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第2話
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「これが今のオススメ商品だね?」
支店の視察に来た社長がそう問いかけた。
彼が指差した棚には『スタッフ鮫島のオススメ』というポップが取り付けられている。
そのポップが示している通り、この売場を作ったのは鮫島だ。
社長の問いかけに返答する。
「はい。今はこのアニメが流行しています」
「ところで女子中学生に人気のアニメってどれかな?」
「女子中学生、ですか?」
「うちの下の娘が反抗期なのか、口を聞いてくれなくてねぇ」
寂しそうに語るその姿は社長ではなく父親の声だった。
鮫島は変なことを聞いたわけではない。しかし地雷を踏みぬいてしまった罪悪感があった。
「社長、それならばこちらの楽譜なんてどうですか?」
しょぼくれる社長を励ますように、そして自身のミスをリカバリーするかのように鮫島は持っている知識をフル活用して商品を提案した。
「それとアニメではないんですけど、今はこちらのアイドルが人気です」
視界に入った男性バーチャルアイドルのCDを鮫島は示した。キャラソンが収録されたそのCDのジャケットには美形男子たちがイラつくほど爽やかな笑顔をしていた。
気がつくとその男性グループは愛しの尾神樹里の関連グループだった。所属事務所が同じということで無意識のうちにそれを提案してしまったのかもしれない。
何も知らない人が見ても普通のアニメとは見分けがつかない。それはサブカルチャーに疎い社長も同じだったようだ。
「これはアニメじゃないのかい?」
「いえ、バーチャルアイドルといわれるキャラクターたちです」
「どういうものなのかな?」
「はい、こちらは動画配信サイトで活動している人たちなんですけど、このキャラクターが実際に動くんです。そして彼らにコメントを送ってやりとりをするんです」
「つまりアニメキャラと雑談をすると」
「まさにその通りです」
面白い時代になったものだ。
社長は感心しつつも何かを企んでいる様子だった。
嫌な予感がした鮫島が遠まわしに質問する。
「ちなみに御令嬢にクレジットカードは持たせていないですよね?」
「中学生に持たせるわけがないだろう?」
そこまで親バカじゃない、とでも言うかのように社長は笑い飛ばした。
もちろんそれは高額課金を心配した質問だった。娘との会話のきっかけを作るためだけに下っ端のアルバイトに相談するような社長だ。この人だったら中学生の娘にクレジットカードを持たせかねない。
クレジットカードを持っていなくてもコンビニのプリペイドカードで課金できるが、そちらの方法で課金するほうがまだマシだろう。
鮫島はニートでありながら推しに高額課金をしていた過去の自身を思い出していた。それが顔に出てしまったのだろう。
険しい表情をしている鮫島に社長がおそるおそる質問した。
「もしかしてクレカを持っていないと楽しめないのかい?」
「いえ、むしろ持っていないほうがいいです。バーチャルアイドルって短い文章を送るために高額課金するファンが多いので、世間からは『バーチャルキャバクラ』とか『バーチャルホスト』とかって呼ばれていたりするんです」
「ほう、バーチャルキャバクラねぇ……」
社長は少し元気になったのかニヤニヤしている。
やはり出世するとそういう遊びをするようになるのだろうか。
しかし彼の遊びかたは鮫島が予想したものではなかった。
「企画部長、君はキャバクラに通い詰めていたことがバレて奥様に怒られたそうだね」
「いやちょっと社長、ここでその話は……」
「今度からこの子にシャンパンを入れたらどうだね? ネットだから奥様にバレることはないだろう」
この社長が娘に口を聞いてもらえない理由が少し分かった気がした。
楽しそうに企画部長をさらし上げている。そのいたずらは九州を担当するエリアマネージャーにも飛び火した。
「いろいろキャラクターがいるみたいだけど、どれが人気かな? 娘にお土産で持って帰りたいんだよ」
「単純な人気キャラでしたらこのグループの彼でしょう」
動画配信サイトの登録者数や先日のイベントを思い出し、最も可能性が高いキャラクターを推薦した。
「しかし御令嬢がどのようなキャラが好みなのか分からないので確実なことは申し上げられません。それに女性アイドルが好きな女性ファンもいますし、一番確実なのは社長と御令嬢が一緒に買いに行くのが確実かと」
「そりゃあ一緒に行きたいけど断られたら嫌だしさぁ」
堂々としていた社長はどこに行ってしまったのだろう。
「それじゃあ鮫島くんが選んでよ」
「え、僕がですか?」
「もしも娘が気に入らなくても私の責任にはならないでしょう?」
娘が口を聞いてくれないのも当然だ。
予想もしていなかった重要な仕事に鮫島は戸惑った。しかしそれを意に介せず社長は彼に二万円を握らせた。
「お釣りはあげるから、とっておきを頼むよ」
「……かしこまりました」
本当に自分に頼んでいいのだろうか。
自分のとっておきのCDや楽譜をチョイスだなんて、尾神樹里だらけのお土産になることが確定したも同然だ。
しかしこれは好都合かもしれない。
尾神樹里は契約解除になってしまったが、ネット上には動画がまだ残されている。ありったけのグッズを詰め込んで社長の娘を尾神樹里の沼に引きずり込むのもいいだろう。
何なら仲間を増やすために鮫島が自腹を切ってもいいほどだ。
悪だくみをしていると客が来店した。
鮫島が先陣を切って迎え入れる。
「いらっしゃいませ~」
反射的に招き入れたがそれと同時に驚いた。
その客は巨大なバッグを背負っている。
エレキギターのソフトケースを背負った客は毎日のように見ているが、それとは比べ物にならないほど巨大なバッグだった。すれ違う人々はきっとその異様なシルエットにぎょっとするはずだ。
鮫島の声に追従するかのように社長と店長も振り向いた。
しかし彼らが発したものはいつもの定型文ではなかった。
「あら、宗太郎君じゃないか」
「お久しぶりです、社長」
宗太郎と呼ばれたこの男性は社長と親しい仲のようだ。
その関係性に興味をもってその会話を聞いていた鮫島だったが、その男性客が背負っているものの正体に気付いた。
鮫島はここの楽器店でアルバイトを始めておよそ一年が経過するが、その間に一度もここで見ることがなかった楽器だ。
しかしその楽器の名前も形も役割もすべて知っている。
ここの店で初めて見ることになるであろう楽器に緊張しつつも上司たちの会話に耳を澄ませていた。
どうやらその男性客は店長とも仲が良いみたいだ。
「ここ数年見かけませんでしたけど何をしていたんですか」
「転勤で宮城県に行っていた」
「それなら言ってくださいよ~」
「転勤前の挨拶に来たけどシフトに入っていなかっただろ」
宗太郎と呼ばれた人物は店長と親しそうに話している。
その会話に再び社長が登場してきた。
「今日は帰省?」
「いえ、宮崎に転勤してきたんですよ」
「へぇ~、次はどっち?」
「都城です」
「それじゃあ、えびのより近いから店に来やすくなったじゃん」
「近いって言っても片道一時間ですよ」
彼らの会話についていけなかった鮫島だが、それらの地名にピンときた。
都城とは宮崎県の北部にある地域だ。県庁所在地である宮崎市から南東に下がった場所にあり、県内では二位三位を争うほどに発展している。
そしてその都城市から北東に上がった地域にあるのが『えびの市』だ。
「ところで彼は新しいアルバイトか?」
それは突然だった。
あまりにも唐突な話題転換。
いきなり話題にあがったことに戸惑い、鮫島はすぐに言葉を発することができなかった。
それを見越していたかのように店長が助け舟を出してくれた。
「宗太郎さんが宮城県に行っている間に採用したんです」
「そうか、じゃあ彼に頼むとしよう」
「頼むというのは?」
「今日はチューバを注文しに来たんだよ。いつまでも師匠の楽器を使っているわけにはいかないからな」
そう言って宗太郎と呼ばれた人物は背中に背負ったチューバのソフトケースを見せた。
個人持ちのチューバならドイツ製が人気だ。それにチューバ界隈では中国製やチェコ製も人気になっているらしい。それとも渋いスイス製だろうか。いずれにせよあの代理店に連絡をすれば取り寄せてくれるだろう。
鮫島は店長たちの会話を聞きながら自分の仕事内容を予想していた。
その隣で世間話をするかのように社長が情報を聞き出している。
「どこのメーカーですか?」
「もちろん国産B♭管のカスタムロータリーです。イエローブラスのほうの」
「おお、安定の日本製ですか」
国産ならばあのメーカーだろう。
それならば直接販売店に連絡を取ればいい。
彼のいうカスタムモデルのチューバならば販売価格は百二十万円とちょっとだったはず。そして受注生産品だから納期は五か月後だったはずだ。
「鮫島くん、あとはよろしく」
「分かりました。お客様、カウンター席へどうぞ」
店長から接客を引き継いだ鮫島は、宗太郎と呼ばれた人物をレジ横のカウンター席へと案内した。師匠の楽器を背負った彼は慣れた足取りでずんずんとその場所へと歩いて行った。
鮫島は急いで彼のあとを追おうとした。
しかし社長に呼び止められた。
「鮫島くん、販売価格から四万円値引きしておいて」
「かしこまりました」
支店の視察に来た社長がそう問いかけた。
彼が指差した棚には『スタッフ鮫島のオススメ』というポップが取り付けられている。
そのポップが示している通り、この売場を作ったのは鮫島だ。
社長の問いかけに返答する。
「はい。今はこのアニメが流行しています」
「ところで女子中学生に人気のアニメってどれかな?」
「女子中学生、ですか?」
「うちの下の娘が反抗期なのか、口を聞いてくれなくてねぇ」
寂しそうに語るその姿は社長ではなく父親の声だった。
鮫島は変なことを聞いたわけではない。しかし地雷を踏みぬいてしまった罪悪感があった。
「社長、それならばこちらの楽譜なんてどうですか?」
しょぼくれる社長を励ますように、そして自身のミスをリカバリーするかのように鮫島は持っている知識をフル活用して商品を提案した。
「それとアニメではないんですけど、今はこちらのアイドルが人気です」
視界に入った男性バーチャルアイドルのCDを鮫島は示した。キャラソンが収録されたそのCDのジャケットには美形男子たちがイラつくほど爽やかな笑顔をしていた。
気がつくとその男性グループは愛しの尾神樹里の関連グループだった。所属事務所が同じということで無意識のうちにそれを提案してしまったのかもしれない。
何も知らない人が見ても普通のアニメとは見分けがつかない。それはサブカルチャーに疎い社長も同じだったようだ。
「これはアニメじゃないのかい?」
「いえ、バーチャルアイドルといわれるキャラクターたちです」
「どういうものなのかな?」
「はい、こちらは動画配信サイトで活動している人たちなんですけど、このキャラクターが実際に動くんです。そして彼らにコメントを送ってやりとりをするんです」
「つまりアニメキャラと雑談をすると」
「まさにその通りです」
面白い時代になったものだ。
社長は感心しつつも何かを企んでいる様子だった。
嫌な予感がした鮫島が遠まわしに質問する。
「ちなみに御令嬢にクレジットカードは持たせていないですよね?」
「中学生に持たせるわけがないだろう?」
そこまで親バカじゃない、とでも言うかのように社長は笑い飛ばした。
もちろんそれは高額課金を心配した質問だった。娘との会話のきっかけを作るためだけに下っ端のアルバイトに相談するような社長だ。この人だったら中学生の娘にクレジットカードを持たせかねない。
クレジットカードを持っていなくてもコンビニのプリペイドカードで課金できるが、そちらの方法で課金するほうがまだマシだろう。
鮫島はニートでありながら推しに高額課金をしていた過去の自身を思い出していた。それが顔に出てしまったのだろう。
険しい表情をしている鮫島に社長がおそるおそる質問した。
「もしかしてクレカを持っていないと楽しめないのかい?」
「いえ、むしろ持っていないほうがいいです。バーチャルアイドルって短い文章を送るために高額課金するファンが多いので、世間からは『バーチャルキャバクラ』とか『バーチャルホスト』とかって呼ばれていたりするんです」
「ほう、バーチャルキャバクラねぇ……」
社長は少し元気になったのかニヤニヤしている。
やはり出世するとそういう遊びをするようになるのだろうか。
しかし彼の遊びかたは鮫島が予想したものではなかった。
「企画部長、君はキャバクラに通い詰めていたことがバレて奥様に怒られたそうだね」
「いやちょっと社長、ここでその話は……」
「今度からこの子にシャンパンを入れたらどうだね? ネットだから奥様にバレることはないだろう」
この社長が娘に口を聞いてもらえない理由が少し分かった気がした。
楽しそうに企画部長をさらし上げている。そのいたずらは九州を担当するエリアマネージャーにも飛び火した。
「いろいろキャラクターがいるみたいだけど、どれが人気かな? 娘にお土産で持って帰りたいんだよ」
「単純な人気キャラでしたらこのグループの彼でしょう」
動画配信サイトの登録者数や先日のイベントを思い出し、最も可能性が高いキャラクターを推薦した。
「しかし御令嬢がどのようなキャラが好みなのか分からないので確実なことは申し上げられません。それに女性アイドルが好きな女性ファンもいますし、一番確実なのは社長と御令嬢が一緒に買いに行くのが確実かと」
「そりゃあ一緒に行きたいけど断られたら嫌だしさぁ」
堂々としていた社長はどこに行ってしまったのだろう。
「それじゃあ鮫島くんが選んでよ」
「え、僕がですか?」
「もしも娘が気に入らなくても私の責任にはならないでしょう?」
娘が口を聞いてくれないのも当然だ。
予想もしていなかった重要な仕事に鮫島は戸惑った。しかしそれを意に介せず社長は彼に二万円を握らせた。
「お釣りはあげるから、とっておきを頼むよ」
「……かしこまりました」
本当に自分に頼んでいいのだろうか。
自分のとっておきのCDや楽譜をチョイスだなんて、尾神樹里だらけのお土産になることが確定したも同然だ。
しかしこれは好都合かもしれない。
尾神樹里は契約解除になってしまったが、ネット上には動画がまだ残されている。ありったけのグッズを詰め込んで社長の娘を尾神樹里の沼に引きずり込むのもいいだろう。
何なら仲間を増やすために鮫島が自腹を切ってもいいほどだ。
悪だくみをしていると客が来店した。
鮫島が先陣を切って迎え入れる。
「いらっしゃいませ~」
反射的に招き入れたがそれと同時に驚いた。
その客は巨大なバッグを背負っている。
エレキギターのソフトケースを背負った客は毎日のように見ているが、それとは比べ物にならないほど巨大なバッグだった。すれ違う人々はきっとその異様なシルエットにぎょっとするはずだ。
鮫島の声に追従するかのように社長と店長も振り向いた。
しかし彼らが発したものはいつもの定型文ではなかった。
「あら、宗太郎君じゃないか」
「お久しぶりです、社長」
宗太郎と呼ばれたこの男性は社長と親しい仲のようだ。
その関係性に興味をもってその会話を聞いていた鮫島だったが、その男性客が背負っているものの正体に気付いた。
鮫島はここの楽器店でアルバイトを始めておよそ一年が経過するが、その間に一度もここで見ることがなかった楽器だ。
しかしその楽器の名前も形も役割もすべて知っている。
ここの店で初めて見ることになるであろう楽器に緊張しつつも上司たちの会話に耳を澄ませていた。
どうやらその男性客は店長とも仲が良いみたいだ。
「ここ数年見かけませんでしたけど何をしていたんですか」
「転勤で宮城県に行っていた」
「それなら言ってくださいよ~」
「転勤前の挨拶に来たけどシフトに入っていなかっただろ」
宗太郎と呼ばれた人物は店長と親しそうに話している。
その会話に再び社長が登場してきた。
「今日は帰省?」
「いえ、宮崎に転勤してきたんですよ」
「へぇ~、次はどっち?」
「都城です」
「それじゃあ、えびのより近いから店に来やすくなったじゃん」
「近いって言っても片道一時間ですよ」
彼らの会話についていけなかった鮫島だが、それらの地名にピンときた。
都城とは宮崎県の北部にある地域だ。県庁所在地である宮崎市から南東に下がった場所にあり、県内では二位三位を争うほどに発展している。
そしてその都城市から北東に上がった地域にあるのが『えびの市』だ。
「ところで彼は新しいアルバイトか?」
それは突然だった。
あまりにも唐突な話題転換。
いきなり話題にあがったことに戸惑い、鮫島はすぐに言葉を発することができなかった。
それを見越していたかのように店長が助け舟を出してくれた。
「宗太郎さんが宮城県に行っている間に採用したんです」
「そうか、じゃあ彼に頼むとしよう」
「頼むというのは?」
「今日はチューバを注文しに来たんだよ。いつまでも師匠の楽器を使っているわけにはいかないからな」
そう言って宗太郎と呼ばれた人物は背中に背負ったチューバのソフトケースを見せた。
個人持ちのチューバならドイツ製が人気だ。それにチューバ界隈では中国製やチェコ製も人気になっているらしい。それとも渋いスイス製だろうか。いずれにせよあの代理店に連絡をすれば取り寄せてくれるだろう。
鮫島は店長たちの会話を聞きながら自分の仕事内容を予想していた。
その隣で世間話をするかのように社長が情報を聞き出している。
「どこのメーカーですか?」
「もちろん国産B♭管のカスタムロータリーです。イエローブラスのほうの」
「おお、安定の日本製ですか」
国産ならばあのメーカーだろう。
それならば直接販売店に連絡を取ればいい。
彼のいうカスタムモデルのチューバならば販売価格は百二十万円とちょっとだったはず。そして受注生産品だから納期は五か月後だったはずだ。
「鮫島くん、あとはよろしく」
「分かりました。お客様、カウンター席へどうぞ」
店長から接客を引き継いだ鮫島は、宗太郎と呼ばれた人物をレジ横のカウンター席へと案内した。師匠の楽器を背負った彼は慣れた足取りでずんずんとその場所へと歩いて行った。
鮫島は急いで彼のあとを追おうとした。
しかし社長に呼び止められた。
「鮫島くん、販売価格から四万円値引きしておいて」
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