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9世界は私のためにある!(フレア)
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どうも、皆さんこんにちはぁ~。
フレア・ラファエロ、十六歳の現役女学生です。
アシェリーさまともっとラブラブになりたくて、毎日毎日頑張ってるのに!
本当に上手くいかないわ!
あのクソ女がちゃんと悪役令嬢しないから、私が周りから変な目で見られてるじゃない!
ここは私に陰口を言ったり、暴力を振るったり、色々とするところじゃないの?
クソ女が何もしないから、無駄に私が色々動かなくちゃならないし。
本当に腹立つ!
昨日だって、家で頑張って教科書ボロボロにして行ったのに、「これだけ裂かれていて、教科書の破片一つ教室にない理由は?」「あら?盗んで他の場所で裂いたとおっしゃいますが、そこまで回りくどい方法をとる理由はなんです?」「極論、私、昨日は家の用でお休みを頂いてましたが、私はいつ、どこで犯行におよんだのかしら?」とか、何よ、あんたがちゃんとしないから、上手くいかないだけじゃない!私が間違ったように言うのやめてよね!
私は学園から家に帰ると同時に、自室へと一直線。
侍女とメイドを部屋から追い出し、ソファーにあったクッションを殴りまくった。
「絶対に、バグね!ヒロインの血筋の私が幸せになれない訳がないのに!あのクソ女、絶対バグってるわ!」
私は、ドカリとソファーに腰掛けると、ガリガリと人差し指の爪を噛んだ。
これは、前世からの癖。
そう、私には前世があるの。
これはお母さまも知らない事実。だって、お母さま、アレ絶対転生者でしょ?
私への話す内容がまんまそうなんだもん。
まぁ、お母さまは何も知らない「はず」の私を使って、自由になりたいのと、後は、王妃の座を奪うつもりなんでしょうね。
そりゃあ、私だって未来の王妃の座もアシェリーも欲しいから、協力はしてあげるけど。
私がお母さまと同じ転生者なのは「絶対」言わない。
だって、お母さま攻略下手すぎでしょ?
逆ハールート乗っておきながら、ざまぁされるとか、確かに「好きマジ」には、ヒロインが「ざまぁ」されるバッドエンドがあったけど、零点何パーセントかのかなりの奇跡に近い確率でしか起きなかったはずよ?
それに、もしもの時用に絶対回避用アイテムもあったもの。
あれは…確か、そう、あのイベントの後でヒロインが王太子に渡す事のできる「特別なプレゼント」。
それさえ渡しとけば、絶対にざまぁエンドにはならなかったはずよ。
ざまぁエンドは、ハーレムルートからランダムに起こるって、言われてたけど、廃プレイヤーのコミュニティじゃ有名な話しだったもの。
あれで回避できるのは、公式では発表されてなかったし、アイテム自体「ネタアイテム」だったのもあって、単なる添え物扱いだったけど、攻略に命かけてる廃プレイヤーが、「ネタアイテムにしては高すぎる!」と、実証実験しまくって導き出した結論なんだから。
あれさえ渡しとけば、絶対回避できたはず!
て事で、廃課金勢の私から言わせてもらえば、お母さまはド下手な微課金勢か、ケチな無課金勢だったって事ね。
だって、プレゼントは課金アイテムだったもの。
そう言えば、あのプレゼント後にでる、特別イベントのスチル良かったわよね~。
でも、課金アイテムがあっても、ランダムに起こるイベントだったから、何回かアンインストしたっけ。
請求がすごい事になったの思い出したわ。
運営クソね。
と、まぁ、そんな感じで、私はお母さまのいいなりになったように見せかけて、って感じなのよね。
お母さまは、私を上手く使ってる気でいるみたいだけど、同じ転生者の私から言わせれば、自業自得って感じ。
あんたが下手すぎたせいで、王女として生まれるはずだった私にまでしわ寄せがきたのよ!頭きちゃう。
でもま、今更言ったとこで時間は戻らないし、私がどうにかするしかないじゃない。
私、絶対王太子妃になるんだから!そのためにも、あのクソ女には「悪役令嬢」になってもらわなきゃ。
元々悪役令嬢の家の生まれなんだから、アノ女だって悪役令嬢に決まってるわ!
あの性格の悪さだもの、絶対そう!
「あー、もお!本当に腹立つ」
思いっきり投げたクッションが、花瓶にクリーンヒット。
置いていた台から落ち、高い音を立ててバリンバリンに砕けたわ。
また割っちゃったけど、まぁ、いいわ。
伯爵家なんだもの、高そうだけど、こんなもの幾らでも買えるでしょ?
って、あら?
「帰ったの?」
お母さま登場だわ。
私がお爺さまと養子縁組をして、離れの家から本邸に引越してからと言うもの、毎日来るのよね。
正直言うと、離れからわざわざ本邸に来ないでほしいのよ。
あんた、自分が平民に落とされた自覚あるの?って感じ。
いくら同じ敷地内に住んでるからって、本邸はあんたが来る場所じゃないでしょ?
もう伯爵令嬢じゃないんたから。
「お母さま、ただいま」
「えぇ、お帰りなさい」
あー、本当に、ウザいプレイヤーね。
オ・カ・ア・サ・マ。
フレア・ラファエロ、十六歳の現役女学生です。
アシェリーさまともっとラブラブになりたくて、毎日毎日頑張ってるのに!
本当に上手くいかないわ!
あのクソ女がちゃんと悪役令嬢しないから、私が周りから変な目で見られてるじゃない!
ここは私に陰口を言ったり、暴力を振るったり、色々とするところじゃないの?
クソ女が何もしないから、無駄に私が色々動かなくちゃならないし。
本当に腹立つ!
昨日だって、家で頑張って教科書ボロボロにして行ったのに、「これだけ裂かれていて、教科書の破片一つ教室にない理由は?」「あら?盗んで他の場所で裂いたとおっしゃいますが、そこまで回りくどい方法をとる理由はなんです?」「極論、私、昨日は家の用でお休みを頂いてましたが、私はいつ、どこで犯行におよんだのかしら?」とか、何よ、あんたがちゃんとしないから、上手くいかないだけじゃない!私が間違ったように言うのやめてよね!
私は学園から家に帰ると同時に、自室へと一直線。
侍女とメイドを部屋から追い出し、ソファーにあったクッションを殴りまくった。
「絶対に、バグね!ヒロインの血筋の私が幸せになれない訳がないのに!あのクソ女、絶対バグってるわ!」
私は、ドカリとソファーに腰掛けると、ガリガリと人差し指の爪を噛んだ。
これは、前世からの癖。
そう、私には前世があるの。
これはお母さまも知らない事実。だって、お母さま、アレ絶対転生者でしょ?
私への話す内容がまんまそうなんだもん。
まぁ、お母さまは何も知らない「はず」の私を使って、自由になりたいのと、後は、王妃の座を奪うつもりなんでしょうね。
そりゃあ、私だって未来の王妃の座もアシェリーも欲しいから、協力はしてあげるけど。
私がお母さまと同じ転生者なのは「絶対」言わない。
だって、お母さま攻略下手すぎでしょ?
逆ハールート乗っておきながら、ざまぁされるとか、確かに「好きマジ」には、ヒロインが「ざまぁ」されるバッドエンドがあったけど、零点何パーセントかのかなりの奇跡に近い確率でしか起きなかったはずよ?
それに、もしもの時用に絶対回避用アイテムもあったもの。
あれは…確か、そう、あのイベントの後でヒロインが王太子に渡す事のできる「特別なプレゼント」。
それさえ渡しとけば、絶対にざまぁエンドにはならなかったはずよ。
ざまぁエンドは、ハーレムルートからランダムに起こるって、言われてたけど、廃プレイヤーのコミュニティじゃ有名な話しだったもの。
あれで回避できるのは、公式では発表されてなかったし、アイテム自体「ネタアイテム」だったのもあって、単なる添え物扱いだったけど、攻略に命かけてる廃プレイヤーが、「ネタアイテムにしては高すぎる!」と、実証実験しまくって導き出した結論なんだから。
あれさえ渡しとけば、絶対回避できたはず!
て事で、廃課金勢の私から言わせてもらえば、お母さまはド下手な微課金勢か、ケチな無課金勢だったって事ね。
だって、プレゼントは課金アイテムだったもの。
そう言えば、あのプレゼント後にでる、特別イベントのスチル良かったわよね~。
でも、課金アイテムがあっても、ランダムに起こるイベントだったから、何回かアンインストしたっけ。
請求がすごい事になったの思い出したわ。
運営クソね。
と、まぁ、そんな感じで、私はお母さまのいいなりになったように見せかけて、って感じなのよね。
お母さまは、私を上手く使ってる気でいるみたいだけど、同じ転生者の私から言わせれば、自業自得って感じ。
あんたが下手すぎたせいで、王女として生まれるはずだった私にまでしわ寄せがきたのよ!頭きちゃう。
でもま、今更言ったとこで時間は戻らないし、私がどうにかするしかないじゃない。
私、絶対王太子妃になるんだから!そのためにも、あのクソ女には「悪役令嬢」になってもらわなきゃ。
元々悪役令嬢の家の生まれなんだから、アノ女だって悪役令嬢に決まってるわ!
あの性格の悪さだもの、絶対そう!
「あー、もお!本当に腹立つ」
思いっきり投げたクッションが、花瓶にクリーンヒット。
置いていた台から落ち、高い音を立ててバリンバリンに砕けたわ。
また割っちゃったけど、まぁ、いいわ。
伯爵家なんだもの、高そうだけど、こんなもの幾らでも買えるでしょ?
って、あら?
「帰ったの?」
お母さま登場だわ。
私がお爺さまと養子縁組をして、離れの家から本邸に引越してからと言うもの、毎日来るのよね。
正直言うと、離れからわざわざ本邸に来ないでほしいのよ。
あんた、自分が平民に落とされた自覚あるの?って感じ。
いくら同じ敷地内に住んでるからって、本邸はあんたが来る場所じゃないでしょ?
もう伯爵令嬢じゃないんたから。
「お母さま、ただいま」
「えぇ、お帰りなさい」
あー、本当に、ウザいプレイヤーね。
オ・カ・ア・サ・マ。
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