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潜入!ポークレア王国!!
ep.4 決着sideトーイチ①
しおりを挟むポークレア王国
『セイト』
タイシュの館 二階 タイシュの間
「あたしはレンッ!前世は日本人の女子高生だった 『霧城 漣』っ!」
『新たな出会い』『女子高生』『おっさん(俺)』………Зアウトチェンジですありがとうございました。
お巡りさ~ん、犯人はコイツです。ってなんでやねんっ!?
『女子高生』のワードは要らないだろっ!
脳内で一通り一人ボケ一人ツッコミをしつつ、どう反応するかなぁ…と考えようと思ったところで…
「ねぇっ!日本人なんでしょっ!?そうなんでしょっ!?」
『ガクガクゆさゆさ』
「ちょっ…まっ…」
座っていた椅子から一瞬で間合いを詰められ、両肩を掴まれ前後に揺さぶられる。おいっ、落ち着け。
考えることができないし、喋れないだろうが!
「主…あまり揺さぶるのは…」
「え?………あ、そうね、ごめんなさい」
「…ふぅ、あぁ、いや、大丈夫…」
そう言い俺を揺さぶるレンを止める『コウ=メイ』………もっと早く止めてくれませんかね?
「…ん、ん"ん"………で、『コウ=メイ』は知っていたの?」
「………ええ、私のはそういう能力ですから…」
………ナニソレコワイ。
俺のステータス、対外的には『隠蔽』してあるはずなんですけど?
それに『日本人』というワードもステータスには無いですけど?
『コウ=メイ』の謎能力に戦慄を覚えつつも、ソレは横に置いておき、レンのことを考察する。
………いや、『女子高生』のワードはもういらないからっ!?
レン………『霧城 漣』だったか…。名前的には日本人。『女子高生』というワードも考えれば、まあ、間違いなさそうだ。
『前世は…』と言っていたか?
ということは、彼女は転移者ではなく転生者…。それならば容姿が日本人っぽくないのも頷ける。
そして…
そして能力。
この場にいる三國武将たちは間違いなく彼女の能力によるものだろう。
その能力もだが…ソレとは別に三國武将たちの能力も凄まじいのだろうと思わざるを得ない。もう『コウ=メイ』の能力がすでにアレな感じだし…。
結論………敵に回すのは良ろしくない。友好的に行こうそうしよう。
とりあえず…
「アンタの言うとおり、俺は日本人だ。不本意………ではなかったけれど、こちらに召喚された…所轄、転移者…だな」
「やっぱり!良かった………でもそっか、転移者…。うん…さっきも言ったけどあたしはレン…『霧城 漣』。転生者よ!」
「あぁ…自分では名乗っていなかったな。俺はトーイチ…今はトーイチ・ムラセだ!宜しくな!」
「うんっ!宜しくっ!」
改めてお互いに名乗り、自然と右手を差し出す。握手をして次に親指を絡めるように手のひらを合わせ、次はグータッチ、『コンコン』と二回、拳を合わせたらハイタッチだ。
『パァン』
乾いた音が太守の間に響きわたり、その音を発した俺たちはお互いを見て『ニッ』と笑いあう。
そこには何処か俺が来た時よりもすっきりとした笑顔を仮面越しに見せる少女がいた…。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
久しぶりの更新。
スパ□ボの新作は悪くないんです。その前にプレイしているメガテンが終わってないのです。早くスパ□ボやりたい。
というワケで出会いの続きです。
次回は果たして…。
次回もよろしくお願いします。
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