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1章 始まりの高2編
愛の交歓会
しおりを挟むせっかく良い雰囲気で終わろうとしていた、夏休み最終日。陽も落ちてきて、身体の火照りも少し落ち着いてきたというのに、再び熱を帯び始めたのだった。
事の発端は、啓吾の軽率な一言だった。
「1回さぁ、順番じゃなくていっぺんにさ、全員で結人犯してぇな~」
「ちょっと啓吾、怖い事言わないでよ······。僕、順番でもいっぱいいっぱいだよ?」
「俺は結人をひたすら、乱れ狂わせたいの!」
「僕は遠慮したいよ」
「大畠の気持ちはわかるけど、流石に無理だろ。結人、本当にイキ死んじまうぞ? ····けど、正直やってみてぇな」
「確かに。朔のデカチンじゃ、ゆいぴキツイかもね。でも、俺もやってみたい気持ちはある」
「いや、1発ずつくらいなら大丈夫だろ。こいつ、素質があったんかは知んねぇけど····そこそこ絶倫だし淫乱だもんなぁ」
八千代が僕をベッドに押し倒し跨ると、舌なめずりをして言った。
「ほら、こんだけでもう勃ってんぞ」
「それは、八千代が····えっちだからでしょ····」
「けどまぁ、流石に1回ずつが限度だろ。4人相手にすんだし。俺は結人に、あんま負担掛けたくねぇ」
「朔は結人に負けず劣らず、真面目な良い子だよなぁ。····あ、そっか! 俺らがこれから体力作りさせて、もっと耐えれるようにすればいいんじゃね?」
「「「それだ」」」
(どれだよ。現状で耐えられる程度でお願いしたいんだけどな······)
「結人、明日から俺と一緒にランニングすんぞ」
「八千代、その辺すっごいストイックだもんね。その身体見てたらわかるよ。僕、絶対ついて行けない」
「これはまぁ、筋トレは日課だしな。毎朝2キロは走ってっけど、それとは別で、ちゃんとお前のペースで走らせてやっから頑張れ」
「うーん····、ちょっと走ってみようかな。てゆうか、僕以外みんな筋トレしてるよね」
「まあな。結人にだらしねぇ身体は見せらんねぇと思って」
「朔は真面目過ぎな。まぁ俺は、見せ筋だけどそれなりにな」
「俺は、ゆいぴの為だけの身体だからね」
「え、ちょ、はぁ? みんな、僕の為に身体作ってんの? 信じらんない····」
「だって、なぁ····。好きな奴にはベストな状態見せたいじゃん? 皆そんなもんなんじゃねぇの?」
「ゆいぴ、俺の腹筋触ってみてよ。最近、しっかり割れてきたんだよ」
「俺はとっくに割れてんぞ。結人、触ってみるか?」
「場野って、地味に莉久に張り合うよな。あー、俺もまだちゃんと割れてねぇな····頑張ろう」
「俺の身体そこそこ仕上がってんぞ。触ってみてくれ。良い筋肉だから」
「あははっ。触ってみてとか、なんか朔、変態っぽーい」
「いいから、ほら。腹筋、どうだ?」
「わぁ····硬いね。ね、ちょっと、待って、そこは····」
掴まれた手が、どんどん下げられズボンに入ってしまった。否応なく、朔の大きくなったモノに触れる。
「朔、抜け駆けすんなよな~」
そう言って、反対の手に啓吾のモノがあてがわれる。
「しゃーねぇな······。お前らちょい待て。一旦結人よこせ」
八千代が僕を担いで、浴室へと連れ立った。
「おい、場野。俺も一緒にいいか? 一応、手順を知っときてぇ。海ん時は、場野が洗浄した後だったからな」
「んぁ? ····勝手にしろ」
「ああ、ありがとう」
やはり、八千代は朔に甘いんだ。ヤキモチとかではなく、純粋に微笑ましいと思ってしまうのが不思議だ。それはさて置き、八千代と朔にデロッデロにされてしまったわけだが、こんなのはまだ序の口だった。
「場野ってさぁ、朔にも甘いよな。なんで?」
「めんどくせぇ奴には絡まねぇし、害がねぇうちは無駄に逆らって荒立てねぇだけだ。ほら結人、ケツ向けろ····って動けねぇか」
「合理的だね。まぁ、朔のなせる技だよねぇ。ゆいぴの可愛さとは、また違った魅力なんじゃない?」
「場野、俺も解してぇ」
「お。お前、割かし手ぇごついから優しくな」
「おう。任せろ。優しさには自信がある」
「ははっ。なんだそれ」
「いや、あれは完全に甘やかしてるよ。結人と朔だけに甘いんだよ場野は」
「場野ってさ、朔の事も好きなの?」
「····はぁ? アホか、お前ら。俺が惚れてんのは結人だけだわ」
「結人、ここのコリコリしたとこ好きだよな」
「あっ、やぁっ、そこばっかりしないでぇ」
「でも、好きだろ? ほら、お前のちんこ、涎垂らしてんぞ」
「んんっ····指、激し····ダメッ、またイッちゃうぅ」
「いいぞ、いっぱいイッて」
「朔って案外ドSだよね。俺たまに、ゆいぴが心配になるんだけど」
「結人がドMだから成り立ってんじゃねぇの? 結人言葉責めとか、イキっぱとか好きじゃん?」
「結人は気持ち良い事に弱すぎんだよ。初めてん時も、初めとは思えねぇほどグッズグズだったしな」
「「へぇ~····」」
「あ? なんだよ、その鬱陶しい目は」
「別にぃ? ちょっと羨ましいなーっ思っただけですぅ」
「ゆいぴの処女は俺が欲しかったのに····やっぱ悔しいんだよ!」
「なぁ、俺が最初に挿れていいのか?」
朔がぽけっとした顔でしれっと聞いた。
「「ダメッ」」
りっくんと啓吾の声が揃う。
「最初は俺が····」
さも当然のように、八千代が挿れようとする。
「「ダメッ」」
またも、2人の声が揃った。
「今日は啓吾が先でいいよ」
「え、なんで? ジャンケンかと思ってたのに」
「宿題、ちゃんと頑張ったでしょ。それに俺、昨日ゆいぴの部屋でヤったし」
「はぁ゙!? んな話聞いてねぇぞ!」
「だって聞かれなかったも~ん」
八千代がキレている声が聞こえるが、そんな事よりもお尻がキュンキュンして切ない。早く、指よりも強い刺激が欲しい。
「ねぇ、順番なんていいよ····いいから、早くみんなの頂戴?」
みんなの、生唾を飲む音が聞こえた気がした。そこからはもう揉みくちゃと言うか、口も手もフル活用だった。お尻だけでも大変なのに、口も手もなんて、訳が分からなくなってしまう。
「結人、挿れるよ」
「うん、いいよ。早く、啓吾の欲しい····」
「加減してやれなくなるから、あんま煽んなって」
「ひぁぁっ! やっ、一気に、やんっ····そんなに、強く、打ち付けたら····も、イッちゃうぅ」
啓吾の遠慮のない突きは、本当にオナホになったみたいだ。この凌辱感が堪らない。僕って、本当にマゾなのかな····。
啓吾は好き放題に動いて、僕をしこたまイかせたところで、自分もラストスパートに入る。
「結人、ナカに出すぞ」
「んっ、いいよ。きて····」
「あぁっ、結人、愛してる····」
「結人、悪ぃ。俺もイクわ。飲めよ····んんっ」
僕の口を使っていた八千代も、同時に注ぎこんでくる。
「ふぅんっ、んぁっ····」
初めて、精液という物を飲んだ。ボヤける視界で、八千代の征服感に満ちた表情が見えた。
「ん゙くぁ····苦い」
「結人、次俺が挿れるぞ」
「んぇ? 朔、優しくしてね。朔のおちんちん大きいから、ゆっくり挿れてぇっ、んぐぅっ····はっ····んはぁっ······」
「煽る天才か、お前は。あー····やっぱキツいな。悪ぃ結人、気張ってくれよ」
「んお゙っ····あ゙っ、お゙ん゙っ····ダ····メ····また、奥入っちゃ····」
「大丈夫だ。いきなり奥挿れねぇから」
「でもっ、奥っ、ゴンゴンしてる゙っ」
「痛いか?」
「痛く、なっ····気持ち良すぎでぇっ、ひぁぁっ」
「ゆいぴ、奥好きだよねぇ」
「思った。奥ガン突きした時、締まりヤバかったもんね」
「そろそろ奥も、本格的に開発してくか。アイツ、喉奥も好きそうだしな」
「「あー、わかる」」
八千代とりっくんと啓吾が、何やら不穏な話をしているが、それどころではない。朔のモノが大きすぎて、裂けないのが不思議なくらいだ。太さも長さも本当にエグい。初めて挿れられた時は、本気で腕を挿れられたのかと思った。
3人は、他を相手にする余裕のない僕を気遣ってか、朔の番の時は横槍を入れてこない。その間、僕と朔を観察しては、あれこれ合議しているのだ。いや、あれは謀議と言っても過言ではない。
とにかく、朔がイクまでは僕だけがいっぱいいっぱいで、皆は暇を持て余している。だからと言ってはなんだが、全神経が朔に集中してしまう。
「朔っ、朔ぅ····まだ? 僕もう、無理っ····ずっと、イッてて、出るのっ、んっ、止まんない」
「あぁ、場野には悪いが、もっと出してもらうぞ。俺はまだまだ元気だ」
八千代のベッドは、僕がすぐに噴いちゃうから、シーツからマットまで防水製に替えてくれたらしい。
「ひぇっ····。あーっ、やぁ~~~っ、まだ出ちゃうっ、止めてっ、変になっちゃうよぉ」
「ゆいぴ、今日も潮止まんないね」
「アレは絶景だわ。あーあ、また勃ってきた」
「結人の泣き顔はマジでクるな」
「あー、場野もドSだもんな」
「お前らがヌルいんだろ」
「俺はゆいぴを泣かせたりしないの」
「いや、アイツ気持ち良すぎたら泣くだろ」
「そうだったね。ゆいぴはホント可愛すぎるね」
「そういやそうね。結人は泣き虫だな。可愛い!」
3人は、僕が可愛いとかくだらない事を言って暇を潰している。僕はそれどころじゃないのに。
「なぁ、アレそろそろ止めた方が良くない? 結人、息できてなくね?」
「おー、ありゃちょっとマズイな。おい、朔。そろそろやめろや。結人が苦しそ──」
「ん゙ぐぅあ゙ぁぁっ····入っ····奥゙っ····かはっ····」
「朔、マジでやめとけって。って、あー····ゆいぴ、大丈夫?」
「あ゙ーっ······ん゙ん゙ん゙っ····そこっ、あっ、きっ、もぢぃぃ····」
「ダメだ、結人トンでるわ。さっくん、やりすぎね!」
りっくんが止めに入っても、啓吾が注意しても、腰を止められない朔はどんどん奥を突く。奥で、ぐぽぐぽと出入りしているのがわかる。こんなの、正気でいられるはずがない。
「悪ぃ。でももう、すぐ····くっ、はぁっ」
「おーおー、さっくんのイキ顔もエッロ」
最奥に出された朔の精液が、溢れることは無かった。そしてその上から、まだまだ注ぎ込まれる事になる。
だが、後に厄介なのが2人も残っている事など、頭からずっぽ抜けてしまうくらい、朔に抱き潰されてしまった。こんなにも深い快楽に溺れて、抜け出せなくなってしまうのではないかと思うと、途端に怖くなってしまう。
そしてこの後、小休憩を挟んで、朔に感化された2人が僕を襲う──。
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