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教国残党狩り特殊精鋭部隊
Td
しおりを挟む魔王国アディス
魔王軍 訓練場
「………それで、渡した『大魔王石』はどう使うんだ?」
訓練場の真ん中にグランゾ………いや『魔導ゴーレム:グランゼクサード』だったな。
グランゼクサードを顕現させたシュウ・"博士"・ホワイトリバーに問い掛ける。
「貴方なら気付いていると思いますが、グランゼクサードの特徴………ドコか分かりますか?」
「質問を質問で返すな………しかし答えよう」
俺は眼を光らせ、右手人差し指を立ててシュウを指す。
「両肩にある動力炉………だな。そしてそれは名前のTdに掛かっている」
「フフフ………正解です。この技術はとある武力介入する組織の技術。そう………ソレスタルなんちゃらの」
「なんちゃら言うな。ドコのテロリストだ…」
しかし…
シュウの言葉に俺の心が色めき立つ…。
まさか…
まさか、あの世界が存在するとは…。
俺はシュウに見えないように右手を握り締め、分からないように感動する。
「感動しているところ悪いのですが、続き良いですか?」
「………………」
………バレバレだった。
「しかし迷い無く正解を答えるとは………貴方も中々…」
「いやいや、俺の世界だとソレ、フィクションだから」
「そうなのですか?」
「ちなみにアンタもフィクションの中での登場人物だな。まさか実在しているとは思わなかった」
「私も…」
ふむ………と考え込むシュウ。
「まあその辺りは人知の及ばないところの話だろうし?続きを…」
「………そうですね。では…」
このマッドサイエンティストに詳しく話をすると、誰かが不幸な目に会いそうなので、この話は終わらせ続きを促した…。
以下、会話の一部を抜粋
「………なるほど、というかやはり使うのは動力炉か」
「『大魔王石』をそのまま使うのではなく、魔術・錬金術的に分解・再構成し、現在の動力炉に…」
「出力安定するのか?」
「その調整が一番大変でしょうね。恐らくこの『大魔王石』の調整はこの世界でしか出来ないでしょうし…」
「何か良い案あります?」
「うーん………ココとココにスラスター増設した方が良くないか?」
「………なるほど、有りですね」
「ココ………放熱しないと不味そうじゃない?」
「コレは………気付きませんでした。放熱した方が良さそうですね。では放熱フィンを…」
「そういえば貴方の鎧…」
「気付いたか………そう!この赤い部分は魔石で、魔力を流すと緑色に光ように加工したんだ」
「………なかなかやりますね。機能性は無いのに私の心を揺さぶります」
「今回は動力がブラックホールではありませんからね。………名前は」
「『サタンキャノン』で良いんじゃね?」
「ふむ………悪くはありませんが、もう少し長い方が良いですかね…」
「コレ………ネオにはなるの?」
「さすがになりませんね」
こうしてロボット好きとマッドサイエンティストのコラボレーションにより『グランZxーTd RⅡ』が完成していった…。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
自主規制していくつ削除していたら短めに。
ネタ放り込み過ぎるのもアレなので…。
Rはもちろんリペア。
Ⅱなのは文字の見栄え的に。
次回もよろしくお願いします。
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