二度目の転生は傍若無人に~元勇者ですが二度目『も』クズ貴族に囲まれていてイラッとしたのでチート無双します~

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仲良しです

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 …とまあ、大きなところはこんなところだろうか…。そんなこんなありつつも、俺は現在を迎えている。

 …え?領主の話はもっとあるだろっ!って?

 ………………………記憶にございません、ごめんなさい。

「「何かあったのよ、きっと」」
「「何かあったんだな…」」
「ユーリ、報告はきちんとしないとダメだよ?」
「ユーリ兄、ちゃんと話さないと…」

 久々登場の兄姉ズはだまらっしゃい。モノローグに入ってくるんじゃありません。何も無いったら無い。…あとレイナは全部言いなさい。その先が怖えよ…。

「くっ…私としたことが。ユーリウス様の『何か』を見逃すとは…」

 うるさいシーバス。お前は義祖父さんとダンジョンにでも潜ってろ。

「ユーリウスは年寄りに厳しいのう…」

 黙れ義祖父さん。突然弱々しいご老人を演じるんじゃあない。そんなムッキムキな弱々しいご老人はいない。

「ダメよユーリウス。お義父様にはもっと優しくしてあげないと。あとシーバスにもね」
「そうだよユーリウス。お義父さんもシーバスもいい年なんだから…」

 父さん母さんはすっかり二人の味方である。あんなにムッキムキなのに…。騙されるてぞっ、早く気付いてっ!
 そして俺は見逃さない。そのやり取りを見てニヤリ…と義祖父さんが口角を上げるのを…。良いだろう…あとで最近開発した『上級覇王雷影弾』をお見舞いしてやるぞ。
 もちろん、この技の上位はアレ『超級げふんげふん』である。

「ユーリウス、お父様が死なない程度にしてあげてね」
「お義父様、元気過ぎるのよね…」

 …と、義母二人も昔に比べてすっかり馴染んでいる。

「…普通は止めるところじゃないかのう」

 うむ…良い光景である。

「無視っ!?儂、無視されてるっ!?」
「大旦那様…」
「ええいっ、シーバスっ!そんな見え透いた『およよ…』はいらんわっ!」

 そんなこんなでゼハールト家(若干二名除く)は今日も仲良しです。
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