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第一話

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「秋~今夜の飲み会、料理は何にする?」


「そうだね…鍋でいいと思うよ」


「了解、なら材料買わないとな」


「あれ、啓介君今日何時に来るんだっけ?」


「7時には来るってメッセージが来た」


「なら早めに準備しないとね」


 俺神宮亮は彼女の霧島秋と同棲している

 今日は自宅で親友の安藤啓介と三人で飲み会をする約束をしている

 買い物を終え自宅で鍋の準備をしているとインターフォンが鳴る


「お~い!来たぞ~」


「よう啓介、あがれよ」


「よっす亮!お邪魔します~」


 啓介は所謂パリピというやつで誰とでもすぐに仲良くなるくらいコミュニケーション能力が高い


「おおっ!めっちゃいい匂い、なんだか腹が減って来た」


「すぐ用意できるからもう少し待ってね」


「ああ、ありがとう」


「なんだか新婚さんの日常を見ている気がするよ、亮の彼女さん最高だな」


「からかうなよ」


「ハハ、悪い悪い」


「ほら準備できたから早く始めよう」


 みんなお酒を手に持ち準備する


「では乾杯ーー!!」


 啓介の音頭から飲み会がスタートする

 啓介はカバンからビデオカメラを取り出し撮影を開始する


「啓介は相変わらずビデオを撮るのが趣味なのか?」


「もちろん!人生一度きりなんだから映像に残しておかないと。それより亮、全然飲んでないじゃないか」


「俺は酒が得意じゃないの知ってるだろ」


「でもここはお前の家だろ。酔いつぶれても周りには迷惑かけないだろ」


「…まぁそうだけど、秋に迷惑かけちまう」


「私は大丈夫だよ。たまには気にせず飲んだら」


「ほらほら彼女もそう言っているしさ、ほらグイっと」


「ならお言葉に甘えて」


 こうして俺はかなりペースで酒を飲み、知らない間に寝てしまった


 起きた時には朝になり啓介はいなかった


「おはよう秋」


「お、おはよう亮君」

 
 なんだか秋の顔が赤い気がする

 まだ酒が抜けていないのか


「啓介は?」


「朝早くに帰っちゃった…今日バイトがあるんだって」


「なんだよ、忙しいなら言えよ。予定くらい合わせたのに。なぁ」


「う、うん。そうだね」


「頭痛い」


「今水持ってくるね」


「ありがとう」


 なんだか秋の様子が変だった気がするが気のせいだろうか



 数日後

 あれから啓介とは会っていない

 大学は同じだが学部が違う為あまりキャンパス内で会わないのだが以前はもっとすれ違ったりはしていた

 秋とも大学が違うため駅まで一緒に行きそこで別れる

 今日も啓介は見なかった


 家に帰るとまだ秋は帰ってきていなかった

 一人でテレビを見ながら今夜の夕食を考えていると啓介からラインで動画が送られてくる


「啓介から?動画っていったい何送って来たんだよ」


 動画を再生すると俺が寝ている姿が映っている


「ああ、この前の飲み会のやつか、ん?」


 動画はすぐに秋を映し始めた

 何かしゃべっているようだが聞こえない

 ワイヤレスのイヤホンをつなげ音声を大きくする


『ねぇ、いいだろ』


『だめだよ、私付き合ってるんだよ』


『ならこれネットに流していいの?』


『なんでこの写真持ってるの!?』


『秋ちゃんの元カレなかなかいい趣味してるんだね、コスプレエッチか~エロイね』


『その写真消してください…』


『ならやらせてよ。そしたら消してあげる』


『本当ですか…?』


『もちろん』


 秋はベットの上に座ると服を脱ぎ始め上半身が裸になる


『秋ちゃん着痩せするんだ』


『恥ずかしい…』


『やわらけ~』


『あっ!やっやめて下さい』


『これネットに流出してもいいの?』


『……』


『なら我慢してよ。おお、いつまでも揉んでたいな』


『あっ…んっ』


『よし、下も脱いで』


『もう勘弁して下さい』


『だめ、ほら早く』


 秋は下も脱ぐと啓介に押し倒される


『何足閉じてるの』


『そこは、本当にダメ!』


 抵抗むなしく秋は足を開かされ大事な部分があらわになる


『綺麗だね』


『恥ずかしい…もう…やめて…』


『何言ってんのこれからでしょ』


 啓介はカメラを二人が見える所に固定する


『ずぅぅっ!…じゅぱっ…じゅぱっ…』


『あっ…あっ…あっ…そんなに吸わないで…』


『うん、美味しい。ここも味見しようか』


『そこは汚い…あっ!!』


『ちゅぱ…ずぅぅぅっ!』


『んっんん!』


『偉いね、ちゃんと声を我慢して。でももう濡れ濡れだね』


『はぁ…はぁ…』


『じゃあ、いただきます』


『えっ?あっああんんんっ!』


『声出しちゃだめだよ。ふんっ…ふんっ…』


『んっ…んっ…んっ…』


 口を抑えられた秋は涙を流しながら啓介に犯される


『秋ちゃん気持ちよすぎ』


『……』


『そろそろ、出そう。このまま出すよっ!」


『んんっ!!んんんん!』


『出るっ!!!』


『んっんんんんんっ!!!』


 秋は啓介に襲われたのだ


『いい思い出になったね秋ちゃん、これを流されたくなかったら分かるよね』


 動画はその言葉を最後に終了した

 気づくと啓介から写真が数枚送られていた
 
 どこかの森の中で秋を後ろから襲う写真
 
 車の中で秋が上から乗っている写真

 うちの台所で片足を上げ突かれている写真

 最後の一枚はどこかのホテルのベッドで横たわりながら啓介のあれをしゃぶる秋の写真だった


『亮、お前の彼女最高だな』


 啓介からの最後のメッセージだった
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