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番外編:2話[奏多視点]

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俺の腕の中でスゥースゥーと規則的な寝息を立たてている俊は凄く可愛いかった。ずっとこのままでいたいと思えるぐらいには幸せだった。


でもこれからやる事は変えられない。俊を離れされないようにするため昔から考えていたのだから。


身体を洗ったり、色々と準備をしてから俊をベットに寝かせる。そうして俊の顔を眺めていてふと思い出した。


俊が起きた時の為にあれを取りに行かなければならないことを。


そうしてほんの少しの間寝ている俊から離れて戻って来たら俊が起きていて俺に対して説明を求めた。


俺は俊が自分のベットにいることが嬉しくてついついキスをしてしまい、それから持ってきたものを飲ませた。


空いてる口にキスをすればいとも簡単に媚薬を飲ませることが出来て、そのまま口内を犯せば次第に力が抜けていくようだった。


「…っ!……はぁっ…!何飲ませた!?おい奏多!おい!答え…!んっ……」


俺を問い詰める俊に、いわせまいと更に激しくディープキスをした。


「あぅ……ん…」


そうして何度も口の中を犯し、惚けきった俊の顔はあまりにも可愛くて、元々少ししか残っていなかった俺の理性をいとも簡単に壊した。


「んあっ!…んっ、あっあっ……やだっ…」


壊れてしまっては歯止めが効かなくて何度もキスをした。挿れるための準備をしている時も、バイブで泣きながら喘いでいる時も、俺のを挿れて突いてる時も、その全てが可愛くて、好きで、閉じ込めているはずなのに閉じ込めたくて、壊したくて、何よりも俊が自分に溺れていて欲しいと、俺だけを頼って、俺が居ないと生きられないぐらいにしたいと強く思った。


だから、ずっと思って願っていたことなのにうっすらと残っていた罪悪感も後悔も、改めてそう思ったことで上塗りされ、無くなった。


俺の隣で目元を少し濡らしながら裸で寝ている俊を眺めて幸せな時間に浸っていた時、


一プルルルルルプルルルルル


「電話…?はい、もしもし………あぁ、今体調を崩してるんだ、俺が行くよ。うん……あぁ……わかった。あ、あと—————………それじゃあ悪いけどそうゆうことだからよろしく、じゃあね。……ふふっ……幸せだなぁ…」


—————好きだよ俊。絶対逃がさないから…




************

お久しぶりです…
覚えてる方など居ないでしょう…
受験も無事終わり、落ち着いて来たため再開させて頂きました!
今後もマイペース投稿になりますが改めてよろしくお願いします!




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