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【視聴率3%を記録】神の舌を持つ男【ドラマ】
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『神の舌を持つ男』は、2016年7月8日から9月9日まで放送されたTBS系のミステリードラマです。
演出と原作が、前回のケイゾクと同じ、堤幸彦。
主演は向井理。その脇を木村文乃と佐藤二朗が固めています。
あ、もう一度言いますが、ミステリードラマです。
タイトルから美食ものや料理ものを連想してしまいがちですが、間違いなくこれはミステリーです。
さて、あらすじを簡単に説明しますね。
あらゆる物質を舌で味わうだけで、その詳細な化学成分を言い当てる能力を持つ大学生・朝永蘭丸(向井理)は、祖父の通夜に現れた芸者・ミヤビを運命の相手と感じる。
蘭丸は、偶然知り合い、彼に思いを寄せる古物商の甕棺墓光(木村文乃)と、宮沢賢治を愛する男・宮沢寛治と共に日本全国の温泉地で彼女を追いかける。
各温泉地では、不審な殺人事件が次々と発生し、蘭丸の舌の脳力と、2時間サスペンスマニアの光による、素人探偵気取りの推理で、次々と事件を解決していく。(一部wikipediaから抜粋)
さて、このドラマの問題は、何と言っても視聴率。
平均視聴率は5.6%。
最低の視聴率は第6話の3.8%で、最高でも初回の6.4%でした。
メディアも、TBSで過去最低の大爆死と捉えていました。
そんな状況にも関わらず、実はこのドラマ、映画化しています。
「RANMARU 神の舌を待つ男 酒造若旦那怪死事件の裏に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー! 略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編」
と言う長文タイトルの映画です。
なろう系のタイトルの方が、まだ短いですね。
実はこの映画、ドラマ撮影中に作ってしまった作品なんだとか。つまり、映画ありきで作られたドラマ。そのため、視聴率が出る前に映画の企画が進んでしまい、低視聴率だからと言って打ち切ることができなかったんだそうです。
ちなみに映画も大コケ。
興行収入が20億以上ないと赤字になってしまうという状況でありながら、その最終興行は1億円。製作費回収もできなかったそうです。……なんとおそろしい。
世間の評価としては、
「ギャグが寒い」
「つまらない」
「向井理の舌を出す演技がきもい」
と言ったところでしょうか。
この辺りが低視聴率の原因なのかもしれません。
TRICK、ケイゾク、SPECと数々のヒットを出してきた堤幸彦ですが、『さすがに飽きてきた』という声もこの辺りからちらほら聞こえ始めていました。
以上が世間の評価となります。
ここからは、私の感想。
普通に面白かったですよ。
言うほど悪くはない。
向井理が舌を出すところは、まあ、確かにキモいんですけど。内容は普通に面白かったと思います。
また、このドラマ、説明不足と言う声もあるんですよね。
1話ではミヤビを探す旅に同行する二人、光と寛治についての説明はほとんどなく、旅は途中から。視聴者を置いてけぼりにしてしまった部分はあると思います。
ですが、その辺りの経緯も徐々に紐解かれていきます。
そこもまた、好きでした。
向井理を好きになれるかどうかで、かなり意見が分かれるかもしれません。
木村文乃は頑張ってはっちゃけてるし、佐藤二朗はいつも通り。
前述したとおり、向井理が舌を出す演技がキモイと言う部分。そこを受け入れられるかどうか。
3人の掛け合いは、普通に好きでした。
わちゃわちゃしてて、楽しい。
基本的には、いつも通りの堤幸彦作品だと思います。
もし、堤幸彦が好きでこの作品を知らないのであれば、是非観てみてください。
――――以上で、私の感想はおしまいです。
興味を持った方は、ぜひ観てみてね。
AmazonPrimeでドラマから映画まで観れるはずです。
では、0℃でした。次回もよろしくね。
演出と原作が、前回のケイゾクと同じ、堤幸彦。
主演は向井理。その脇を木村文乃と佐藤二朗が固めています。
あ、もう一度言いますが、ミステリードラマです。
タイトルから美食ものや料理ものを連想してしまいがちですが、間違いなくこれはミステリーです。
さて、あらすじを簡単に説明しますね。
あらゆる物質を舌で味わうだけで、その詳細な化学成分を言い当てる能力を持つ大学生・朝永蘭丸(向井理)は、祖父の通夜に現れた芸者・ミヤビを運命の相手と感じる。
蘭丸は、偶然知り合い、彼に思いを寄せる古物商の甕棺墓光(木村文乃)と、宮沢賢治を愛する男・宮沢寛治と共に日本全国の温泉地で彼女を追いかける。
各温泉地では、不審な殺人事件が次々と発生し、蘭丸の舌の脳力と、2時間サスペンスマニアの光による、素人探偵気取りの推理で、次々と事件を解決していく。(一部wikipediaから抜粋)
さて、このドラマの問題は、何と言っても視聴率。
平均視聴率は5.6%。
最低の視聴率は第6話の3.8%で、最高でも初回の6.4%でした。
メディアも、TBSで過去最低の大爆死と捉えていました。
そんな状況にも関わらず、実はこのドラマ、映画化しています。
「RANMARU 神の舌を待つ男 酒造若旦那怪死事件の裏に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー! 略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編」
と言う長文タイトルの映画です。
なろう系のタイトルの方が、まだ短いですね。
実はこの映画、ドラマ撮影中に作ってしまった作品なんだとか。つまり、映画ありきで作られたドラマ。そのため、視聴率が出る前に映画の企画が進んでしまい、低視聴率だからと言って打ち切ることができなかったんだそうです。
ちなみに映画も大コケ。
興行収入が20億以上ないと赤字になってしまうという状況でありながら、その最終興行は1億円。製作費回収もできなかったそうです。……なんとおそろしい。
世間の評価としては、
「ギャグが寒い」
「つまらない」
「向井理の舌を出す演技がきもい」
と言ったところでしょうか。
この辺りが低視聴率の原因なのかもしれません。
TRICK、ケイゾク、SPECと数々のヒットを出してきた堤幸彦ですが、『さすがに飽きてきた』という声もこの辺りからちらほら聞こえ始めていました。
以上が世間の評価となります。
ここからは、私の感想。
普通に面白かったですよ。
言うほど悪くはない。
向井理が舌を出すところは、まあ、確かにキモいんですけど。内容は普通に面白かったと思います。
また、このドラマ、説明不足と言う声もあるんですよね。
1話ではミヤビを探す旅に同行する二人、光と寛治についての説明はほとんどなく、旅は途中から。視聴者を置いてけぼりにしてしまった部分はあると思います。
ですが、その辺りの経緯も徐々に紐解かれていきます。
そこもまた、好きでした。
向井理を好きになれるかどうかで、かなり意見が分かれるかもしれません。
木村文乃は頑張ってはっちゃけてるし、佐藤二朗はいつも通り。
前述したとおり、向井理が舌を出す演技がキモイと言う部分。そこを受け入れられるかどうか。
3人の掛け合いは、普通に好きでした。
わちゃわちゃしてて、楽しい。
基本的には、いつも通りの堤幸彦作品だと思います。
もし、堤幸彦が好きでこの作品を知らないのであれば、是非観てみてください。
――――以上で、私の感想はおしまいです。
興味を持った方は、ぜひ観てみてね。
AmazonPrimeでドラマから映画まで観れるはずです。
では、0℃でした。次回もよろしくね。
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