盗みから始まる異類婚姻譚

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番外編

続ハプニングダブル④

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 あっという間に、リュカは一糸まとわぬ姿にされていた。煌々と明かりが灯っている中で、まじまじと蘇芳に見下ろされている。まるで全身を舐め回すかのような視線が恥ずかしくてたまらない。無意識に腕で顔を隠し、体を丸めるように足を閉じる。

「おい、隠すな」

 膝を掴まれ、足を割り開かれる。先程のキスで勃起した性器が丸見えになる。

「ほらリュカ、夢の中に何された?言えって」
「うゔ~……」

 蘇芳に急かされるも、どうしても羞恥が先行してしまい言葉を紡げない。出てくるのは唸り声だけだ。体側につかれた腕がまるで檻のように思えた。羞恥にまみれながらも、リュカに逃げるつもりは毛頭ないのだが。
 夢の中で蘇芳にされたことを言葉にして伝えるなど、リュカからすれば難易度が高すぎる。自分の思っていることがイメージとして蘇芳に伝われば手っ取り早いのに、なんて都合のいいことを考えた。

「…まあ相手が俺となれば、大体想像はつくけどな。俺がしてえと思ったことをすりゃあ、大体網羅できんだろ」
「え…」
「まずは胸だろ」
「…ンッ」

 大きな手が肌の上を滑り、乳首を摘まむ。人差し指と親指でころころと転がすように触られ、体が跳ねる。

「それにチンコは絶対舐められたろ。俺、お前のしゃぶるの好きだし」

 今度は性器に触れられる。蘇芳の手が触れる箇所から熱が発生して、快感へと変換されていく。
 卑猥なことを言われて、顔が熱くなる。きっと真っ赤になっているだろう。確認を求めるようにじっと見つめられ、リュカは小さく頷いた。
 どうしてこうも恥ずかしげもなく堂々とそんなことを言えるのか不思議で仕方がなかった。

「なら、ここはどうだ?リュカが嫌がるのが分かってるから、舐めたことねえけど」
「……っ!?」

 蘇芳が次に触れたのは、尻の穴だった。驚きに目を見開きながらも、リュカは激しく頭を左右に振って否定する。

「あいつらがしてねえなら、やりてえけど。…やっぱ、嫌か?」
「む、ムリっ!ムリムリっ!」

 予想外の発言に、リュカはひどく動揺した。彼の中にはそんなところを舐めるなどと言う発想すらなかったのだ。激しい拒絶にあった赤鬼は心底残念そうに肩を落とした。その姿に、少年は我が目を疑うとともに信じられない気持ちになる。

「なっ、なんでそんなとこ、舐めたいとか…!」
「あン?好きな奴の体、隅から隅まで可愛がってやりたいとか普通だろ」

 分かり切ったことをなぜ聞くのかとでも言わんばかりに、蘇芳は器用に片眉だけを吊り上げた。まるでリュカの方がおかしなことを言っているかのような反応に、戸惑う。赤鬼からの愛情が伝わってきて嬉しいのだが、何とも言えずに複雑な気持ちになるが、それとこれは別だ。嫌なものは嫌だ。
 汚いから、と諫めても納得してくれなさそうな気配を感じ、リュカは思考をフル回転させて彼が諦めてくれそうな理由を探した。

「で、でも!蘇芳がそこ、舐めたら…俺、キスしたくなくなる…っ!」

 どうにかこうにか頭をひねってようやく口から飛び出したのは、論理も何もないただの感情的な理由だった。だが、一度あふれてしまったものは留まるところを知らない。もはやヤケクソだ。

「俺、…もっと蘇芳と、キス、してえのに…っ!舐めちゃ、嫌だ…!」

 言い切った後、妙な静けさに包まれた。
 呆気に取られる蘇芳の反応に、やってしまったとリュカは思った。頭の悪い内容にきっと呆れているのだ。恥ずかしくて、両手で顔を覆う。穴があれば埋もれたかった。
 羞恥に身悶えしていると、顔に影が差した。手を剥がされる。

「…分かった。しねえ。俺もキスしてえし」

 赤鬼の親指が唇を撫でてくる。まるで弾力を確かめるかのように、ふにふにと触られた。

「それ以外の方法で、全力で愛してやる」
「んっ」

 唇を啄まれた。深い口づけを受けるのかと思ったが、予想に反して赤鬼は離れていった。首に唇が落ち、肌を吸われるとちくりとした痛みが走る。
 蘇芳の唇は首から鎖骨へと移り、胸、腹へと下っていく。辿った痕跡を残すかのように、肌を吸われた後には赤い痕が残っている。

「…あ、ぁ…ふ…」

 くすぐったさと少しの痛みを感じるも、全て快感へと変換されていく。久しぶりの触れ合いに、体が喜びを感じてひどく敏感になっているのがわかる。伴侶からもたらされる愛撫を、少しもとりこぼすまいとするかのように。

「…ンぅ、ふ…うぅ…」

 腿にも丁寧に痕が刻まれていく。とても卑猥な光景だった。腹に反りかえるほどに勃起した己の陰茎は先端の穴から透明な液体を滝のようにこぼしている。それ越しに、内腿に口づける蘇芳の姿。
 肌に柔らかな感触を感じる度に、体が勝手にびくびくと震えてしまう。

「…ッあ!?」

 突然体を転がされ、うつ伏せにされてしまった。怖いことはしないとでも言うかのように頭を優しく撫でられ、うなじを吸われる。先程と同じように背中や腰に口づけが落ちる。

「…ひっ!?」

 何の前触れもなく尻を掴まれて左右に広げられたかと思うと、ふっと息を吹きかけられた。突然のことに驚き、後ろを振り返る。

「な、なな、なに…!?」
「いや、いつ見ても小せえ穴だなと思ってよ。この小せえ穴をいつもめいっぱい広げて俺のチンコ咥えてんのかと思うと、たまんねえよな」

 舌なめずりをする蘇芳に、リュカは小さく悲鳴を上げた。変態なのは知っていたが、改めて思い知らされたからだ。見るからに興奮している様子だが、全然理解できない。
 今にも舐めてきそうな雰囲気に、体が緊張して硬くなる。ぎゅっと力の入った尻を見下ろしながら、蘇芳はくつくつと愉しそうに笑った。

「ンな警戒しなくても、約束通り舐めねえって。でも尻は弾力があってうまそうだから、噛みたくなるな」
「え、ぎゃあっ!」

 蘇芳はそうぽつりとこぼすと、身をかがめてリュカの尻に噛みついた。力の加減された甘噛みではあるのだが、これまでにない刺激に下肢に力が入る。こわばって硬くなった尻の緊張をほぐそうとするかのように、尻肉を揉みしだかれている。

「…ぁ、す、すぉ…やめ、…ゃぅ…!」

 先程までの優しい手つきから一変して荒々しいものへ変わった。もみくちゃにされているのに気持ちいいと思ってしまう。うつ伏せの状態ではろくに抵抗らしいこともできず、されるがままだった。

「可愛いーケツ」
「ン、~…ッ」

 蘇芳の満足そうな呟きが聞こえる。優しく撫でられるお尻のいたるところが熱い。ジンジンとした甘い痺れが下腹へと流れていく。
 衣擦れの音が聞こえて、蘇芳が服を脱ぎ捨てるのが分かった。

「うあ!?つめたっ…!」

 熱を持った尻の間を襲う冷たさに、リュカは驚いた。振り返ると、赤鬼が瓶から惜しげもなく潤滑剤を上から垂らしている。それを尻の間や内腿に指で擦りつけていく。
 布団に顔を押しつけて呼吸を整えていたリュカだったが、あれ、と眉をひそめた。てっきり尻穴を解されるかと思っていたのだが、その気配がない。むしろ指よりも太く硬い熱が臀部に押しつけられる感覚がする。
 嫌な予感は当たっていた。赤鬼は腰にぶら下がっている凶器を、少年の尻のあわいに擦りつけていた。
 一瞬で血の気が引く。数え切れないほど抱かれているが、慣らしもなしでぶちこまれたら、さすがに壊れてしまう。

「蘇芳、嫌だ…!いくらなんでも入らないって!ちゃんと慣らして…っ!」
「リュカ、落ち着け。中に入れるわけじゃねえ」
「ぅえ…っ!?」

 そう言うと蘇芳は、ぴたりと閉じられたリュカの腿の間に屹立を差し入れた。挟みこませた状態で腰を動かし、抜き差しを開始する。

「なに…っ、これ…!?」
「素股。これはされてねえだろ?俺もしたことねえし。中に入れる方が断然気持ちいいしな」
「ッあ!」

 蘇芳が腰を打ち付けてくる。中に挿入されるのと全く違う刺激に見舞われる。赤鬼の熱塊が出たり入ったりする度に、潤滑剤まみれの腿が淫猥に形を変えるのが分かる。雁首や竿の部分で陰嚢を擦られると、尾てい骨から背中を快感が走る。

「…はー…お前の股、すべすべで気持ちいー…」
「あっ、あぅ、は…はぁっ」

 布団に額を擦りつけて喘いでいると、蘇芳が覆いかぶさって来る。わずかに呼吸の乱れた、欲にまみれた声を耳元で吹きこまれる。赤鬼が感じているのが伝わってきて、リュカまで気持ち良くなってしまう。
 挿入されるよりも滑りが良くて、蘇芳が下半身を動かす度に激しい音が響く。湿って粘ついた音、肌を打ちつける音。どれも耳を塞ぎたくなるくらいに恥ずかしかった。
 けれど、布団をぎゅっと掴む拳を上から大きな手で包みこまれて、捕らわれてしまう。

「…っあ、ァ…ゃ、ィく…!も、イく…ッ!」
「あー…俺もヤベェ…ッ」

 ぞくぞくとしたものが背骨を走って、リュカは達した。蘇芳の手をぎゅうと握り返す。息を詰める音が耳元で聞こえ、次の瞬間尻の間にある熱が大きく脈動した。勢いよく精液を放っているのが感じられて、リュカはまたびくびくと体を震わせた。
 自分に覆いかぶさっていた大きな体が大きく息を吐きながら離れていく。絶頂の余韻の中、息切れする呼吸を整えていると、また体をひっくり返された。

「たまには違うことすんのも悪くねえな、リュカ?こことは違う気持ち良さがあって」
「ん、ンく…っ」

 愉しそうに口角の吊り上げた唇に吐息を絡め取られる。唇を食まれながら囁かれ、ぬめりを纏った指が穴に触れてくる。先程放った自身の体液を塗りこめるかのように。

「なァ、リュカ。お前のここ、俺の指欲しがってんの分かるか?」

 濃厚なキスで蕩けた意識の中、強調するように指が窄まりをトントンと撫でる。内心首を傾げながら己のお尻に意識を集中させると、赤鬼の指が触れる度にそこがひくついていた。自分の意志ではなく、体が勝手に反応している。
 羞恥に呆然としていると、目の前の男がにやりと笑う。意地の悪い顔に、はっと我に返る。

「ち、ちがうっ!」
「照れんなって」
「照れてな、あっ!」

 抱きかかえるように背中に腕を回され、潤滑剤を足した指がゆっくりと中に入って来る。瞬く間に根元まで埋まっていく。
 蘇芳の意地悪な言葉のせいで意識せざるを得なくなる。待ち望んでいたとばかりに指を絞めつけているのが分かって、恥ずかしくてたまらない。リュカは心の中で悲鳴を上げていた。

「口より体の方がずっと正直だな」

 反論の言葉を吐こうとするも、唇をキスで塞がれてしまう。赤鬼に舌を吸われながら、少年は彼の足を蹴った。だが全くダメージを負っていないようで、くつくつと咽喉を鳴らして笑っている。蹴りを食らわせたリュカの方が痛いと思った。

「ふっ、ん…く」

 中でゆっくりと動く指に、体がぴくぴくと震える。浅い部分で抜き差しをしたり、性感帯を外した部分を指の腹で擦ったり…。丁寧なのか焦らしているのか分からないが、どちらにせよもどかしい気持ちに見舞われる。

「ぃじ、わる…すんな…っ!」

 じれったさに我慢が出来ず、リュカは蘇芳の唇を噛んで抗議した。赤鬼は一瞬目を丸くしたもののすぐにニヤリと笑った。

「はいはい。仰せの通りに」
「ぁっ、ん…~~ッ…!」

 途端に前立腺を擦られ、少年の口からは一際高い嬌声が漏れた。指が増え、先程とは打って変わって弱いところばかり責めてくる。気持ち良さに体がじんと痺れて、思考が鈍っていく。
 蘇芳の頭が胸へと移動した。熱く湿った口内で、乳首をちろちろと舌先で舐められる。愛撫にすぐさま反応して硬くなった乳首の弾力を楽しむかのように、弄られている。

「ひ、…あ…、ァ、…うっ…」

 相変わらず尻の中では蘇芳の指が入っている。胸と孔、両方を刺激されて、リュカはただ喘ぐことしか出来ずにいた。両手を布団の上に投げ出し、されるがまま快楽の声を上げ続ける。快楽を絶えず受け続けた体は酷く敏感になり、彼の赤い髪が肌に触れるだけでも感じてしまっていた。

「も、もう指いい…!十分柔らかくなったっ」

 身に覚えのある感覚にリュカはぎくりとした。上体を起こし、慌てて制止すると、赤鬼は怪訝そうに眉を顰めた。だがそれも一瞬のことで、すぐに意地の悪い顔に戻った。

「そんなに俺のが欲しいか?」
「ちが、ぅ…っ」

 口では否定しながらも、図星だった。リュカは蘇芳の指でイくのをもったいないと思っていたのだ。指でされるのも気持ちいいのだが、物足りなさを感じていた。どうせオーガズムに達するのであれば、蘇芳の熱を感じたいと。
 そんな恥ずかしいこと、リュカは口が裂けても言えないのだが、蘇芳はお見通しだった。

「へえ。じゃあ違うならまだ指でいいだろ?一週間ぶりだし、丁寧にしとかねえとな」
「やだって…!何回もイくの、しんどい…っ!」
「分かった。イかねえようにゆっくりしてやるよ」

 ゆっくりというのはすなわち、焦らされるということだ。リュカは下唇を噛みながら小さく唸った。
 少年はどうにか指を抜いてもらおうと奮闘したのだが、赤鬼の方が何枚も上手だった。蘇芳は微笑みを浮かべ、入口で指先を抜き差ししている。ぬぽぬぽと間抜けな音がリュカの耳にまで届く。
 微弱な快感が物足りない。もっと強く気持ちいい悦楽を味わっている体にはもどかしく辛い。

「リュカ、…言えよ」
「…言うって、なに、を…?」
「夢の中の俺じゃなくて、現実の俺が欲しいって」

 リュカは頬が熱を持つのを感じた。
 自分からねだるなんて、そんなはしたないことを言えるはずがない!とリュカは咄嗟に顔を背けた。だが顎に指がかかり、強制的に視線を合わせられる。
 じっと瞳をのぞきこんでくるその顔からは笑みが消えていた。真剣な表情で、赤い瞳が燃えるようなギラついた光を宿している。嫉妬に燃えるとともに、懇願するかのような眼差しにリュカは心臓が大きく拍動するのを感じた。必死さが垣間見える姿が可愛く思えて、不覚にもときめいてしまった。
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