【R-18】吉原遊廓

京月

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第一話

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「あっあああ…気持ちいい…お客さん…うまいわ」


「お前こそ…気持ちいいぞ」


 二人の男女が床で交わる


「そろそろイク…!イクでありんすっっ!!」


「おおっ!!」


 ここは吉原遊郭

 男が女を金で買う場所

 そんな場所にまた一人男がやって来る


「ここが吉原か」


 吉原大門を抜け街並みを見た男は一人つぶやく


「さて行くか」

 
 男の名前は藤十郎、江戸の城下町で商売を始めそれが成功、金持ちとなるが藤十郎は根っからの色事好きで江戸に来る前から遊廓を渡り歩いていたるほどだ
 
 この日初めて吉原遊廓にきた藤十郎は期待に胸膨らませ女郎屋を見て回る

 何軒かの張見世を見て回ると一人の女郎に目が行く

 髪は長く艶やかで顔は整っており目の下にあるほくろがとても扇情的な女郎だった
 
 藤十郎はすぐにその女郎に相手をしてもらう為女郎屋の中に入る


「楼主、あの目の下にあるほくろがある女郎を頼む」


「かしこまりました」


 藤十郎は案内役に連れられて部屋に行く

 そこは八畳ほどの部屋で真ん中に仕切りがあり向かった右が床、左には食台が置いてある


「では少々お待ちください」


 案内役が女郎を呼びに行く

 しばらくすると張見世で見たあの女郎が来た


「失礼いたします」


「おお、そんな遠くにいないでもっとちこうよれ」


 女郎を隣に座らせ酌をさせる


「そなた名前は何というのだ」


「雪と申します」


「では雪、芸は何か出来ぬか」


「舞いが得意です」


「なら頼む」

 
 雪は扇子を使いながら綺麗な舞いを見せてくれる

 お酒と雪の舞いに気分をよくしていき大部いい頃合いになってきたところで雪を床に誘う

 仕切りを挟んだ隣に敷いてある床に移動すると雪の着ている着物の間から手を入れる


「ああん、お上手です」


「雪もなかなかいいものを持っておる」


 ひとしきり楽しんだ後はお互いに服を脱ぎ雪の体を味わう


「ああっ…そんなとこまでなめるなんて…藤十郎様はかなり色事がお好きなんですね」


「あぁ、特に雪のようなべっぴんを前にすると辛抱出来なくなってしまう」


「そんなこと…あっ…言われたら…嬉しくなってしまいます…!」


「なあ雪、そろそろ」


「どうぞ、思う存分楽しんでください」


「では、遠慮なく…!」


「あっああああん」


「気持ちいいぞ雪!!」


「藤十郎様…わらわも気持ちいい!!」


 床で二人は獣のように交わる


「そろそろ出るぞ雪!!」


「来てください…!っああああああ!!」


「「はぁ…はぁ…」」


 この後二回した後寝落ちした


「また来てくださいね」


 全てを発散した藤十郎はヨタヨタ歩きながら帰路に着くのだった
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