【R-18】吉原遊廓

京月

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第七話

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「今日もいい商談ができました、ありがとうございました」


「お互いに利益のある話し合いができたと思う」


「全くその通りです」


 藤十郎は今いつぞやの店主と商談を終えたところだった


「そういえば藤十郎殿は相変わらず吉原に入り浸っているのですか?」


「そうだが、棘のある言い方だな」


「いえいえ、別に非難しているわけではないのです」


「ではどういう意味だ」


「実はまたお勧めしたい女郎がおりまして」


「ほう、今度はどんな女郎なんだ?」


「はい、なんでも新たな扉を開いてくれる女郎だとか」


「それはまた興味が湧く話だな」


 その話を聞いた俺藤十郎はその日のうちに吉原に赴いた

 店主の話していた女郎屋に着くと楼主に話しかける


「楼主、この女郎屋にアイという女郎はいるか?」


「はいおりますよ」


「では、そのアイという女郎を頼む」


「分かりました、すぐにお連れします」


 案内された部屋の中でしばらく待つと一人の女郎が部屋に入って来る


「失礼します、アイと申します」
 

 見た目は普通で体つきも平凡だ


「今日はよろしく」


「はい、よろしくお願いします」


「知り合いの紹介できたのだが、何でも新しい扉を開いてくれるとか」


「そんな仰々しいものではないですよ。ただそう言ってくださる方もいらっしゃいます」


「そうなのか、まぁまずは酌を頼む」


「喜んで」


 かなりのペースで酒を飲みだいぶ出来上がったところで床入りをする


「では失礼して」


 アイは着ている着物をだんだんと脱ぎ最終的には一糸まとわぬ姿になる


「今から行うのは人によって好き嫌いが分かれることですのでもし嫌ならすぐに申してください」


 するとアイは何と藤十郎の穴を舐め始めた


「おおっ!!アイ…そこは…!…汚いぞ…」


「私は気にしませんよ…ずっぅう…」


「あぁ!!これは…いかん…おおっ!!!」


 我慢できずに出してしまった


「ふふ、どうでしたか?」


「ああ、新たな扉が開くとはよく言ったものだ、今までにない快楽だった」


「それは良かったです。ですがまだ元気なようですのでどうぞ私をお使いください」


「では遠慮なく…ふんっ」


「あああっ…大きい!!」


「ふん…ふん…ふん」


「あっ…あっ…あっ…」


 部屋には二人の出す音だけが響く


「そろそろ出るぞ!!」


「はい…!来て下さい…」


「っぅ!!」


「あっああああああああああ!!」


 一度事を終えた後しばらくの休憩を挟みまた交わる


 日を越した朝、帰路につきながら店主に貸す金を増やしてやることにする藤十郎だった
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