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21. 誓い
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「まあ、おいしい~。これこれ、この味よ~」
「何やこれ!ホンマにおいしゅうて頬が落っこちそうや!」
エメの実を頬張るミレイユ様とエルカンさんの目は、きらきらと輝いている。エメの実を食べたことがあると言っていた女神様の舌を満足させることが出来て、ほっと胸を撫で下ろす。
「ミレイユ様、エルカンさん、相談に乗ってくださって、ありがとうございました」
「いいえ~。そんなことしか出来なくてごめんなさいね」
「全然です!謝らなきゃいけないのは僕の方です!先走ったせいで、皆に迷惑をかけてしまって…」
「こら~卑屈禁止や~」
俯いていて改めて反省していると、エルカンさんから頭に手刀を食らった。目を細めて怖い顔をする彼の横で、ミレイユ様は鈴の鳴るような声で笑っている。
「そうよドニ。色々あったけど、どれも些末なこと。心配はしたけど、迷惑をかけられたなんて欠片も思っていないわ。一人でエメの木を育てたなんて、とてもすごいことよ。もっと自分のことを誇ってちょうだい」
女神様に両頬を手で包みこまれて、笑いかけられる。柔らかく慈愛に満ちた笑みと優しい言葉が嬉しくてたまらなくて、心がふわふわとした。
「あ、あのミレイユ様、エメの実を収穫してたら、突然果実が全て枯れて種だけになっちゃったんです!木自体には何もないのに…。結局、取れたのはこれだけなんです。これも、そのうち枯れちゃうんでしょうか…?」
「ああ、エメの実は収穫した瞬間から枯死が始まるの。枝から切り離した分は大丈夫だから安心してちょうだい。そして一度実がなった成樹は二度と実をつけることはないの。これもエメの木が普及せずに廃れてしまった要因のひとつね」
手の中にある実は大丈夫と聞いて安心するも、同時に悲しさに見舞われた。果樹園で働く皆にも振舞いたかったのに、とてもじゃないけど数が足りない。アニカとヤスミンの分は確保できるけど…。
「育てたんはドニや。余った分はドニが食べたらええ。あ、でもせっかくやから、もう一個もろてもええ?」
僕の呟きを聞いたエルカンさんにきっぱりと言われてしまう。どうぞ、と差し出しながらも、残念な気持ちでいっぱいだ。こんなにもおいしいんだから、皆で食べれたらもっとずっとおいしいと思うのに。
「皆、きっとその気持ちだけで十分って言うはずよ」
「せや。どうしても罪悪感で気が咎めて自分じゃ食べられへんっちゅうんやったら、俺が代わりに食べたるからいつでも言い」
「おい。それなら俺が食う」
ここまで隣で優しく見守ってくれていたロウシェさんが、どこか不満そうにこぼした。
「何やドニと両想いになった途端にでかい顔してからに。どうせ自分は散々食べたんやろ。俺に譲ってくれてもええやないか。恋のキューピッドやぞ」
「うるせえ。そりゃ感謝してる部分はあるけど、やり方なんざ他にもあっただろうが」
「ロウシェさん、エルカンさん…!?」
すごい剣幕でお互いの胸倉を掴む二人の眷属にぎょっとする。女神さまはしなやかな指を口元にあてて、あらあらまあまあとは言うものの、そんなに動じていないようだった。
「ハアーッ。俺の助けがなかったら、いつまでも片思いこじらせて告白もできひんような万年ヘタレの癖によう言うわ」
「それこそ余計なお世話だっての!お前ドニの教育係だろ。自分の見習いに怖い思いさせてまでくっつけようなんざ、正気の沙汰とは思えねえわ!下手したら一生の心の傷になってたかもしれねえんだぞ!」
「ロ、ロウシェさん、僕もう気にしてないですから…っ!」
「ドニ、危ねえからどいてろ」
どんどんヒートアップしていく喧嘩に慌てて間に入って、ロウシェさんにしがみついた。誤解だったことが分かって殴ったことを謝りに来たのに、これじゃ仲直りどころか余計に険悪な関係になってしまう。こっちを見て欲しくて必死に抱きしめる。けどロウシェさんは本気で怒っているようで、額には青筋が浮き出ていた。
どうしよう、どうしよう…!
泣きそうになっていると、突然凄まじい力によってロウシェさんの体が後ろに吹き飛んだ。彼にくっついた僕もろとも地面に叩きつけられるかと思ったけど、うまく浮力で衝撃を殺した眷属によってそうはならなかった。僕をぎゅっと抱きしめる彼は目を白黒させていて、僕と同じく状況を把握できてなかった。
振り返ると、エルカンさんは尻もちをついて座りこんでいた。
「…エルカン?ドニに怖い思いをさせたってどういうこと?一生の傷になってたかもしれない、ってどういうことかしら…?」
ミレイユ様は微笑んでいるけど、発せられている雰囲気がとても重々しかった。空気までひりついている感覚がする。女神様のこんな様子を見るのは初めてで、体が小さく震えた。
笑ってるのに怖い…!
エルカンさんも思うところは同じなようで、見る見るうちに顔が青ざめていく。
「あー…えっとミレイユ様、それは…事情があって…」
「その事情、聞かせてもらえるかしら?」
小さく悲鳴をあげるエルカンさんと同じく、僕の喉も引き攣った。
結局誰もミレイユ様の圧に耐えられるはずがなく、洗いざらい話す羽目になってしまった。僕がロウシェさんのことを思って自慰をしたことも、敬愛する女神様に知られてしまった。話の流れ上、飛ばせない部分ではあったのはわかるけど、恥ずかしくて恥ずかしくて、どこかに消えてしまいたかった。
だけどミレイユ様にがっちりと抱きしめられて、逃げることなんて到底許されそうになかった。
エルカンさんが僕に性的に触ることでロウシェさんへの恋心を自覚させるための力技だった、都合よくロウシェさんが居合わせるように呼びつけておいた、と話すのも全く頭に入ってこない。
「まあ!ドニ、とても怖かったでしょう。かわいそうに…」
「ふぎゅ!」
きつく抱きしめられて、ミレイユ様の胸に顔を埋める形になった。豊満な胸によって呼吸がせき止められる。窒息しそうになりながらも、どうにかもがいて顔を出した。
「ミレイユ様、あの、僕全然気にしてなくて…。そもそも僕が鈍くさくてうじうじしてたからいけないんです」
あまりエルカンさんを責めないでください、と言うと、悲しそうにうなだれるエルカンさんの目が輝いた。
「俺は可愛いドニが悩んでるのが見てられんくて、ロウシェは仲ええ友人やし、二人の為に一肌脱いだろと思って…協力のつもりやってん!誓って他意はなかったんや!」
「……まあ、俺がドニへの告白にビビッてたのも悪いしな…。エルカンだけを責めることはできねえけど」
すっかり憔悴したエルカンさんの隣で、ばつの悪そうなロウシェさんが頭をかいている。さすがに売り言葉に買い言葉で言い過ぎたと、反省しているように見えた。
女神様は二人を順番に、それから最後に僕を見た。
「…ドニは本当にもう気にしてないのね?強がらずに、本当のことを話してくれて大丈夫よ?」
「本当です!」
「エルカンは本当に自分の担当見習いのことが大好きだから、これからも抱きしめたり頬にキスしたりすると思うけど……」
「大丈夫です!僕、変わらずエルカンさんのこと大好きです!」
ミレイユ様の腕の中から飛び出して、正座しているエルカンさんに自分から抱きついた。彼に触れられても何ともないと証明するためだ。感激した様子の自分の教育係にすぐに抱きしめられる。もう本当に何とも思わない。エルカンさんが僕のことを思ってしてくれたのは十分承知しているし、ロウシェさんに上書きもしてもらったから。
視界の端で、面白くないとばかりにロウシェさんが唇を尖らせているのが見えた。
「ドニがそう言うのであればいいけれど…。エルカン、もうおいたは駄目よ?」
僕に頬擦りしながら、エルカンさんが何度も頷く。ところで、と女神様は今度は風神の眷属の方を向いた。
「ロウシェくん、ドニのこと頼んだわね。果樹園で働く皆、ドニのことが大好きなの。ずっと想ってくれていたあなたなら、きっと大切にしてくれると信じているわ。もし万が一、ドニを悲しませたり泣かせるようなことがあれば……」
ミレイユ様の桃色の美しい髪が空気中に広がり、逆立つ。笑顔なのに有無を言わせない迫力があって、思わずエルカンさんにしがみつく。凄まれたロウシェさんの顔はこわばって、口端がひくついているのが見えた。
「しません!俺の命に誓って、生涯をかけて幸せにします」
真摯な言葉と態度で、ロウシェさんはミレイユ様の顔を真っ直ぐ見据えて、きっぱりと言い放った。エルカンさんが口笛を鳴らす。女神様は嬉しそうに微笑んで頷いている。
僕はと言うと、カチコチに固まっていた。少し恥ずかしかったけど、それ以上に嬉しさと感激で胸がいっぱいで、今すぐにでもロウシェさんに抱きつきたくなった。
「何やこれ!ホンマにおいしゅうて頬が落っこちそうや!」
エメの実を頬張るミレイユ様とエルカンさんの目は、きらきらと輝いている。エメの実を食べたことがあると言っていた女神様の舌を満足させることが出来て、ほっと胸を撫で下ろす。
「ミレイユ様、エルカンさん、相談に乗ってくださって、ありがとうございました」
「いいえ~。そんなことしか出来なくてごめんなさいね」
「全然です!謝らなきゃいけないのは僕の方です!先走ったせいで、皆に迷惑をかけてしまって…」
「こら~卑屈禁止や~」
俯いていて改めて反省していると、エルカンさんから頭に手刀を食らった。目を細めて怖い顔をする彼の横で、ミレイユ様は鈴の鳴るような声で笑っている。
「そうよドニ。色々あったけど、どれも些末なこと。心配はしたけど、迷惑をかけられたなんて欠片も思っていないわ。一人でエメの木を育てたなんて、とてもすごいことよ。もっと自分のことを誇ってちょうだい」
女神様に両頬を手で包みこまれて、笑いかけられる。柔らかく慈愛に満ちた笑みと優しい言葉が嬉しくてたまらなくて、心がふわふわとした。
「あ、あのミレイユ様、エメの実を収穫してたら、突然果実が全て枯れて種だけになっちゃったんです!木自体には何もないのに…。結局、取れたのはこれだけなんです。これも、そのうち枯れちゃうんでしょうか…?」
「ああ、エメの実は収穫した瞬間から枯死が始まるの。枝から切り離した分は大丈夫だから安心してちょうだい。そして一度実がなった成樹は二度と実をつけることはないの。これもエメの木が普及せずに廃れてしまった要因のひとつね」
手の中にある実は大丈夫と聞いて安心するも、同時に悲しさに見舞われた。果樹園で働く皆にも振舞いたかったのに、とてもじゃないけど数が足りない。アニカとヤスミンの分は確保できるけど…。
「育てたんはドニや。余った分はドニが食べたらええ。あ、でもせっかくやから、もう一個もろてもええ?」
僕の呟きを聞いたエルカンさんにきっぱりと言われてしまう。どうぞ、と差し出しながらも、残念な気持ちでいっぱいだ。こんなにもおいしいんだから、皆で食べれたらもっとずっとおいしいと思うのに。
「皆、きっとその気持ちだけで十分って言うはずよ」
「せや。どうしても罪悪感で気が咎めて自分じゃ食べられへんっちゅうんやったら、俺が代わりに食べたるからいつでも言い」
「おい。それなら俺が食う」
ここまで隣で優しく見守ってくれていたロウシェさんが、どこか不満そうにこぼした。
「何やドニと両想いになった途端にでかい顔してからに。どうせ自分は散々食べたんやろ。俺に譲ってくれてもええやないか。恋のキューピッドやぞ」
「うるせえ。そりゃ感謝してる部分はあるけど、やり方なんざ他にもあっただろうが」
「ロウシェさん、エルカンさん…!?」
すごい剣幕でお互いの胸倉を掴む二人の眷属にぎょっとする。女神さまはしなやかな指を口元にあてて、あらあらまあまあとは言うものの、そんなに動じていないようだった。
「ハアーッ。俺の助けがなかったら、いつまでも片思いこじらせて告白もできひんような万年ヘタレの癖によう言うわ」
「それこそ余計なお世話だっての!お前ドニの教育係だろ。自分の見習いに怖い思いさせてまでくっつけようなんざ、正気の沙汰とは思えねえわ!下手したら一生の心の傷になってたかもしれねえんだぞ!」
「ロ、ロウシェさん、僕もう気にしてないですから…っ!」
「ドニ、危ねえからどいてろ」
どんどんヒートアップしていく喧嘩に慌てて間に入って、ロウシェさんにしがみついた。誤解だったことが分かって殴ったことを謝りに来たのに、これじゃ仲直りどころか余計に険悪な関係になってしまう。こっちを見て欲しくて必死に抱きしめる。けどロウシェさんは本気で怒っているようで、額には青筋が浮き出ていた。
どうしよう、どうしよう…!
泣きそうになっていると、突然凄まじい力によってロウシェさんの体が後ろに吹き飛んだ。彼にくっついた僕もろとも地面に叩きつけられるかと思ったけど、うまく浮力で衝撃を殺した眷属によってそうはならなかった。僕をぎゅっと抱きしめる彼は目を白黒させていて、僕と同じく状況を把握できてなかった。
振り返ると、エルカンさんは尻もちをついて座りこんでいた。
「…エルカン?ドニに怖い思いをさせたってどういうこと?一生の傷になってたかもしれない、ってどういうことかしら…?」
ミレイユ様は微笑んでいるけど、発せられている雰囲気がとても重々しかった。空気までひりついている感覚がする。女神様のこんな様子を見るのは初めてで、体が小さく震えた。
笑ってるのに怖い…!
エルカンさんも思うところは同じなようで、見る見るうちに顔が青ざめていく。
「あー…えっとミレイユ様、それは…事情があって…」
「その事情、聞かせてもらえるかしら?」
小さく悲鳴をあげるエルカンさんと同じく、僕の喉も引き攣った。
結局誰もミレイユ様の圧に耐えられるはずがなく、洗いざらい話す羽目になってしまった。僕がロウシェさんのことを思って自慰をしたことも、敬愛する女神様に知られてしまった。話の流れ上、飛ばせない部分ではあったのはわかるけど、恥ずかしくて恥ずかしくて、どこかに消えてしまいたかった。
だけどミレイユ様にがっちりと抱きしめられて、逃げることなんて到底許されそうになかった。
エルカンさんが僕に性的に触ることでロウシェさんへの恋心を自覚させるための力技だった、都合よくロウシェさんが居合わせるように呼びつけておいた、と話すのも全く頭に入ってこない。
「まあ!ドニ、とても怖かったでしょう。かわいそうに…」
「ふぎゅ!」
きつく抱きしめられて、ミレイユ様の胸に顔を埋める形になった。豊満な胸によって呼吸がせき止められる。窒息しそうになりながらも、どうにかもがいて顔を出した。
「ミレイユ様、あの、僕全然気にしてなくて…。そもそも僕が鈍くさくてうじうじしてたからいけないんです」
あまりエルカンさんを責めないでください、と言うと、悲しそうにうなだれるエルカンさんの目が輝いた。
「俺は可愛いドニが悩んでるのが見てられんくて、ロウシェは仲ええ友人やし、二人の為に一肌脱いだろと思って…協力のつもりやってん!誓って他意はなかったんや!」
「……まあ、俺がドニへの告白にビビッてたのも悪いしな…。エルカンだけを責めることはできねえけど」
すっかり憔悴したエルカンさんの隣で、ばつの悪そうなロウシェさんが頭をかいている。さすがに売り言葉に買い言葉で言い過ぎたと、反省しているように見えた。
女神様は二人を順番に、それから最後に僕を見た。
「…ドニは本当にもう気にしてないのね?強がらずに、本当のことを話してくれて大丈夫よ?」
「本当です!」
「エルカンは本当に自分の担当見習いのことが大好きだから、これからも抱きしめたり頬にキスしたりすると思うけど……」
「大丈夫です!僕、変わらずエルカンさんのこと大好きです!」
ミレイユ様の腕の中から飛び出して、正座しているエルカンさんに自分から抱きついた。彼に触れられても何ともないと証明するためだ。感激した様子の自分の教育係にすぐに抱きしめられる。もう本当に何とも思わない。エルカンさんが僕のことを思ってしてくれたのは十分承知しているし、ロウシェさんに上書きもしてもらったから。
視界の端で、面白くないとばかりにロウシェさんが唇を尖らせているのが見えた。
「ドニがそう言うのであればいいけれど…。エルカン、もうおいたは駄目よ?」
僕に頬擦りしながら、エルカンさんが何度も頷く。ところで、と女神様は今度は風神の眷属の方を向いた。
「ロウシェくん、ドニのこと頼んだわね。果樹園で働く皆、ドニのことが大好きなの。ずっと想ってくれていたあなたなら、きっと大切にしてくれると信じているわ。もし万が一、ドニを悲しませたり泣かせるようなことがあれば……」
ミレイユ様の桃色の美しい髪が空気中に広がり、逆立つ。笑顔なのに有無を言わせない迫力があって、思わずエルカンさんにしがみつく。凄まれたロウシェさんの顔はこわばって、口端がひくついているのが見えた。
「しません!俺の命に誓って、生涯をかけて幸せにします」
真摯な言葉と態度で、ロウシェさんはミレイユ様の顔を真っ直ぐ見据えて、きっぱりと言い放った。エルカンさんが口笛を鳴らす。女神様は嬉しそうに微笑んで頷いている。
僕はと言うと、カチコチに固まっていた。少し恥ずかしかったけど、それ以上に嬉しさと感激で胸がいっぱいで、今すぐにでもロウシェさんに抱きつきたくなった。
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