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番外編
続ハプニングダブル①
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「…嘘、だろ…」
それが、驚きのあまり言葉を失った状態でどうにか絞り出した一言だった。目の前に広がる信じがたい光景に、リュカはあんぐりと口を開けた。
全くそっくりな人物が目の前にいる。蘇芳が二人。
「蘇芳が、俺が二人になる夢を見たとか言うからだ…!だから俺も影響されて変な夢見てんだ!」
竜と人間、二人に分かれた自分を抱いた楽しい夢を見たと蘇芳から聞いたのは、つい先日のことだ。浮気だ!と彼を罵ったことは記憶に新しい。もやもやとした気持ちを晴らすことが出来ず、今も絶賛喧嘩中で口をきいていない。
困惑するリュカは己に言い聞かせるようにきっぱりと言い放つと、体を丸めて寝転がった。変な夢から早く覚めるようにと願いながら、ぎゅっと目を閉じる。
だが、そう簡単にはいくはずもなかった。
「……っ!?」
「はいそうですかって寝かせると思ってんのか?」
耳元で囁かれる声にぞわりとしたものを感じて、反射的に肩をすくめる。目を開けると二人の蘇芳が下卑た笑みを浮かべながら、体に手を這わせてくる。赤鬼が何を求めているのかは一目瞭然だ。
「お、俺、しないからなっ。俺は蘇芳が二人に増えたからって、嬉しくもなんともねーし!」
膝裏から尻に向かって昇って来る手は叩き落し、寝間着を脱がそうとする手はつねり上げる。はっきりと拒絶の言葉を口にするも、二人の顔から笑みが消えることはない。
「そうか?内心本当は嬉しいんじゃねえの?愛しい旦那が二人に増えて」
「そんなわけな…」
「夢には、潜在的な願望が表れるって言うだろ。俺の夢の話を聞いて、妄想したんじゃねえか?で、それがこの結果だ」
胸をトン、と指で小突かれる。リュカは否定の言葉を紡げなかった。図星だったからだ。
毎晩あの夢見れねーかな、と何気ない赤鬼の呟きに腹が立って仕方がなくて、興奮であまり寝付けなかった。浮気じゃないと蘇芳は弁解していたが、相手が自分とは言え現実の自分を差し置いて夢の中の自分とセックスがしたいなんて、浮気以外のなにものでもない。肉体の接触はなくても、精神的な浮気として成立するとリュカは思っていた。
その時にふと赤鬼と自分の立場を置き換えてみたのだ。速攻で考えることを放棄したが。蘇芳一人でも前後不覚になるくらい快楽の渦に突き落とされるのに、それが倍増するとなると想像しただけで恐ろしくなってしまった。
「…っでも、俺、二人も欲しくない…っ!一人だけでいい…!」
リュカは寝間着を脱がそうとする目の前の蘇芳を見上げた。もう一人の蘇芳は反対側にいて、少年が抵抗できないよう両腕を押さえている。
「けど、肝心のソイツは夢の中で二人のリュカとよろしくやってんだろ?」
「それは…っ、そ…だけど…」
痛いところを突かれて、言葉に詰まってしまう。蘇芳の言葉が脳裏によみがえり、もやもやする胸がちくりと痛む。予想以上に傷ついた表情を浮かべていることに、当の本人は気が付いていなかった。
「ンな薄情な奴は捨て置いて、俺らと楽しいことしようぜ」
「…んッ」
腕を押さえつけていた蘇芳に顎を上げさせられると、口づけを受けた。唇を柔らかく食まれ、その気持ち良さに思わず息を吐くと、開いた隙間から舌が入って来る。顔が逆さまの状態でするキスはいつもと違う気持ち良さがある。
「…ぁ、んン…ッ」
口の中を舌でかき回されながら、もう一人の蘇芳に寝間着を脱がされる。四本の大きな手に無防備な肌を撫で回され、リュカの敏感な体はその度にぴくぴくと反応を示した。
「…ひっ、うぅ…」
乳首を指でつままれる。途端に胸から走った快感に、口づけを続けていられなくなってしまう。ふと自分の体に視線をやると、赤鬼が指で乳首をこねながら、体の至るところに唇を落としていた。胸板から腹部、その下へとくだっていく。唇が触れる部分が熱い。赤鬼の動きに目を離せないでいると、深い赤色の髪の隙間から見える赤い瞳と視線が交差すると、下腹部がきゅうと疼くのが分かる。それが伝わったのか、蘇芳はニヤリと口角を吊り上げた。
「…ゃ、あ、…ぁっ…!」
途端に、緩く勃起していた性器を口に含まれて、リュカの体はのけ反った。熱い湿った口内のあまりの気持ち良さに、頭が真っ白になる。無意識で足を閉じるが、即座に蘇芳に割り開かれてしまう。
体格の差ゆえか、少年の性器は蘇芳の口にすっぽりと飲みこまれていた。すっかり完勃ちした陰茎に、丹念に舌が這う。まるでどこを舐めているのかわからせるような、ゆっくりとした舌遣いにじわじわと快感を引きずり出されてしまう。
「…ァ、あぁあ…~…っ!」
喉奥をすぼめるように口の中で舌を絡められ、じゅぽじゅぽと下品な音が立つくらいに扱かれると、リュカは悲鳴じみた嬌声を上げた。
「いい反応。もっと啼けよ」
「…ンぁ…っ!?」
先程まで少年の口の中を犯していたもう一人の蘇芳が、胸に食いつく。指でこねられて刺激を受けた乳首は、ぷっくりと硬くなっていた。それが赤鬼の口の中で嬲られている。尖らせた舌先で弾かれ、押し潰すように舐められ……。ただの飾りでしかないものが、赤鬼の愛撫を受けたことですっかり卑猥な性感帯に作り替えられてしまった。
「…ひっ…!?か、噛まな…!」
「はは、悪ィ。うまそうだからつい食っちまいそうになる」
軽く歯を立てられ、ぴりっとした痛みが胸に走る。張本人を睨みつけるも悪びれる様子は一切なく、くつくつと咽喉を鳴らして笑っている。こっちの反応を楽しんでいるのが明らかだ。
途端、屹立を強く吸われて、リュカは目を見開いた。下肢に目を向けると、不満そうな表情の蘇芳がこっちを見ている。俺のことも忘れるな、とでも言わんばかりに激しくしゃぶられている。
「も、…でるっ。でるから、くち、離し…っ!」
「…出せよ。飲んでやる」
それが嫌だから離せって言ってるのに!
そう叫びたかったが、口をついて出てくるのは言葉を成さない嬌声だけだった。全身を襲う強烈な快感の波に抗うことが出来ず、リュカは絶頂を迎えた。蘇芳の口の中に出した精液も嚥下されていくのが咽喉の動きで分かってしまい、憤死しそうになる。
「あ゛ぅ…」
尿道に残った残滓すら、吸いつくされた。激しい射精に目を閉じていたが、余韻が治まって目を開けると涙が零れ落ちていく。
「はぁ、あ…むりっ、りょうほ、ぅ…ゃだ…っ!」
「嫌、じゃねーだろ。自分から胸押しつけてたじゃねーか」
「こっちも先走りダラダラで止まらなかったしな」
「…ゔぅ…ッ」
胸と性器、両方を責められていっぱいいっぱいなのを訴えるも、止めてくれそうな気配は微塵もない。むしろ耳を塞ぎたくなるような恥ずかしい言葉が倍になって返って来る。
まだ挿入にも至ってないのに、いつもよりも疲れてしまった。
「おい、代われよ。俺もリュカのしゃぶりてえ」
「あ?…しょうがねえな」
胸を弄っていた蘇芳が、もう一人の蘇芳を押しのける。射精して半勃ちになった性器を触られて、リュカは目を見開いた。
「む、無理!もう一回口でされるのとか、無理!」
「つれないこと言うなよ。こっちの蘇芳だけがしゃぶって、不公平だろ」
頭を振るリュカに、蘇芳は不愉快そうに顔を歪めた。
「けど、舐められすぎてチンコ溶ける…っ」
「なわけないだろ。夢の中だし、多少無茶してもそう簡単に壊れたりしねえよ」
「そうそう。こっちもな」
少年の精一杯の制止を無視して、蘇芳は内腿にキスマークを残していく。もう一人の蘇芳はにっこりと笑みを浮かべ、唾液まみれで赤くなった乳首をぐにぐにと指で押しつぶすように触っている。
ポジションを交換した二人の蘇芳に、リュカの顔がさあっと青ざめる。もう一度同じ愛撫を受け、イかされることを悟ったのだ。
蘇芳二人を相手に抵抗しようにも、激しい快楽に叩き落されて既に腰砕けで力が入らない。
「…て、手加減、してほしい…っ!」
「無理な相談だな」
「ああ、全力で愛してやるよ」
涙目のリュカの懇願に、目を丸くした二人の赤鬼は互いの顔を見合わせる。だが次の瞬間には、意地の悪い笑みを浮かべた。
それが、驚きのあまり言葉を失った状態でどうにか絞り出した一言だった。目の前に広がる信じがたい光景に、リュカはあんぐりと口を開けた。
全くそっくりな人物が目の前にいる。蘇芳が二人。
「蘇芳が、俺が二人になる夢を見たとか言うからだ…!だから俺も影響されて変な夢見てんだ!」
竜と人間、二人に分かれた自分を抱いた楽しい夢を見たと蘇芳から聞いたのは、つい先日のことだ。浮気だ!と彼を罵ったことは記憶に新しい。もやもやとした気持ちを晴らすことが出来ず、今も絶賛喧嘩中で口をきいていない。
困惑するリュカは己に言い聞かせるようにきっぱりと言い放つと、体を丸めて寝転がった。変な夢から早く覚めるようにと願いながら、ぎゅっと目を閉じる。
だが、そう簡単にはいくはずもなかった。
「……っ!?」
「はいそうですかって寝かせると思ってんのか?」
耳元で囁かれる声にぞわりとしたものを感じて、反射的に肩をすくめる。目を開けると二人の蘇芳が下卑た笑みを浮かべながら、体に手を這わせてくる。赤鬼が何を求めているのかは一目瞭然だ。
「お、俺、しないからなっ。俺は蘇芳が二人に増えたからって、嬉しくもなんともねーし!」
膝裏から尻に向かって昇って来る手は叩き落し、寝間着を脱がそうとする手はつねり上げる。はっきりと拒絶の言葉を口にするも、二人の顔から笑みが消えることはない。
「そうか?内心本当は嬉しいんじゃねえの?愛しい旦那が二人に増えて」
「そんなわけな…」
「夢には、潜在的な願望が表れるって言うだろ。俺の夢の話を聞いて、妄想したんじゃねえか?で、それがこの結果だ」
胸をトン、と指で小突かれる。リュカは否定の言葉を紡げなかった。図星だったからだ。
毎晩あの夢見れねーかな、と何気ない赤鬼の呟きに腹が立って仕方がなくて、興奮であまり寝付けなかった。浮気じゃないと蘇芳は弁解していたが、相手が自分とは言え現実の自分を差し置いて夢の中の自分とセックスがしたいなんて、浮気以外のなにものでもない。肉体の接触はなくても、精神的な浮気として成立するとリュカは思っていた。
その時にふと赤鬼と自分の立場を置き換えてみたのだ。速攻で考えることを放棄したが。蘇芳一人でも前後不覚になるくらい快楽の渦に突き落とされるのに、それが倍増するとなると想像しただけで恐ろしくなってしまった。
「…っでも、俺、二人も欲しくない…っ!一人だけでいい…!」
リュカは寝間着を脱がそうとする目の前の蘇芳を見上げた。もう一人の蘇芳は反対側にいて、少年が抵抗できないよう両腕を押さえている。
「けど、肝心のソイツは夢の中で二人のリュカとよろしくやってんだろ?」
「それは…っ、そ…だけど…」
痛いところを突かれて、言葉に詰まってしまう。蘇芳の言葉が脳裏によみがえり、もやもやする胸がちくりと痛む。予想以上に傷ついた表情を浮かべていることに、当の本人は気が付いていなかった。
「ンな薄情な奴は捨て置いて、俺らと楽しいことしようぜ」
「…んッ」
腕を押さえつけていた蘇芳に顎を上げさせられると、口づけを受けた。唇を柔らかく食まれ、その気持ち良さに思わず息を吐くと、開いた隙間から舌が入って来る。顔が逆さまの状態でするキスはいつもと違う気持ち良さがある。
「…ぁ、んン…ッ」
口の中を舌でかき回されながら、もう一人の蘇芳に寝間着を脱がされる。四本の大きな手に無防備な肌を撫で回され、リュカの敏感な体はその度にぴくぴくと反応を示した。
「…ひっ、うぅ…」
乳首を指でつままれる。途端に胸から走った快感に、口づけを続けていられなくなってしまう。ふと自分の体に視線をやると、赤鬼が指で乳首をこねながら、体の至るところに唇を落としていた。胸板から腹部、その下へとくだっていく。唇が触れる部分が熱い。赤鬼の動きに目を離せないでいると、深い赤色の髪の隙間から見える赤い瞳と視線が交差すると、下腹部がきゅうと疼くのが分かる。それが伝わったのか、蘇芳はニヤリと口角を吊り上げた。
「…ゃ、あ、…ぁっ…!」
途端に、緩く勃起していた性器を口に含まれて、リュカの体はのけ反った。熱い湿った口内のあまりの気持ち良さに、頭が真っ白になる。無意識で足を閉じるが、即座に蘇芳に割り開かれてしまう。
体格の差ゆえか、少年の性器は蘇芳の口にすっぽりと飲みこまれていた。すっかり完勃ちした陰茎に、丹念に舌が這う。まるでどこを舐めているのかわからせるような、ゆっくりとした舌遣いにじわじわと快感を引きずり出されてしまう。
「…ァ、あぁあ…~…っ!」
喉奥をすぼめるように口の中で舌を絡められ、じゅぽじゅぽと下品な音が立つくらいに扱かれると、リュカは悲鳴じみた嬌声を上げた。
「いい反応。もっと啼けよ」
「…ンぁ…っ!?」
先程まで少年の口の中を犯していたもう一人の蘇芳が、胸に食いつく。指でこねられて刺激を受けた乳首は、ぷっくりと硬くなっていた。それが赤鬼の口の中で嬲られている。尖らせた舌先で弾かれ、押し潰すように舐められ……。ただの飾りでしかないものが、赤鬼の愛撫を受けたことですっかり卑猥な性感帯に作り替えられてしまった。
「…ひっ…!?か、噛まな…!」
「はは、悪ィ。うまそうだからつい食っちまいそうになる」
軽く歯を立てられ、ぴりっとした痛みが胸に走る。張本人を睨みつけるも悪びれる様子は一切なく、くつくつと咽喉を鳴らして笑っている。こっちの反応を楽しんでいるのが明らかだ。
途端、屹立を強く吸われて、リュカは目を見開いた。下肢に目を向けると、不満そうな表情の蘇芳がこっちを見ている。俺のことも忘れるな、とでも言わんばかりに激しくしゃぶられている。
「も、…でるっ。でるから、くち、離し…っ!」
「…出せよ。飲んでやる」
それが嫌だから離せって言ってるのに!
そう叫びたかったが、口をついて出てくるのは言葉を成さない嬌声だけだった。全身を襲う強烈な快感の波に抗うことが出来ず、リュカは絶頂を迎えた。蘇芳の口の中に出した精液も嚥下されていくのが咽喉の動きで分かってしまい、憤死しそうになる。
「あ゛ぅ…」
尿道に残った残滓すら、吸いつくされた。激しい射精に目を閉じていたが、余韻が治まって目を開けると涙が零れ落ちていく。
「はぁ、あ…むりっ、りょうほ、ぅ…ゃだ…っ!」
「嫌、じゃねーだろ。自分から胸押しつけてたじゃねーか」
「こっちも先走りダラダラで止まらなかったしな」
「…ゔぅ…ッ」
胸と性器、両方を責められていっぱいいっぱいなのを訴えるも、止めてくれそうな気配は微塵もない。むしろ耳を塞ぎたくなるような恥ずかしい言葉が倍になって返って来る。
まだ挿入にも至ってないのに、いつもよりも疲れてしまった。
「おい、代われよ。俺もリュカのしゃぶりてえ」
「あ?…しょうがねえな」
胸を弄っていた蘇芳が、もう一人の蘇芳を押しのける。射精して半勃ちになった性器を触られて、リュカは目を見開いた。
「む、無理!もう一回口でされるのとか、無理!」
「つれないこと言うなよ。こっちの蘇芳だけがしゃぶって、不公平だろ」
頭を振るリュカに、蘇芳は不愉快そうに顔を歪めた。
「けど、舐められすぎてチンコ溶ける…っ」
「なわけないだろ。夢の中だし、多少無茶してもそう簡単に壊れたりしねえよ」
「そうそう。こっちもな」
少年の精一杯の制止を無視して、蘇芳は内腿にキスマークを残していく。もう一人の蘇芳はにっこりと笑みを浮かべ、唾液まみれで赤くなった乳首をぐにぐにと指で押しつぶすように触っている。
ポジションを交換した二人の蘇芳に、リュカの顔がさあっと青ざめる。もう一度同じ愛撫を受け、イかされることを悟ったのだ。
蘇芳二人を相手に抵抗しようにも、激しい快楽に叩き落されて既に腰砕けで力が入らない。
「…て、手加減、してほしい…っ!」
「無理な相談だな」
「ああ、全力で愛してやるよ」
涙目のリュカの懇願に、目を丸くした二人の赤鬼は互いの顔を見合わせる。だが次の瞬間には、意地の悪い笑みを浮かべた。
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