ほら、口開けろ」
「あー····ん。甘ぁい」
一緒になんて言ってたのに、八千代は二口くらいしか食べていない。僕が食べやすいように少し溶かして、起き上がれない僕に食べさせてくれただけだった。
「ねぇ。僕、えっちできるよ?」
「えっ····。ゆいぴ、本気で言ってんの?」
「う、うん。なんで?」
「俺ら、あんな激しいの見せられた後だかんね? 優しくできないかもしんないよって事」
「ゆいぴ、さっき凄い事言ってたからね。壊してとか好きにしてとか。憶えてる?」
「憶えてるよ。あのね、朔にね、ああいう事言っちゃダメって言われてたんだ。けど、ちゃんと僕の思ってる事伝えたくて言っちゃった。朔、心配してくれてたのにごめんね?」
「いつか言うだろうとは思ったたけど、場野に言うとはな。莉久から聞いて、死ぬ気なのかと思ったぞ」
「えへへ····。皆のね、えっちしてる時の意地悪な表情見てたら言いたくなるの。いつも我慢してたんだよ? 今日はね、壊される覚悟で言ったの」
「そんなドヤ顔されてもなぁ····。マジでチャレンジャーかよ。結人はさぁ、気持ち良い事に関して果敢に挑みすぎだよ? マジで場野にぶっ壊されんじゃねぇかって、俺も莉久も肝冷やしたんだからな」
「ご、ごめんね? えっと、八千代だけじゃないよ? 皆にも同じこと思ってるからね?」
「そっ、そういうことじゃないでしょ? ゆいぴ、本気で危ないから。俺らの理性ぶっ飛ばすような事、そんな風に一生懸命言うのダメだよ····」
「んぇ? 八千代にだけ言ったから拗ねてるんじゃないの?」
「違うからね。何をどう解釈したらそうなんの? ····んー? 結人、まだかなりふわふわしてない?」
「ふわふわ····してないもん。大丈夫だもん」
大丈夫だと言ったら、啓吾が僕の乳首を思い切り抓った。
「ひあぁぁぁんっ! け、啓吾、なんでぇ?」
啓吾は何も言わずに、深いキスをする。舌を絡め、息もできなくなるほどの激しいキス。
「ふぅっ·····ん、はぁっ」
もう少しでイッてしまう。そう思ったら、啓吾はキスをやめてしまった。
「やらっ、もっとキスしてぇ。喉まで舌挿れて? 苦しいのシて?」
「今日は上手にお強請りできるねぇ····。結人さ、酔ってねぇ? いつもだったらとっくに素面に戻ってる頃だろ」
「「「えっ!?」」」
お酒なんて飲んでいないのに、酔っているわけがない。啓吾は何を言い出すのだろうか。
「俺が踏み潰したチューハイの、気化したアルコールで酔ったんじゃねぇの?」
「ふわふわし過ぎだとは思ったけど、まさかだよ」
「酔ってないよぉ。飲んでないもん!」
「匂いだけで酔う奴もいんだよ。ったく····素直すぎんだよ。おかしいと思ったわ」
八千代は呆れた顔をしているが、優しく毛布で包んでくれた。なんだか心まで暖かくて、凄く開放的になっている気がする。
「ねぇ····僕、平気だからね、えっちしよ? 皆も朝までするって言ってたでしょ? そしたら、ベッドなくても大丈夫なんだよね?」
「これ、ヤって大丈夫かな? いい加減、我慢できないんだけど」
息を荒くしたりっくんが、僕を押し倒して脚を開いた。
「ん····りっくんのおちんちん、ナカにちょうだい」
両手でお尻の穴を拡げてお強請りしたら、りっくんは無言でローションを馴染ませると、物凄い勢いで奥まで突っ込んできた。あまりの衝撃に目がチカチカして、それと同時にイッてしまった。
「ふぅ゙っ、お゙あ゙ぁ゙ぁぁっ······」
「ハァ····。ゆいぴ、トばないでね。俺も、最後まで結人の声聴きたいから」
「んぁぁっ····うん。トばないよ。やんっ····りっくんと一緒にイクの。りっくんがイクまで、ひぁっ、いーっぱいえっちな声出すね」
「あぁっ····マジか。ゆいぴ、酒入るとえっちになっちゃうんだぁ。これやっばいわ」
「あんっ、奥気持ちぃ····。もっとぐぽぐぽしてぇ。はぁん····やぁっ、また、イッちゃうよぉ」
僕がイッてキュッと締まると、容赦ないピストンがさらに速まった。そろそろイクのだろうか。
「りっくん、もうイク? 僕のナカ気持ちぃ?」
「気持ちぃよ。ホント最高。まだまだイかないけどね」
「いにゃぁぁっ、奥潰れちゃうっ。そんっ、なに、ごちゅごちゅしたら、潰れひゃうよぉっ」
「潰したいなぁ~····だからぁ、もーっと奥挿れるよ」
「ん゙お゙ぉ゙ぉ゙お゙っ」
りっくんが奥を潰そうと、お部屋に入ったままグリンとナカを抉る。
「お゙っ····い゙あ゙ぁっ····おぐっ、ちゅぶれちゃ····ゔえ゙ぇぇぇぇ」
「あー····終わるの勿体ないなぁ。けど、もうもたないや。んっ、出すよ。しっかり、ここで飲んでねぇ」
「ひぁぁぁっ、やぁっ、も、押し込まないでぇ! だめぇっ····あっ、んぐぅっ····」
一滴も残さないよう出し切って、りっくんが僕のナカから出ていってしまった。精液は一向に垂れてこない。八千代と変わらないくらい長い射精だったのに。それほど、奥に流し込まれたということなのだろうか。
「じゃ、次俺な。一気にいくからな。トんでくれんなよ?」
啓吾は、僕を四つ這いにして片足を持ち上げた。下腹部をもにもに揉みながら、予告通り一気に奥まで突き挿れた。
八千代とりっくんに散々抉られたのだ。奥の扉なんて、ユルユルになっているのだろう。いとも簡単に突き抜けてしまった。
「ふぐぅ゙ぅあ゙ぁ゙ぁぁぁっ····ひぅっ····あ゙ぁ゙っ、また奥····奥、お腹、壊れちゃ····」
「好きにしていいんだろ? 壊してもいいんだろ? 任せとけよ。ちゃんとぶっ壊してやるから」
なんて凶悪な台詞を吐くのだろうか。それも耳元で。耳でイッたのか、お尻でイッたのかわからない。
「しゅきにしてぇ····僕で、気持ちくなって、皆にもいっぱい、イッて欲しいのぉ」
「んな事思ってたんだぁ。そんじゃ、今まで1発ずつで我慢してたけど、これからは俺らが出なくなるまでヤろうな。覚悟しろよ」
「みんにゃ、我慢して、くぇてたの? ごめん、ね。も、もう、我慢しなくて、いいから。好きなだけ、ハメてね」
「ちょっ····おぉいおいおい。やめろって。マジで止まんねぇから」
「あんっ、あぁ~~~っ、きちゃう、凄いの、やぁぁん、イッッッく····ん゙ぅ゙ぅぅ」
「ハァ····ふぅっ······俺も出すからな。いっちばん奥で出すからな。ふぁ゙っ····」
啓吾も、奥に押し込めるだけ押し込んで、遠慮なく沢山ぶち撒けた。出し切って満足そうな啓吾の顔を見ると、僕は心まで満たされてゆく。
次は朔だ。目が座っていて怖い。初めて朔に挿れられた時の事を思い出してしまった。味わったことのない圧迫感と、加減を知らない狂気に充ちた目を。
「結人。今度は、俺が満足するまで好きにするからな。本当に無理な時は、ちゃんとアレ言えよ」
朔が大きくなり過ぎているおちんちんを、僕の穴に当ててくちゅくちゅ滑らせながら言った。
「んぅ、はい。朔、優しいね。えへへっ、大好きぃ····ふあ゙あ゙あぁっ」
「苦しくないか?」
大好きだって気持ちを伝えているのに、最後まで聞かずに押し挿れてきた。僕は、その大きさに驚くしかなかった。完勃ちしているのか、半分を超えた辺りで既に苦しい。
「苦ひぃ····けろ、らいりょーぶ。奥、もっとぐぽぐぽしてぇ····朔のおっきいので、ぐぽぐぽさえうのしゅきぃ····」
「ふぅー······。酔うとこんな素直になんのか。ていうか、素直になるとこんななのか。お前は本当に危ねぇ、なっ」
八千代よりも深く、奥を貫き抉った。
「全部入ったぞ。すげぇ気持ち良いな。誰か、結人の口に突っ込まないか?」
「俺が突っ込む」
りっくんが名乗りを上げた。
「ん゙お゙ぉ゙ぉぉ、あ゙っ、あぁっ····しゅご····らめ、おしっこ出ちゃ····」
おしっこか潮かわからないけど、全然止まってくれない。それなのに、朔はずっとぐぽぐぽしている。カリを引っ掛けては遠慮なく引き抜く。さらに、りっくんが喉奥まで挿れてきた。
「んぶぅっ、ぇ゙あ゙っ、お゙ぼぉっ、ゔえ゙ぇ゙っ」
「あー····めっちゃ喉奥締まる。鼻で息できる? ちょっと扱くよ」
りっくんは僕の頭を押さえつけ、お尻でするみたいに腰を振り始めた。
「がはっ、お゙ごぉっ、ゔぶぅっ、え゙ぁ゙っ」
「苦しいよね? でも気持ち良いんだよね。めーっちゃ噴いてる。可愛いなぁ····。けど、ホントに死んじゃいそうだからイクね。あぁ、出るっ····」
メンヘラりっくんが僕の喉に精液を注ぎ込んだ。あまりの容赦の無さに、本当に死んでしまうかと思った。けど、それにさえ僕は快楽を感じていた。
「りっくんの、おいひかったよ。ごちしょーしゃまぁ。ひあぁっ、朔っ、ナカでぇ····また、おっきくなってる····。お腹壊れちゃうよぉ」
「莉久に喉壊されて感じてたんだろ? こっちも、壊してほしいんじゃなかったか? こういうのは『嫌い』か?」
「イ゙あ゙ぁぁっ! しゅきっ、だいしゅきぃ····苦しいのも、怖いのも、痛いのも、じぇんぶ気持ちぃのぉ」
朔は、僕の腕を引っ張り、上体を起こすと耳元で囁いた。もうダメだ。頭が真っ白で、何も考えられない。
「ははっ。本当に変態だな。どんだけドMなんだよ」
「んやぁっ、耳っ、しょんなコト言われたりゃ、耳でイッちゃう····お腹も、お尻も、いっぱいイッちゃうぅぅ」
「イけよ。全部でイけ。ほら、イけ」
朔はずっと、僕がイク瞬間にタイミングに合わせて指パッチンをしていた。何か意味があるのだろうか。
「結人、俺もイクから。中出しでまたイけよ」
「んやぁぁぁっ······イく、イッちゃ····イク····あんっ、いくぅ゙······」
「あー、ダメだ。ゆいぴトんだね」
「そりゃ、莉久に喉やられて朔ので奥あんだけ抉られたらなぁ。むしろ、壊れなかったのが凄いって」
「んで、朔はなんか遊んでたみたいだけど。ゆいぴに面白そうな事しようとしてるでしょ」
「おぉ。ネットで見た脳イキってやつ試してみようと思ってな。ぶっ飛んでたみてぇだし、脳に繋がりやすいかと思って」
「お、いいねぇ。起きたら試してみようぜ。指パッチンだけでイクか」
「朔も啓吾もホント色んな事したがるよねぇ。面白いけど」
「あんま外でヤバくなんのはやめとけよ。腹さすって軽イキするようになった時ヤバかっただろ」
「あ~そういやそうね。気ぃつけないとだな。結人はホンット気持ちぃ事に弱いからなぁ」
「ん······ハッ····今何時!?」
「まだ12時前だよ。一瞬落ちてただけだから。まだ日付変わってないよ。ゆいぴ、大丈夫?」
なんだか頭がスッキリしている。一瞬寝たからかな。
「うん、なんか大丈夫。あ~良かったぁ。りっくん、僕の鞄取って?」
「はい、どうぞ。起きれる?」
「なんとか····」
りっくんに支えてもらって座り、鞄に忍ばせていた包みを八千代に手渡した。
「八千代、誕生日おめでとう。ギリギリになっちゃたけど、プレゼントだよ」
「お、あぁ。開けていいか?」
「いいけど、大したものじゃないよ? あんまり期待しないでね····」
「お前から貰えりゃ、木の枝でも嬉しんだよ」
八千代はバカみたいな事を言って、目を輝かせながら開封する。果たして、喜んでくれるだろうか。一抹の不安が過ぎる。
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