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魔王国アディス~アライズ連合国
準備期間一日目
しおりを挟む魔王国アディス
魔王城 客間(ベルウッド)
『ティターニア』が結成され、無理矢………快く参加させら………した翌日…
『ストライークッ………バッターアウトッ!!』
「おま………そこでチェンジアップは卑怯っ!?」
「ナックル放ってくる先輩には言われたくないですね」
俺は先輩と実況する野球ゲームを全力で遊んでいた。
ぶっちゃけ十日間は俺には暇過ぎるのである。
タブレットで買い物はできるし、アイテムボックスあるし、強いて言えば温かい料理などを買ってアイテムボックスに詰め込むくらいしか準備する事がないのだ。
そして…
「ちょっとトーイチさんっ?持ち過ぎ持ち過ぎっ!上げてっ!」
実況するサッカーゲームに替えたところでマサシが参戦。
ここでマサシが先輩もスキル『タブレットPC』をゲットした事を知る。
そして、さすがマサシである。
最新機種のゲームでもあるに関わらず、馴れるのが早い。
「トーイチさんサイド上がってっ!」
「………はい」
………マサシはサッカーに厳しかった。
サッカーの後…
魔王→IN
某ヒゲのレースゲームに興じる。
何故か初代の、である。
全5コースを走り、獲得ポイントで勝負。
まず俺VSマサシ、そして先輩VSルシファスで対戦。
次に敗者同士で三位決定戦を行い、最後に一位決定戦を行う。
俺VSマサシ。
四戦を終えて同ポイントで始まった最終五戦目。
マサシ渾身の誘導亀発射。俺は避けきれず最終コーナー手前で抜かれ、マサシの勝利。
先輩VSルシファス。
先輩は容赦することもなく全戦圧勝。
俺VSルシファス。
俺は容赦することもなく全戦圧勝、三位が決定した。
ルシファスは落ち込むこともなく…
「レースゲーム………面白い」
とのこと。
そして決勝、先輩VSマサシ。
序盤は互角の走りを見せていたが中盤、マサシの置き亀が炸裂。スリップにつけていた先輩が置いていかれた。
終盤、先輩が起死回生の星をゲット。
最終コーナーからのロングストレートでマサシを抜き、見事一位の座に就いた。
「いやぁ、久しぶりにやると面白いな」
先輩、ニッコニコである。
ところでマサシとルシファスは仕事はいいのか?
ちなみにこの時、リーベラはシュウと研究室でお仕事。
女神様とヴィーネさん、リディアは俺の客間で漫画を読んでいた、とのこと。
おい、その漫画どこで買った?
ルシファスが宰相に首根っこを掴まれ引き摺られていき、マサシも本部のサブギルドマスターに首根っこを掴まれ引き摺られていったあと…
「じゃあお開きにすっか」
「ですね」
と解散。
………………あれ?サブギルドマスターどっから来たんだ?と思ったが、気にしないことにした。
~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王城 客間(トーイチ)
「女神様は何を読んでいるんです?」
とヴィーネの質問に答えるのは、ベッドに寝っ転がりながら漫画を読む女神ヘルベティア。
「過去・現在・未来を司る三女神が登場する漫画です。絵が好きで…。ヴィーネさんは?」
「私は『龍球』、前にアニメで視たヤツの原作です」
ヴィーネは以前視た『龍球』をチョイス。
続けてリディアにも質問を飛ばす。
「リディアは?」
「私はコレ」
とソファーに寄っ掛かりながら右手に漫画を持ちます前に突き出す。
「今、流行り?の異世界ファンタジーもの?らしいわよ…。私達の世界に似た世界に日本人が召喚されたり転移したり…。………トーイチとかソウシとかマサシとか、そのまんまね…」
「へぇ………あとで見てみようかしら」
和やかな雰囲気ではあるが………リディアは準備しなくて良いんですかね?
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
実況する野球ゲーム=作者もチェンジアップは苦手
実況するサッカーゲーム=ファウルした時は両手を上げてノーファウルをアピール
初代ヒゲカート=スタートダッシュできないとリタイアを選択
ネタ切れ。
圧倒的ネタ切れ。
最後のリディアの読んでいた漫画は各自好きな異世界モノを想像してください。
次回もよろしくお願いします。
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