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1章 始まりの高2編

続・愛の交歓会

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 いよいよ、八千代とりっくんの出番が来た。順番はジャンケンで決めたらしく、まずはりっくんから。
 りっくんは、言葉では僕を気遣ってくれるのだが、気がつけば強引にマイペースに進めてゆく。それも頬を紅潮させ、嬉々として迫ってくるのだから断れない。

「ゆいぴ、そろそろ大丈夫?」

 いつも通り気遣いながらも、横たわる僕に遠慮なく覆い被さり、顔の横に両手をついて迫ってくる。興奮しきった顔で上から覗かれ、恥ずかしさのあまり手繰り寄せた枕で顔を隠し頷く。
 りっくんの反り勃ったモノの先を、僕の厭らしい穴にあてがわれると、きゅうっと勝手に吸い付いてしまう。

「可愛いアナがヒクついてるんだけど。これ、欲しいってことだよね? いいよ、挿れてあげる」

りっくんは、恥ずかしい事をわざわざ言葉にしてしまう。俄然、変態っぽさが増す。けれど、それにさえ興奮してしまう僕もまた、どうしようもない変態なのだろう。

「んんっ····あっ、そこ、コリコリぃ····当たって、気持ちイィ····」

 先っぽを咥え込むと、カリを引っ掛け音を立てながら出し挿れする。ぐちゅっ、ぐぽっと恥ずかしい音が何度も何度も響く。

「やぁっ····りっくん、音立てないでぇ。恥ずかしいよ····」

「知ってる。けど、ゆいぴね、恥ずかしいとすっごく締まるんだよ?」

 動きと共に音も激しくなる。恥ずかしいだとか、つまらない事を気にする余裕などなくなるほど、快感が次から次へと押し寄せる。そして無情にも「顔見せて」と、枕を取り上げられた。りっくんだって、充分ドSだと思うのだけれど。

「あー····、エロいね。そんな顔見せられたら、俺イッちゃいそう」

 蕩けた瞳にハートが浮き上がっていそうな、尋常じゃないほどえっちな表情のりっくんに言われても困る。

「結人、俺のしゃぶってろ。あと、莉久の間抜け面より、お前の泣き顔が1番エロいからな」

 また八千代は、僕の表情から心を読む。

「誰が、間抜け面だよっ」

 りっくんは八千代に反抗しながら、意地悪な突き上げ方をする。

「やぁぁんっ······んぇっとね? りっくんも、八千代もぉっ、啓吾も朔もねぇ、僕のナカに居る時、すーっごくえっちな顔してるんだよ? んへへっ」

「ん゙っ······コイツ、ぽわぽわし過ぎだろ。どんだけイかせたらこうなんだよ」

「朔の所為でしっかりめにスイッチ入ってんじゃね?」

「だから休憩させたでしょ? ゆいぴのエロ情緒、不安定すぎだね。まぁ、それも可愛いんだけど」

「俺の所為なのか? すまねぇ」

「いやいや。ああなったのは朔の所為だけど、まぁ問題ないよ。結人はこうなっちゃうと可愛いさ増すだけから」

「そうなのか。まぁ、確かに可愛いな」

「マジで可愛さ振り切ってんな。俺も早く挿れてぇ。ほら結人、裏筋も····ん、それいいな。舌もっと動かせるか?」

「おっひぃはぁむぃ(おっきいから無理)····」

「ん゙っ····ったくコイツ····おい、莉久! はよ替われや」

「うるせぇな。もうちょい待ってよ」

「莉久って、結人以外にはちょっと口悪いのよな~」

「あぁ? ゆいぴ以外に優しくする必要ないでしょ」

「はぁ~、重症だねぇ」

「莉久はどっか悪いのか?」

「うん。頭がね、結人で侵されてんの」

「····ああ、そういう事か。病気じゃないなら良かった」

「朔は天然炸裂しっぱなしだね。結人とは別で癒されるわ」

「てめぇら、うるっせぇんだよ。くっちゃべんなら他所でやれ」

「いや、俺らに当たんなよな。ちんこ痛てぇのわかるけどよぉ····って場野、顔やっば。血管キレそうじゃん」

「チッ····」

「んぇ、ぁに(何)? ぷはぁっ····八千代、どしたの?」

「んぁ? ああ、んでもねぇよ」

(そっか。僕の事、もっと滅茶苦茶にしたいんだ····)

 僕の口の中で、八千代Jrが朔並に大きくなっている。苦しさに対する恐怖と共に、抉られる快感と興奮した八千代の顔を想像してしまった。

 八千代は時々、愛撫やピストンをしながら舌打ちをする事がある。
 以前、勇者啓吾が理由を聞いて、僕たちは目を丸くした。優しくしたいのに、昂って加減がきかなくて、壊してしまいたくなる衝動を噛み殺しているんだとか。
 少し怖いが、その表情の雄々しさに、目も心も奪われてしまう。が、口に突っ込まれている時は、喉奥を潰されるかもしれないという恐怖心が勝っていた。
 しかしそんな事、頭がジンジン痺れている今の僕には、好奇心を擽る種にしかならない。喉を潰されたって、息ができなくたって、構わないとさえ思えた。

「八千代····あのね、喉····の奥まで、挿れていいよ」

「····は?」

「八千代のね、全部····根元までねぇ、食べたいの····」

「ゆいぴ、ずっるい····俺も今度、させてねっ」

「やんっ、りっくん強すぎ──んごっ、お゙っ····ぐゔっ、ぇ゙っ」

 八千代は無遠慮に、喉奥まで一突きに来た。嗚咽すらあげる余裕もなく。
 なぜ強請ったのか? 怖いもの見たさと言うか、単に、八千代がもっと欲しいと思ったからだ。
 だが、こんなに苦しいとは思わなかった。あまりの苦しさに、欲しがった事を少し後悔した。みんな、今まで優しくしてくれていたんだと痛感する。

「お前、マジでドMだな。苦しいの気持ち良んだろ? ははっ。あんま締めすぎっと、莉久の千切れんぞ」

「ゆいぴ、マジで千切れそ····ちょ、緩めて····動きづら····つか、ナカ締まりすぎてイきそう。場野、加減っ」

「知るかよ。千切られとけっ····あぁっ。コイツ喉マンもやべぇな。結人、奥で出すからな。吐くなよ····うっ、んぁ····」

「ゆいぴ、俺もうイクね。ゆいぴも、イキっぱなしで辛いよね。イッ、くぅ····あぁっ」

 2人とも、全く遠慮もなしに僕のナカに注ぎ込む。と同時に、朔と啓吾も僕のお腹にぶっかけてきた。いつからか、セルフで楽しんでいたらしい。

「んふぁ······待ってぇ、んっ、まだ、ビクッてしちゃう····んぅ······」

「んっ····結人、汚して悪ぃ」

 朔が謝ってくれたが、その恍惚な表情だけで、僕はまた下半身を熱くしてしまう。

「大丈夫だよ、朔。でも、ゔぅ゙ー······皆、自由が過ぎるよ····」

「結人ねぇ、男子高校生の精力舐めてるでしょ。こんな可愛い生き物のやらしいトコ見てたら何発でも、朝まででもできるよ?」

「ん? ねぇ、僕も男子高校生なんだけど」

「そう····そう言やそうだったなぁ。でも、結人はまたちょっと違う次元の生き物なんだよ」

「何それぇ····」

「ゆいぴ、啓吾のバカは今に始まったことじゃないでしょ? はい、水飲んでね」

「ありがとう、りっくん」

 八千代の精液が、喉に引っ掛かっているような感じがしていたのでありがたい。しかし、濃くてドロっとしたそれは、少量の水では流しきれていない気がする。
 喉の奥で八千代の苦さを感じて、自分でも顔が緩んでいることを自覚する。ふと、頭上の八千代を見ると、まだ息が荒い。

「人をバカ呼ばわりするんじゃありません~。つーかさぁ、冷房つけててもこんだけヤッてたら暑いな~」

「確かに、熱気が凄いな。場野なんて、湯気が出てるぞ」

「何言ってんの、朔····ん? わぁ····ホントだ。····そんなに? 八千代、どうしたの?」

 僕の頬を両手で抑えたまま、顔を覗き込んでくる八千代。その、淫欲の治まらない雄々しい表情に、些か恐怖心が過ぎった。
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