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6.*****
しおりを挟む四つ這いにした芯の、白く美しい背中を見ながら犯す。そこには、僕の愛の証が沢山散りばめられていて、数日前につけたものが色を変えて鮮やかに映えている。
僕は愛らしいお尻に爪を立て、芯が痛がるまで食い込ませる。
「痛いつってんだろ! ぁんで毎回ケツ握るんだよ!?」
「この爪痕、明日も残ってるでしょ?」
「······だから?」
「あぁ、昨日も愛し合ったんだなぁって、思えるのがイイんだよ」
「んっとにキモイな。別にぃ゙っ!! ってぇ··。チッ····毎日ヤルつもりないんだけど」
反抗的な芯は可愛いけれど、舌打ちはいただけない。さらに爪を食い込ませ血を滲ませる。
「いぁ゙ッ」
「毎日ナカ綺麗にしてくるくせに?」
「それはっ····健康維持の為で····」
俯き見せる首筋が赤くなってゆく。これはアレの合図なのだろうか。
「はは、ストイックだねぇ。そういう事にしておいてあげるけど、芯はおバカなのかな? 凄く可愛いね」
芯は、再び強がりを並べ立てようと思ったのだろう。項垂れていた頭を上げようとする。だから、僕はそれを押さえつけ、首の付け根に食いついた。
ちゃんと、襟で隠れる位置だ。文句の言われようがない。
「ゔンっ···ぐぅ····い゙··っでぇ····」
僕が噛むと、芯は痛みに耐えきれず涙を浮かべる。そして、泣きながら必ず達する。とんだ変態だ。
一度、芯が僕の脇腹に噛みついた事があった。いつも、自分ばかり泣かされているのが気に食わなかったのだろう。
容赦なく喰い千切ろうとする芯。あまりの痛みに、芯の髪を掴む手に力が籠る。
芯のふっくらした唇に、僕の血が少し付着している。芯はそれを腕で拭い、もう一度噛みつこうとした。かっこいい芯。
僕が『もうダメだよ』と言うと、自ら僕のペニスを咥えた。そして、したり顔で『喰い千切ってやろっか?』と言う。
これはお仕置きしなければと、そのまま喉奥まで捩じ込んでやった。足をバタつかせ焦る芯は、僕の心臓を締め付けるほど愛らしい。
僕が『噛めるのもなら噛んでみて』と言うと、芯は僕の太腿に爪を食い込ませた。泣きながら吐瀉物まみれになっている芯は情けなくて、お漏らししている時よりも可愛かった。
それ以来、芯は悪さをしなくなった。口ではまだまだ反抗を続けているが、行動に移すのは気が引けるのだろう。
どう考えたって、芯は噛むより噛まれる側だ。女の子を噛んだ事があると、自慢げに語っていた強気な芯はもう居ない。僕を喰らおうとする芯も、そろそろ消えてしまいそうだ。
けれど、それはまだまだ勿体ないので、もう少しだけ抗う隙を与えておこう。
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