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教国残党狩り特殊精鋭部隊
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しおりを挟む「トーイチくん、そっちお願いっ!」
「了解っ!」
「ルシファス、寄越せっ!」
「はいっ!」
「っ!?逆………ヴィーネさんっ!」
「………まかせてっ!」
「………ソウシさん」
「………おう」
「トーイチくん、空いたっ!」
「ルシファス、下がれっ!」
「………チィッ!」
「………遅いっ!」
『ゴオォーーーーールッ!!』
『空いたところ、良いタイミングで打ちましたね』
『今のゴール、見事でしたねぇ。ではリプレイです』
鉄道ゲームで地獄を見た翌日の夜、再び呼び出された俺は実況するサッカーゲームで遊んでいた。
コンビを替えながら、左手親指がプルプルするまでプレイしたが…
「………俺、明日も執務が…」
と解散する時に、左利きのルシファスが若干泣きそうな顔をして自室に戻るその背中は、何とも言えない哀愁が漂っていた…。
俺と先輩が笑い転げていたのは言うまでもない。
このあとヴィーネさんに殴られたのも言うまでもない。
~~~~~~~~~~~~~~~~
翌日…
ヴィーネさん→OUT
シュウ→IN
この布陣で麻雀を打ち始める。
「いやぁ、昨日のサッカーゲームのせいで親指が震えて、上手く字が書けませんでしたよ…」
「あ、悪ぃルシファス。それロン」
「え"っ」
「中、赤、ドラドラ、8000な」
「先輩速い」
「………フッ、やりますね」
「………え"っ」
「ルシファスそれな」
「え"っ」
「リーチ一発断么平和、7700」
「やるなトーイチ」
「………やりますね」
「………え"っ」
「………槓」
「「「………」」」ピクッ
「………嶺上開花ツモ………『カチッ』………ドラ四、6000オール」
「チッ、やるな」
「シュウ………強いな」
「………え"っ」
「立直」
「「「………」」」ピクッ
「(先輩の立直………誰か一発消せない?)」
「(フッ………無理です)」
「(………無理です)」
「(………くっ)」
「Gフィンガー………ヒートエンドオォッ!!」
『バシィッ!!』
「メンタンピン一発三色赤1ドラ1、8000、4000」
「先輩の一発率………相変わらずだな」
「フッ………さすがソウシ・ベルウッド」
「………………俺が親の時に…」
魔王様がフルボッコになった…。
~~~~~~~~~~~~~~~~
トーイチ達が麻雀に勤しんでいた頃…
「………こんな弱そうな魔王がいるかしら」
「確かに…」
「スキルあげても弱そうですねぇ」
「………こんないけすかない勇者が………結構いるかも?」
「確かに…」
「本当に勇者なんですかねぇ?」
「………こんなキラキラした若い王は………いないわね」
「………いませんね」
「こんな王様でよく国がまわりますねぇ」
ヴィーネ、リーベラ、ヘルベティアの三人で、携帯ゲームの乙女ゲーをプレイ。
………酷評していた。
ちなみに携帯ゲームはソウシ持ちである。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
連日遊ぶトーイチ達。
乙女ゲーは異世界では需要があるのか?
次回もよろしくお願いします。
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