crisis

よつば 綴

文字の大きさ
上 下
34 / 62

34.###

しおりを挟む

「芯····見にゃいれぇ······」

 そう呟く先生の顔は、見たことないくらい蕩けきってた。これが本来の先生で、先生の本性なのかな。まぁ、そんな事はどうでもいいや。
 多分、薬の所為なんだ。分かってる。けど、先生がエロすぎて目が離せない。俺だって、相当ヤバい状態なんだけど。
 イキ過ぎて脳が焼き切れそう。ちんこもケツも感覚おかしくって、それでも腹の奥でイクもんだから苦しいったらねぇの。

 にしても、奏斗のヤツすげぇ楽しそうに先生掘ってんな。うぜぇ。
 不思議と、今でも先生に突っ込みたいとは思わないけど、興味が無いわけでもない。
 でも、このふたりが絵になりすぎててAV見てる気分。あー、なんか他人事みてぇ。

 ぼんやりした頭ン中で、くだんねぇ事ばっか考える。先生を助けてやりたい。けど、ガキの俺にはどうする事もできない。つか、これ助けたほうがいいんだよな? 先生、めっちゃ気持ち良さそうなんだけど。はぁ、もどかしいな····。

 それよか限界。これ以上イッたら脳みそ死ぬわ。けど、声も出せないのにどうしろってんだよ。2人でイチャイチャやってるから、俺の事は完全放置だし。
 見てっと腹立つんだよな。いっそ、目隠しもしてくれたら良かったのに····。


 んな事考えてたら、不意に先生と目が合った。泣いてる先生を可愛いと思うんだから重症だ。

「芯··ごめんね····ごめっ、ん゙ん゙ん゙っ♡ はぁぁっ····奥゙イギュぅぅ!!」

 また首輪引っ張られて窒息イキしてる。いつもは俺の首絞めてイッてるくせに。
 かれこれ、何十分も見せつけられてんの。なんか、すげぇモヤモヤしてきた。俺も先生をイかせたい。

 ようやく俺に視線を向けた奏斗サン。汗だくで前髪を掻き上げて、無駄にエロいんだよ。先生、目ぇハートになってんじゃん。
 口の縄を解いて、涎がドロッと溢れた俺に聞く。

「芯クン、コイツにまた突っ込んでもらう? それとも、俺の欲しい?」

 先生の奥ガン突きしながら、ワケの分かんねぇ事言いやがって。先生に決まってんだろ。そう思ってるのに、口は思ってもない言葉を放った。

「どっち··も····欲しい······気持ち··良さそ····」

 え、今なんつった? 待て待て待て。ヤバくねぇ? 俺も薬盛られたっけ?

「あっはは、ちょっと聞いた? 芯クン、2本とも欲しいんだって。欲張りだねぇ」

「芯、奏斗さんのちんちんも欲しいの? 僕のだけじゃ··足りない?」

 寂しそうな顔で見てくる先生。そういう事じゃねぇよ、バカじゃねぇ? つぅか、俺は奏斗サンのなんか要らねぇんだって。
 なのに、俺は何も言えずにボーッと2人を見てる。もう、声出ねぇの。まだ前も後ろもヤバイかんな?

 奏斗さんは先生から抜け出ると、先生をベッドに投げ倒した。仰向けにして足を開かせて、俺に突っ込んでたバイブを先生のケツにねじ込んむ。勢いエグ····。あれで腹破れてねぇの?

「んお゙ぉ゙ッ····がっ··ん、はぁぁ··これこぇおっき····こんなの入ってたの? 芯、凄いねぇ」

 薬でアホになった先生は、俺の頭を撫でて褒めてくれた。嬉しくねぇけど。

「ほら、早く芯クンに挿れたげな。お尻ヒクヒクさせて待ってるよ~」

 奏斗さんは、俺を先生の上に乗せて挿れさせた。先生のもデケェから、バイブとそんな変わんないのに。待てよ。これに奏斗サンのが入んの?
 いやいや、絶対無理じゃん。

「芯クンのお尻、開いてあげて」

 先生は従順に従い、俺のケツを鷲掴んで力一杯開きやがった。そこに、奏斗サンの先端が当てられる。見なくても分かる。絶対入る余裕なんかない。
 けど、俺のケツはちんこの熱を感じた途端、くぱくぱ物欲しそうにしてる。自分でも分かるくらいに。

「挿れるよ。切れたらごめんねぇ。後で“先生”に舐めてもらいなね」

「や、待って、アンタらの2本とか無理だって! ケツ死··ぬ゙ぅッ····ぐ··ぁ゙····」

 俺の言葉なんか全く聞く気のない奏斗サンは、容赦なく無理矢理ねじ込んだ。絶対裂けてる。ケツが燃えてるみたいにあちぃ。

「芯クーン、息吐いて? キツすぎて痛い」

「知··ら、ねぇよ」

 悪態をつくとケツを引っぱたかれる。衝撃でイッて緩んだら『じょーず♡』とか語尾にハートつけて言うの。まんまとコントロールされてんの、めちゃくちゃムカつく。
 けど、その所為で身体はイイ感じに仕上がってる。もっと奥を抉って欲しくて、もっと快感が欲しくて、気ぃ抜いたら一瞬で心が折れそうだわ。
 俺がしっかりしなきゃ、先生と一緒に堕ちちゃうじゃん。そしたら奏斗サンの思うツボだろ。それだけは絶対に嫌だ。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話

あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハンター ライト(17) ???? アル(20) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後半のキャラ崩壊は許してください;;

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...